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アーカイブから"Papercutter Penis" By: Boy Sucker
[陰茎]
ライトソフトで働いていた頃の話だ。数日ごとに、女の子の中の誰かが悲鳴をあげて、朝の作業を中断させた。まあ、たまには男がパーティションの中から汚い言葉を垂れ流しにするときもあったけど。それもこれも勃起したペニスの新しい写真を見つけるせいだ。もう一月ほど続いていたように思う。いつも写っているペニスは同じものだった。コピー機で撮られて、写真入れやファイルフォルダーに収まり、いつも違う誰かの机に紛れ込んでいた。120人ほどそこで働いていただろうか。ほとんどは20代で、それなりにさばけた考え方をしていたので、それが数回続いた後は、パーティやなんかで誰のモノだか判明した、なんて言っては大笑いするようになっていた。
最初は皆不気味に感じていたが、続くうちにただのジョークでしかなくなっていった。ライトソフトで働く全員のイチモツを無理やり引っ張り出すわけにもいかないので、その謎の男性器がいったい誰の持ち物なのか確かめる術はなかった。写っているペニスの特徴は、何の特徴もない、ということだ。いかにも標準アメリカ的なペニスで、長さは6インチ半、割礼してあって、太さも並。
それが更に不気味さを増して、やがて生殖器のフォトコピーは、社員の車の中や、自宅の寝室、バスルームなどで見つかるようになった。俺達は遅くまで居残り、抜き打ちで夜や週末に覗いて見たが、成果はなかった。ある水曜の夜の事、まったくの偶然だが、俺達は当たりを引き当てた。実のところ、俺が引き当てた。俺は友人と夕食をとり、その後でドライブに入れっぱなしのCDを取りに会社に戻った。8時頃だったか。そして驚きの光景だ。コピー機の前に、パンツを膝まで下ろして、ボブ・リップシュウィッツが立っていた。誰のモノだかわからなかったのも無理はない。奴はSECとのインサイダー取引でトラブルを巻き起こしていて、会社の株を暴落させていた。俺も損をしたし、他の100人以上のSE達のボーナスにも巨大なダメージを与えた。
ボブはコピー機の騒音のせいで、俺が来たのに気づいていないようだった。俺は素早く思い立った。俺のボーナスは無くなったんだ、お前も棒無しになれ!
俺は近くにあった重いテープホルダーを手に取ると、奴の頭の後ろを一撃殴り倒した。奴は音もなくカーペットに倒れこんだ。俺は奴をひっくり返すと、ペーパーカッターを奴の下腹に乗せた。そして俺は奴のイチモツを掴み、乗せられるだけ木の台の上に置いた。ギロチンのように刃を高く構えると、俺は深呼吸をした。刃がボブの哀れなペニスを直撃すると、炒める前のレタスの茎を折る時のような音がした。そしてソレは血しぶきをあげて飛んでいき、コピー機にぶつかった。
次の朝、ボブは居なくなっていたが、奴のちょんぎれたイチモツはコピー機の原稿台の上で見つかり、大量の血みどろカラーコピーが散乱して、用紙切れランプが点滅していた。このバカ息子は、写真だろうと実物だろうと、もうどこにも入り込むことはないだろう。下品ないたずらは止まり、ボブは二度と姿を見せなかった。
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投稿:2010.10.07
ペーパーカッター By: Boy Sucker
著者 訳:自称清純派 様 / アクセス 9155 / ♥ 6