「それじゃあヒロキ、篠崎さんの言うことをよく聞くんだぞ。」
「うん、判ったよ父さん。」
言い残したヒロキは、父の上司である篠崎氏の自動車に乗り込んだ。
ヒロキは、これから小学校生活最後の夏休みを、篠崎氏の別荘で過ごすのだ。
これは全て、篠崎氏の好意である。
「同い年の息子もいるし、息子も、ぜひヒロキくんと会っていろいろな話がしたい」とのことであった。
篠崎氏は、クルーザーも保有している。
彼の息子と一緒に、クルージングを楽しみ、南の海で魚たちやイルカと一緒に泳いたりもするのだ。
ヒロキの胸は、期待に高鳴っていた。
車が港に到着すると、既にクルーザーが停泊していた。
「ヒロキくん、別荘は、ちょっと離れた島にあるんだ。息子は、先にそこで待っている。さあ、乗った乗った!」
ヒロキが乗りこんでからすぐに、クルーザーは港を離れて行った。
「汗をかいてるだろ?シャワールームがあるから、荷物を部屋にまとめて、そこで汗を流すといいよ。」
デッキにたたずんで潮風を浴びているヒロキに、篠崎氏は優しく声をかけた。
そうだな。
汗もかいたことだし、ご厚意に甘えることにしよう。
ヒロキは、篠崎氏が与えてくれた部屋に荷物をまとめると、速攻で、汗を吸って肌に張り付く衣類を脱ぎすてて全裸になった。
そして、シャワールームのドアを開けると…
そこは、シャワールームなんかではなく、四畳半ほどの船室であった。
窓のカーテンは閉め切られており、部屋の片隅には、まるで診療台のようなベッドがしつらえてある。
そこには、篠崎氏と他にもう二名ほどの黒いスーツをまとった屈強な男、それから、30代くらいの白人の男性がいた。
(な、なに…!?)
元の間に引き返そうとしたが、ドアは既に黒服の片割れによってふさがれてしまっていた。
篠崎氏が目くばせすると、黒服たちはヒロユキの両脇を抱えて、ベッドに引きずって行った。
「な、なにするの一体!!」
黒服たちは、ヒロキをベッドに寝かせる。
一人は、ヒロキの両手をひとまとめにすると、ベッドの頭側の柵に、牛革のバンドで固定した。
もう一人は、ヒロキの両足を大股開きにすると、ベッドの脇に革のバンドでがっちりと固定してしまった。
篠崎氏がリモコンのスイッチを入れると、ベッドはリクライニングされ、上半身だけが起こされた格好になった。
「ふっ…可愛いのが付いてるな。」
ヒロキには、まだ恥毛は生えてはいない。
色もまだ真っ白だし、包皮もまだ剥けてはいなかった。
篠崎氏の手が、ヒロキの股間の物をつかむ。
「…ひくひくしてるぞ。怖くて声も出ないのか?」
包皮を向こうとすると、亀頭がちらっと顔を覗かせただけで、ヒロキは、「ひっ!」と声を上げた。
「まだ皮も剥けちゃあいないようだな。」
その様子を見ていた白人男性が、篠崎氏に英語で何か話しかけた。
「そうだな。剥いちまうか。」
次の瞬間、ヒロキは激痛に悲鳴を上げた。
「ぎゃあっ!!」
篠崎氏は、ヒロキの、亀頭にぴったり癒着していた包皮を、無理やり剥ききってしまった。
「あ…ちょっと血が出たかな?」
篠崎氏がぼそっと呟き、ヒロキは、ひりひりと焼け付くような痛みに、思わずすすり泣きながら声を絞り出す。
「し…篠崎さん、やめて…下さい!!」
そのとたんに、篠崎氏は、ヒロキのウズラの卵のような睾丸を、二つまとめて乱暴に握りしめた。
「ひ…ひぎゃあぁ〜!!」
ヒロキの絶叫が轟き渡る。
「駄目だなあ、ヒロキくん。お父さんとの約束を忘れたのかい?私の言うことは聞かなくっちゃあ。だからお仕置きされちゃうんだよ。」
篠崎氏が、酷薄そうな笑みを浮かべながら言った。
「ヒロキくんも判っってると思うけど、ここは船の中だから、いくら悲鳴を上げても、どこにも聞こえやしないし、助けなんて呼んだって無駄なんだよ。…それにね。別荘の話も、私の息子の話も、真っ赤な大ウソ。そんなものはありゃしないし、君はもう、うちには帰れないんだよ。」
篠崎氏の指が、ヒロキの肛門の中に、つるりと滑りこんだ。そして、ぐりぐりと前立腺をこねまわす。
「ひぎゃ、ひぎゃ…ひぎゃあ!!」
ヒロキの顔は、涙と鼻水でぐちゃぐちゃだが、ペニスはというと、腹を打ち付けんばかりに勃起してゆく。
「君のお父さんのこと…?もう納得済みの話だよ。君のお父さんが、仕事で、取り返しのつかないような大損失を出してね。その穴埋めとして、ほら…こちらに見えられているスティーブンさん。彼に君を養子に出す。そして、もう二度と我が子には逢わないということで、もう手打ちということになってるんだから…ね。もう、養子縁組も終了してるよ。君は、もうスティーブンさんの所有物なんだから。」
篠崎氏の指が抜き去られた時、ヒロキのペニスは、完全に勃起していた。
長さは、まだ12センチくらいだが、青い血管を浮き上がらせ、節くれだっている。
スティーブンが歩み寄ってくる。
そして、ヒロキのペニスを、乱暴に握りしめた。
「ひぎぎ…ぃっ!!」
ヒロキが、また悲鳴を上げた。
スティーブンが口を開く。
『…小ぶりだがいいコックだな。握りしめると押し返してくる。皮の中で海綿体がはちきれそうになってるのが判るよ。鉄のようにカチカチだ。』
そして、ヒロキの二つの睾丸を弄びながら言葉を続けた。
『だが、私にはこれは要らないよ。タマも二つとも要らない。この長さなら十分だ。いいプッシーの材料になる。すぐにでも加工にかかろう。タマだけはとりあえずとっ払っとく必要がある。これ以上タマをぶら下げておくと男の体になっちまう。声変わりも始まってなけりゃ筋肉もついてない。コックとタマの大きさもぎりぎりリミット…ってとこかな?これより小さなコックだと、プッシーが浅くなっちまうし。いい商品をありがとう、ミスター・シノザキ。』
スティーブンは一体、なんて言ってるのだろう…?
困惑する暇もなく、篠崎氏によって鼻っ面にスプレーを吹きかけられたヒロキの意識は、そこで、ふつっと途切れた。
損失の件でそれから間もなく解雇され、我が子も永遠に手の届かない所へ連れてゆかれてしまったヒロキの父親は、損失を出したのは、自分の不手際だと完全に思い込んでいた。
だが、実のところは、全くそうではなかった。
全て、スティーブンから、「性転換してペットにしたいので、見た目のいい東洋人の男の子を用意してほしい」という依頼を受けた篠崎の企んだ罠だったのだ。
スティーブンの好みのタイプにぴったり一致したのが、ヒロキだったというわけだ。
そして、ヒロキは、男の子としての将来を、股間の物もろとも永遠に失ってしまった。
スティーブンは、ヒロキという自分好みのペットを手に入れ、篠崎は、スティーブンからの多額の報酬とともに、大量の仕事の発注も得た。
そして、それを評価されて、会社に於いて昇給と昇任も得たわけである。
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投稿:2011.11.18
ヒロキの夏休み
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