魔導銃術騎士 ガンスリンガーナイト 0
・魔法使い?いいえ”魔導銃術騎士”です
闇に照らす月が出る夜、一人の少女は道を歩く……夏季セーラー服を着て鞄を背負い大きな長物も担いでいる……不用心に思えるが気にしてない、街灯がスポットライトの様に異形な人が出て来る、ゴブリンだ。しかも既に肉槍は戦闘モード……少女は無言で背後に手を回して二丁の大型軍用拳銃を発砲しゴブリンが被弾、血飛沫を上げ下がる!
「タウリシア王国特務執行官のユイです、金森 怜雄さん……魔具の違法所持及び使用の容疑がかかってます。縛についてください」
警察手帳の様なモノを見せ、令状は魔術により浮遊している。唸り声を上げている、ユイは告げる。
「……これ以上の無言は魔素汚染により自我喪失と見做し、この次元世界でのあらゆる人権は全て無効になります……」
ゴブリンは襲い掛かって来たがヒラりと回避した。完全に魂がゴブリンと言う強姦しか能がないモンスターだ、魔素は一種の呪いでもあり取扱いを間違えると人外へと変貌するのだ。
「装填!トリガー!」
ユイが叫ぶとスマホ画面に魔方陣が出現し発光、スニーカー、セーラー服のスカートと胸辺りにミスリル製の金属アーマーが出現……更にサイドカーが人を載せずに出現し側車に固定していたライフルを手にする。先程手にしていた大型拳銃二丁は腰後部にあるホルダーに入りミドルソードがセットされたシールドが右腕に……。
「魔導銃術騎士ユイ!これより駆除を執行します!」
「―確認、当該人物は既に人間としての意識はないー」
「了解」
ライフルと言っても砲身が長い、アンチマテリアルライフルとも呼ばれているがユイが使えば魔法の杖だ……引き金を弾くと魔力溢れる銃弾が飛翔しゴブリンを手足を吹き飛ばして地面にたたきつける、それが魔道具に出る魔素に犯された人間の末路……ユイはミドルソードを抜刀するとゴブリンの首元に突き刺した。それは生命の足掻きが苦痛を齎している、悪霊化もあるので介錯をしている。
「……執行終了」
ゴブリンは接近戦に強いとも言えるが単独なら脅威ではない。ゴブリンを集めて悪事を働こうとするのが脅威……繁殖用にするつもりだったな。先程のサイドカーが近寄りアンチマテリアルライフルを側車にセットした。
「ユイ様!」
「……もうきたの?ノサ爺」
「タウリシア王家の一員としての自覚を……一人での戦闘はあれ程危険と」
「周囲は確認したって、女性を強制排卵させる淫紋がある」
視線の先にはゴブリンの一物に彫り込まれた淫紋はノサ爺も分かる程のメジャーなモノだ。
「……なるほど、この先には住宅地」
どっしりとした体幹した老練の騎士は呆れるのも無理はない、この前までは彼女はこの世界では何処にでもいる少年……自身に起きた性転換と同時に魔力覚醒、その要因が両親が別次元から来た異世界の王子と付き人、だから少女が選択する魔導士ではなく魔力を有する少年が選択する魔導騎士でも亜種である”魔導銃術騎士”……少女でこれを選ぶのは魔力が異常に低いとされどの国でも数は少ない、早々と親により結婚させられるか仲間が裏切りより逃げる時間を稼ぐ為にゴブリンかオークにより犯され魔女により苗床されるか……だがユイの場合は魔導士しては十分過ぎる魔力を持つが魔導書の詠唱が必須になり魔文字が読めないと話にならない、ノサ爺もユイが感覚で魔力を操れるのに魔文字が読めないことにびっくりしたが両親はユイを普通の少年として育ていた事には理解をしていた。二人とも魔法が齎す王位継承問題絡みの陰謀による凄惨な終わり方を幼少期から見続けていたからこれ以上無益な争いを避ける為に祖国を離れこの異世界に……因みにタウリシア王は父の兄が継承しておりユイから見て伯父は身を引いた弟を気にかけていた矢先にユイの性転換により居場所が判明、後は王族認知、魔導銃術騎士と特務執行官と任命され今に至る。
「魔女ですかな?」
「うん……ゴブリン化するならこの世界は都合が良いからね……」
魔女とはサバトにより大幅な魔力を得た犯罪者だ、サバトとは禁忌の性交をする事で魔力が極端に低い未成年が思い詰めて手を出してしまう、適性があると素体と肉体を求めて別次元に侵略するのだ。
「姫様、戻られるのですね?」
「色々と書類出さないとね……」
ゴブリンを袋に入れ使役用のオーガが抱えた、これは罪人であり辛うじて人間の自我が残っている……。
・歪られた願い
ベットタウン駅前にある雑居ビル街にある学習塾所有のビル……日本の都会なら何処にでもある光景。ここは小学生/中学生を対象にしており中学や高校受験を見据えて親が通わせているのが殆どだ……勉強程ストレスが生じて気の澱みが生じ非常識への扉が心の中に出て来る、ある魔女はここに工房を構えた……今日もまた学校を終えた生徒らが集まる、魔素になる精液や愛液を生成して……保護者や生徒らは”常識改変”をここで発動する様に呪を施されている。建物に入ると直ぐに更衣室へと向かう、普通の学習塾に保護者及び生徒の向けには無い。ある母子は自分らのロッカーを開ける、二人ともその場で衣類を全部脱ぐと淫紋が出ており母親は痴丘に女性器をモチーフ、男児にはハートマークだ、何よりも可愛いサイズのオチンチンには竿から殖栗までびっしり刻み込まれた淫紋、これは貞操具を兼ねている。
「お着換えしようね、律君♪」
「うん♪」
母親が手にしたのは女児の服装……普通なら我が子には着せないし、男児も母親から受け取った女児下着を履くのは常識改変の呪が発動している。母親は扇情を煽る服装……例えるなら夜の蝶だ。男児の方は典型的なギャルの服装だ。無論ちゃんと授業して学力は付ける、”ギフト”と呼ばれる魔法であれば問題は無い、目当ては精嚢や胸に溜まったモノだ……。