「ねえ....ゆう君。今日は(あの)検査たけど.......本当に大丈夫なの?」
「みゆき、きっと大丈夫だよ!痛みもないし、色だって.....大丈夫さ!」
2015年....日本である奇病が蔓延した。その病気は、男性の生殖器から腐り始めてしまうというものである。
最初に、生殖器の先端が黒ずんできて、次に海綿体、睾丸、前立腺へと進行していき、最後に全身へと広がっていくという恐ろしいものであった。
最初に感染が確認されてから30年。感染源は未だに不明。ワクチン開発も進んでおらず、放置した場合の致死率はほぼ100%という悪魔のウイルスである。
ただ、ウイルスが増殖するには条件がある。その条件とは、15〜18歳の生殖器の成長期に限られる。なので、女性に感染した場合は増殖することが出来ないため発病はしない。
つまり、その時期に男性の生殖器の検査をして対策すれば被害は最小限に抑えられるという事である。
現状、早い段階での検査の徹底のおかげで、この病気での死亡者はほぼ0。症状も、比較的軽度の場合がほとんどで、亀頭の部分の切除ですむ場合が大半をしめるようになった。
だが、やはり男性にとって生殖器を切られるというのは恐ろしいものである。亀頭を失った男は、大きなコンプレックスを持ちながら生きていかなければならない。その苦痛と喪失感は計り知れないてあろう。
......「はぁ、みゆきには強がってみたけどやっぱり緊張するなぁ。たけど、僕のおちんちんはまだピンク色たからきっと...大丈夫さ!」
事実、初期症状では亀頭が黒ずんでくるこでピンク色の彼のぺニスはまず問題無い場合がほとんどである。
....「はい。次は山田ゆう君ね♪ちょっと恥ずかしいたろうけど、おちんちん見せてもらえるかなー!」
「はっはい!」
僕は急いでズボンを脱ぎおちんちんを検査用のガラスのテーブルの上に載たんだけど..緊張しすぎで勃起しちゃった!はっ恥ずかしいー!!!
「うふふ♪勃起しても可愛らしいおちんちんね♪色もピンク色だし、多分大丈夫..........あれ?ちょっとまって。あらぁこれは悪性よ!!」
「そっそんな。僕のおちんちんの先っぽ切っちゃうんですか!!嫌です!!絶対に嫌ですよぉ!!」
「ゆう君、よく聞いて。あなたのおちんちんは、ほぼ全てウイルスに侵されてるの。普通は、亀頭の先っぽにウイルスは集まるんだけど、突然変異かもしれない。」
「えっおちんちん全部って!まさか!!」
「うん。そのまさかなの。恐らくあなたのおちんちんとタマタマは全部摘出しないとダメだと思う。多分前立腺も.....」
おちんちん全部摘出だって!?そんなまさか!今だって痛くもないし、全然普通のはず!何かの間違いだ!
「とりあえず、急いで専門の病院に行って手術しないと手遅れになるかもしれない。すぐに準備を!」
「そんな!きっと検査ミスですよ!何かの間違いです!待ってください!」
「うん.....あたしの間違いだったらいいんだけど。とりあえず、病院で精密検査してまらうことにしてるから。」
嘘だ。嘘だ。嘘だ。嘘だぁぁぁぁぁぁぁ!
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その後、専門病院で精密検査を受けたら、僕のおちんちんとタマタマ、前立腺の一部はすでに悪性ウイルスに汚染されていて、すぐに手術となった。
手術はほんの一時間位で終わってしまったけど、僕は未だに信じられずにいた。
「山田ゆう君だね。手術は無事成功したよ。ウイルスの進行も、前立腺までだったから、もう大丈夫!明後日には退院できるよ。あっそうそう、摘出したおちんちんと睾丸と前立腺はこれだよ」
先生は銀のトレーに載せたピンク色の『それ』を摘まんでみせた.......
「うわぁぁぁぁ僕のおちんちんがぁぁ!!」
「このおちんちんは、研究のため使わせてもらうことになってるので君に返せないからよく見ておきなさい。でも、絶対に無駄にはしないから。約束するよ。」
僕はもう先生の声は聞こえてなかった。ただおちんちんが無くなった喪失感で涙が止まらなかった。
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それから一ヶ月後。僕は日々の生活に戻った。おちんちんとタマタマが無くなってしまい、男性ホルモン分泌が止まってしまうので、僕の首には定期的にホルモン注射をしてくれる青い首輪が付けられた。
おかげで、ホルモンバランスも問題無く体はいたって健康だけど........とにかく射精がしたいんだ!!
射精射精射精射精射精射精射精射精射精!おちんちんからドピュドピュ射精したい!
朝、勃起の感触は確かにあるし、おちんちんがある感覚もある!だけど、おちんちんを触ろうとすると、そこにはおちんちんが無いんだよ!
想像してみて!エッチな事を考えて、おちんちんが勃起して、それを握りしめる素晴らしさを!そして、それを握れない辛さを!そして......それが永遠に続く絶望を!!
だけど、そんな絶望から救ってくれる人がいたんだ。みゆきの存在だ!
