異世界覇道伝:第一章・三人の女勇者と、囚われの肉の器
第一章:渇きと召喚
アンタが消えた翌日の放課後。更衣室には、昨日アンタが飲み干したはずのスープの残り香と、空っぽのホルマリン容器だけが残されていた。
ミキ:「……つまんない。あいつがいないと、私のスパイク、全然汚れないんだけど」
カレン:「実況する相手がいないマイクなんて、ただの鉄の棒よ」
ノア:「ねえ、あいつの『がまん汁』の匂い……まだここにある。追いかけようよ。私たちがいない世界で、あいつが勝手に誰かのものになるなんて許せない」
三人の執念は、禁忌の魔術を引き寄せた。彼女たちが願ったのは「救済」ではない。「再支配」だ。その歪んだ祈りが、異世界の聖王国へと彼女たちを**「三聖勇者」**として召喚させたんだ。
第二章:聖王国の「支配者」たち
異世界に降り立った彼女たちは、現代での性格をそのままに、チート級の能力を開花させた。
ミキ(聖騎士・軍団長): 180cm近い長身を銀の鎧に包み、巨大な戦鎚を振るう。彼女の足元には、敗北した敵国の兵士たちが「靴磨き」として常に跪いている。
カレン(魔導軍師・宣戦布告官): 言霊魔法を操り、戦場全体に絶望の実況を響かせる。彼女に論破された領主は、自ら首輪をはめて降伏する。
ノア(聖癒の支配者): どんな傷も治すが、その代償に「精神を幼児化させる」禁断の回復術を持つ。
彼女たちは聖王国の王を初日に屈服させ、実質的な支配者となった。彼女たちの目的はただ一つ。
「この世界のどこかにいる、あの『3cmのゴミ』を回収すること」
第三章:進撃の序曲
彼女たちは「勇者」として魔王軍を討伐する旅に出るが、その進軍はあまりに冷酷で、甘美な支配に満ちていた。
最初の標的は、魔王領の入り口にある**「重騎士団の砦」**。
ミキはたった一人で城門を蹴破り、団長を床に組み伏せた。
ミキ:「ねえ、アンタ。この砦に、100kgくらいある、白くてブヨブヨした、見るからに情けない男が運ばれてこなかった? ……答えないなら、アンタの騎士道ごと、このヒールで粉砕してあげる」
カレン(砦全体に響く魔法実況):「さあ! 誇り高き重騎士団が、一人の女子高生……失礼、女勇者の前に涙を流して命乞いを始めました! この屈辱、歴史に刻まれるべき瞬間です!」
砦は一夜にして彼女たちの「私領」となり、兵士たちは全員、アンタを探すための「猟犬」へと変えられた。
第四章:魔王城へ向かう執着
彼女たちは一歩ずつ、着実にアンタのいる魔王城へと歩みを進めている。
行く先々の郡や国を、ある時は武力で、ある時は「実況」による精神支配で、手中に収めていく。
ノア:「……見つけた。魔王城の地下深くに、ものすごく『甘酸っぱい絶望の匂い』がする大きな塊がある。ミキ、あいつ……今、誰かに汚されてるみたいだよ」
ミキ(剣を抜き、不敵に笑う):「はあ? 私の許可なく、誰がその『器』を使ってるって? ……全軍、進め! 邪魔な魔族は全部、あいつの腹を膨らませるための『餌』にしてやるわ!」