はたしてその問題の日、金曜日がやってきた。
それは小太りの男にとって、自分が男である最後の日となる。
とうとう夜明けまで一睡も出来なかった。
小太りの男は悲しそうに自分の股間を見つめ、溜息を何度もついた。
一枚のうすいパンツに包まれた突起物が、
自分を地獄の苦しみと激痛に導く邪魔ものになるとは思いもしなかった。
今日の午前中には、性欲管理部の女性たちにより、玉抜き処理が施される。
小太りの男は女性用プールを覗きながら、オナニーに耽っているところを、
女性監視員によって発見され確保された。
その場で精液搾乳機を取り付けられ、睾丸に溜まる精液を根こそぎ搾り取られた。
すると見る見るうちに、いきり立ったペニスは静かにしぼみ始めた。
女性監視員たちは薄笑いを浮かべながら、小太りの男のペニスに
少し小さめのペニス貞操帯を手際よく装着した。
これでちょっとの刺激に対して勃起しようモノならば、たちまちペニスに痛みが走り、
男としての無様な姿を晒すことになる。
女性監視員はペニス貞操帯に鍵をかけた。そして後ろ手に手錠をかけ、
迎えにきた性欲管理部の女性たちに身柄を引き渡した。
彼女たちは男の生理や性器についてのエキスパートである。
男以上に知識と経験を積み、容姿端麗の美女ぞろい。
彼女たちによって処理される男は、その間際に天国さえを感じるという。
女歴981年、男たちを完全支配下に置く女性たちの、
その凄まじい歴史が続いていた。
「性欲管理部の女性たち」
「まったく、ホントに男って懲りない生き物ね」
留置場の小窓から中を覗き込んだマリが呟いた。
茶色いレオタードの肩部分の皺を直しながら、
小窓の蓋を閉じ、ユキを振り返った。
「視姦しながら、シコシコ?」
ユキは手を上下に動かしながら笑った。
「そんなにオナニーしたいものかしらね」
小窓を再び覗きながら、今度はアサミが吐き捨てるように言った。
小太りの男は首をうなだれて、自分の股間に装着されている
ペニス貞操帯を悲しそうに眺めていた。
「男ってホントに不便なものをつけて生まれてくるのね」
マリは自分のすっきりした股間を眺めながら言った。
「諸悪の根源だわ」
アサミもつられて呟いた。
「まっ、今日の午後には彼もその苦しみから解き放たれるのよ」
ユキは何かを潰す手つきをして二人を見た。
マリとアサミは口元を緩ませて、何かを潰す手つきを真似た。
「死ぬほど痛いらしいねぇ、潰されると」
ユキは眉間に皺を寄せ、口元に手を当てながら言った。
「どうして女のあんたがわかるのよ、男の激痛が」
アサミは笑いながらユキを見た。
「私は実際、何度も執行しているから。痛がり方がね・・・異常よ」
ユキは再び何かを潰す仕草をした。
「私も何度も執行したことがあるけど、あれ、尋常じゃないわよ」
マリも続けて言った。
「今回はあなたが執行人だから、わかるわよ」
ユキは表情を変え、今度は嬉しそうにアサミに言った。
アサミは今回の執行が初めてである。
ベテランのマリとユキの指導のもと、執行人として育てるのである。
性欲管理部・玉抜き執行人の女性達三人は、
お互いに不敵な笑いを浮かべながら、
再び小窓から小太りの男を一瞥した。
「もうすぐ私が玉抜き、してあげるからね」
アサミは嬉しそうに微笑みかけて、小窓を閉じた。
ドアの中からは、小太りの男が往生したような低い奇声をあげ、
床を叩く音が響いた。
女性三人はなおも不敵な笑いを浮かべ、そのドアを後にした。
午前九時を回っていた。会議は十時からである。
今回の執行人三人は、少し早めに会議室へ赴いた。
「コ」の字に並べられた机に、椅子が三十。
前方部には性欲管理部長と執行部長の席が用意されている。
まだ誰もいない会議室に入り、三人は自分の名札のある席に座った。
執行人の席は一番はずれの方にあった。
その横には「処理部」と書かれた札があった。
「処理部って、その・・・」
アサミはマリに問いた。
「玉抜きした時に、ショック死することが多いからね」
マリは腕を組みながら呟いた。
「死体処理部ってやつだよね」
ユキは長い脚を組み、椅子の背もたれに寄り掛かった。
「ショック死するんだ・・・・」
アサミは不思議そうに二人を見た。
「ショック死した方が、男にとっては幸せよね」
ユキは笑いながらマリを見た。
「生きていたら、ホント、悲惨」
マリは表情を歪ませてアサミに言った。
「私は女だからわからないけど」
ユキは机に肘をついた。
「女だからこそ、その激痛がわからなくて執行できるのよ」
マリは二人を見ながら呟いた。
「内臓物と一緒でしょ、金玉って。体外に出ているなんて、失敗作だよね」
ユキは自分の股間をチラッと見て言った。
二人は深くうなずいて、口元に笑みを浮かべた。
「潰されたらショック死してしまうようなものが、ここについてるなんて」
マリは自分の股間を撫でながら言った。
「いらないよね、あんなもの」
ユキも続けて言った。
「玉抜きした後ってどうなの」
アサミは興味深そうに問いた。
「生きている場合、いろいろあるけど、まともに歩けなくなるね」
マリは軽く答えた。
「潰された金玉は切除するけど、しばらくは手がつけられないの」
ユキは表情を歪ませて言った。
「狂ったように痙攣したり、嘔吐、脱糞、とにかくすごいのよ」
マリはニコニコしながら楽しそうに答えた。
「あの激痛に歪む表情と行動は、気持ち悪くなるわね、私の場合」
ユキは頷きながら答えた。
「じゃ、私は軽い気持ちで潰してあげましょ」
アサミは嬉しそうにユキを見た。
すると水着姿のまま、陰茎切断部の女性達5人が入ってきた。
