オウムガイという生き物がいる。
カイと言ってもイカの仲間だ。
しかも、90本の触腕を持っている。そのオウムガイがある漁村で猛威をふるっていた。
なんと、この村近くの海には大量のオウムガイがいて、その支配者は人間の男の性器が大好物だったのだ。
海水浴などしようものならオウムガイに囲まれる。彼らは漏斗(ロウト)と呼ばれる口を触腕の中に隠し持っていて、これで餌を齧りとる。海水パンツなどあっという間に食いちぎられ、最後にオウムガイの女王と呼ばれる大きなオウムガイが現われ、触腕で男の腰を引き寄せ、90本の触腕でペニスや睾丸を揉みまくる。さらには肛門の中にも触腕を差し込んで前立腺を刺激する。これにはどんな男もたまらず勃起してしまうが、この勃起したペニスは漏斗の中に吸い込まれ、その内周の尖った歯で食いちぎられる。
もちろん、ペニスだけで許してもらえるものではない。ペニスを堪能した女王様は次に睾丸をひとつ口に含み、これを身体からかみ取る。もうこの時点で意識のある男は少ないが、女王オウムガイは触腕を乳首に伸ばし、これをさらにもみしだくのだ。また、口の中に何か特殊な液を噴出する。これは気付け薬のようなもので、これで、ペニスと片玉を失った男は目を覚ます。
この間、たくさんのオウムガイが男の身体を支えているので男は海中に沈むことはない。
さて、片玉の男はどうなるのか。なんと、この睾丸に女王オウムガイが卵を産み付けるのだ。
この卵には痛み止め・血止めの効果があり、男は何事もなかったかのように浜に打ち上げられる。そして家に帰り、普通に生活をする。この後、男は仲間をなにか適当な理由をつけて海に連れて行き、オウムガイの餌食にするのである。つまり、被害者はオウムガイに身も心も支配されてしまうわけである。
こうして、漁村の男たちはほとんどがオウムガイの奴隷になってしまった。女性はどうしたのかという疑問が残るだろうが、実は、片玉に産みつけられたオウムガイの幼生は、ある程度生育すると睾丸を破り、身近な女性の体内に入る。そして、女性の子宮の中で育てられる。やがて、大きく育ったオウムガイは女性の腹を食い破り、それを男が海に運んでいく。
こうしてこの村にはまともな男はいなくなり、女性はすべて殺されてしまった。すると、男の一部の身体が女性化し始めた。こうして村は偽の女と片玉男だけが住む村となった。
そして、この村を出て男たちをさらったり誘惑したりしたりして連れてきた。もちろん、オウムガイ女王様の餌食にするためである。
そう、もし、あなたが夜道を歩いていて拉致されたら、あるいは、すばらしい美女に誘惑されたら、あなたはオウムガイの村に連れて行かれるのかもれないのだ。そして、残虐な触腕でペニスを抱え込まれ、鋭い歯で噛み切られ、睾丸も食われてしまうことになるのだ。
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投稿:2013.08.18
去勢オウムガイ
著者 ちょっきん娘。 様 / アクセス 10574 / ♥ 1