体は女の子になってしまっても、心はまだ男の子のまま。
沈んだ気持ちの我が子を見ていたたまれなくなった両親は
別の街へ引っ越し、男の子として新しい学校へ転校させます。
「ブルマ」にされた男の子は女性ホルモンを定期的に注射されるので
段々女の子の体型になっていくのですが、
この子は幸い4年生の時点で性転換されたので、まだ大きめの服を着ていれば
男の子として誤魔化すことが出来ます。
本人も新しい学校で男の子としてクラスの仲間ととけ込んだ様で喜んでます。
しかし、定期的に投入する女性ホルモンが月を増すにつれて
残酷にも彼を「女の子」へ変貌させてしまうのです。
今までは大きめのジーンズやトレーナーで誤魔化せてたのに
少しずつ膨らんでいく胸がクラスメートにも気づかれてしまいました。
ある日、彼は数人の遊び仲間に呼ばれて校庭の裏へ行きます。
「何だよ、話って?」
「お前、最近胸膨らんできてねぇか?」
「なに言ってんだよ。俺は男なのにそんなわけないじゃん。」
「ふーん…そうだよな。お前は俺達と同じ男だもんな。」
「当たり前だろう、変なこと聞くなよ。」
「悪い悪い。じゃあさ、その上着脱いでTシャツになってくれよ。」
「な、何で俺がそんな事…」
「別に男なんだから恥ずかしくないだろ?ほら、俺もTシャツになるから。」
…ばれる…ばれちゃう…。
「嫌なら俺が脱がしてやるよ!」
上着が友達に囲まれて剥ぎ取られ、Tシャツ1枚の姿が露わになった。
「…お前…おっぱい付いてるのか…?」
「違うよ…俺は…男だよ…」
「おい、こいつ俺達に嘘付いてるぞ!友達を騙してたんだ!!」
「違うよ!信じてくれ!!」
「よし、じゃあそこまで言うんだったら、俺達全員で立ちションしようぜ。」
「えっ…」
「そうだな!男の友情の証としてみんなで連れションだ!!」
他の男の子はズボンのチャックを下げてオチンチンを出した。
「さあ、早くお前も!!」
「そ…そんな…」
「男なら立ちション出来るだろ!チャック降ろせよ。」
力無くチャックを降ろす。しかし、そこから出すものなど自分の体には
もう付いていない。みんなのオチンチンを見ながら悔しくて涙がこぼれる。
「チャック降ろしてるだけじゃ駄目だろ!、お前は女なんだからこうしろよ!」
1人が後ろからズボンとパンツを引きずり降ろした。
目の前が真っ暗になった。
友達全員が、自分の股間に集中する。
勿論、オチンチンはもうどこにも付いていない。
足の付け根にふっくらとした綺麗な割れ目があるだけだ。
「こいつ、やっぱり『ブルマ』だったんだよ!俺達を騙してたな!!」
「違う、違うよ…」
悔しさと情けなさで涙が止まらない。
「俺、お前達を騙そうなんて思ってないよ…」
「お前、罰としてここで立ち小便しろ」
「え…?」
「男なら出来るだろう?」
「そ、そんなぁ…」
この雰囲気では断ることが出来ない。断ったら何をされるか…
「い、いいよ。やってやるよ!」
半ば開き直ってた。この間まで毎日してたことなんだ。
今だって出来ないはずがないよ…。
かすかな希望を持って、今までのイメージを思い浮かべながら
尿意を導いていった。おしっこが弧を描いて前へ行くと信じながら…。
「うわー、こいつホントに立ってオシッコしてるぞ!!」
「っていうか、下に垂れ流してるだけじゃん」
「やっぱり女はしゃがんでしかオシッコ出来ないんだな」
「やーいやーい、玉無し野郎~!!」
「もう二度と立ちションなんてするんじゃネェぞ!」
「うあああああぁぁぁん!!」
人目も憚らず、はじめて女の子のように大声で泣いた。
しゃがみ込んでも残りのオシッコがチョロチョロと流れる。
足下がベチャベチャに濡れてしまった。
もう、二度と立ってすることが出来ない体にされてしまったんだ…。
一生しゃがんでしか…。
みんなが笑って帰った後、自分の下半身に付いたオシッコをティッシュで
丁寧にふき取って、力無く家へと向かった…
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投稿:2003.10.09
「ブルマ」にされた男の子
著者 移管 投稿者:颱風 様 / アクセス 5567 / ♥ 16