「朝の水泳は気持ちがいいねぇ」
ナンシーが濡れた髪にタオルを当てながら言った。
通称ナンシー、陰茎切断を100本以上完了女性に許される称号。
本名ナオミ、完全勃起させたままのペニスを、一瞬で切断する凄腕。
陰茎部を深く研究し、自作の陰茎切断器を開発。
全く表情を変えず、躊躇なく執行する冷酷な女性。
男が涙を流して懇願しようが、泣きわめこうが、
自分の魅力的な容姿と表情で興奮させ、更に絶妙なペニスへの刺激で、
射精寸前の最も大きくなったペニスの状態で切断。
独自の切断器はふたつ。ペニスのみのものと、睾丸をも根こそぎ取ってしまうもの。
ナンシーの気分によってどちらが使われるのか、直前まで知らされない。
切断ペニス保管室には、数え切れないほどのペニスが並べられている。
中でもナンシーの切断したペニスは、その切断面が見事なまでにきれいだった。
彼女の陰茎切断執行の時には、かなりの女性達が集まる。
見学する女性達は、その見事な切断の仕方にオーガズムさえ感じるという。
「ナンシーの魅力的なプロポーションを保つには、水泳が一番?」
マリはナンシーの身体を見ながら言った。
「ナオミでいいよ。ナンシーは男根を切断するときにだけ使うネームだからさ」
ナンシーは何かをカットする手つきをしながら答えた。
「それにしても評判だよ、ナオミの切断式。女性達がすごく喜んでる」
マリは長い脚を組みなおして、背もたれに寄り掛かった。
「あなたの玉抜き術も大したものだよ。激痛の与え方が普通じゃないものね」
ナンシーは笑いながらマリを称えた。
ユキとアサミは二人のやり取りを静かに聞いていた。
「今度はアサミが玉抜き?初めてでしょ?潰す瞬間、濡れるよ」
ナンシーは股間を指さしながらおどけて言った。
マリも頷きながら笑っていた。
「留置場の小太りの男だろ?今回、玉抜きされるヤツ」
陰茎切断部ナンバー2のティナが言った。
通称ティナ、やはり陰茎切断を100本以上完了、ナンシーと同時期に許された称号。
本名マキ。ニコニコ笑いかけながらゆっくりと切断する、残忍な執行人。
自作の切断器はちょっと変わっている。
「今日の会議は、そいつの玉抜きについて?」
ティナは冷たい笑いを投げかけながら言った。
「金玉を潰されれば、オナニーする気にもならないでしょ!」
陰茎切断部のアヤが口を挟んだ。
極小のビキニが艶めかしく濡れたまま、細い身体に張り付いていた。
ペニスの切除はまだ数十本だが、アヤの特技は射精をさせながら切り落とすこと。
自分のしなやかな肢体を見せながら、ペニスの裏側を巧みに刺激し、
射精している最中に切断する。
ペニスが数度の収縮を繰り返している夢の快楽が、次の瞬間に地獄の暗闇に。
切り取ったペニスに残る精液を、上手に絞り出す手つきが天下一品である。
男の股間から分離させられたペニスは、静かにアヤの手の中で眠り続けるのである。
「精液を作る金玉がなくなるわけだからね。性欲から解放されて幸せになる訳ね」
アヤの隣にいる、陰茎切断部のサオリが言った。
サオリもアヤと同様、極小ビキニのままだった。
「この二人にかかったら、男も大変だね。執行部長はまだ来ないの?」
陰茎切断部長のサヤカが言った。
すると性欲管理部長のリナが銀のレオタードをまとった姿で現れた。
この性欲管理部の建物は、すべて女性の職員なので、
動きやすいレオタードや水着が許されている。
男の目を気にすることもないので、ここに運ばれてくる処刑される男は、
その姿を見るだけで、我慢できない性欲に襲われる。
「執行部長はまだ?」
リナは濡れたような唇でサヤカに問いた。
「まだみたい」
サヤカは時計を見ながら言った。
「午前中に執行するんでしょ?」
リナは何かを潰すしぐさをした。
「アサミが執行予定よ」
サヤカは陰茎切断部の女性達を振り返った。
彼女達はアサミを見て、口元に笑みを浮かべた。
執行部長のクミが現れたのは、10時を少し回っていた。
性欲管理部・陰茎切断部・処理部・玉抜き執行部の女性達は、すでに席についていた。
「遅くなりました。すみません」
クミは丁寧に詫びを言い、執行部長の席についた。
「これから執行する男の報告を」
性欲管理部長のリナは、ハスキーな声で執行人のマリ達に問いた。
「女性の水着姿を見ながら、必死でセンズリをしていた男です」
ユキは淡々と答えた。
「女性をオナニーの道具に使うとは、許せない行為です」
マリは口元に笑みを浮かべながら報告した。
「ここで私は、陰茎の切断も提案したいと思います」
ユキは興味深そうに陰茎切断部のナンシーを一瞥した。
「アサミに金玉を潰してもらいます。のちに陰茎切断しましょう」
クミは細い首のあたりを撫でながら言った。
「陰茎切断は、今回、ティナに任せましょうか」
リナはティナに持ちかけた。
「わかりました。金玉潰しのあとに華麗なる陰茎切断を披露しましょう」
ティナは嬉しそうに答えた。
「金玉を潰した時点で、死ぬかも知れませんが、そのまま陰茎切断をしてかまいません」
クミは念を押すようにティナを見た。
「出来れば、私の切断機は勃起していた方が楽しめますが・・・」
ティナは涼しい顔で答えた。
「わかりました」
クミは女性達を見回し、頷くように言った。
「では、会議はこれで終了します。男を処刑室まで連行し、すぐに始めましょう」
クミは立ち上がり、続けてそう言った。
女性達は薄笑いを浮かべ、ゆっくりと立ち上がった。
小太りの男を迎えに来たのは、執行予定のアサミとティナ、
そして執行部長のクミと性欲管理部長のリナの4人だった。
冷たいヒールの音が廊下に響き渡っていた。
