エミリちゃんはママと町へお出かけ。今日の夕ごはんはなんでしょう。
鼻歌を歌いながら森を歩いていると、
魔女のおばあさんの家の前で変な飾りを見つけました。
「ねえママ、あれはなあに?」
ママはエミリちゃんの指差すものを見て、何かを思い出したように声を上げました。
「あら、もうそんな季節なのね。あれは七夕の短冊よ」
「たなぼた?」
何か良いことがおこりそうな響きです。
「七夕はね、一年に一度、お空のお星様がデートできる日なの。
そのときにお願い事をあの飾りに書いて吊るすと、
それを見たお星様が一緒に叶えてくれるのよ」
エミリちゃんは目を丸くして飛び跳ねました。
「えー、エミリもお願い事するー!」
「そうね、ママも子供の頃にやっただけだし、久しぶりに作って見ましょうか」
ママの言葉を聞いてエミリちゃんはおおはしゃぎ。
「そうときまれば、材料を集めなくちゃ。今日のご飯はお肉に決まりね」
「わーい、お肉、お肉ー!」
エミリちゃんとママは、町へ到着すると、さっそく準備を始めました。
「エミリちゃん、男の子を探してくれる?」
「はーい!」
元気よく飛び出したエミリちゃんは、軽い足取りで公園へ向かいます。
思ったとおり、公園の中では何人かの子供たちが遊んでいました。
エミリちゃんはかくれんぼをしている男の子の後ろにそっと近づきました。
「ねーねー、あそぼ」
「何だよお前、見ない顔だな」
男の子は、ちょっと意地悪な顔をして言いました。
「静かにしろよ、見つかっちまうだろ」
「見つかっちゃ駄目なの?」
「当たり前だろ、そういうルールなんだから」
「じゃあ、こっちのほうがもっと見つかりにくいと思うよ」
エミリちゃんが奥の木陰を指差します。
「そうか?」
「うん、一緒に隠れよーよ」
男の子は少し迷ったみたいですが、
確かにそっちのほうが見つかりにくそうだと思ったのか、
鬼の様子をうかがいながら、すばやく移動することにしました。
さっきの場所より薄暗くて、誰の目にも入りません。
「よし、じゃあお前もこれ以上声を出すなよ。
うるさくしたら見つか……」
ドムッ、と鈍い音がして、男の子は押し黙りました。
エミリちゃんのかわいく握ったグーパンチが
男の子のお腹に鋭角でえぐりこまれたからです。
「駄目だよ、シーッ!」
エミリちゃんは唇に人差し指をあてました。
気を失って倒れた男の子を物陰に寝かせると、
エミリちゃんは同じ要領で他の男の子たちも積み上げました。
かくれんぼをしていた男の子全員を、
探しに来た鬼の子も含めて捕まえた頃に、
エミリちゃんは気がつきました。
こんなに沢山集めても、持って帰れません。
「うーん、どうしよう」
エミリちゃんは、困ってしまいました。
仕方がないので、おいしそうな子だけを選ぶことにしました。
最初に捕まえた子なんかは、お肉がプリプリしていて良い感じです。
どうせ運ぶなら、背の高くて大きい子を選んだほうがいいでしょう。
やせている子はダメです。
エミリちゃんは、五人くらいを選び出すと、
男の子たちのシャツやパンツを脱がせ、引き裂いて紐を作り、
それで手足を縛ってひとかたまりに荷造りしました。
そしてひょいと、男の子たちを頭の上に担ぐと、
いつもママの待っている町のはずれへ向かいました。
誰かに見つかってはいけないので、物陰を選んでがんばって走ります。
最後の難関の広場は、街灯の上をジャンプして飛び越えました。
「エミリちゃん、ごくろうさま」
森の入り口でママが待っていました。
ママの後ろに、ベルトやズボンで縛られた大人の男の人が、
二十人くらい転がっています。
ママの目利きはすごいので、お肉がたっぷりついている人たちばかりです。
ママが言うには『脂肪と筋肉の比率がキモ』だそうですが、
エミリちゃんにはまだ、服の上からそれを見定めるテクニックはありません。
「じゃあ帰りましょうか」
「うん!」
エミリちゃんの捕まえた男の子をママがちゃんと縛りなおしたので、
さっきより楽に持てるようになりました。
ママもひょいと男の人たちを持ち上げます。
エミリちゃんは、ママと手をつないでおうちへ帰りました。
今日も大量です。
−
おうちに帰ったエミリちゃんはさっさく七夕飾りを作ることにしました。
「じゃあ、男の子を一人選んでちょうだい」
「はーい!」
エミリちゃんが近づくと、男の子たちは怯えて震え上がりました。
帰り道の途中で目が覚めたみたいです。
やっぱりここは最初に捕まえた子が良さそうです。
エミリちゃんは涙目になっている少年の首をつかんでキッチンの上に載せました。
ちょっと意地悪だったのでいい気味です。
ママがテキパキと男の子の手足を台に縛り付けました。
「じゃあ、このナイフで、おちんちんにお願い事を書いてご覧なさい」
「はーい!」
エミリちゃんはすっぽんぽんで震えている男の子のおちんちんをつまむと、
ナイフの先を近づけました。
「何すんだ、やめろよ! 助けて! 母ちゃん助けて!」
エミリちゃんはおちんちんにナイフをつきつけたままじっとしていましたが、
別に男の子の言うことを聞いたわけではありませんでした。
どんなお願い事にしようか迷っていただけです。
「決ーめた!」
エミリちゃんはニコリと笑って男の子のおちんちんの根元にナイフの先を突き刺しました。
「ぎゃあ痛い!」
男の子が泣き叫んで暴れるので、ママがお腹を押さえつけます。
震えながらオシッコと血を漏らしているおちんちんに
エミリちゃんはがんばって文字を彫りました。
