20××年、突如として地球に侵略を開始した暗黒銀河ボズール帝国と地球防衛軍&ボズール帝国に敵対する銀河共和国軍との戦闘は熾烈を極めるも、地球防衛軍の特務戦隊“シノビレンジャーズ”の活躍よりボズール帝国四宰相を倒した。ボズール帝国本国は増援を送る事が出来ず、それどころか帝政が成り立たない状態になっていた。銀河共和国は地球との正式に国交を開いてないので地球上での軍事行動が出来ないが宇宙空間なら活動する事が出来、次元封鎖に成功したのだ。ボズール帝国侵略軍の総指揮官である皇子は下級貴族の少女を臨時宰相に据え、立て直しを図っていた。
「皇子様、敵の正体を特定し本拠地丸ごとをこの要塞内部に取り込むのはどうでしょう?」
「なに……シノビレンジャーズの正体を特定しただと」
少女のリスカは神妙な顔つきになる。四宰相の作戦毎に偵察し、怪人が破壊されても決して助ける事無く彼らの戦いを“監視”していたのだ。結果、五人とも服装から見て学生であり、彼らが通う学園その物が“シノビレンジャーズ”の本拠地と分かった……リスカが単独で侵入して確たる証拠を得ていた。四宰相は最上級貴族であったために己の能力を過信し、リスカの情報を無視した。今の侵略軍の体制は彼女だけが宰相であり、文句を言えるのは主の皇子のみだ。要塞と言っても月ほどの巨大であり、次元転送装置を使えば学園丸ごと取り込める、だが地球に接近すれば付近の銀河共和国の艦隊に捕捉される恐れもある、しかし本拠地である学園を取り込めば勝機がある。
「ダミーの惑星破壊ミサイルをばら撒き、その隙に学園を取りこむか」
皇子は消耗した戦力を回復するには“材料”が必要と言う事も分かっていた。リスカの存在はシノビレンジャーズ”にも知られてない。
「……リスカ、帥に作戦を任せる」
「はっ!」
リスカの手腕は鮮やかに決まりシノビレンジャーズの本拠地はボズール帝国軍の機動要塞へと消えた。彼女の読み通りに銀河共和国軍は地球上では戦艦を展開出来ず、地球防衛軍の戦力では月とほぼ同じ大きさのこの要塞を止める術をシノビレンジャーズに依存していたのだ。
リスカは学園内部に兵力を送り込み生徒と教員の殆どを確保し、シノビレンジャーズの秘密基地を制圧に成功。五人の戦士達は教員と生徒の命を確保すると言う条件で武装解除した。十代後半の引き締まった裸体を曝す五人……リスカは彼らを拘束すると言う。
「確かに生命の保証はするけど、私は開放するとは一回も言ってないわ……」
「貴様!」
レットが叫ぶもリスカは冷淡に言う。
「貴方達五人も含めて“生体機械”改造され、帝国の為に礎(いしずえ)となる……本来なら殺す所だけど私達も余裕がないからね」
シノビレンジャーズ五人の裸体にドロイドにより奴隷用拘束器具が装着され、少年であるレッド、ブラック、グリーンはアナルにプラグを挿入され常に勃起状態になるも尿道に管が入り込み射精所か小水の自由すら奪われ、前立腺を刺激され、忍びの血を持つ彼らですら悲鳴をあげた。少女であるホワイトとピンクはクリトリスを勃起状態にリングとアナルにプラグを差し込まれた。
五人は引き離されて投獄された……。
レッド、ブラック、グリーンは昼夜を問わずに何度も空射精され、一定時間が経過すると管が引き抜かれ濃密な精液を吐き出した。数回で気が狂いうほどであった。しかも口枷に嵌められた管から流動食には性欲増強剤や万全の栄養剤が含まれているが耳に嵌められたヘットフォンからは催淫音波が流れ力を入れても身体はただ精液を作るのみになっている。ホワイトとピンクは豊乳剤を投与され搾乳器でペニスに加工された乳首から母乳を吸い取られ、更に催淫音波により常時排卵状態に陥っていた。
「(クロコの誰かが無事なら)」