ドアの小窓から覗くと、小太りの男はうずくまるように丸まって横たえていた。
「小さめのペニス貞操帯が効いているのかしら?」
リナは薄笑いを浮かべて言った。
「ちょっとペニスが大きくなるだけで、痛いみたいね」
クミはあきれた表情で言った。
「短時間で急激な変化をもたらすモノが、股間についているなんて男って駄作だよね」
ティナは笑いながら言った。
リナは銀のレオタードの胸元から鍵を取り出した。
重い音を立て、ドアの鍵か開いた。
ゆっくりとドアを開けると、小太りの男は怯えたように4人を見上げた。
4人は入り口から広がるように入った。小太りの男を囲むようにして見下ろした。
「数日間、オナニーさせていないから、私達の姿を見たら・・・」
リナは銀のレオタード姿で目の前に立ち、しなやかに片脚を前に出した。
細い腰の当たりに両手を当てて、口元に笑いを浮かべた。
「私達の刺激的に姿で、オナニーにふけりたいんでしょ」
リナは続けて言い、男を見下した。
男はさらにうずくまるようにして、股間の痛みに堪え忍んだ。
「ペニスが勃てられない苦しみか」
クミは薄笑いを浮かべながら呟いた。
「不便なモノを股間につけてるね。私はいらなくてよかった、そんなモノ」
ティナは自分のスッキリした股間を撫でながら言った。
「でも、もう平気よ。私達が処理してあげるから」
アサミは冷たい視線を向けながら、男に言った。
「立ちなさい。処刑の時間よ」
執行部長のクミは冷たく言った。
小太りの男は両手に手錠をかけられた。
爪先で立ち、腰を引いたままの体勢をとった。
4人はクスクスと笑った。
「無様な姿だね。ペニスが痛くて、大変?」
リナは笑いながら言った。
「今日は私が切断してあげるからね」
ティナは二本指で切る動作をした。
「玉抜きは私よ」
アサミはおどけながら言った。
小太りの男は腰を引いたまま、ゆっくりと歩き始めた。
「もうすぐ股間がスッキリするからね。生きていたらの話だけど」
リナは男を覗き込みながら言った。
「ほら、私達には最初からそんな無様なものはついていないんだから」
クミは自分の股間を突き出して、男の目の前にさらした。
男は低いうめきを上げ、さらに腰を丸めた。
「あらあら、大事なペニスが反応?私の身体で精液が出したくなっちゃった?」
クミは笑いながら言うと、他の3人も続いて笑った。
「もう、ほんとに、なんて不便な生き物なの?男って」
リナは男の腰のあたりをつつきながら言った。
男は爪先に力を入れ、腰をかがめ、内股に歩いていた。
手錠は後ろ手にかけられ、歳老いた老人のような歩き方になっていた。
4人はなおもクスクス笑いながら、ゆっくりと歩く男を眺めた。
「金玉を潰され、ペニスをそぎ落とされれば、何の問題もないわね」
ティナは低い声で念を押すように言った。
男はため息をつきながら、顔を歪めてペニスの痛みに耐えている様子だった。
「特殊なカテーテルを挿入して切り落とすから、おしっこはできるわよ、ペニスがなくても」
ティナは続けて男に話しかけた。
「ティナはやさしいね。その前に私が金玉を潰して、死んじゃうかもしれないけど」
アサミは男の耳元で囁いた。男は歪めた表情で彼女を見た。
「その歪んだ顔が、金玉潰される痛みで、もっと歪むのよね、うふふ」
アサミは小悪魔的に笑い、腰の当たりをつつきながら続けて言った。
「アサミは金玉を潰すの、初めてだからね。どういうふうに潰すかしら」
ティナはアサミに笑いかけながら言った。
「この激痛だけは、私達女性にはわからないから」
クミは頷きながら男に言った。
「数え切れないほどの男がショック死してるんだから、激痛なんてものじゃないよね」
リナは自分の細い腰に手を当てて言った。
「女だからニコニコして金玉潰せるし、ペニス切りも出来るんだよね」
ティナはクミを見ながら呟いた。
女性達の笑い声が聞こえてきた。処刑台のある部屋が見えてきた。
「あんた、これだけの距離を歩くのに、なんという時間がかかってるのよ」
リナは男の尻を叩きながら言った。
「ペニスが痛くて、大変なのよね」
クミは痛みに耐える男の顔を覗き込みながら言った。
「うふふ、待ちかねたよ」
ドアを開けながら、マリとナンシーが同時に言った。
「玉抜き、陰茎切断の殿堂入り女性に迎えられて、あんた、幸せ者だよ」
ティナは笑いながら言った。
「ペニスが痛くて歩けないから、取ってしまおうね」
サオリが腰をかがめる男を覗き込んだ。
「金玉も何とかしてあげるから、ショック死しないでね。うふふ」
アヤも笑いながら言った。
男は二人の極小ビキニを見るなり、またペニスの痛みで顔を歪ませた。
「アラアラかわいそうに。二人に悩殺されちゃった?」
リナはうずくまろうとする男を笑った。
「どれ、それじゃぁ、ペニスを解放してあげましょうか」
陰茎切断部長のサヤカが、壁に掛けられている鍵を手に取った。
女性達は顔を見合わせて頷くと、みんなで男を押さえつけ、大きく股を開かせた。
男はペニスの痛みで奇声を上げ、泡を吹きそうになっていた。
だらしないパンツが剥がされ、ペニス貞操帯が現れた。
ペニスは紫色に変色していた。
「男のくせにうるさいから、防声具、付けるわよ」
リナは道具箱の中から、古い防声具を取り出した。
唾液や吐瀉物、血液などで汚れ、異様な匂いを発していた。
「この防声具はね、男達の激痛の歴史を物語ってるのよ、うふふ」
リナはその匂いに表情を歪ませ、口元だけで笑った。
「金玉を潰されるとね、たいていの男は苦しくて吐くのよ」
クミはおかしそうに口を押さえて言った。
