無慈悲な生物兵器
女神族は、ヒトよりやや大きい体格と遺伝子操作や浮遊技術などといった、地球とは比べ物にならないほどの高度で神秘的な科学技術を持っていた。
一方で、刃物こそ扱うが、銃といった化学反応を利用した投擲武器を扱う発想がない生物だった。
女神族は雌雄同体であり、両性具有であった。
その存在目的は、より崇高で完成された生き物になることであり、しばしば他の惑星に攻撃を仕掛け、星そのものを奪い、そこに住む知的生命体の雌を孕ませ、核酸上の優れた遺伝子のみを取り込んで、より優れた存在になることであった。
つまり、何かを作り出す能力に欠けており、取り込んだ遺伝子や知識から何かを創造するということができないため、武器についても、癖が存在するのである。
女神族は、雄を嫌う。蛮族の精子により自らが孕まされることは、遺伝子的な敗北と感じるからだ。
従って、侵略する星の雄を用いて遊ぶことはあっても、遺伝子を受け入れることはなかった。
今、ある星に攻勢をかけていた。
この星は、地球に似た環境を持っており、地球人に似た、ヒトが住んでいた。
ヒトと言っても、姿形は地球に住む人間に似ているが、彼らにとっての男性は、なんと、ペニスの先から熱線を発することができた。
女神族にとって、初めて見る飛び道具であり、自らに取り入れてみたいと考えていた。
だが、雌はなかなか前線には現れないため、仕方なく、この星を征服して遺伝子を奪うしか無かった。
ヒトの雄は群れで戦う。勃起させたペニスから熱線を射出し、女神族と戦った。
女神族にとっても、この熱線は厄介であった。
女神族はおろか、搭乗する乗り物まで破壊する力を持っていたからだ。
犠牲を払いながら、亀頭、あるいは睾丸を破壊すれば熱線が出せなくなることに気づいた。
女神族は、遺伝子技術を用いて、生物兵器