彼の変わりように僕は言葉を失う。僕は小学六年生だから彼は中学一年男子の筈……だけど目の前に居るのは少女だ。
「お前……」
「久しぶりだね、ミンス」
彼は目付きをキッとさせると背後に居た屈強の男がミンスの首に装着された首輪に紐を付けて引っ張る。どうも好々爺に仕える部下で鍛え抜かれた肉体に剛直が浮き出ている下着のみの姿、恐らくミンスの飼い主に仕えているのだろう。
「かつての仲間と再会には無粋な表情だな……空君、すまないな躾が行き届いてなく」
飼い主の男はリゾートスタイルの服装をしており深々と頭を下げる。
「彼は何時もこんな感じでしたから」
ミンスは屈強な男に引き寄せられペニスと胸を弄られている。彼の表情は急変した。
「彼は事務所が潰れた後、あるギャンブルに母親と参加した……己の身体を賭ける闇のゲームに」
ミンスが起した事件で僕が所属していたアイドルグループは日本での活動が出来なくなった。その責任問題でかなり他のメンバーの父母らと揉めたらしく、僕の両親はこの争いを嫌悪して僕はメンバーからの脱退と言う形を取り事務所から解雇されていた。
「噂に聞くあのゲームですか?」
一樹さんが知っていると言う事は有名らしい。
「うむ……これまでは少女だったから飽きていた所にこんな美男子が居るとは思いもしなくてな、借金の肩代わりして引き取ったのだよ……わしが目を付けて無ければ彼は達磨にされてちんちんを切り落とされて小便器にされていたな。正気を失い最後は人格が崩壊、チンチン跡は焼きコテ処理されるのみ……そして最後は血に飢えた獣の餌となる」
想像しただけでゾッとする空。ミンスがビクッと身体を震わした途端に水着の股布から粘液が出て来る。明らかに精液だ。
「今はケツ穴を弄ってイッたか」
「はい」
男の指にはねっとりと液が付いていて、ミンスの表情はまるで女性の様に妖艶だ。
「彼のケツ穴の奥には亀頭をつけておる、最新の再生医療でこ奴のES細胞で培養したモノじゃ……胸もお尻も彼が女性なら最大限に育つようにしておる」
直腸の壁に三つ程亀頭が生えており彼は排便する度にイッてしまうのだ。白い粘液に塗れた汚物と共に……。
「あんなイカサマを仕掛けてやがって」
「お主の母親が大変なギャンブル狂いで助かったぞ……ルミ」
それが彼に与えられた名……ミンスが持つ国籍も売られているのだ。
それからルミのご主人様はミンスと言う元韓流アイドルからルミと言うショタメールになった顛末を自慢げに話、これが終わった頃には僕のイチモツはピンピンになっていた。
「ふむ、カズ坊……こやつは」
「男の味も女の味も知れないサラッピンです、ゲストにお招きされたので皆様の目の前で……」
「それが土産か……フォフォっ!」
ご主人様は部下に耳打ちすると同時に一樹さんとマダムは立ち上がる。
「バージンとチェリーの同時喰い……良いわね?」
マダムの言葉に僕は胸が高鳴る。
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投稿:2012.07.31
夢の果てに得たモノ 3
著者 kyousuke 様 / アクセス 7079 / ♥ 1