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アーカイブから"The Washer"By: Bagoas
13才の時、その後たっぷり10年間後悔するくらいバカなことをした。多分この先、五、六十年の間も、この後悔は続くんだろう。
僕はその朝、倉庫のパパの作業台からガラクタ入れをひっくり返して、ワッシャーを一個見つけ、いい感じのコックリングになりそうだと思ってしまった。穴の大きさは八分の五インチくらいで、外側の大きさは2と八分の五インチ。僕のチンチンが4インチくらいの長さで、ワッシャーにすっぽりはまりそうに見えた。
僕はワセリンをバスルームから取ってきてチンチンに塗りたくると、ワッシャーの穴に突っ込んだ。少し引っかかったけど、難しくはなかった。すぐにそいつは僕の茂みのところまでストンとはまったんだ。それで僕は今までになかったくらいにデカくて強烈な勃起をした。勃つ前の時点ですでにすごく締め付けられる感じはしていたけど、デカくなるにつれて痛みを感じるようになった。
僕はチンチンに異常が起こる前にワッシャーを取るべきだと思った。問題はすでにそれができないってことだけで。ワセリンも塗ってあったけど、全然ワッシャーを引っ張りあげられない。ちょうどワッシャーの穴の先のところでサオの部分が膨らんでしまっているんだ。僕はワッシャーを滑らせる前に、まずこの勃起しているのを鎮めなきゃいけないことに気づいた。僕は四六時中脳ミソの中を占めていたセックスのことを頭から追い払って、何か別のことを考えようとした。大きな数の因数分解で公約数が存在するか確かめてみるのなんかは、頭を忙しくするのにいい方法だと思う。でも、チンチンが痛むときに、そんなことに集中するのは実に難しい。
僕は逆の方法を試してみることにした。つまり、一発抜いてチンチンを萎えさせる作戦だ。それも難しかった、やっぱり痛みのせいで。腫れ上がったサオをしごくと余計に痛みがひどくなった。僕はスージー・フラビーのグレープフルーツ並みのサイズの胸のことを考えながら、半狂乱になって膨らんだイチモツをこすった。僕はようやくイッたけれども、尿道が潰されてるせいで、ザーメンが全然出てこない。萎えるどころかチンチンが爆発するんじゃないかと、僕は思った。
僕は救急に電話することも考えたけど、交換の人に自分が何をやったかを説明するのは恥ずかしすぎた。チクショウ、この時電話してれば! その代わりに、僕はチンチンを宥める別の方法を試してみた。キッチンに行って、ジップロックのビニール袋に氷を詰め、腫れて痛むチンチンを包む。それで痛みはマシになったが、腫れは引かない。僕のチンチンはどす黒い紫色に変わり、血管がミミズみたいに膨らんで見えた。
僕がワッシャーをチンチンにはめたのが朝の10時。ママもパパも働いていて、夕方まで帰ってこない。パパが5時15分くらい。ママは5時40分くらい。僕は二人が帰ってくるまでにはチンチンがしぼむことを期待した。いつもは冷たい水につかると、僕のナニはすぐに小さく縮み上がるんだけれども、この時は氷も役に立たなかった。少なくともワッシャーを抜くのに充分な程には。
僕は作業台のクランプにワッシャーを固定し、切断することを試みた。そしてワッシャーはとても頑丈な金属であることを証明して見せた。鋸を引くこと20分、未だに四分の一インチ程しか切り込めていなかった。僕の両腕はすでに疲れきっていたし、その段階になって、僕はワッシャーを破壊するためには反対側にも切込みを入れなければならないことに気づいた。それにはきっと二時間以上かかる。
冷凍庫が空になるまで僕はチンチンを氷で冷やし続けた。腫れを抑えるためと、もしかしたら萎えるかもしれないという期待の元に。
数時間後、ついにパパが帰ってきて僕は恥をしのんで自分が何をやったか見せる羽目になった。パパは冷蔵庫へママの為に簡単なメモを貼り付け、僕を連れて病院の救急に駆け込んだ。それから後は、なんというか「急いで待て」状態だ。
運命で決められていたかのごとく、医者は永遠に現れないように感じた。
看護師が症状を聞き取りに来て、特に念入りに健康保険のデータをチェックし、僕らに座って待つように言った。そしてママもやって来て、僕らは少し待ち、しばらく待ち、もうちょっと待ってから、更に待った。二時間後、V・ラマニヤン・スリナバサンとかいう名前の若いインド人の医師が僕を見に来た。彼の最初のコメントは「なんてこった。こういうのはもっと何時間も前に見せに来なきゃいけませんよ」パパが素早く言い返した。「我々はここで二時間以上誰かが診に来るのを待っていたんですがね」
