ttp://www.eunuch.org/
アーカイブから"Biking the Coast" By: Zipper
[GAY][睾丸]
君ら男にタマを掴まれたことってあるかい? おバカなガキの学生たちが、真昼間からふざけてやったり、やられたりしている触りっこやら握りっこやらのことじゃないぜ。医者が異常ないか検査するのに優しく指で探ってくるのもノーカウントだ。僕の言っているのは、100%悪気”アリ”で君のタマを引っ掴んで、それでどうなろうが構うもんかと捻って潰して引っ張って、ときにはナイフなんかもチラつかせて脅したりしながら、ノーマルな性癖の欠片も残さず投げ捨てさせるようなヤツさ。僕はあるよ。二度と嫌だけど。
僕が高校を卒業したのは1976年の六月。そして七月には18になった。秋には大学も始まるし、バイトも探さないといけない。でも八月の半ばはちょうど仕事もなかった頃で、僕ともう一人のダチで海岸沿いに自転車旅行をすることに決めたんだ。その頃は体も引き締まってたし、近場の散策しながら、一日50マイルは走れることを確かめてたから、その旅行は一週間くらいになるはずだった。
ツレになったのは地元の港町界隈を何度か日帰りで一緒に乗り回してたヤツだ。レイはポートランドに通っていたハタチの気のいいヤツで、同じ頃ちょうど暇していたし、オレゴン沿岸あたりにいつも憧れていた。僕らのプランは、僕の父さんにアストリアまで運んでもらって、それから海岸沿いに北カリフォルニアのクレッセントまで下るコース。父さんの従兄弟の一人がそこに住んでいて、次にポートランドに来るときにトラックで自転車を運んでもらう。で、僕とレイはバスを拾って戻るわけだ。
身軽に動けるように、寝袋と着替え以外の荷物は持たないことにして、夜はやたらある公園に泊まっていくつもりだった。大体のところはシャワーやらコインランドリーやらもついてるし。道中のスーパーマーケットでエサも調達できるだろうから、何も難しいことはないはずだった。
天気はサイクリングには最高。気温は50F半ばで時速10〜20マイルの追い風。一日目は道路もほとんど平らで、ちょっとした丘があるくらいだった。レイが愚痴りだすには充分だったようだけど。ヤツは僕が速く進み過ぎると言い出した。だから僕が先に行かせると、今度は別のことに文句をつけ始め、結局初日が終わっただけで、僕は旅の道連れに人選を間違えたと思い直していた。
その夜僕らはビーチ横の小さな州立公園に野宿し、そこで流木を使って焚き火をしていた人たちに加わった。レイはポケットの中を探ってパケと紙を引っ張り出すと、自分の為に一服巻いた。これはマリファナの規制が解ける前の話だから、人前でモクに火をつけるのはアタマ悪い証拠…ってのは君にはわかんないかな。みんな少しずつ離れていって、数分後には火の前にいるは僕とヤツの二人だけになっていた。ヤツは僕にも一口勧めてきたが、僕は断ってその場を離れた。僕だって優等生ぶるつもりはなかったが、ハッパは僕の趣味じゃない。
レイは次の朝もさらに一服やって、それからすぐに体中が痛いと訴え始めた。オレゴン沿岸は確かに海面の高さだが、そこを通る道路はそうとは限らない。そこかしこで内陸側へ入り込み、岬やなんかは飛ばしていく。その行程で旅人は沢山の坂を越えることになるわけだ。そういう坂の最初の一つに差し掛かったところでレイは音を上げた。
「オレはこういうバカをやるには年を取り過ぎたよ」ハタチの男は告げた。「もうこの道戻ってポートランドへ帰るぜ。やってられるか」
安全を第一に取るなら二人で一緒にいるべきだったが、僕は18だった。投票もできるしタバコも買えるし、軍にだって入れる。子守りは要らない。「そっか」僕は答えた。
「じゃあ帰ったらまた会おう」僕は振り返りもしなかった。
それから数日間は楽しく過ごせて、僕はレイと別れたことを正直に喜んだ。自転車に乗っている人は他にあまりいなくて、ほとんどの場合は彼らの泊まり場に歓迎してもらえた。僕は数人の友人も作って、一緒に走りたいときは岡乗りもしていたけれど、トラックに撥ねられたときは、あいにく一人だった。