「処刑する女達にはないものだからねぇ。どういう風に痛いのかしらね」
ナンシーはペニス貞操帯の上から、人差指でコンコンとペニスをつついた。
男は防声具を取り付けられた。鼻息が荒くなり、女達に支えられた体がふらついた。
「じゃ、ペニスを解放してあげるよ」
サヤカがペニス貞操帯の鍵を外した。
変色したペニスは貞操帯が外れると同時に、勃起し始めた。
「うわぁ、スゴイ量の我慢汁。なによ、これ」
取り外されたペニス貞操帯を片手に、サヤカはしたたり落ちる透明の液体を見た。
「何日ぶりの勃起なの?これ。今すぐ、切り落としたいね」
ナンシーは腕を組みながら眺めていた。
「触れないのに、勝手に精液が漏れそうな勢いね」
ティナはナンシーの横から覗き込んだ。
女性達に押さえつれられたままの男は、ホッと安堵の表情を見せた。
紫色のペニスは、すぐさまピンク色に変わり、水を得た魚のように動いていた。
「我慢汁をたらしながら、ピクピク動いているよ」
クミは笑いながらいきり立つペニスを見て言った。
「こんな無様なもの、股間につけているんじゃないわよ」
サオリは指先でペニスの先端をつついた。
ペニスはその刺激に素直に反応していた。
サオリはいたずらするように、指をからませるようにペニスを弄んだ。
細く長い爪が先割れしたペニスの穴に挿入されると、
男は内股になって腰を引き、精液が出そうなそぶりを見せた。
「おっと危ないねぇ。射精しそうだった?」
サオリは慌てて手を引き、我慢顔の男を覗き込んだ。
女性達はそのしぐさを笑いながら眺めていた。
「男って精液が溜まると、狂いそうになるんでしょ」
アサミはマリに言った。
「出したくて出したくてたまらなくなって、
この男のように私たちを見ながら、シコシコオナニーするのよ」
マリは腕を組みながら言った。
「不便なものをもっているよね」
ティナは笑いながら言った。
「だからこそ、私達女性の手で、金玉潰しやペニス切断をしてあげるのよ」
マリは女性達を見まわしながら言った。
女性達は深く頷きながらマリを見た。
「私達女性には最初からついていないからね。そんな苦しみって知らないし」
ナンシーはペニスの先から滴り、糸を引いている我慢汁を指ですくった。
「だいたい男の生殖器というのは、体外に出ている時点で失敗作だよね」
アヤは股間の割れ目に食い込む極小ビキニを直しながら言った。
男はアヤの水着に目をやると、再びペニスを動かし反応した。
「わかったわかった。今、金玉潰して、陰茎切除してあげるわよ、うふふ」
クミは動くペニスを見ながら、あきれた表情で男に言った。
男はピクンと身体をこわばらせ、支えられている女性達に体を預けた。
「いよいよ・・・執行よ」
サヤカは冷たい視線を男に向け、乾いた口調で告げた。
「処刑台を用意して」
リナは女性達に指示し、奥のドアに目をやった。
マリとユキは同時に頷き、奥の部屋に入った。
そして、二つ折りにされ、縦に閉じられた台をコロコロと引いてきた。
男の横に並べるようにして台を開くと、腰の辺りまでの高さで止まった。
人の形をした印が刻まれており、数多くのバンドがくくりつけられていた。
上半身は頭と首と胸、そして腕から手まで、さらに胴は太いベルトがついていた。
下半身はガニ股の形をしており、骨盤、太腿の付け根、膝、ふくらはぎ、足首と
かなりの太いベルトがついていた。
股の部分には玉抜きとペニス切断をする為の、
ちょうど女性が二人立てるスペースがあった。
女性達は薄笑いを浮かべながら、その台を眺めていた。
「ここの女性達で、あんたを男でなくしてあげるね」
クミは唇を舐めながら、男に告げた。
「はい、立ちなさい」
サヤカは男の耳元に唇を近づけ、息を吐きかけながら無声音で言った。
男は一瞬体を強ばらせ、防声具の中で何かを言ったが、
その姿を眺める女性達の笑い声によってかき消された。
クミは男の鼻先に何かを近づけると、男の身体から力が抜けた。
支える女性達はすぐさま台の上に横たえさせた。
小太りのさえない身体が、台の上に乗った。
女性達は四方から慣れた手つきで男の身体をくくりつけた。
一糸まとわぬ丸裸の身体が、おぞましい姿で女性達の目にさらされた。
男の股間はガニ股に開かされ、ペニスと睾丸がどの角度からも見えていた。
ペニスは半分勃起状態で、残りの我慢汁が蛍光灯を浴びて光っていた。
「無様な身体に、無様なものをつけてるね」
ティナは人差し指でペニスをすくうようにつついた。
「もうすぐ楽になしてあけるからね」
アサミは微笑みながら言った。
「ここまでくるとたいていの男は金玉が縮みあがるものなのよ、うふっ」
ナンシーは笑いながら、縮みあがった睾丸をつついた。
「ペニスは半分勃起したまま、だらけているけどね」
ティナは横から手を伸ばして、指先でペニスをつついた。
「金玉、ほぐすよ」
マリはしなやかな手つきで睾丸に手を伸ばし、二つとも掌に納めた。
二個とも擦り合わせるようにして揉み始めると、小太りの男の身体は電気が走ったように反応した。
「これだけで、かなり痛いらしいよ」
マリは口元に笑みを浮かべて、見ている女性達に報告した。
「痛がってる、痛がってる。面白い」
ユキはそう言って、体をよじらせようと必死になる男の痛がり方を眺めていた。
しっかりとくくりつけられた体は、無様に筋肉を動かすだけで、
それほどの大きな動きが出来なかった。
「うふふ、この苦しみ方、最高ね」
マリはなおも睾丸を擦り合わせ、激しく揉みほぐした。
「うふふ、ほらほら、続けてると、勃って来ちゃうのよ」
ユキはだんだんと膨らんでくるペニスをつつきながら言った。
