俺にはチンポが無い。
脚の付け根には男の欠片も見当たらないのだ。
まだ、誰にも知られていない。
友達にも両親にも彼女にも。。。
それは先月の出来事だった。
俺はある人間にゲームをさせられた。
命と引き換えに切り取る事が出来れば無事に元の生活に戻ることができる。
このような単純なゲームだった。
薄暗い部屋に俺は顔とぺニスを出している状態で立たされた箱の中に拘束されぺニスだけが箱から出ている。
そのぺニスは紐で縛られまっすぐ引っ張られている。
拘束してある箱の上にはブクブクと蒸気の出ている得体の知れない液体がある。
ぺニスを切り落とせば拘束してある箱に蓋が閉められその液体を防ぐことができるようだ。
拘束されている箱の手元辺りに左右に動かすことのできるレバーのようなものがある。
それは箱の外のぺニスにあてられているノコギリに繋がっているようで手元のレバーを左右に動かすことによってぺニスを切り落とす仕組みのようだ。
この説明がどこからともなく流れタイマーが動き始めた。
タイマーは5分と刻まれておりこの時間以内に切り落とさないと頭から得体の知れない液体が注ぎ込まれてしまう。それと同時に拘束している箱に刃物が数ヶ所飛び込んでくるようだ。
俺は大声で叫んだが虚しく時だけが進んでいった。
残り3分を切っている。
男のシンボルであり性感を得る事のできるぺニスを失うことは辛すぎることだ。
それでも俺は命を亡くすことは出来ないと考えた。
あわよくば切り落としてもそのぺニスがあれば再度繋ぐ事が出来るのではないかと思いレバーを左右に動かした。
その瞬間過去には味わったことの無い痛みが下半身を襲う。
思わず手を止めた。
無理だ。とてもじゃないけど自分で切り落とすことが出来ない。一気にスパッとなら我慢はできるかもしれない。それを自らの手でノコギリを動かすなんて無理だ。
残り1分をきり始めた。
俺は泣き叫びながらレバーを左右に動かした。
ノコギリがぺニスの半分位に達したところで痛さと喪失感と恐ろしさで放尿してしまう。
もはやぺニスの先端からではなくぺニスの根本辺りから尿が出ているのが自分でもわかる。
残り15秒
大声で叫びながらレバーを動かした。
ぺニスを引っ張っている紐の力で僅かに繋がっているぺニスはノコギリと関係なく引き千切れた。
この瞬間に俺はチンポが身体から離れたことを悟った。そしてそのぺニスが後程繋げられるかを気にした。
紐に引っ張られ飛んでいくぺニスは頭上の得体の知れない液体に飛び込む形で入ってしまった。それと同時に頭上の蓋が閉まる。
俺は切り離れたチンポが気が気ではない。
どこからともなく再度アナウンスが流れる。
次のステップの説明だった。
このチンポを切り取りそれだけで助かると思っていたのだがもうひとつゲームが残されていた。
次のステップの説明によるとこの身体の状態で射精をし、尚且メモリのあるビーカーでメモリまで精子を貯めないといけないのである。
それが達成できれば無事に生還することができる。タイムは10分と告知されている。
だがステップ1をクリアしたことにより命の危機はないと告知された。
達成出来た際はぺニスを接合する手術がおこなわれる。
そのぺニスが得体の知れない液体と共に目の前に移動されていた。
少しずつゆっくりと溶け始めているようだ。
早く射精をし、メモリまで貯めなければ接合することも出来なくなる。
俺は絶望を感じていた。
射精するにもぺニスが無く快感で絶頂を迎えることは難しい。
それでも俺は痛みをこらえ玉を握り肛門から指を入れなんとか射精を試みる。
時間と緊張と痛みのせいで絶頂とは程遠いものだった。
そんな中みるみる切り離されたぺニスはブクブクと泡をたて溶けていっているようだ。
俺は悔しさとぺニスを接合したい気持ちで睾丸をおもいっきり握った。
ぺニスを切断された部分から血が混じった体液が滲み出てきた。
俺は覚悟のうえで大声で叫びながら1つの睾丸を握りつぶした。
