「そうよ、二度と変態行為ができないように徹底的にお仕置きするの。それじゃあ、沙菜ちゃ ん、薫ちゃん!」
「はい」
名前を呼ばれた女の子は明るく返事をして、晶に近づく。
(に、逃げなきゃ!)
晶はとっさに立ちあがろうとするが、二本の脚はごろりと丸太のように転がったままで動かせない。すぐに女の子に両肩を担ぎあげられてしまった。
「涼香ちゃん、鈴ちゃん」「はい!」
続いて、先ほど発言した、栗色の髪の子とボブカットの子が晶の両足を持ち上げてぐいっと水平に伸ばす。股関節の外れた晶の脚は容易く開いた。
「い、いたい!」
「ほら、ちゃんと開脚できるようになったわ、よかったわね」
先生がそう言うと、女の子たちはクスクスと笑った。
「じゃあ、友華ちゃん、後はお願いね」
「はい」
一人の女の子が晶の正面に立った。黒髪をアップに纏めている。この中では一番年上の子だろうか。すらっと背が高く、大人びて見える。きりっとした形のよい眉が印象的だ。
「友華ちゃんね、ここ一カ月ほど誰かに見られているような気がずっとしていたんですって。それって晶くんのことよね?」
「……」
図星だった。ひと際美しい彼女が舞うように動くのを食い入るように見ていたのだ。そういえば、ここにいる子たちは皆、晶がよく目で追っていた女の子ばかりであった。
「どうなの?答えて!」
友華の美しく、しかし鋭い声が晶に突き刺さる。
「は、はい、そうです」
びくっと震えながら答える晶。ふぅっと小さくため息をつくと友華は続けた。
「私を見て、何回くらいエッチな気持になったの?」
「え……」
そんなことは分からなかった。数え切れない、としか言いようがないのだ。
晶が再び答えに窮していると、ぶん、と音がして次の瞬間、股間に激痛が走った。
「ぐわぁあああああああ!」
友華の長い脚が晶の股間を蹴り上げていた。あまりの痛さに拘束から逃れようとする晶。
「ちゃんと答えなさい!いちいち言わないとわからないの!?」
美しい眉を吊り上げて友華が怒る。
「友華ちゃん、フライングよ、まだ蹴っちゃダメ」
と先生がたしなめると、友華が反論する。
「だって、この子、私たちの身体を見てオナニーしてたんですよ!」
今まで味わったこともない苦痛に身もだえしながら晶は尋ねた。
「……お、おなにーってなに?」
その言葉に一瞬首をかしげる一同。
「もしかして、この子まだオナニーしたことないんじゃ」
涼香がそう言うと、先生がうなずいた。
「そうみたい。……よかったわね、晶くん」
「?」
話が見えない晶。ただ、オナニーというのがエッチなことで、とても悪いことなのだということはぼんやり分かった。
すると、友華が先ほどより少し穏やかな表情で聞いてきた。
「さぁ、何回エッチな気分になったか答えて」
「正直に答えなさいね。そうすれば罪が軽くなるわよ」
横から先生が助け船を出す。
晶は少し考えてから、「ひゃ、百回……」
だいたいの数を答えて、辺りを見回す。
友華はゆっくりと頷いた。
「分かったわ、百回ね」
そう言うと、再び脚を振り上げた。白いタイツに包まれた美しい凶器が晶の金玉を直撃した。
「うわぁああああああ!」
(え、なんで?ちゃんと答えたのに)
驚きと苦悶の混じった顔で先生の顔を見る。先生は微笑みながら答える。
「いいこと?これからあなたが私の生徒を見てエッチなことを考えた回数だけ、あなたのタマタマを蹴るの。一回蹴るごとにあなたの罪を消してあげるからね」
「そ、そんな、うがあああ!」
口応えする間もなく、友華が次々と鋭い蹴りを晶の金玉にお見舞いする。
「晶くん、タマタマを蹴ってもらったらちゃんと数を数えるのよ。数え間違えたら最初からやり直しだからね」
「うああ!……はい、に、2かい…」
バシィン!
「ぎゃああ!……3…かい…」
パァン、パシィン、と乾いた音と晶の声が交互に響く。
二十回も蹴る頃には晶の声もだいぶ小さくなっていた。
「はい、そろそろ交代ね」
先生がそう言うと、晶は床に下ろされた。しかしすぐにまた担ぎあげられる。今度は友華が晶の足を担いで、涼香が蹴り手になる。
「ほら、元気がなくなってきたよ、晶くん!」
涼香は無邪気な声を上げながら、バシィ!バシィ!とテンポよく蹴っていく。
小柄で足も細いが、バネのように跳ねながら蹴るので、威力もなかなかだ。
二十回蹴ると、次は鈴にバトンタッチした。二十回ごとに少女は交替して、晶の金玉を蹴る。
こうして、5人の美少女達によって、百回タマ蹴りの刑は執り行われた。
拘束を解かれた晶は壊れた人形のように床に転がった。
「う……助けて……」
「さぁ、仕上げよ、みんな」
「はい、先生!」
女の子たちは声を揃えると、晶に群がった。
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投稿:2009.06.07
体験レッスン〜3〜
著者 EGUMI 様 / アクセス 15041 / ♥ 5