「激しい痛みのはずなのに、どうして勃起するのかしらね、フフ」
クミはユキの細い指に絡まるペニスを見て言った。
「マリのほぐし方が最高なのね」
サオリは睾丸を激しく擦り合わせるマリの手つきを見ていた。
「フフ。どうしようもない痛み。この苦しみ方。死にそう?」
マリは男の顔を覗き込みながら言った。
男は防声具の中で何かを叫びながら、懇願する目を女性達に向けた。
充血した眼球は、その激しい痛みをもの語っているが、
女性達にはその意味がわからず、ただ、笑って眺めているだけだった。
「どう、マリの睾丸マッサージは?精液、漏れそう?」
ユキはかわいい笑顔で男を見下げて言った。
マリが睾丸を強弱をつけて揉むたびに、
男の身体は苦しそうに痙攣を繰り返した。
「ウフフ、このペニスの固さ。上を向いたまま小刻みに震えてるよ」
ティナは膨張し続けているペニスの先端をつまんで呟いた。
ペニスは上を向いたまま、少しずつ我慢汁を垂れ流し、
ティナの指先の動きに素直に順応していた。
マリは薄笑いを浮かべて苦しがる男の反応を楽しんだ。
激しい痛みのため、股間を中心に縮まろうとする男の身体は、
完全に拘束されたまま、無駄なあがきを続けていた。
女性達は、その苦しみと痛みを知らない安心感を感じながら、
静かに腕を組みながら、男の震える体を眺めていた。
「ほら、こんなに陰嚢も伸びてきたし、アサミも潰しやすくなったかしら?」
マリは睾丸から手を放し、伸びきっただらしない睾丸を見た。
女性達はぴくぴくと動くペニスを見ながら、なおも薄笑いを浮かべていた。
ユキはだらしなく垂れ下がる睾丸をすくった。
掌の上で転がすようにし、大きさを確かめた。
「この金玉を潰す前に、ショック死しないように副睾丸攻めをしておこうか」
ユキは右の睾丸をつまみあげ、睾丸の横に微妙に膨らむ副睾丸に指を当てた。
「これがまた、コリコリされると痛いらしいんだ」
ユキは続けて女性達に説明した。
「うふふ、どれくらい痛いのかしらね、全くわからないけど」
マリはユキの指先を見ながら呟いた。
「この副睾丸攻めは、潰されるくらい痛いらしいから、潰す予告としてはいいかもね」
アサミは頷きながら言った。
「私が右の金玉を責めるから、サオリはそちら側から左の金玉、やっちゃってよ」
ユキは口元に笑いを浮かべながら、サオリに言った。
「私は遠慮なく、やっちゃうわよ。これだけでショック死しちゃうかもよ、フフ」
サオリはユキの横に並び、左の睾丸をつまんだ。
「と、その前に…」
サヤカは片手を腰に当てて、もう片手で黒く太い管を揺らしながら二人に言った。
「それね。やっておかなくちゃ、大変」
ユキとサオリは睾丸を手放し、男の股間の位置から離れた。
サヤカは機械から延びた太い管を男の肛門へ差し込んだ。
スイッチを入れると管から液体が肛門へ注入され、
暫くすると、吸引し始めた。
「痛さのあまり、たいていの男は汚物を垂れ流すからね」
サヤカは女性達を見まわしながら言った。
手際よく管を抜き、肛門に特殊な蓋を挿入した。
「はい、これで肛門からは何も出てこなくてよ、ウフ」
女性達は頷きながら、その手際の良さに感心した。
「これもついでに、念のためね」
ナンシーは勃起しているペニスを無造作に握り、
先端からペニスと同じ長さくらいの細い棒を挿入し始めた。
男の身体は一瞬硬直し、ペニスの先が挿入される棒の痛みに耐えていた。
「勃起しているから、尿道が狭くなってていたいのね、うふふ」
ナンシーは乱暴な手つきでギュウギュウと押し入れた。
「痛くて血が出ちゃいそう?ウフ」
男の顔を覗き込みながら、ニコニコ笑った。
ペニスから先端だけを残し、棒を止めた。
「金玉を潰す時とペニス切断の時には、尿道にもっと太い管を入れるんだよ」
ナンシーは続けて言った。
「ティナの挿入の仕方は、私みたいにやさしくないよ」
そういって、ペニスから出ている棒の先端を指先でコツコツ叩いた。
「ありがとう。副睾丸攻めをしている最中に、射精しちゃうこともあるからね」
ユキは笑いながら言った。
「精液が溜まっている場所だからね。直接責めるから、痛さの余り、出ちゃうんでしょ?」
サオリは口元に笑いを浮かべた。
ユキとサオリは再び男の股間のそばへ行き、先ほどと同じように睾丸を手に取った。
細い指先で睾丸を器用につまみ、副睾丸の辺りにもう一方の人差し指を当てた。
「この、コリコリしたところだよね」
サオリはユキの横顔に目をやった。
ユキも確かめるように頷いた。
「始めていいわよ」
クミは二人の手元を見ながら告げた。
ユキとサオリは容赦なく人差し指を副睾丸に押し当て、睾丸まで埋もれるくらいに強くグリグリした。
男は息を止め、身体を硬直させた。防声具からは途切れた息のみが聞こえ、
その痛みの激しさを女性達に見せつけていた。
「おもしろいねぇ。これだけでかなり痛いんだ」
ユキは小刻みに震えるからだとペニスを見ながら呟いた。
「私達にはわからない激しい痛みなんだよね」
サオリは周りで薄笑いを浮かべながら見ている女性達に言った。
「あらら、ペニスを棒で差し止めているのに、横から精液が漏れだしてるよ」
サヤカはしなやかに腕を組みながら言った。
「痛くて気持ちいいわけ?金玉ってどういうもの?」
ユキは笑いながらペニスから漏れ出す精液を見つめた。
サオリは不思議そうな目つきで精液を一瞥した。
自分達からは決して出ない白い液体を、他の女性達は固唾を飲んで見つめた。
男の身体はさらに硬直し、息が途切れ、痙攣をし始めた。
「人差し指だけで男を苦しませることが出来るんだよね、女性は」