ホワイトが思う、クロコとはシノビレンジャーズの支援戦闘員で市民の避難誘導や救助、時には帝国の戦闘員との戦うシノビの総称だ。だが彼らも捕まり搾乳、搾精マシンに拘束されていたのだが……数人は難を逃れておりリスカは気がかりであった。クロコの一人が凄いキレ者で以前学園に潜入した際に正体がバレそうになったのだ。
「ハックション!」
占拠された学園内でくしゃみをするクロコ……周囲にはドロイドのパーツが散乱していた。篠塚 一樹は名門忍者の血を持ち天才肌も本人の性格が災いしてチームプレーが全く取れない問題児で、本人もシノビになる気もなく、お頭に辞表を提出するも数分後に“来るべき敵”が出現し、お頭が辞表を預かる形でクロコとして参加していた。
「はぁ……あの時逃げていればなぁ」
無論“抜け忍”になるが戦国時代ならまだしも二十一世紀の現代社会じゃシノビなんて異の存在。本人の夢も潰されて先祖が戦った“来るべき敵”が来る筈が無いと思っていた矢先だ。当初は苦戦するも最近じゃ敵幹部を倒す快挙で浮かれていたのだろう……そもそも学園を隠れ蓑にする事自体間違いと思っていた。敵の新幹部が学園で不審なオーラを発していた少女なら……この失態の代償は大きい。
「ハガクレダイショウグンも抑えられているか……そもそもクロコには動かせないしなぁ」
ドロイドの情報ターミナルから得て、残る手は敵の総指揮官を刺し違えても倒すしかない。装備はハンドガン型SMGにナイフが装備された複合武器に対戦車ライフル、シノビナイフのみ……彼は走り始めた。
どれくらいの時間が経過したのかも分からなくなっている五人は再びリスカの元に膝を付く格好にされた。
「ふふっ、凄く大きくなったわね……」
明らかに性欲増強剤や栄養剤、豊胸剤の影響により五人の性器は同年代の少年少女や普通の大人と比較しても異常に発育していたのだ。無論この五人だけではない、人質だった学園の生徒や教員も同じようにされ、誰もが性の快楽から逃れられない状態になっていたのだ。リスカは五人に其々薬物を投与し脳を正常化させた。
「貴様っ……何故地球を狙う」
「我が主が帝王に就くには星の文明を武力で支配下に置く事が決め手になる、銀河共和国との繋がりがあるシノビレンジャーズにも帝国の情報が伝わっている筈だ」
ブルーの声にリスカは言う。
「銀河共和国は先代の帝王の弟が離反し作り上げた国家……組みすること自体反逆の証なのだ」
「違うわっ!彼は民を思い、銀河の行く末を案じた……」
「黙れ!」
ホワイトの言葉は正論だ……帝国の内側は酷く、現帝王が倒れた事で内輪もめが表面化している。そこに銀河共和国が攻め込まれており祖国の状態が気になっていた。
「ホワイト、ピンク……同じ戦士としての情けだ、仲間の子を孕み産み終えるまでは生体ドロイド改造は猶予する」
「「!!!」」
二人はゾッとしたがドロイドは問答無用に二人を一つの部屋に閉じ込めた。三人は青褪めた……舌を噛み斬ろうとするブルーだが彼の延髄付近には生体装置が嵌めこまれており、その動作ができない。リスカは医療ドロイドに指示を出す。
「悪あがきをしたブルーには性欲増強剤原液を投与を追加……ついでに手足を膝、肘先まで切断しスレイブドロイドの出力端子を埋め込んで」
ドロイドは機械音を発すると周囲のドロイドがブルーを手術台に載せた。強力な局部麻酔をされたブルーは仲間の前で目の前で医療ドロイドにより手足が切断され、半球状のパーツを肘先と膝先に埋め込まれた。スレイブドロイドは胴体部分で手足を切断した奴隷を生体コアとして使用する。使用者側が事前にプログラムする事で脱走する恐れも無くこき使うのに便利で丁度腰の部分はアナルプラグになり、しっかりと身体が固定され手足の動きは肘と膝先にある出力端子で送信される。
