「あっ、うぅん、そこ、そこがいいの〜」
彼女の秘部に自分の一物を滑りこませてピストン運動を繰り返す
セックスってなんて気持ちいいんだろうか
これを批判する家族の心境がわからない
うちは『静水麟教』という宗教の教祖をだいだいしている家で、教義だかなんだか分からないけど『性』を悪とみなしているのだ
しかしそれを理解できなかった俺は高校卒業を機に離縁して家を出た
それからセックス三昧、オナニー三昧の日々を送ってきた
実家も何も言わないしこのまま幸せな日々が送れそうだ
「イく!イく〜!!」
セックスを終えラブホを出て彼女と別れ、帰宅の途を歩み始めた
「聖香院 龍二さんですね?」
可愛らしい貧乳女子高生が話しかけてきた。しかし見覚えがない。けど俺が忘れているだけかもしれないから
「そうだけど、君、誰だっけ?」
「私は…」
その時背後から思いっきり殴られた。気が遠のく
「私は静水麟教第三聖人、佐藤冷夏です。教祖様の命によりあなたを『聖人化』しにきました」
それを聞いてすぐに気を失った。
「目覚めましたか?」
「ここはどこだ!?」
俺は倉庫のような場所で手足を柱に結ばれていた
「秘密です。起きたことですし今から聖人化を始めます」
「何なんだよ、聖人化って?」
「簡単に言えば去勢です。男性の睾丸に含まれる精子は諸悪の根源であり、陰茎は悪魔の武器なのです。それを切り取ることで私達は更なる高みに上ることができるのです」
「はっ!?何言ってんの頭大丈夫か?そんなことしたら高みどころか死んじまうぞ!!」
「大丈夫です。他の信者も聖人化しましたが生きてます。私も…」
冷夏はおもむろに服を脱ぎ始めた。目に入ったのは胸部に広がる痛々しい傷跡だった。
「私も煩悩の塊である胸を切り取っていただきました。下半身も膣口は塞いでいただきクリトリスを焼きとっていただけました」
「そんなことして幸せかよ!セックス出来なくなるんだぞ。好きな人とそういうことになったらどうするんだ?」
「真の愛に性など必要ないのです。愛とは心の繋がりであって体の繋がりではないのです」
「屁理屈ばっか言ってないで気付けよ!絶対おかしいから」
「はぁ、恐れるのも無理はありません。現在の罪深き貴方には性を持たないことがいかに幸せか分からぬのでしょう。聖人になれば分かりますよ」
「そんなのどうなってもわかんねぇよ!」
「してみなきゃ分からないですよ。始めますね」
何か呪文のような物を唱え始めた。
「では、これより聖人の儀を始めさせていただきます」
ズボン・パンツを脱がされる
「うっ、悪液の匂いが…もしかして性交しましたか?」
「したら何なんだよ?」
「なんと罪深い…まずは悪液まみれの陰茎を切り離しましょう」
「や、やめろ!!」
「では初めに『罪知り』をします」
「ぎゃっ!!」
チンコに激しい痛みが走った。
「なにするんだ!!」
「陰茎に痛みを与える事で己の罪を知るのです」
そして冷夏はトンカチを振り下ろす
またさっきの痛みがチンコに走った。俺のチンコは青黒く変色していた
「これぐらいでよいでしょう。ですがついでに睾丸にも」
「ぐはっ!!」
右の玉に鈍痛を感じた。目も開けられないほどだ
「こんなに痛がるとは…さぞや罪を重ねたのでしょう。今楽にしてあげます」
暗い視界のなかで誰かが助けに来るという光を求めたが無駄のようだ
「新たに聖人生まれし!!」
その声と共に俺のチンコ・玉は潰れたようだ
目覚めたときには股間はツルツルになっていた
その後俺は教団に入り、修行という名の去勢執行を続けて親の跡を継いだ
教団には多額の寄付金が募っておりセックスを楽しめないだけで他は楽しみ放題だった
そんな時去勢の事実が警察にバレて俺や多くの信者は逮捕された
何もかもを失ったのだ。
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投稿:2013.05.19
静水麟教という宗教
著者 南京玉簾 様 / アクセス 8841 / ♥ 4