男尻祭り
今日は待ちに待っただんじりだ。
俺は大工方としてみんなを鼓舞して回った。
右に飛び乗り、左に飛び乗り、うちわを扇いでテンションを上げる!
みんなとの一体感、このために生きてきたと実感できる。
最高だ!爽快感に震えながら、最後のやりまわしだ!
よしよしよし!きた! グラっ!
やばい、横転するっ!!
俺は横転するだんじりから放り出され、地面に落ちた。
いってぇ、やばい、、!
そう感じた瞬間、だんじりが俺をめがけて倒れてきた。そこで俺の意識は遠のいた。
「大丈夫か!!大丈夫か!!」
年番が俺を呼ぶ声がする。
だんじりは? えっ!?!?
だんじりの屋根は、俺の股間を押しつぶして横たわっていた。
腰と背中が痛いが、股間の感覚はない。
そこでまた、俺は意識を失った。
気がついたら、知らない天井だった。
どうも病院に運ばれたらしい。
俺の意識が戻ったことに気がついた看護師が、先生を呼んできた。
「気がつきましたか。あなたはだんじりからほおりだされ、頭を打った。だんじりが倒れ込んだ先にあなたがいて下敷きになりました。
幸い、四肢や内臓は無傷でしたが、その、陰茎と精巣は再建することが困難なほど損傷しており、摘出せざるを得ない状況でした。命に別条はありませんが、、」
それ以降の話は全く耳に入ってこなかった。
布団の中で自分の股間を触ったが、そこには何もなかった。尿道は尻の穴の手前にあるらしい。
男としての器官を全て失ってしまったんだ。
治療自体は順調で、1週間程度で俺は退院できた。
自宅に戻ったが、妻は焦燥した様な、ただ俺を気遣っている様な、そんな感じだった。
俺たちの間に、子供はいない。
まだ自由を楽しみたくて子作りを拒んでいたのは、俺の方だった。
妻に対して申し訳ない気持ちを持って療養をしていたが、本当の地獄はここからだった。
幸い、人死にはなかったが、俺以外にも怪我人が出ていたことから、俺らの街のだんじりは3年間、走れなくなっちまった。失ったものが大きかった俺としては、もはやどうでもいいことだったが、年番町、町会長、世話人はご立腹で、詫びを入れにいくことになった。
「この度は、俺の不注意でこんなことになってしまい、申し訳ありません。」
妻を伴って、お偉方に対して、頭を下げて詫びを入れた。
「頼むぞ。3年は出られん。わかってるのか、この重大さが。」
「申し訳ありません。言われたことはなんでもします。お許しください」
「仕方ねぇ。奥さん、脱ぎな。」
妻の表情がこわばった。まさかこんな要求をされるとは、俺も妻も考えていなかった。
しかし、この部屋から出られる雰囲気がないことを察した妻は、服を脱いだ。
「物分りがいい女はいいな。」
年番長が妻を抱きしめ、無理やりキスをした。
無理やり舌を絡める。
ちくしょう、許せねぇ。
妻は泣きながら、仕方なく舌を絡め返した。
乳房を揉みながら、別の手で女性器を弄る。
徐々に湿り気を帯びた音が部屋に響く。
年番長の指が、妻の膣に滑り込む。
2本、3本と差し込まれ、水音は激しさを増す。
年番長が妻をソファに突き倒し、後ろからイキリ勃った陰茎を妻の膣に差し入れた。
「あぁ、あぁああん」
乱暴なピストンにより妻の性感は徐々に高められていった。
ストロークはどんどん速くなっていく。
「お前のところは子供がいなかったな。夫があんな状態だ。子供は要るだろう。」
「お願いです、それだけはやめてください。」
「年長者の好意を無駄にするのか!?おお、上がってきた。出るぞ、奥で、出るぞ!!」
年番長は身勝手な理屈を叫び、妻の中で汚い精を解き放ち、まだ子を育てたことの内子宮を汚してしまった。
ひとしきり年番長が妻に自身の精を注ぎ込んだところで、ソファに放り投げた。
町会長、世話役が、上から下から妻を犯し尽くした。
「すまねぇな。奥さん、悪くなかったよ。お前、男じゃなくなっちまったんだよな」
年番長が俺のみぞおちを殴った。
まさかの一撃で俺は前のめりに倒れ込んでしまった。
俺のズボンと下着を引き下げる。
「本当に玉も竿もないんだな。女じゃねえか。お前に娘がいれば、妻子で償ってもらうつもりだったが、仕方ねぇ、お前も頑張れ」
そう言って、妻の膣液と精液で濡れた陰茎を、俺の肛門にねじ込んできた。
「やめてください!」
だが、若い衆の長が俺を押さえ込んだ。
「んぐ、うぐ!」
「どうだ?悪くないだろ?俺は男もいけるんだ。前立腺のところ、気持ちいいだろう?」
圧迫感と嫌悪感で吐きそうだったが、腹の底がじんじんする感じがしてくる。
「締め付けがいいじゃねぇか。よし、受け取れよ!」
そう言って俺の中にも吐精しやがった。
俺がもう持っていない陰茎、出すことができない精液。こいつはそのどっちも持っている。
肛門を犯され、改めて自分が男ではなくなってしまったことを実感させられた。
その後、町会長、世話役、若い衆に、妻共々散々回された。
妻は解放されたあと、無言で衣服を整えて、目も合わせずに帰っていった。
妻から離婚届を突き出されたのはすぐだった。地元に帰ってしまった。
俺は、その後も幾度となく呼び出され、今はない立派な男根を受け入れることで、男を感じようと必死だった。
だが、受けれいるごとに大事なものを失っていく様な気がした。でも、どうでもいいや。