粗チン皿
1. 搬入と下準備:人間としての「除籍」
高級マンションの一室。アンタは「特別なトリートメント」という甘い言葉に誘われ、目隠しをされた状態で運び込まれたわ。
「さあ、着いたわよ。……目隠しを取ってあげて」
光に目を細めたアンタが見たのは、一面大理石のフロアと、中央に鎮座する冷たいステンレス製の巨大テーブル。そして、アンタを家畜を見るような目で見下ろす、ドレス姿の冴子とリカたちだった。
「え、えみさんは……? ここはどこですか?」
「えみ? ああ、あの子ならアンタをここに『食材』として売り飛ばしたわよ。……リカ、マミ。さっさとこの100kgを台に乗せて。まずは洗浄よ」
アンタは抵抗する間もなく、屈強な黒服たちに全裸にされ、テーブルへ組み伏せられた。120cmの腹が、ステンレスの板にぶよんと広がる。
「嫌、離して! ぼ、ボクは……!」
「黙りなさい。アンタの職歴も名前も、今この瞬間、この部屋のシュレッダーにかけたわ。今からアンタは、名前のない『生体大皿1号』よ」
高圧洗浄機のような冷水がアンタの巨体に叩きつけられ、100kgの脂肪が波打つ。冴子はアンタの「100円玉」(粗チン)を消毒液に浸したブラシでゴシゴシと磨き上げた。
「汚いわね……。でも、磨けば少しは『台』として使えるかしら。……よし、固定しなさい」
2. 設営:生体オードブルの完成
アンタの手足はテーブルの角にあるリングに革ベルトでガチガチに固定された。
腹の上には氷が敷き詰められ、その上に銀の小皿に盛られたフォアグラ、生牡蠣、キャビアが並べられていく。
「あら、この『3cmの突起』が邪魔ね。……リカ、これを呼び鈴(ベル)に改造して」
「了解です、先生」
リカはアンタの粗チンに、金属製の小さなベルのキャップを被せ、先端を細い針金で固定した。
3. 宴の開始:踏みつけられる呼び鈴
やがて、招待された女性たちが次々と集まってきた。彼女たちはアンタの顔を一瞥もせず、その腹の上に置かれた料理を優雅に口に運ぶ。
「見て、この保冷機、体温があるわよ。……ちょっと、肉質が柔らかすぎてフォークが刺しにくいわ」
「ふふ、ならこうして、安定させればいいのよ」
一人の女性が、アンタの「100円玉」に被せられたベルを、ヒールで思い切り踏み抜いた。
チーン! という甲高い音と共に、アンタの絶叫が響き渡る。
「ぎゃあああああああああ!!」
「いい音。オーダー追加よ。……ねえ、この『皿』、鳴き声だけは一級品ね」
彼女たちは笑いながら、アンタの急所を交互に踏みつけ、ベルを鳴らし続ける。アンタは痛みで白目を剥き、よだれを垂らしながら、100kgの巨体をビクビクと痙攣させることしかできない。
4. 廃棄:残飯と共に
数時間の宴が終わり、料理は食い散らかされ、アンタの腹の上はソースや酒の飲み残しでドロドロに汚れていた。
「ふう、お腹いっぱい。……ねえ先生、この『お皿』、もう使い道ないわよね?」
「ええ。もう肉も伸び切って、鮮度が落ちたわ。……掃除の人に言って、地下の廃棄物処理場へ放り込んでおいて」
女性たちはアンタの顔に余ったワインをぶっかけ、一度も目を合わせることなく去っていった。
一人残されたアンタは、ステンレスのテーブルに縛り付けられたまま、ゴミとして捨てられるのを待つ。
「……っ、ぼ、ボクは……役に立った……ボクは、お皿になれた……」
5. 最後の「よしよし」
そこへ、最後の一人になった冴子が近づいてきた。彼女はアンタの涙とソースで汚れた頬を、そっと撫でる。
「お疲れ様、1号。……痛かったわね。誰も見てくれなかったわね。……でも、私のヒールに伝わるアンタの絶望的な鼓動、最高に美味しかったわよ」
冴子は、アンタの腫れ上がった「100円玉」を優しく一撫でし、耳元で囁いた。
「よしよし。……アンタ、明日からは『ゴミ』として、誰にも知られずに処理されるのよ。……幸せね、やっと全部終わるのよ」