「あらエミリ、そんなに大きな字じゃ、最後まで入らないわよ」
エミリちゃんも言われて気がつきました。
『おかし』の三文字しか書いていないのに、
もうおちんちんの先まで来てしまっています。
「ママ、難しいよぅ、こんな小さいおちんちんにお願い事なんて書けない」
「そうねえ、やっぱり最初は大人の方が良かったかしら」
これは失敗ですが、でも、もったいないので
エミリちゃんは一応取っておくことにしました。
多分お星様も『おかし』が欲しいということはわかってくれると思ったからです。
ママに言われたとおり、おちんちんを持ち上げて、裏側に『エミリ』と名前を彫ると、
根元でスッパリと切り離しました。
男の子がブルリと震えて気を失ったので、
叫んでいたうるさい声が聞こえなくなって静かになりました。
夕ごはんの準備は後でもできるので、
男の子はそのまま壁に吊るしておくことにします。
ママが血の垂れている股間に包丁で切れ目を入れて、
白い玉を引っ張り出しました。
「はい、エミリ」
そしてそれをエミリちゃんに渡しました。
「いいの?」
「まだいっぱいあるから大丈夫よ」
ママがそう言って、包丁の先で、台所の隅で震えているみんなを指しました。
「わーい!」
エミリちゃんは喜んでその玉を口に入れました。
まだお星様には見せていませんが、早くも一つ目のお願いは叶ってしまったようです。
プチプチと噛み砕くと、まろやかな味わいが口の中に広がって
エミリちゃんの目がとろんとなりました。
「じゃあエミリ、今度はもっと大きなおちんちんでやってみましょう」
ママがそう言って、今度はママの捕まえた男の人を引っ張ってきました。
大人の癖に泣きながら暴れるので、ママがボコボコに殴っています。
顎を揺らされて目つきが虚ろになったところで、
ママはすかさずキッチンに縛り付けます。
さすがにママの捕まえた男の人は、大きなおちんちんをぶら下げていました。
これなら沢山お願い事が書けそうです。
エミリちゃんは喜んでナイフを構え、思い切り突き刺しました。
大人の男の人は、悲鳴も大きいです。
ママが、男の人の右の足首を切り落として、口の中に押し込みました。
さすがママです。
ところが、エミリちゃんは、
またしても『おもちゃがいっぱいほ』まで彫ったところで、
先が足りなくなってしまいました。
エミリちゃんはテレビのCMを思い出しました。
ご利用は計画的に。
眉をしかめているエミリちゃんを見て、
ママがクスクスと笑いながらアドバイスをくれました。
「先っぽの皮を引っ張ってご覧なさい」
エミリちゃんが言われたとおりにしてみると、
ズルリと皮がめくれて裏返り、中の身が出てきてしまいました。
びっくりしているエミリちゃんにママが言います。
「ほら、あと少しくらいならそこに書けるわ」
「うん!」
エミリちゃんは、その赤い部分に『しい!』と彫ってみました。
『赤い部分は根元よりビンカン』とママが言ったとおり、
男の人は先のところに傷をつけると、
さっきより激しく腰を震わせていましたが、
ママがしっかり押さえつけていたので何とかなりました。
ちょっとビックリマークが歪んでしまって、
オシッコの穴のところを切り落としてしまったけど大丈夫です。
エミリちゃんがさっきと同じように裏側に名前を彫ると、
根元から切り取ろうとしたところでママが止めました。
「どうして?」
「ちょっと深めに切ったほうがいいのよ」
ママはそう言って、包丁の先をえぐるように男の人の股間につきたてて、
雑草を引き抜くように、根っこの奥からおちんちんを抜き取りました。
「ほら、こうしておくと、ちゃんと読めるでしょう?」
たしかに根元を深く掘った分、長くなったので、
皮を引っ張ると、『おもちゃがいっぱいほしい!』と、
全部の文字が見えます。
これならお星様もちゃんと願いを叶えてくれるでしょう。
「ねえ、ママはお願い事しないの?」
エミリちゃんに言われて、ママも短冊をつくることにしました。
ママはとても器用なので、エミリちゃんの捕まえた男の子の小さなおちんちんに、
『エミリがたくさんたべて
おおきくなりますように』
と、字を彫って切り取りました。
なるほど、二行にすれば、もっと沢山書けそうです。
エミリちゃんはさっそく、次のおちんちんで試してみることにしました。
台所の隅で縮こまっている男たちは、まだまだ沢山います。
エミリちゃんは楽しみでにんまりと笑いました。
−
エミリちゃんが短冊を作っている間に、
ママはおちんちんを切り取った後の男の人たちから
背骨を何本か引き抜いて並べてつなげました。
そして、背骨の節が竹みたいに伸びているところへ
他の骨を葉っぱのように吊るしたので、
骨の木ができました。
おちんちんを切り取られただけでまだ生きている男の人たちが
物悲しい目で見守る中、
エミリちゃんとママは、二人で骨の木を庭へ飾ります。
願い事を書いたおちんちんたちをそれにぶらさらげると、
魔女のおばあさんの庭にあったのと同じ七夕飾りが出来上がりました。
お星様はちゃんと見てくれるでしょうか。
エミリちゃんはわくわくしながら空を見上げました。
コトコトとお鍋からシチューのいい匂いが漂ってきます。
一番星がキラリと輝きました。
今夜は良い天気になりそうです。
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投稿:2012.07.01
星に願いを
著者 自称清純派 様 / アクセス 9532 / ♥ 2