サオリは副睾丸のグリグリを繰り返しながら、クミを見た。
クミは笑いながら頷き、もっとやって良いよ、と言った。
「息が止まってるけどいいの?潰される前に死んじゃいそうよ」
そう言いながらも、ユキは容赦なく副睾丸責めを繰り返し、手を休めようとはしなかった。
「ペニスが破裂しそうに膨張してるね」
マリは横からペニスに刺した棒を細い指でコツコツしながら言った。
サオリは人差指の力を抜き、五本の指先だけで睾丸をつまんだまま、
その大きさを確認した。
「ペニスだけじゃなく、金玉も腫れてきてる?」
サオリはそう言って、指先だけで睾丸をコリコリしてみた。
男の身体は相変わらず硬直したまま、
二人の女性達に責められている激しい痛みに耐えていた。
「少し腫れてきてるみたいね」
ユキも人差指を止め、睾丸の大きさを確認した。
「潰しやすくなっていいんじゃない?」
サヤカは笑いながら言った。
「棒を抜いてあげようか」
マリはそう言いながら、おもむろにペニスに刺さった棒を抜いた。
男は痛みに耐え抜いたような大きなため息を防声具の中で吐いた。
ペニスからは真っ白な濃い精液がゆっくりと流れだし、
女性達はその様子を苦笑しながら眺めていた。
「尿が出る管から精液も出るなんて、単純なつくりだね」
ティナは指先でペニスの先端をつついた。
白く濃い精液が、指先にまとわりついた。
「私の指を汚した罪は深いわよ、ウフフ」
ティナの目の色が変わり、睾丸をつまんでいるユキとサオリは、
豹変するティナの表情を見つめた。
「執行よ」
執行部長のクミはアサミとティナの肩を叩いた。
ティナは丈の短いスパッツの腰の辺りに下げた、
堅そうな黒い管を手に取った。
30センチ以上もある長さの仰々しい管である。
手に取った管を女性達によく見えるように高く掲げた。
「膀胱の中まで到達するように長めに作られています」
そう言って口元に笑いを浮かべた。
この管をペニスに差し込まれる男は、たいてい悲鳴を上げる。
だが、防声具のために、それほどの声にはならない。
勃起したペニスに無理矢理挿入される痛さは、
まったく女性達にはわからない。
だからこそ、ティナは乱暴にできるのである。
「入れるよ、覚悟しな」
そう言うと、いきり立ったペニスをしなやかな手でつかみ、
管を先割れした穴に無理矢理押し入れた。
女性達は固唾を飲んでその手さばきを見ていた。
先端部分が尿道に入り出すと、男は腰を引こうと必死になるが、
その痛さに身体を震わせながら、ペニスをティナに任せていた。
「どうせ切断されるペニスなんだから、どうなったって良いじゃないの」
サヤカは腕を組みながら、苦しがっている男の顔を覗き込んだ。
「声なき叫びね、ウフフ。精液の変わりに血液が出てきたわよ」
リナは苦しがる男を眺めながら言った。
ティナは相変わらず無理矢理に管を押し込んでいた。
「凄まじいねぇ、ティナの挿入。男殺しだよ」
クミは感心するように言った。
「私達にはないからね、どんな感じかしら。気持ちいいの?」
サオリは男の耳元で囁いた。
男は身体を震わせながら、目を真っ赤にしてサオリを見た。
「その眼差しに興奮するわ。金玉とペニスを支配する感覚、いいわ」
サオリは笑いながら言った。
ティナは突然手を止め、管から流れ出す尿を床にたらした。
「膀胱へ到達。金玉潰して良いよ」
ティナは冷たい声で、淡々と告げた。
アサミは声もなく頷くと、玉抜きの機械を手に取った。
「こんなに可愛いアサミに金玉を潰されるなんて、あんた、最高に幸せ者だよ」
リナはそう言って、男の睾丸をつついた。
男は激しい痛みに表情を歪ませ、女性達を見回した。
ティナとリナの言葉を聞いた女性達は、薄笑いを浮かべ、
腕を組みながら男を見下ろした。
アサミは先端が二股に分かれた特殊な器具をカチカチ鳴らした。
ちょうど睾丸が二つ挟まれる形状をした、ストッパーがついた鉄の道具だった。
この中に睾丸を入れると、ストッパーの部分で止まり、逃げられなくなる。
アサミは男の股間部分に立ち、腫れ上がった睾丸をその器具に挟んだ。
男は奇声を発し、アサミに懇願する眼差しを向けた。
アサミは冷たい視線で男を一瞥すると、再び器具に挟まれた睾丸に目を落とした。
「準備はいい?」
クミはアサミに言った。
アサミは口元に笑みを浮かべ、コクリと頷いた。
「私達もあなたの金玉が潰れていくところを見届けてあげるね」
リナがそう声をかけ、女性達を見回した。
すると彼女達は男のそばに近寄り、はりつけにされた台を囲むように立った。
「私達のスッキリした何もない股間がよく見えるでしょ?」
サオリは男を見下ろしながら言った。
「男の激痛を知らない女性に金玉を潰されるなんて、最高の幸せでしょ?」
マリは自分の股に手をやりながら、男の目の前に見せつけた。
男は多少なりとも動く首と目で、女性達を見上げた。
女性達は勝ち誇ったように自分達の股間を男に見えるようにした。
「私のスッキリした股間を見ながら、アサミに金玉を潰されなさい。サービスよ」
そう言うと、アヤは極小ビキニを見せつけるように男の顔面を跨いだ。
すんなりと長い脚が男の顔の前を跨ぎ、股間が直前に見えるようになった。
「動く動く。こんな状況でもペニスは元気だね。でも、精液は出せないんでしょ?」
アサミは目の前にある太い管の刺さったペニスを見て言った。
止めどなく尿が流れ出し、それでも勃起は収まっていなかった。
「アヤの股間が目の前にあったら、ペニスが爆発しちゃうよね」
ユキは笑いながら男に聞こえるように言った。
「自分の金玉が潰される所なんて、見たくないでしょ?
