こんにちは、私は、帝國小学校 5年生のマミです。今日は、葵ちゃんのお話です。
帝國は男社会なので、働く女性は少ないのですが、先日従兄弟の葵ちゃんが就職しました。
葵ちゃんは私より三つ年上のおねいちゃんで一ヶ月前に、大学生の彼と結婚したばかりの幼な妻です。
旦那様の学費をを稼ぐ為に働き出した健気な帝國婦女子です。
上場企業から課長職を提示されていましたが、地元の中小企業に就職したそうです。
所謂、お茶汲み専務です。帝國ではハーフ・フェミニン法で公職や企業の幹部の半分は女性と決められています。しかし、男は外で働き、女は家を守るといった価値観の強い帝國では、社会で働く女性はほとんどいません。女性が働きたがらない中小企業では、すぐ役員さんになってしまいます。でも、14歳の葵ちゃんにはお茶汲みくらいしかできません。
その葵ちゃんがママに相談しにきています。何でも先日、セクハラと勘違いして社長のタマタマを蹴り潰してしまったそうです。金蹴空手黒帯の一閃です。世の中にはよくあることで、社長の奥さんには飽きていたから気にしないで言われたそうですが、ワンマン社長を失って会社は厳しいそうです。
外回りは社長の奥さんが会長になってがんばっていますが、会社の士気があがらず、社長代行に抜擢された葵ちゃんは、大会社の社長であるママに相談しに来たのです。
葵ちゃんは真面目がとりえの帝國婦女子なので、学校の授業中はノートもとらず、男の子のタマタマ鍛錬に勤しんでいました。当然、勉強はさっぱりです。掛け算も怪しいくらいです。
ママは更に上を行き、掛け算どころか二十までしか数字を数えられません。ここ数年はずっと二十歳を自称しています。
こんな身内ばかりだと、帝國婦女子の教育に少し疑問を感じます。
そして、この二人が何やら策を考えています。
一ヶ月後、私が不安に思い、葵ちゃんの会社に見学に行くと、葵ちゃんが明るい顔で教えてくれました。会社を持ち直したそうです。ママから借りた金蹴マシンを会社内に設置して、正装で金蹴演舞を毎日行ったところ業績がUPしたそうです。
金蹴マシンは金蹴空手道場ならどこにでもある練習機器で、男性の股を模した部分にタマタマ袋がついており、蹴り潰すたびに感触、重量、破裂音が本物並みのカートリッジタマタマが充填されます。
葵ちゃんが金蹴演舞を始めます。「イヤァー」、「グシャァ」 「ヤァー」、「グチャ」。
次々にタマタマカートリッジが潰されていきます。葵ちゃんの威勢のいい掛け声とタマタマカートリッジの炸裂音をBGMに、会社の皆さんは黙々と働いています。
14歳で毎日愛されているフェロモン全開の新妻が、半裸に近い正装で演舞を見せれば会社の士気も上がるのでしょう。 偶然通りかかった、少し反抗的な中堅社員を玉無しにする事故もあったそうですが、葵ちゃんがお茶汲みに回ると、みんな股間を抑えて一心不乱に働くそうです。
もう一つ嬉しい話がありました。、葵ちゃんは妊娠していることがわかり、来週からは産休だそうです。おめでとう葵ちゃん。
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投稿:2010.08.05
お茶汲み社長
著者 帝國 様 / アクセス 10419 / ♥ 0