ドクター・スリナバサンは、それは失礼、と口にするだけの礼儀を持ち合わせていた。そして彼は僕のペニスにどのくらいの間ワッシャーがはまっていたのか尋ねた。僕は答えた。「九時間以上です、朝の十時からだから」「なんてこった、そりゃあ大事だ」ドクター・スリナバサンは叫んだ。「ワッシャーを取り除くには、海綿体から血液を抜き取る手術をしなければいけません。おそらく血栓が出来ているでしょうし、壊疽の可能性もあります。この子を診察室へ移して外科医を呼びましょう」
25分程後になって、僕はようやく診察室の中へ移され、服を脱いでベッドに横になるように言われた。モニターのようなものを取り付けられ、ドクター・バレンスタインが今は別の患者を診ているけれども、手が開いたらすぐに来ると、僕は言われた。
そんなわけで、僕らは少し待ち、しばらく待ち、もうちょっと待って、47分後に、外科医のハイマン・バレンスタインがやってきて、僕のチンチンを見るなり言った。「こいつはひどい。こんなものはもっと何時間も前に処置せんといかんよ」パパはもう少しで彼に掴みかかりそうになった。「我々はここに三時間半前からいるんだぞ!」「しかし、そいつは私の責任じゃないよ」ドクター・バレンスタインはそういって弁解した。「ドクター・スリナバサンのメモによると、こいつは朝の10時から彼のペニスにはまっているそうだが、どうして救急に連絡しなかったのかね?」「恥ずかしかったからですよ」パパが答えた。「その恥のおかげで彼のペニスがやられましたな」ドクター・バレンスタインは言い放った。「血管を開いて海綿体の吸引をしなければいけません。もし循環が遮断されて血栓が出来ているようなら、まあ出来ているでしょうな、その血栓を取り除くために海綿体を切開することになります。15分もすればオペ室が一つ開くでしょう」
実際のところは、ようやくオペ室へ移されるまでに55分かかった。麻酔医がリドカインを僕のペニスに注入して、ようやくドクター・バレンスタインが処置を始めた。彼がワッシャー近くの血管を開くと、静脈から黒い血がゆっくりと滴った。血栓を一つ一つ取り除いていくためには、僕のペニスをアジの開きみたいに切り捌く必要があった。血液の循環は正常に戻ったのだけれども、この手術のおかげで、僕のペニスは海綿体の内部構造を完全に破壊されることになった。そして、ようやくこの呪いのワッシャーは取り除かれた。
手術後、僕は入院し、半個室に移された。朝になって、泌尿器科のドクター・シャファタラ・パテルが話をしに来た。何の話か予想はついていたけども。
ドクター・パテルは朝食の後二時間くらいしてから顔を出した。ママとパパもそこに居た。彼は僕達に海綿体とペニスの勃起システムについて話をした。それが破壊されたおかげで、僕は二度と勃起できなくなったわけだ。パパはドクター・パテルにインプラントの話も聞いてみたが、彼は大人になるまでインプラントを埋め込むことは出来ないと答えた。更にとても高価で、手術の失敗でペニス自体がなくなる可能性も少なくないそうだ。
「ドナルド君、ペニスは痛いかね?」「ええ先生、メチャクチャ痛みます」
ドクター・パテルの返事は「それは良かった」で、僕を驚かせた。「どこが?」僕は尋ねた。「それは君のペニスの感覚神経は傷ついていないということだからさ。少なくともマスターベーションをすることは出来るようになるだろう。傷が治ったらね。全部なくなってしまうよりは、柔らかいままのペニスでもマスターベーション用に残っていたほうがずっといいだろう」確かにそうだと認めるほかはなかった。
それで、それから十年たった。僕のチンチンは萎えてしぼんだ形のままだ。長さは5インチといったところで、とても敏感だ。確かにドクター・パテルの言ったとおり、マスターベーションをすることは出来る。でも、同じ年頃の奴等がどんどん結婚して子供を作っていくのに、僕はデートもしたことがない。精子は大量に作っているけど使い道がない。幸せの前に悲しい事実が立ちはだかっている。僕はセックスが出来ないんだ。
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投稿:2010.10.05
ワッシャー By: Bagoas
著者 訳:自称清純派 様 / アクセス 9506 / ♥ 16