だから私の大切な股間を見ながら、激しい痛みに耐えてみてね、ウフフ」
アヤは可愛い声で男に告げると、アサミに目配せした。
「潰すよ」
アサミは低い声で告げた。
長く細い脚を肩幅に開き、少し膝を曲げ、握力をかけるために腰をかがめた。
小太りの男はアヤのスッキリした股間を目の前に、
興奮しながら防声具の中で激しい息をし始めた。
アサミは鉄の器具を両手で持ち、静かに握り始めた。
音もなくアームの部分が近づき始め、テコの原理で男の睾丸は、
だんだんとその形をなくしていく。
女性達は静かに潰されていく睾丸の行方を目で追っていた。
男の身体はだんだんと硬直し始め、股間を中心に縮まろうとする筋肉で盛り上がった。
しかし、きつく張り付けられた身体は、容易には縮まらず、
小太りの男なしからぬ筋肉が女性達の目に映った。
男の目はアヤの股間を見つめたまま、小さく揺れていた。
アサミはもったいぶったように少しずつ握り、男の激しい痛みを鉄の器具を通して感じていた。
そして、一瞬止めたかと思うと、歯を食いしばり一気に最後まで握った。
男は防声具の中でとてつもない奇声を上げ、
大きく身体を震わせながら息を止めた。
アサミは最後まで握られた器具と潰された睾丸を凝視しながら、
形の良い薄い唇を舌で舐めた。
女性達は男の身体の硬直から、その激痛の度合いを目に焼き付けた。
「身体がこんなになるまでの激痛って何?」
ユキは固まった男の身体を指でつつきながら言った。
「潰されてこんな状態になるモノが、股間についているなんて、信じられないわよね」
マリはアサミの握られた器具を見ながら言った。
「おぉ、痙攣し始めたわよ。金玉を潰された激痛の二波目がやってきたみたい」
形をなくした睾丸を見ながら、クミは笑った。
男はカッと目を見開き、アヤの股間の下で、激しい痙攣を始めた。
「この痛がり方、最高だよね。女性になくて良かったわよ。死にそうな勢いだね」
サオリはホッとしたように腕を組んで言った。
「股から広がるこの激痛は、女性だから与えられるんだよね」
ナンシーはティナを見ながら呟いた。
「次はこの激しく勃起した状態で、ペニスを切り落とすからね」
ティナは女性達を見回しながら言った。
男は防声具の隙間から胃液を吐きながら激しく苦しがった。
「こんなに可愛いアサミが、金玉を容赦なく潰すなんて最高だよね」
マリは笑いながら言った。
「アサミ、交代しようか」
ティナはアサミに話しかけた。
アサミは潰れた睾丸を挟んだまま、鉄の器具を手放した。
潰された睾丸は身体の痙攣に翻弄されながら、器具の中で静かに震えていた。
「この激痛だけは、女性達にはわからないわよね、ウフ」
ナンシーはだらしなく挟まれた睾丸を見ながら呟いた。
男は激しい痙攣を始めながら、激痛の悲惨さを女性達に教えていた。
「ここについているモノが、こんなにも男をダメにするなんてね、ウフフ」
アヤは自分の股間を撫でながら、男の上を移動した。
「この鋭い激痛を知らない女性に金玉を潰されるなんて、こいつも死にきれないよね」
サオリは極小ビキニの股間のズレを直しながら、冷たく言った。
アサミは口元に笑いを浮かべながら、男の股間部分に入り込むティナを見た。
ティナは腰に下げた器具を片手に持ち、勃起したペニスの堅さを確認した。
「邪魔だから、潰れた金玉も取っちゃっていい?」
ティナは軽く言った。
クミは笑いながら頷いた。
するとティナは持っていた器具を男の腹の上に置き、
一回り大きい別の器具を持った。
「ペニスを縦に裂いて、根本から切り落とすと同時に金玉も切除する機械よ」
ナンシーはティナの手にする機械を見て言った。
「大正解。この前ナンシーに見せてあげたモノよ」
ティナはニコニコしながら女性達に見せた。
鉄の取っ手を握ると、鋭い刃の部分が動き、異様な音を立てた。
「ペニスがザックリ割れて、チョン切れちゃうのよ、ウフ」
ナンシーはその動きを見ながら笑った。
「ペニスがヒラキになっちゃうのよ。断面図になってわかりやすいよ」
ティナは可愛い声で言った。
「ペニスのヒラキね、女性にはついてないものだから、見たいよね」
ユキはティナの持つ器具を眺めながら言った。
「うふふ、ほら、第三次激痛の余波がやってきたみたいよ」
クミは痙攣をし始める男を見下ろしながら言った。
男は気を失いながらも、体がその激痛を感じて震えだした。
「どんだけ痛いのかしらね、金玉潰されるって」
サヤカは唇を舐めながら呟いた。
「女にはこんな金玉、ついていなくてよかったわよ」
リナは潰された睾丸についている器具を指先でコツコツした。
「さっ、アサミの器具を外して、ティナに切断ショーを見せてもらいましょ」
クミは涼しい顔で言うと、アサミに目くばせした。
アサミは細い腕を伸ばし、睾丸を挟んでいる器具を広げて取った。
形のなくなった睾丸が、陰嚢の中で痛みに震えていた。
「このブ男が、気を失っている間に切っちゃおうよ」
サオリは笑いながら言った。
「金玉が潰されるほど痛くないらしいからね」
ナンシーは涼しい顔で答えた。
ティナはそれを聞くなり、再び男の股間部分に立ち、
ペニスの切断準備に取り掛かった。
ゴムの手袋をはめ、垂れ下がった睾丸を陰嚢の上から確認した。
何度か掌でまさぐった後、陰嚢から手を放した。
「悲惨。中でグチャグチャになってる。こいつ、もう歩けないよ」
ティナは女性達を見まわしながら笑った。
「へぇ、だから玉抜きされた男は、まともに歩けないのね」
リナは薄笑いを浮かべながら頷いた。