沿岸中央のウィンチェスター湾で、僕はボートに気を取られていた。自転車にまたがったままその場に止まり、釣り船で働く人やなんかを見ていたわけだ。父さんはポートランドの港で働いていて、数回河を上ったり下ったりするのに一緒に着いていったこともあるから、船には興味があった。そこへ軽トラが角を曲がりこんできて、僕が反応する前に後ろのタイヤに自転車を引っ掛け、僕を弾き飛ばした。僕は止まれと叫んだけども、トラックは気づきもせずに去っていった。ようやく起き上がってから、僕はようやく足をくじいてしまったのに気づいた。それに加えてあちこちに擦り傷や切り傷もあり、自転車の方はひどいことになっていた。
「ボク、大丈夫か?」釣り船にいた人が助けに駆けつけてくれた。
子ども扱いされているのは気にしないことにした。実際その頃はまだヒゲが生えているといっても大したことはない程度だったから。「ええ、足を少し捻ったみたいですけど。でも自転車のほうは明らかにダメですね」後ろのタイヤが横に捻じ曲がっているのは伸ばさなきゃいけないし、スポークもボロボロに見えた。
「船まで連れて行ってあげようか?」彼は言った。「救急キットがあるから軽く手当てならできる。医者が必要かも確かめたほうが良いだろう」
「ありがとうございます」僕は言って、彼の肩につかまった。
「ボビー!」彼は叫んだ。そして、もう一人の男が顔を出すと、僕の自転車を指差して、何やら身振りで運ぶように指示を出した。「ボビーは口数の少ない奴でね」彼は言った。
ハワードが僕の足首にテープを巻いて、傷口に消毒薬か何かを塗っている間、彼の息子のボビーはずっとそれを見ていた。ボビーは17から20くらいの年のようで、無精ひげを生やし、長くて太い腕を持っていて、明らかに知恵遅れな様子を見せていた。彼はライクラのサイクリングパンツをはいた男を見たことがないかのように僕の股間から目を離さなかった。そしてその間自分のズボンの前を押さえてイチモツを持て余している。変なヤツだ。
「海岸下ってクレッセントまでです」ハワードが、どこへ向かっていたのか尋ねてきたので僕は答えた。「帰りはバスの予定でした。知人が自転車を送ってくれるハズだったので」今やそれも全部ご破算だ。自転車を修理する金も器具も持っていない。僕はここでバスを掴まえて、どうにかして自転車を家まで送る方法を探さなければいけなくなった。
「私たちもそこまでいくんだ」ハワードは言った。「アストリアから来て、ここで燃料を積んで細々した用事を片付けていたところだ。もう出発するんだが、君は船に酔うタチかね?」彼はどうやら、乗っていかないか聞いているようだった。
「大丈夫です」僕は答えた。「父と一緒に何度も乗ったことはあるんで」
「なら一緒に来るといい」彼はそう締めくくった。「天気にもよるが、明日か明後日には着いているだろう」
「ありがとうございます!」僕は言った。それならここからのバス代が浮くだけでなく、クレッセントまで自転車を持っていくことができる。今思うに、僕はちょっと追い詰められて焦りすぎていたんじゃないだろうか。
僕はデッキの部屋の中に座ってハワードとボビーがもやいを解くのを眺めていた。そしてボートは桟橋から離れ、数分後にはゆっくりと港を後にした。防波堤を超えて開けた海へ出る。数分後に、ボビーが軽いロープの切れ端を持ってやってきた。
「パパ?」奴はどもり声で言って、僕を指し示した。
「いいぞ、ボビー」ハワードは息子に答えると、僕に向かって言った。「ボビーは女の子が好きなんだが、向こうからは好かれなくてね。だから私達は出来ることをやるしかないんだ」僕は飛び上がるように扉のほうへ向かったが、ボビーが素早く間に立ちふさがる。どの道、船は海の真ん中にあって、どこにも逃げ場はなかったんだけれど、僕の頭はそんなこともすっかり忘れていた。この頃、僕の体はそれなりに鍛えてあって、高校ではレスリングもしていたんだけれど、このうすらバカは腕に油圧ポンプでも仕込んでるんじゃないかってくらい体だけは頑丈で、数分後には僕の両手は縛られ、余ったロープで首の後ろに固められてしまった。