チンポがあったと思われる切断部から睾丸内の精液が血の混じりと一緒にビーカーに飛び出た。だがメモリまでは達していない。
もうひとつ潰さなくてはメモリまでは届かなそうだった。
俺は涙を流し身体の痙攣と共に絶望感を感じていた。
残りの時間55秒
震える身体にムチを打つ気持ちでもうひとつの睾丸を握り潰そうとしたが力が入らず残りのタイムが12秒となり無惨にぺニスがあったと思われるところから血が出ているだけだった。
ここでタイムオーバーとなりアナウンスが流れた。
君はクリアはできなかった。残念だがぺニスは失うこととなる。
命の保証と切断面の処置は今からされるようだ。
ここで気を失い目覚めたのは先程のゲームをやらされた箱の中だった。
だか衣類もゲーム前と同じように来ており箱は空いておりそのまま出ることが出来た。
先程までの恐怖で下半身を調べることもなく走ってその場から逃げ出した。
1時間後自宅に付き自分の部屋に閉じこもる。
下半身に感覚が無いことに今気付いた。
先程までの事がなんだったのかわからないまま記憶を辿る。
チンポ切り落とされたことを思いだし勢いよくズボンとパンツを脱ぎ捨てる。
手探りで触ると股間に何もない。
傷口も縫合され糸で縫われている。
鏡の前に立ち下半身をまじまじと調べた。
そこは陰毛もなくぺニスも玉も袋もない股間だった。
嘘だろ。そう思った。
ショックと喪失感で下半身の力が抜けたのか自分の意思とは別になにも無くなった脚の付け根から太股を伝い尿が流れ出た。
今までぺニスのあった感覚ではないためだろうか今までとは違い尿を止めようとしたがとめることは出来なかった。
足を上げ鏡でその股を見てみると小さい穴だけが縫われた糸と糸の間にあるのが見えた。
おそらく尿道であることが認識できた。
昨日どこに言ってたのっ!帰ってこないでどこ行ってたのっ
母親がそう言いながら階段を上がってくる。
俺は急いでズボンを履き母親に対向した。
母親と話終わり部屋に戻ると撒き散らしてしまったおしっこを見て泣き崩れながらチンポが無いことを認識し一人で泣いた。
それから数日経ってもこの事を誰にも告げることが出来ないまま数日が経ち股間の傷口が治癒していった。
完全に治癒した股間を覗き見て男じゃなくなったと今後の身体の変化に不安になった。
当然トイレは立ってすることが出来ない。
学校でも自宅でも座ってするしかないのだ。
傷口が治りこの身体を受け入れるしかない状況が続き一人で悩んでいた。
そんな日が経つにつれ性欲が出てきた。
俺はスマホを片手に睾丸失う性欲と調べた結果、睾丸なくては男性ホルモンが作られないため性欲はほぼ無くなると調べたのだ。
だが俺は今性欲が勝っている。
性感を得るためのチンポもないっ
この悶々とした性欲を補う事が出来ずなにもない股間を擦ることしか出来なかった。
チンポがあった時の事を考え数時間かけ絶頂をむかえることが出来た。
次の瞬間脚の付け根の尿道から垂れるようにヌルヌルとした真っ白い液体が太股に流れ出た。
俺はチンポを失ったが睾丸1つは失っていなく傷の治療の際体内に睾丸が埋め込まれていたのだ。
このせいで俺は性欲を失うことなく男として生きることも可能でぺニスの無い男になっていることに気付かされた。
もう二度とチンポを女のまんこに入れる事も出来ず、チンポをしごく事も出来ない苦痛そして一生涯性欲をチンポで感じるということが出来ないという辛さに付き合わなければならなくなった。
そんな今でもまだ身体も触れたことの無い彼女から初体験をせばまられチンポが無いと言うことを言えずに修学旅行を迎えた。
その修学旅行で皆になにもない股間を見られいじめの始まりになるとも知らずに。
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投稿:2020.10.19更新:2020.10.19
なにもない股間にしたのは
著者 よーこ 様 / アクセス 11630 / ♥ 5