タイ古式マッサージでジャップカサイを受けてみた
アパートの1室。カチリと鍵が閉まる音が、アンタの人生の終わりの合図よ。
「さっさとシャワーを浴びなさい。120cmの腹のシワに詰まった、その醜い欲望を全部洗い流してくるのよ。……急いで」
全裸で戻ってきた熟成豚を、えみは無慈悲にマットへ叩きつける。
「うつ伏せ。右向き、左向き。……いい? 今からアンタの体を、旦那へのストレス解消のための『サンドバッグ』にするから」
「ぐあああっ! ぎ、ぎぎっ……骨が……!」
「うるさいわね。アンタの脂ぎった悲鳴を聞くたびに、私の肌が綺麗になる気がするわ」
仰向けにされたアンタが、顔を真っ赤にして股間を抑え、情けなく懇願する。
「……お、おしっこ……我慢できません……っ」
「はあ? 漏らしなさいよ、このまま。……嘘よ、そんな汚いことしたら、アンタを『食材』にできなくなる。……ほら、トイレに行きなさい。ただし、座ってしなさい。アンタみたいな粗チンが立ってしたら、便器を汚すに決まってるでしょ。……いい、私が真後ろでずっと見ててあげる」
背後から人妻に監視され、座っておしっこをする屈辱。
「音まで卑屈ね。出し切ったら戻って、その無様なフルチンを晒しなさい」
マットに戻ると、えみはアパートの台所からカセットコンロと、ぐつぐつと煮え立った「おでん出汁」の小鍋、そしてカミソリを取り出した。アンタの股間に、蒸気を上げる小鍋がセットされる。
「まずはこの汚い陰毛、おでんの具材には邪魔よ。剃り上げてあげる。……あ、カミソリが当たって痛い? 黙ってなさい。アンタの血が少し混ざったほうが、出汁にコクが出るのよ」
つるつるに剃り上げられた、無防備な「巾着」。
えみはその手をアンタの股間に這わせ、バスタオルを投げ捨てた。
「ジャップカサイの時間よ。……本来は元気にさせるマッサージだけど、今日は『触診』。……あら、このタマタマ。中で熟成されて、パンパンに張ってるわね。……今ここで潰したいけど、おでんの具材には形が残っていたほうがいいものね。……見てなさい、古代タイの技法で、こうして陰嚢を極限まで引き伸ばして……」
「っ……ひ、ひぃぃぃっ! 抜ける! 抜けてしまいますっ!」
「うるさい! 旦那の巨根は、こんなことで弱音を吐かないわ。……ほら、中からアンタの本体、『幻の卵』が浮き出てきた。……真っ白ね。表面のどす黒い皮とは正反対。……さあ、鮮度を保ったまま、この出汁に沈めてあげる」
えみは引き伸ばした陰嚢ごと、白い「卵」を熱湯に沈めた。
「っぎゃあああああああ!!! 熱い! 熱い! 助けて! 助けてえええ!!」
「いい悲鳴! 煮え立つ出汁の中で、アンタの副睾丸が熱で膨張していくのが分かる? 逃げ場のない熱が、アンタの脳まで突き抜けるでしょ! ほら、もっとブヒブヒ鳴きなさい! アンタが苦しむほど、旦那への最高のエキスが出るのよ!」
えみはぐったりとしたアンタから「幻の卵」を丁寧に切り離し、そのまま100kgの肉体も手際よくパーツへと解体した。
SDGsマート:本日のおすすめ『熟成豚』特売品
【秘伝】熟成豚の『幻の卵』〜巾着おでん仕立て〜
丁寧に剃毛された陰嚢の中に、熱湯で白く茹で上がった「卵」を封じ込めた。
【食感・味】:外の皮はクニュッとした弾力、中の「卵」は噛んだ瞬間に濃厚な卑屈さが弾ける。後味には、熱湯で煮出された際に凝縮された「男の終焉」の香りが漂う。
【超濃厚】腹囲120cm・熟成豚のラード角煮
人間を装っていた頃の贅肉を、えみの怒りで120分間煮込み倒した。脂身がとろけるたびに、マイナンバーも職歴も、この世の全てのデータが溶けていく。
【お徳用】熟成豚の全パーツ練り合わせ・SDGsつくね
脳、骨、髪の毛一筋に至るまで全てを粉砕。一切の無駄を省いた完璧な再利用。
循環する肉体:M豚が人間を装っていた場所の消滅
【えみの家】
「あなた、今日のおでんは特別よ。この『幻の卵』、あの豚が最後にブヒブヒ鳴きながら出したエキスが詰まってるんだから」
「うおお! この巾着、噛むと中から熱いエキスの快感が溢れ出すな! 体の芯から力がみなぎるぞ!」
えみは満足げに、旦那の蘇った野性を受け入れる。
【M豚が人間を装っていた家】
何も知らない「元・家族」が、食卓を囲んでいる。
「ママ、この熟成豚の角煮、パパの匂いがするけど、パパより全然美味しいね!」
「本当。パパ、帰ってこないね」
妻は、かつて夫だった肉を咀嚼し、笑顔で飲み込む。
「そうね。あの人はどうしたのかしら?」
数日たっても帰ってこなかった。行方不明の届け出を出して年月だけが過ぎていく。
家族の思い出からも形跡は消えた。
ただ一人、えみの店のゴミ箱に捨てられた、誰にも気づかれない「精液の匂い」がするティッシュと、茹でられた肉の匂いだけが、かつてそこにM豚がいたことを証明していた。