ボビーは僕のジャージを引き裂くと、僕のショーツを足首まで引き摺り下ろした。そして少しの間股間を眺めてから、医者がやるような感じでタマをゆるく指で転がした。「私は席を外そう」自分の息子が服を脱ぎ始めると、ハワードは言った。ボビーは素早くシャツとジーンズを脱ぎ捨て、下着を下げてイチモツを取り出した。そいつは5インチくらいしかないように見えた。少なくとも僕のより1インチは短かったが、代わりにとても太かった。すぐに匂いが漂ってきた。ヤツは少なくとも一週間は風呂に入ってなかったに違いない。タマのほうは、サオに比べてずいぶん大きく、勃起している間でもブランと下まで垂れ下がっていた。
「オー、オー」ボビーはそういって、口を大きく丸にして開きながら、僕の倒れているところに近づいてきた。ヤツが何をさせたがっているかは明らかだったが、僕は抵抗した。ヤツが僕のタマを掴んで捻り、僕に叫び声を上げさせるまで。生きてきて最悪の腐ったみたいな味だった。しかも信じられないほど生臭い。でもそれも一分もたたずに終わって、僕は喉を詰まらせてむせながら、ヤツが一週間分溜め込んでいたモノが、顎から流れ落ちるのを拭うことさえできればと思っていた。
ボビーは悲惨な状態の僕を放置して、少し離れた場所に座り、僕を見ながら自分のタマをいじっていた。30分もたたないうちにヤツは再び勃起し、再び僕のほうへ近寄ってきた。今度は別の方向から。次に何が来るのかわかっていた僕は必死に抵抗したけれど、ヤツは単純に長い腕を一本伸ばして、僕が従うまでフクロを掴んで握り潰した。首筋にヤツの無精ひげが当たり、ヤツの酸っぱい息の匂いがした。そしてそれから、とんでもない痛みが僕を貫いた。今度はさっきよりずっと長かった。半刻くらいだろうか。最後にヤツは、無理やり搾り出した僕自身の汁を僕の顔に塗りたくった。
「パパ?」ヤツは扉を開けて声をかけた。ハワードが船室に入ってきて、息子の裸の体をちらりと確かめる。ボビーは部屋の端の棚から、大型のフィレットナイフを引っ張り出して戻ってくると、再び僕の睾丸を掴んだ。「パパ?」ボビーはワクワクしながら聞いた。
「ダメだ、ボビー」ハワードはそう言って、僕のタマと、命を救った。
その夜、船はどこかの岬の影に碇を下ろした。ハワードは機関室に小さな寝袋を持ち込んだので、船室は僕とボビーが占領した。ヤツはその夜、四回僕を犯した。口と尻と両方だ。その間、自分の体を洗おうともしなかった。そして、次の日も一日中。ヤツは半年分のザーメンと性欲を溜め込んでいたに違いない。クレッセントに着くころには、僕自身も全部搾り出されて、僕の睾丸もヤツのと同じくらいの大きさに腫れ上がっていた。
ボビーはその夜遅く、港に到着した頃にようやく服を着た。「パパ?」ヤツはそういって、再びフィレットナイフを抜いた。
「いいぞ、ボビー」ハワードはそう言って僕のほうを向いた。「すまんね、君。しかしこうでもしないと、こいつは言うことを聞かんのだよ」
彼らは自転車と僕を人気のない港の端に置き去りにして、再び出発した。それから二度と会っていないし噂も聞かない。数週間後、僕は退院してポートランドへ戻ったが、再び自転車に乗ることができるまでには更に半年かかった。それで三月の初め頃、珍しくカラッと暖かい日に、僕はハルベチアまで行って戻ってくることにした。レイに会ったのはその時だ。
「よお!」ヤツは言った。「俺たち別れた後何があったかきっとお前信じないぜ! この可愛娘ちゃん達とバッタリ会ってさ、二人ともヤル気満々で俺を離してくれねえんだ。もうこいつら満足させるだけで死んじまいそうだったよ。お前も居ればよかったのに!」
-
投稿:2011.03.17
自転車旅行 By: Zipper
著者 訳:自称清純派 様 / アクセス 8994 / ♥ 15