学校から帰宅すると、拓海は咲子の部屋に真先に行き、挨拶をする事になっている。
そこでズボンを脱ぎ、ショーツが汁で汚れていないか確認する。咲子が選び、拓海の為に可愛いのを買ってきているので、咲子は拓海がショーツを汚すのが気に入らなかった。
拓海がシミを付けた時は、咲子は大声で怒り、二時間も説教した。そして、罰として以前から使い物にならなくなり、今では唯の飾りでしかない睾丸を抜くと、拓海に言った。
取りたがっていた睾丸をやっと取ることが出来る為、健三は笑いながら喜んでいた。拓海は泣いたが、咲子は「お前が悪いんだ。一回厳しくお仕置きされないと、お前は素直にならないからな駄目な奴だ」と罵った。
拓海は、健三に大学病院で去勢されることになった。
拓海はどうしても手術は嫌だったが、逆らえないまま病院まで到着してしまった。
「お願いします。他のことなら何でも言いつけに従いますので、手術だけは止めてください」
心から拓海は健三に願った。しかし健三は薄笑いを浮かべながら拓海に冷たく告げた。
「お前は私達の奴隷になったんだろう?奴隷を管理するのは当然のことで、絶対に反抗しないようにするにはこれが一番良いんだよ」
拓海は自分の逃れられない運命を思うと呆然とした。
「まずはこれからだ」
健三はポケットから注射器を取り出すと、拓海の腕に注射した。
拓海はチクッとした痛みを感じたが、すぐに強烈な眠気と体のダルさで立っているのも苦痛になってきた。
「これは即効性の麻酔だからな・・・準備に・・・」
拓海は最後まで聞くことができなかった。
どのぐらい経ったのだろう?拓海はうっすらと目を開けたが、眩しいばかりの光が見えるだけだった。頭の中に靄がかかっているようだし、何よりも体が重く感じた。
「お目覚めかな?」
声がした方を見ると、どうやら健三と咲子がいるようだった。
「(ここはどこですか?)」
拓海は声が出せないことに気がついた、どうやら口に何かを咥えさせられているようだった。
「何をされるか不安みたいね?さっきも聞いたと思うけど、これから睾丸を抜く手術を開始するところよ。さっき眠らせる時に麻酔はしたんだけど、意識が戻るぐらいに切れ始めているから、痛みを感じると思うけど少し辛抱しなさい。」
「お前が人生で一度しか経験できない、男の子の卒業だからな、これから記念の撮影をしておこうと思う」
咲子と健三は笑いながら拓海に告げるのだった。
そうしている間に咲子はビデオ撮影の準備をすると、拓海が見えるようにモニターにも映像を映し出した。次に咲子はカメラを準備し、股間を撮影した。
「それじゃあ、まずは股間を綺麗にしましょうね。無駄なお毛々を全部剃っちゃいますからね。」
(ジョリ、ジョリ)
咲子はうれしそうに剃刀で剃毛を始めた。
「動いてもいいわよ。大事なところが切れちゃうかもしれないけど、これから手術で切っちゃうしね。」
「ペニスまで切れちゃったら、その方がスッパリできて気持ちいいんじゃないの?」
もちろん、拓海は恐怖で身動ぎも出来なかった。
「オペを始める」
拓海は死刑執行を告げる声のように感じが、恐怖で身を堅くすることしか出来なかった。
拓海のペニスはテープでお腹に固定され、剃毛済みの股間が露になった。拓海は目を瞑ることもできず、モニターを凝視していたが、メスを握った健三の手が陰嚢に近づくのを見て声を上げたが唸り声しか聞こえなかった。
健三は真ん中の陰嚢縫線にメスを当てると、少しずつ何度も陰嚢の皮を切り裂いていった。
麻酔は打たれているから激痛ではないが、麻酔が切れ始めているため拓海は鋭い痛みに脂汗をかきながら、唸り声を上げて悶えた。
「(〜〜〜!)」
「陰嚢の切開が完了」
拓海は健三の声を冷静に考えることもできない常態であった。ただ、この苦痛の時間が終わって欲しいとだけ願っていた。それが自分の男としての最後であったとしても・・・。
健三は陰嚢を軽く押し、左の睾丸を押し出した。
