「少年ブリーフ」中の「少年裸体」より転載
●「XX先生にきんたま抜いてもらうから!」 (98-1-15)
●国立病院看護士の方には同じ世界の(医師になり損ねたもと医学生、開業医のどら息子、医学部中退者)先輩(?)として羨ましい限りです。
昭和30年代位まで、田舎の町で開業している外科医は地域社会において絶大な影響力を行使していた訳で、事故や、奇病や、やくざの喧嘩の後始末に戸板に乗せられて担ぎ込まれる血まみれ男などを時折「一喝」のもとに処置していた----そんなのを目の辺りに見て育ったので辟易していた訳です。
おじけづいている、もしくは泣きわめく男の子の場合、その「一喝」に常用する殺し文句が、「ゆうこときかないときんたま取っちゃうぞ!」だった事を覚えています。これで小学生くらいの男の子は大概がシュンとなって抵抗をあきらめるのでした。
各家庭でもこれが伝染してか、男の子を叱る合い言葉に「XX先生にきんたま抜いてもらうから!」が流行った事もありました。(今じゃその辺の少年にはこんな呪文は全く通用しないようです。)
ところが、これには更に裏がありまして、本当に男の子のきんたまを両方とも抜いてしまう事もありまして、停留睾丸はもとより、おたふく風邪による睾丸炎とか、睾丸結核とか、結構あり、また交通事故もありました。
当時は声変わり前であろうと手のかかる(金のかかる)治療をするよりは簡単な手術で睾丸を取ってしまう・・・。
外科医と看護婦長はそんなのをあとで諧謔的に楽しみながら話題にしていたのを覚えています。
実際に私の遠い親戚の子も、父親が夜中に家に連れて参りまして、おやじの前でパンツを降ろして見せまして、6年生になるのに、この子のきんたまはどうしても袋の中に降りないでつり上っているが、と相談を持ち掛けられたのですが、停留睾丸は思春期まで放っておくと癌になるぞと説得され、あとちょっとで完全に降りたかもしれない睾丸を、その明日、かわいそうに両方とも取られてしまいました。
おやじの前で下半身脱いで立っているその子の左右の睾丸を、おやじが引っ張って降ろそうとしてはおなかの方につり上り、を何度か繰り返ししている間、その子は目をつむって顔を少し上に向けてじっと神妙にしていたのを良く覚えています。
もう睾丸を抜かれる覚悟は出来ていたのかもしれません。睾丸が入っていない袋が小さく縮こまっていましたが、おチンチンは白くて細長くてとても立派で、包皮が同じ長さでちょうどぴったり閉じていて、そばで見ていた私の方が気が動転して完全に勃起してしまいました。私が中学3年の時の事です。
その後しばしばその子の事を連想してはオナニーし射精しました。
きんたまを抜かれちゃった子ってどうなるのか、ホルモン注射なしには声変わりできないとか、勃起や射精はできても中身がない透明な精液をちょっぴりしか出せないとか、あとからつぶさに知ったのですが、このままおやじの後を継いで外科医になったら必ずおやじのようにいいかげんな理由をつけていたいけな少年の睾丸を抜きたくなる、また必ずやってしまうだろう事はうけあいだと感じまして、結局医者にはなりませんでした。
40年以上も昔の事件ですし、郷里を出てしまって久しいので、その後その子がどうしているかは判りません。生きていて、声変わりしないまま隠遁生活をしているのなら今でも会って抱きしめてやりたい思いでいっぱいです。
そこで、少なくとも看護婦の方の方がおやじよりは遥かに健全で、人生謳歌しておられる事は羨ましい限りです。
今ではどんな高名な医師でも適当な理由をつけて声変わり前の少年を去勢する事など絶対できっこない時代です。
そのおやじも第1次石油ショック以前に廃業しまして直後に大往生しましてすでに久しいですが。私ももうすぐ引退します。
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投稿:2004.12.01
XX先生にきんたま抜いてもらうから!
著者 ぅは 様 / アクセス 17220 / ♥ 22