カナが入った道場は非常に珍しい女性のみの道場であったためカナは驚いた
しかしさらにカナが驚いたのはカナを道場に誘った友人がこの道場での一番の実力者であるということだった。
しかし本当に驚いたのは道場のみんなであったそれはカナは天性の才能があるらしく一週間しかたっていないというのにすでに黒帯レベルの実力は間違いなくついていたからであった。
そして少し時が流れカナが自分なりの空手のスタイルを掴んできた時だった。
「ねぇリカ〜?」
「なぁにアユ?」
ここで初めて友人の名前がでてきたがそこはスルーしてほしい。
「明日例のリングで他流試合があるんだけど出てみない?」
「あたし自信ないなぁ」
「大丈夫リカなら楽勝よ!明日リング前で8時集合だからね!」
「あ…、もう行っちゃった…」
そして当日
「ちょっとアユ!聞いてないわよ相手が男なんて!」
「あっはっはw大丈夫よリカなら!」
「ちょっと!もう…仕方ないわね頑張ってくるわよ」
相手の男は17くらいで身長は165くらいのやせ型であったリカははじめての試合ということで緊張していたが案の定大丈夫だった、リカは人間とは思えないほど素早く動き相手を翻弄し滅多うちにして最後に相手の顔にハイキックをかましノックダウンした、
「おめでとうリカ!でもね男はもっと簡単に倒せるのよ!!」
そういってアユは勢いよくリングに上がった、
アユの相手はまだ空手をはじめたばかりだが類稀なる体格から繰り出される一撃で最近実力をつけてきた男だ、男は身長185くらい筋肉質な体格で胸筋がはっている対してアユは身長173くらいで女にしては背も高く筋肉質ではあるがやはりこの男相手でさ些か小さくみえる、
そして闘いがはじまる
「頑張ってアユ!!」
リカは心の中で応援はしているがアユがボコボコにされてしまうのではないかと内心不安でいた
そして闘いが始まって2分くらいのところで男の前蹴りがアユの腹に突き刺さる
「あぐっ!!」
体重差もあるせいかアユは2メートル程後ろに吹っ飛んだ、これは好機と男がマウントをとろうと飛び掛かったときであった、アユは腹を押さえながらも右脚を全力ではね上げた
グチュッ……
アユの爪先が股間刺さっていた
「あぁぁあ゛ァアアアア!!」
男は悲鳴を上げ自分の男を押さえようとしたがアユがさらに左脚で追撃をした、そこで男は白目になって倒れた、
「安心して両方とも無事だから」 続
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投稿:2009.03.20
闘い 2話目
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