さあ、いよいよオチ×チンとお別れのときが来たようね。さあ始めましょう、弥生さん」
杏里の切れ長の瞳が、キラリと冷たく光った。ぞっとするほどの冷酷な、そして残忍な輝きであった。
弥生の手で、腰の部分に下半身麻酔の注射が打たれる。
「あっ、痛っー」
その瞬間に、良の下半身の感覚が失せていった。だが、意識だけははっきりとしたままだ。
アルコールで、股間を浄められる。感覚が完全に麻痺してしまっているので、もう何をされてもわからない。
杏里の右手に、キラリと鋭利なメスが光った。残酷な金属色の光沢だ。
「さあ、良君、リラックスするのよ。杏里先生に、オチ×チンを切ってもらいましょうね」
久美が、良の両肩を押さえ、耳元に声をかける。
「ああーっ、ヒィーッ」
良の心は、そのおぞましい陵辱の瞬間をむかえ、一瞬にして凍りついてしまった。
良の股間に、杏里の陰惨なメスが、グサリと突きたてられた。
「陰嚢切開」
杏里の冷静な声が、良の耳元に響いた。
玉袋が、真一文字にメスで切り開かれていく。ドクドクと鮮血があふれ出る。
「ギャーッ」
良の断末魔の悲鳴が、部屋いっぱいに轟きわたった。
「これが良君のタマタマよ」
杏里は、血に染まった二つの肉塊を手に持ち、良の前にかざした。その目は、倒錯した魔虐の狂宴に酔い痴れた牝豹のものであった。
「よかったわね、良君、タマタマが無事に抜けて……もうしばらくのがまんよ。今度はオチ×チンがなくなっちゃうからね」
恐怖に震える良の額の汗をぬぐいながら、久美が言った。
「次はペニス切除」
再び杏里の、氷のように冷たい声の響き。
残忍なメスが、良のペニスの根元にグサリと突き立てられる。
噴き出る鮮血が、杏里の青い手術着に飛び散る。
真っ赤に染まった鋭利なメスが、正確に肉茎を切り裂いていく。
ああ、この感触……たまらないわ。これで良君のペニスは……私一人のものになるのね。
杏里の狂った欲情は、メラメラと燃えさかる氷の炎となり、みだらな女芯を衝きあげ、倒錯したエクスタシーを招き寄せていく。ねっとりとした熱い花蜜が、とめどなく杏里のパンティに降りてくる。
ああ、たまらない……この快感。体がとろけてしまいそう。
「ギャーッ」
良の、喉をかきむしるような悲鳴も、杏里には心地のよい、可憐な小鳥のさえずりにしか聴こえない。
杏里のメスがさらに深く、肉茎にくい込み、一気にその血のかたまりと化した塊が、良の股間から切り離された。
「よかったわね、良君。オチ×チンがとれたわよ。これで、女の子になれたのよ」
久美の異様に昂奮した声を耳元で聞きながら、良の意識は次第に薄れていった。
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投稿:2014.03.05
去勢
著者 ぺにー 様 / アクセス 21125 / ♥ 2