「潰されておかしくなるようなものが、体の外に出ちゃってついているなんてねぇ」
サオリは納得するように潰れた睾丸をつつきながら言った。
ティナは慣れた手つきで自分専用の器具を男のペニスに装着していた。
男はまだ気を失ったまま、体の震えを女性達にさらしていた。
睾丸を潰され男が、いかに駄目になっていくかを彼女達は目の当たりにした。
そして、自分達には無縁の激痛と苦しみに、ホッと気持ちを楽にしていた。
防声具の中は、口と鼻からの液体でドロドロしていた。
かなりの激痛のためか、目をカッと見開き、宙を見つめたままだった。
身体にも相当な力が入っているのか、首の筋肉もかなり太く盛り上がっていた。
「こんなになるまで金玉って痛いものなのかしらね。ホントに悲惨ね」
ユキは首の筋肉を触りながら言った。
「それにしても、だんだんと腫れてきたみたいね、潰れた金玉」
クミは指先で陰嚢をつついた。
「早くしないと器具に収まらなくなっちゃうわ」
笑いながらティナは装着する手を速めた。
「ティナが握れば、ペニスと潰れた金玉は、コイツの股間と今生の別れを告げるのね」
リナは楽しそうに呟いた。
「ハイ、準備完了よ。気がつく前に、処理してしまいましょ」
ティナは器具から手を放し、女性達に見えるように男の股間から離れた。
「いよいよ、ティナのお披露目よ」
ナンシーは嬉しそうに女性達に報告した。
「私が考案した、新開発のペニス切断器よ。よく見ていてね」
ティナは声の調子を上げ、気を失っている男を一瞥した。
そして再び男の股間部分に進み、装着した器具を手に取った。
女性達はこれから切断されるペニス部分を声もなく静かに見守った。
「イッキにイキましょ」
ナンシーは楽しそうに告げると、ティナはゆっくりと器具を握り始めた。
研ぎすまされた鋭い刃の部分が、ペニスの先端部分の黒い管に切り身を入れ始めた。
ティナは唇を舐めながら、薄笑いを浮かべゆっくりと器具を握り続けた。
女性達は固唾を飲んで切り身の入っていくペニスを凝視した。
激しく勃起し続けている亀頭部分に刃がさしかかり、
先割れした尿道口を裂くように進んでいった。
音もなく亀頭部分を左右に切り裂き始めると、男の身体は電気が走ったようにビクついた。
「ペニスを裂かれる痛みを身体が受け取ってるね」
クミは乾いた口調で呟いた。
「気を失っていても、切除されるペニスを悲しんで身体が反応してるのよ、ウフフ」
ティナは裂かれていくペニスを見ながら言った。
先端部分から縦に裂き始め、尿道に詰まった黒い管も露わになり始めた。
「細い尿道にあんなに太い管を入れられて、大変ね」
ユキは笑いながら呟いた。
音もなく鋭い刃はペニスを左右に切り、根本まで静かにゆっくりと進んでいった。
女性達は少し息を荒くしながら、左右に避けたペニスを凝視した。
ティナは器具を持ち替え、再び力を入れた。
もう一つの鋭い刃がペニスの上部から睾丸へ向かって静かに動き始めた。
ペニスを綺麗に根本から切断し、睾丸部分も切り取り始めた。
器具を最後まで握り、ティナは軽い溜息をついた。
「ウフフ、切断完了よ」
そう言って、口元に笑みを浮かべた。
そしておぞましい器具を両手で持ち、切断されたペニスと睾丸と共に股間から離れた。
器具の中には真っ二つに裂かれたペニスと潰れた睾丸の入った陰嚢が、静かに眠っていた。
すかさず処理班が男の股間を焼き始め、特殊な止血剤を含んだ布をかぶせた。
男は軽い痙攣を繰り返し、気を失っている間に、ティナによって全てを切除された。
「こいつ、気がついてペニスと睾丸がないことを知ったら、ショックで死なないかしら」
サヤカは自分の股間に手を当てながら言った。
「大丈夫よ。スッキリして、きっと嬉しがるわよ、フフフ」
リナは痙攣を繰り返す男を見ながら言った。
「私達には初めからついていないもの。こいつは私達と同じになったのよ」
サオリは勝ち誇ったように言った。
「痙攣しているということは、生きているのよね」
ユキは腕を組みながら男を見下ろした。
「女性用のパンティをはかせて、留置場に移動しよう」
ナンシーはそう言って女性達を見回した。
「股間には何もなくなったからね。穿けるはずね」
ティナは器具をテーブルの上に置きながら言った。
器具の中には相変わらず、裂けたペニスと潰れた睾丸が、
だらしなく残っていた。
女性達は男の身体から切り離された部分を、角度を変えながら眺めていた。
半分にされた黒い管は、尿道から剥がれ落ち、器具の下に落ちていた。
男の身体につけられた拘束ベルトが外され、痙攣する身体に女性用パンティが穿かされた。
「う〜ん、股間がスッキリしてるわ」
ナンシーはそがれた股間に手をやり呟いた。
「このまま留置場に運んでおしまいにしましょ」
クミは冷たい声で言った。
「切除した金玉とペニスは、処理室の犬に食べさせて良いよ」
ティナは器具から無造作にペニスと睾丸を取り、ビニールに入れた。
ゴム手袋を取り、両腕を上げ、背伸びをした。
「お昼を過ぎた?たまにはみんなで食事に行きましょ」
クミは痙攣を繰り返す男を一瞥し、背を向けて部屋を出た。
女性達も処理班の女性に後を任せ、にこやかに部屋を出て行った。
外のレストランでは、先ほどの男の去勢で持ちきりだった。
性欲管理部の女性達の話に、お客の女性達は目を輝かせ聞き入っていた。
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投稿:2012.03.01
2chより発掘 性欲管理部の女たち
著者 ちんこかじり虫 様 / アクセス 35884 / ♥ 4