「ゆう君、おちんちん無くなったって聞いたよ。だけど、あたしはおちんちんなんか無くったってゆう君が大好き!だから元気出して」
モヤモヤは止まらなかったけど、みゆきの存在には本当に助けられた。
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それから数年後、僕とみゆきは結婚した。
僕たち二人はとても仲の良いカップルとして仲間内では有名だった。
みゆきとエッチは出来ないけど、僕たちはいつも二人でイチャイチャしてた。
ただ、未だに無いおちんちんの幻影には未だに悩まされてる。
本当は、18歳の誕生日を過ぎたらモヤモヤの原因である青い首輪を外す選択肢も選べた。
だけど、その選択肢は男性をやめるということと同じで、首輪を外すと結婚ができなくなってしまう。
そして僕は.......みゆきとの結婚を選んだ。
だが、代償はそれだけではなかった.......
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「今から、生殖器損失したゆう様に代わり私が代理性交を行います。」
結婚して二ヶ月後、いま僕とみゆきの寝室には代理性交人と監視員の二人がいる。
『少子化対策法』それができたのは、今から二十年以上前の事だった。
結婚した夫婦は、子供を二人以上作ることを努力しなければならない。その為に国は全力で協力する。
出産するのに問題無い妻のみゆきと、男性器の無い僕。国は、男として役立たずな僕の代わりに妻に代理出産人を用意した。
僕は、世界一愛してる妻がきちんとsexして膣内射精するのを見なければならない。妊娠するまで......
「ゆう君、あたし怖い。ゆう君以外の人となんて嫌」
「いいえ、ダメです。あなたは女性で出産の義務があります。不能の男性と結婚したということはこういうことです」
監視員は淡々といい続けた。
「私たちも、少しでも不快感が無いように最善の努力をします。それに旦那様も応援してますよ。」
.......うぅぅ、嫌に決まってるだろ!でも.............
「では、開始させていただきます。確実に妊娠させるため、膣内射精を1日最低2回。それを2ヶ月間続けますよろしいですね。」
「......はい。よろしいです。」
「では、始めさせてもらいます。」
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僕はそれから毎晩妻が犯されるところを見続けた。
「嫌嫌!やだぁ!痛いよー」
最初は嫌がってた妻も...........
「はぁ♪はぁ♪ゆう君気持ちいいよぅ」
どんどん淫らに調教されていき...........
「イクイクいっちゃうー!!あぁん♪腰が勝手に動いちゃうよー」
約束の2ヶ月後には
「チンポチンポチンポチンポぉぉ♪チンポ最高よぉ♪早くあたしの中にドピュドピュしてぇ♪妊娠させてぇ♪♪♪」
............そして、妻は無事に他人のチンポで妊娠した。
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仕事帰り、俺が家に帰宅したのは朝方だった。
高級マンションの最上階。そこが俺の住処だ。俺は部屋のソファーに座ってここ2ヶ月間を思い返してた。
「ひゃっひゃっひゃ!ゆうの野郎ざまぁねえな!!!」
あいつは昔からムカツク野郎だった。ちょっと人気があるからって回りの女にゃチヤホヤされて、俺様が片思いしてたみゆきと付き合いやがった。
俺はムカついたから......親父に頼んで病気をでっち上げて去勢させたのさ!最高だったなぁ。あいつが自分のチンポと御対面したときは!院長に頼んで、その時の顔写真を撮ってもらったが、いつ見ても笑えるぜ!
そして、その惨めな顔写真の横には.....粗末なチンポが飾られていた。
ははは!奴のチンポは記念に俺様が剥製にして大切に飾ってやったのさ!それも、勃起状態じゃなくて、惨めに縮こまった粗末な皮かむりチンポ状態でな。
しかし、奴の愛するみゆきの中に出したときの奴の顔は最高だったな!監視員にコッソリ写真撮ってもらったが、あいつの顔はこの世の惨めさを凝縮した顔をしてやがった!
さて、俺様の子供を産んでからまたみゆきを犯してやらないとな !その為のプレゼントももうすぐ奴の家に届くはずだし、本当に楽しみだ。
さぁて、これから奴の粗末なチンポと顔写真を肴に酒でも飲むかぁ♪
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あれから半月が経った。みゆきのお腹の中には新しい生命が宿ってる。みゆきも幸せそうだ........だが、夜はどこか上の空みたいだ。くそぅ、奴のチンポが忘れられないのだろうか?
そんな事でイライラしていたとき、家に小包が届いた。差出人は........代理性交人だ。
その中身は........奴のチンポだった!!勿論、本物ではなく精巧なレプリカだが奴のチンポに間違いない!ちくしょう。
それを見た妻は満面の笑みをみせた。
「ゆう君!これでエッチできるよ!ほら、これ専用のベルトで取り付ければ、おちんちんの無いゆう君にもあの人のチンポがぁ♪♪♪♪早く♪はやくうぅ!」
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これから毎晩、僕はあいつのチンポに犯される妻を間近で見る羽目になった。
「ああぁぁん♪やっぱりこのチンポ最高♪チンポチンポチンポチンポ♪男の価値はおちんちん♪あぁん♪幸せぇ♪」
僕は一生懸命腰を動かす......虚しさを胸に。
「あなたぁ、もっと上手く突いてぇ。立派なおチンポも宝の持ち腐れよぉ。」
........実はこのレプリカぺニスは、実物よりほんの少し小さく作られてる。理由は..............
『はぁ、このレプリカなんかよりあの人のチンポのほうが気持ちよかったなぁ。腰使いも下手だし、やっぱり男はおちんちんね♪♪二人目の子作り楽しみたなぁ』
そんな妻の心の声も知らず、僕は惨めに腰を振るしかできなかった.......
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投稿:2013.09.04更新:2013.09.04
とある病気の末路
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