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アーカイブから"Leave Behind" By: R.
[GAY]
ヤリたい相手を探すとき、オレはいつも違う店を選んで、そこに何が置いてあるか見て回る。今回のところは、前から予定にあったわけじゃないが、他のよりもオレの目にくっきり飛び込んできたから選んだ。
バーの名前は『持ち帰り禁止』、明らかにゲイバーだ。(看板に書いてなくても、出入りしているホモを見ればすぐわかる。)一つ奇妙だったのは、そこにいた男達がほとんどエロいプレイをしていなかったことだ。かなりガッカリした。オレは本当にチョロっとだけ飲んで、もう一度誰かその気のあるヤツはいないかと、男漁りに戻った。誰かがオレのお宝をゲットするまで、帰るわけにはいかない。
時間がたっても何も起こらなかった。誰も興味なし。どんなプレイもしたくないらしい。オレは諦めて帰ろうと思った。小便だけしてとっとと帰る。それでもって、二度とここには来ねえ。
小便器は二つとも詰まっていて、要するにオレはでっかい方に小便しなきゃいけないってことだ。酒場のトイレで小便したがるヤツはいないだろう。ゲイバーならなおさらだ。特に数組のカップルが何度か一緒に出たり入ったりしたのを見た後となったらもうナンだ。あのラッキーな野郎どもが中で何してくれたことか。
しかし、個室の中には、オレの予想していたのとは違ったオドロキが待っていた。ゲイロデオマシーンだ。シートの座る部分にはアナルプラグと、イチモツを突っ込む穴がついている。硬貨を入れると動く仕組みだ。バーでは誰もオレとヤろうってヤツはいなかったが、ここは一つこのマシーンで楽しむとしようじゃないか。
オレはパンツを脱いで、プラグのゴムを弾くと、硬貨を入れて飛び乗った。穴はオレのサオとタマのお宝一式を一度に突っ込めるくらい大きかった。するとプラグがオレの前立腺をマッサージしはじめる。おお、こいつはいい。自分のやってることをわかってる相手に当たった時のセックス並だ。ほとんど、今までの最高レベルに近い。
オレが穴の中へイチモツを滑らせると、温かくて濡れたものに吸い込まれる感触が待っていた。フェラ機能までついてる! 『舌』がサオとタマ全体を何度も舐め上げる。ここまで強力なフェラを実際にできるヤツはそうはいない。オレはあっという間にビン勃ちになって、すごい快感にうめき声を上げた。道理でここに入ってたカップルがアンアン叫んでいたわけだ。こいつは気持ちいい! サイコーのセックスだ!
プラグが絞り上げて、クチの方がしゃぶる。それほど長くは持たないだろう。先走りが垂れるのを感じて、もうすぐイキそうだと思ったとき、イチモツの回りにベルトが巻かれて、オレのナニをきつく縛り上げた。オーガズムコントロールの装置までついてるのか!
ワオ、こいつはセックスより上等だ、お手軽、簡単、高機能!
ベルトの締め具合はオレを徐々に射精に導いていく。プラグは狂ったみたいにオレを絞り上げるし、クチは最高のフェラの十回分を一度にやってくれる。オレは頭をのけぞらせて、自分のナニをマシーンに突っ込み、人生最大のすさまじいオーガズムに達した。もう、出るわ出るわ。それを舌が全部ふき取って飲み込んでいく。
ゆっくりオレは落ち着いてきた。プラグが最後に一つ突き上げて、仕上げにチョチョイと舐めあげる。オレはしばらく、ぐったり前にもたれかかって休み、震える膝で立ち上がった。そして、オレの膝はさらにガクガク震え出した。オレのイチモツがない! マシーンが切り落として、小奇麗な穴だけ残して縫い上げちまった。サオもタマもない! オレは呆然と目を丸くしつつ、信じられないままパンツをはいた。穴の中を覗いて見たが、何もない。舌と他の部品は見えたが、オレの性器は残っていない。オレはしばらくマシーンを見つめ、オレのぺちゃんこになった股間を見つめ、目をいったりきたりさせたあと、その場を去った。
まだ信じられないままオレはカウンターまで行って座った。さっきのカップル達がオレを見て笑った。ワケ知り顔で。バーテンダーがやって来て言った。
「『持ち帰り禁止』のバーへようこそ!」ああ、そういう意味かよ。
正直なところ、オレはヤリ友を人生最高の快感があるぞと、ここへ連れてくるのが楽しみになってきた。もちろん、それが最後とは教えずに。
ここは『持ち帰り禁止』だからな!
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投稿:2010.10.19
持ち帰り禁止 By: R.
著者 訳:自称清純派 様 / アクセス 13442 / ♥ 59