「スレイブドロイドはブルーを装着し精子が濃縮されるまでスタンバイ」
スレイブドロイドはパニックっているブルーを装着すると悲鳴が上がる。性欲増強剤の原液が流し込まれたのだ。ホワイトとピンクが閉じ込められた部屋は宛ら巨大な球体が宙に浮かんでおり、供給される空気や水にも性欲増強が含まれ自然と互いの秘裂をこすり合わせていた。
「レッド、ブラック……学園の皆はどうなっているか気になるか?」
二人は目をつぶるもリスカが二人が装着している生体装置を操作し直接脳に映像を流し込んだ。
シノビレンジャーズと同じ年代、即ち中学生や高校生は選別され適性が高い“生体装置”に改造されるが全てがオートフォーメーション化されていた。女子生徒は繁殖能力が高ければ卵巣付近に器具を差し込まれナノマシンによりバイオドロイド卵巣にされた後に手足を完全に切断、宛ら等身大ダッチワイフにされた。美人でシノビレンジャーズの五人との認識があった生徒会長は総司令官の抱き枕にされ、ベットの上で喘ぎ声を出していた。
「情けで我が主との感覚共有をさせてやる」
操作をするとレットとブラックはまるで生徒会長をレイプしている感じに陥り、更にホワイトとピンクはレイプされている生徒会長の感覚を共有された。
リスカは視点を切り替える操作をする。男子生徒は生殖能力があるとブルーと同じ様に加工され自分の意思とは関係無くそそり立つ肉棒を等身大ダッチワイフとなった女子生徒をレイプしている。流石にシノビレンジャーズの五人同様にすると“壊れる”ので加減はしている。すると一機のスレイブドロイドが持ち場を離れた。装着している生体ドロイドを見ると玉袋が異常に肥大化しており、バレーボールが股間にぶら下がっている感じだ。
「あららっ、肥大症ね……こうなるとオスとしての役割は終えたわね」
ある区画にて医療ドロイドは遠慮無く切断するも生体ドロイドになり下がった生徒は痛がる所か気持ち良い顔になる。過剰に分泌された脳内麻薬によりハイテンションになっているのだ。続けてペニス全体の皮を除去されると戦闘ポットのコクピットに入れられた。ペニスは過剰な薬物投与より神経が綿密になり立派な“端子”になる。オナホールの様な穴には無数の生体ラインがあり前立腺の刺激で機体をコントロールするのだ。
「三人にはこれの試作機を乗ってもらうわ」
「ギュァア!」
ブルーが叫ぶと彼の手足になっているスレイブロイドはホワイトとピンクが居る球体の檻に入りホワイトを襲った。ピンクは怯えていると手足が動き始め自慰をはじめた。
「戦友が同じ仲間に孕まされる所をオカズ、変態ね!」
リスカは操作をしているのだ。
その頃一樹は敵要塞中枢へと入りこんでいた。意外と言うべきか警備ドロイドばかりで今いる怪人プラントは稼働して無く、無人。この帝国は怪人の素体は他の惑星の生物を使う事で知られている……学園を取りこんだ理由はここにあるのだ。
「……生存しても地獄だ」
世論は意外と冷たい……事情も知らずに無責任な発言するバカが多いのだ。
『……ならば、私と組むか?』
ハンドガンSMGを構えた一樹の目の前に帝国の機動兵器が膝をついていた。フォルムは忍者をモチーフにしているのが分かる。
『我の名は機動忍者宙影……まっていたぞ、篠塚の名を受け継ぐ者よ』
「はい?」
一樹はキョトンした。後にこの二人はボズール帝国を打破するのは別の話である。
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投稿:2010.12.20更新:2010.12.20
生体改造 −優秀な敵兵利用法 SF編ー
著者 kyousuke 様 / アクセス 19944 / ♥ 2