ユウキは確かにステージに居るのが昨年の大会で戦った相手である事は間違いなかった。大会後に連絡先を交換してWabカメラによるチャットでバーコードコロシアムの事で何度か話した事がある。
「彼はある願いを叶える為にチャレンジしたのだが……リスクがあり過ぎる条件でファイトしてこうなってしまっただよ」
映像にはアップされた洲堂の姿が映し出され第二次性徴が出始めた身体だがブルマには本来女性にはない膨らみを持っている。洲堂もユウキに見られて動揺しているらしく視線を合わせない。
「君が負ければ私の元で新たなる挑戦者を倒すか、それとも私と対戦するか。はたまた彼女達を相手にするか……彼の場合は数ヶ月前に私と勝負として敗れて“飼い主”によりこうなっている」
「くっ……」
「ユウキ君、さあ勝負を始めよう」
ダークマスターはスクっと立ち上がる。
数時間後……ユウキのライフポイントが尽きた。
「くそっ……」
レアカードによる戦いに慣れてないユウキは膝を付く。洲堂の様にされるのか……黒服の男が自分を抱えた。
ダークマスターの王座に膝を突かされる形になって座らされる……間近で見ると確かにマスター川上と分かる、その親しみやすい眼光を黒いゴーグルが覆い隠しダーティーを演出している。
「ユウキ君、敗れたとはいえここまでの戦いぶりは褒めよう……」
「くっ……」
「取引だ、ユウキ君が男の娘として私の配下になれば母親は解放しよう……男の子で居れば母親もここで働いてもらうよ。身体一つで出来る事だ」
「!!!」
背後のモニターにはまだ男の子であった洲堂とその母親と思える女性がセックスをされていた。二人の背後には其々外国人と思える男性が密着している。よく見ると肉棒が突き刺さっていたのだ……女性と洲堂の尻の穴に。
「さあどうするのかね?」
「母さんを解放してください、男の娘になりますから」
「では誓いの口づけだ」
中二病全開の衣装からデロッと出る肉棒、ユウキは眼を瞑り唇にそれを触れた。周囲に居た観客はそれを楽しんでいた。
ユウキはそのまま船内にある場所まで連れて行かれた。口の中が変な感じになる……大人のオチンチンに口づけしたなんてとても人には言えない。
「どうするんだよ?」
「直に分かる」
黒服の男はサングラスをしているから表情は分からない。楽しんでいるのか寡黙に仕事をしているのか?その部屋に入ると女性しか居なかった……みんな十代後半〜二十代でメイド服を着ている。メイド服と言っても胸の部分は完全に露出しスカートは短い。
「???」
「ダークマスター様から聞いているな」
「はい……」
メイド達のリーダーと思える女性はユウキを見て微笑む。
「素材は悪くは無いですね」
男の娘には見慣れているらしい。
「ユウキ君、私は翡翠って呼んでくれるかな?」
「はい」
逆らえばどうなるか悟っていた。
衣類を脱がされた後にユウキはお風呂に入らされていたがペニスのみ革製の袋に入れられている。
「あの……」
「ダークマスター様があんなに喜んだのは久しぶりね、それで言い忘れていた事があるの……貴方の母親を解放する条件にもう一つ、それは彼女を相手に筆下しをする事」
「???」
「セックスするのよ、二度と夫以外の肉棒に寄りつかせない為にクライアントが望んでいるわ」
「!!!」
「貴方のママは不倫していたの、最も相手が強引に迫っていたし奥様がお怒りなのよ」
「僕は……」
「前々から狙っていてどうしても拒絶できない状況を持って行く為にね……」
翡翠はニコニコとして呟く。
「男は前の初体験の時はラクよ……」
ユウキは風呂から出るとメイド達に身体を拭きとられる。そしてペニスを隠すだけの卑猥な下着を穿かされる。お尻なんてほぼ露出しておりブリーフを穿き慣れたユウキにとっては恥ずかしい。
「さあ、出るのよ」
首輪を付けられて手はお尻の辺りで手首に付けられた枷で自由を奪われる。ステージは劇場の様で観客席は薄暗い……。
「母さん……」
ユウキは何時も見る母親とは異なる姿に唾を呑んだ……三人も子供を産んでもボディーラインが崩れず担任が“お姉さんですか?”と勘違いした事もある。兄と姉を産んだのは18歳の時だから……三十代前半とは思えない程の妖艶さに唾をのんだ。全裸で仰向けに寝ている母親に肉棒もびくびくしている。
「ゆ、ユウキ……いやぁ、止めてぇ!」
「母さん、ごめん……拒否したらこれよりも酷い事をされる」
罪悪感に薄れていた、上の子は既に学生寮に住み、夫は左遷人事と分かりつつも好きな東南アジアの某国に単身赴任。ユウキと二人暮らしだけど塾通いになると一人の時間が出来た。そんな時に以前から私を狙っていたあの人は行動を移した……通り雨でびしょぬれになっていた所を通りかかって……あっという間にホテルに連れこまれてキスされて、男熱りの身体を片手で喜ばせて……そんな関係が続いていた。私は何度か別れようとしたがあの人は嫌がった。そして奥様に知られていた。あの日はユウキの帰りを待っていた。宅配業者が来て、判子を伝票に捺そうとしたした時に何かを吹きつけられた。
気が付いた時には全ての感覚を塞がれた上に何かに包まれている感じだった。眠ろうとすると刺激臭と高音で眼が覚まされて私はあの人を自分から誘ったと自白……誘導尋問された。そのさなかユウキも誘拐されていた事を知った。
「やめてぇえ!親子よ!」
ユウキのペ●スからムァとする匂いが鼻に付く……。
「母さん」
ユウキはキスをされた、舌を絡めて来る……嗚呼、何時の間にこんな事を。押しのけようとするも手足は動けない……そして口元にユウキの皮被りペ●スが差し込まれた。生えたばかりの恥毛が鼻を擽る、私の舌は何時の間にかユウキのペニスの皮を弄り始め、完全に剥け切った瞬間ユウキの精液が咥内に流し込まれた。乾いていた喉が反応する……。
「か、かあさんのオマンコ……」
私はハッとするもユウキは舌で舐め始める。剥けきったピンクのキノコが揺れている……何かが弾けた。
「ゆ、ユウキ……私のオマンコにいれてぇええ!」
ユウキは挿入しようとするも両手が枷で繋がれている。私はユウキの首輪から延びている紐を持つ女性を見た。見覚えがある……不倫相手の娘だ。
「さあ、ママの淫乱牝壺にいれてやりなさい!」
ユウキのペ●スを持つと誘導し奥まで差し込まれた。小刻みに動いても私にはそれが感じてしまっている。
「いやああああっ!」
実の息子にイカされ、私の意識が途切れた。
私が眼が覚めた場所はある地方の病院だった。聞けば私はバス停に寝かされており、バスの運転手が降りて来て顔を見て警察に通報したと言う事だ。そしてここ数日の記憶が欠落している事が分かり、次男のユウキも失踪していた。
「ユウキ」
何か重要な事を思い出せない。
刑事達は病室を離れ、会議室にて診察した医師から告げられた事実に愕然とする。
「レイプ痕跡ですが、精液のDNAは被害者の半分と一致……恐らく行方不明になっている息子さんのモノと思われます」
「……」
「彼女は実の息子にレイプをされた事を拒絶しているのです」
とても家族には伝えがたい事実に刑事達は言葉を失った。
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投稿:2012.12.12更新:2012.12.21
禁断の遊戯 2
著者 kyousuke 様 / アクセス 8679 / ♥ 0