拓海は体の中身を引きずり出される嫌な感覚と体内を触られる感触で気分が悪くなるようだった。しかし、脈動の度に頭の中で痛みが稲妻のように瞬き、拓海から他のことを気にするだけの余裕を奪うのだった。
「左の睾丸が出たぞ。これから切り落とすからな」
健三は睾丸を包む白膜をハサミで切り裂くと、睾丸を剥き出しにして、体と繋がる精索や血管を糸で縛り上げた。
「去勢を見る経験なんて、もう無いことだからな、じっくりと目に焼き付けて覚えておけよ」
健三はそう言うと、精索にハサミを当て、少しずつ切り始めた。
(パチン)
聞くのも恐ろしい音がして、拓海の睾丸が1つ体から切り離された。拓海は切り離される瞬間を恐怖に目を見開きながら目撃することになってしまった。
「(ボクのタマが・・・)」
(ポトン)
健三は切り離した睾丸をトレーに落とすと、おもむろに次にとりかかった。
「これで半分終了だ。もう片側も睾丸を切り取れば晴れて男の子卒業だからな。」
健三は手術することの楽しさを実感しているようだった。しかし、拓海は逃げ場が無い崖っ淵に追い詰められた気分で、最後の瞬間を待つのであった。
健三は改めて陰嚢を押して、右の睾丸を押し出した。
左の睾丸と同じように処置を行うと、いよいよ最後の睾丸を切り落とす瞬間になった。
健三は精索をハサミで鋏むと拓海に言った。
「これでお前は男ではなくなる、当然覚悟は出来ていると思うが、思い残すことは無いな?」
「(嫌だ!)」
絶望に駆られた拓海は涙を流しながら力の限り首を振るが、健三と咲子を愉しませるだけだった。
「何も無いみたいだな、それじゃあ続けるぞ」
健三はわざと時間をかけてハサミに力を込め、少しずつ睾丸を切り離し始めた。
(パチン)
「(!?)」
(ポトン)
「両方とも睾丸が抜けたぞ、これでお前も男の子卒業だ。これからは玉無しのニューハーフになったんだからな。」
拓海は何とも言えない喪失感が心に広がり、自然と涙が出るのを止められなかった。しかし、咲子は更に拓海に追い討ちをかけるのだった。
「そんなに嬉しいのかしら?性奴隷に相応しい体に改造したんだから、もっと感謝しなくちゃね。」
咲子は拓海の口に嵌めたギャグを外しながら、するどく告げた。
「ほら、性奴隷なんだから感謝のお礼を言いなさい!」
「うぅ・・・今日は卑しい性奴隷の拓海を改造して頂き・・ありがとうございました。」
「何に感謝しているのかよく分からないわね。」
「ご主人様を汚してしまう汚い精液が出なくなるように、拓海の使い物にならない睾丸を抜いて頂き、ありがとうございました。」
「それでいいのよ。それじゃあ、ご褒美にタマタマと再会させてあげるわ。」
咲子はそう言うと、トレーに乗せた睾丸を拓海の目の前に見せた。
トレイの上には血がこびりついた睾丸が2つあった、体内から抜かれたため鬱血した色をしていた。
「どう?私には分からないけど、男の子には大切なものでしょ。最後に見ることが出来たんだから、感謝しなさいよね。」
つい少し前まで、生まれてからずっと自分に付いていた大切な物を見せられて、拓海はショックを受けたが、心の喪失感を再確認するだけだった。
「それはどうするの?」
「これは、拓海の男の子卒業記念に保存しておきましょうね。」
咲子はそう言うと、”拓海”と小さなネームプレートが貼られたホルマリン入りのビンに睾丸を沈めた。
「明日から、暫くは療養することになるけど、前よりも厳しく躾けるからな。そのつもりでいるように。」
拓海は何も考えられず、人形のように頷くのだった。
この時に撮影された写真やビデオは記録映像としてニューハーフ好きに流通していった。
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投稿:2013.03.08
お姉ちゃんのペット(改)その3
著者 改定者 様 / アクセス 10396 / ♥ 2