僕は短期住み込みの仕事のために、山中の工事現場にやってきた。
肉体労働ということもあるのかかなり給与もよく、若さを持て余したフリーターの僕にはうってつけだ。
昼下がり、指定された住所の近くまで行くと、明らかに詰め所らしい建物があった。広さもあるのでやはりここで寝泊まりするのだろうか。
人の気配がするので近づいてみると、ドアが開いて僕よりも若そうな女の子が出てきた。……ここに女の子?
「おう、お前が応募してくれたのかい?あたしはここのリーダーやってる諒ってんだ。体力仕事だがよろしくな。」
「し、しばらくお世話になります!よろしくお願いします!」
咄嗟に返事を返したが、僕はまだ困惑していた。誰かの娘でなく、彼女がリーダー?
「なーに驚いてんだか。目が丸くなってるぜ?正真正銘あたしがリーダーだからちゃんと言うこと聞いて働けよ。わかったな?」
「はい!頑張ります!」もう破れかぶれだった。
「おーいい返事。まあ驚くのもわかるけどさ。じゃあ荷物運びで午後から早速動いてもらおうかな。」
◆
というわけで昼休憩の後から作業することになったのだが、現場では更に僕を驚かせる光景が待っていた。なんと他の作業員達も皆若い女性なのである。
場所によってはタンクトップ1枚で動いているような人もいて全体的に目のやり場に困る光景だったが、なんとか仕事を覚えつつも自分の仕事はこなせたと思う。
それにしても彼女らは見た目よりも力がありそうだし重い材木を持ったままよく動く。僕にはある種の尊敬すらあった。
一度挟んだ休憩で、リーダーと名乗った彼女は僕に話しかけてきた。
「応募の書類、一応見たけどさ。なんだって都会からこんな山奥まで来たんだい?」
「身近に身内もいないし……フリーターですし……とりあえず給与がよかったので……」
「そいつは結構だよ!」
彼女は食い気味に、からからと朗らかに笑いながら言った。
「こんな理由でいいんですか?」
「いいに決まってるだろ!男手はたまにはありがたいもんだよ。」
僕からも質問してみることにした。
「そう、僕からも一つ聞かせてください。何でこんなに女性ばかり多いんですか?」
「うーん?ここの作業員はだいたい麓の村から呼んでくるんだけどね、伝統的に女性の絶対数の方が圧倒的に多いんだこれが。みんな姉妹みたいなもんだよ。」
とのことである。腑に落ちないが納得しておくことにした。
「まああんまり気にしなさんなよ。だからあんたがここにいるんだし。」
◆
そうこうしているうちに暗くなってきて、リーダーの一声で今日の作業は終了になった。そして詰め所に行ったのだが……
「あ、あの。もしかしてシャワー一緒なんですか?」
「当たり前じゃない?あ、色々もったいないから時間ずらしたりとかつまらないことしようとしないでよ?」
僕は慌ててまだ服を着ている人に話しかけたのだった。入るなり皆あまりにも堂々と服を脱ぎ捨ててシャワールームへ直行してしまったからだ。
「あんたに見られるより汗でベタベタの服着てるほうが私は嫌よ……」
そう言い捨てると彼女も服を脱ぎ捨てて僕に裸の後ろ姿を見せながらシャワールームへ歩いて行った。
彼女は美人でスタイルもよかったので僕は見惚れながら股間の疼きを感じていた。
しばらく呆然としているとシャワールームの中から、これまた裸で諒さんが出てきて僕を怒鳴りつけた。
「さっさと脱いで入りやがれよ!あったかいお湯が出るのは今だけだぞ!出たらあっちのバスタオル使え!」
「は、はい……」
理屈はよくわからないけど、そういうことなら入らないわけにはいかない。何より一人だけ男の汗臭いのも迷惑だろう。
僕は前かがみになりながらいそいそと扉の近くまで走っていった。
部屋のギリギリで服を脱ぐことでなるべく裸を見られないようにと考えたのだが……甘かった。
入るまでに時間がかかったせいで早いグループが上がるのと鉢合わせたのだ。
彼女らの目線は自然と僕の股間に注がれた。
ああ、これは気まずくなるんだろうな、泣かれても文句は言えないな、などと考えていたが彼女らは平然としていた。
見るだけ見られたというのは嬉しくないが、こっちだってもはや嬉しくないのに裸を見せつけられているのだからおあいこだった。
少し過ぎて振り返ると彼女らがひそひそ話をしていたのが見えたが、そのくらいはご愛嬌だろう。品評会などは勝手にすればいい。大きくなったモノを持て余しつつ体を洗い終えてお風呂を出る。
なんとか僕も慣れてきて、ある程度勃起をコントロールしながらバスタオルを取りに向かった。
先ほど「あそこ」と指差された棚を見ると、もうバスタオルは入っていなかった。僕の分を勘定し忘れられたといったところだろうか。
困ったな……と棚の前で股間をブラブラさせながらウロウロしていると
突然頭を殴られ、目隠しをされて、後ろ手を縛られ、関節を極められ、椅子に座らされ、椅子にもまた縛られた。
「だ、誰だっ!こんなっ!」
「誰だって聞かれたらあたし達しかいないじゃないか。ええ?」
その声は諒さんだった。
「なんでっ、こんな」僕はもがきながら聞いた。もう僕のモノは縮んですくみあがっていた。
「やっぱりみんな女だけだと溜まってるんだよね。そしたらすごい上等なおちんちんだったっていう噂があってさ。」
それを聞いた僕は少しだけ安心した。まったく訳の分からない危害が加えられるわけではないことを理解する。
同時に、なんと現金な奴なんだろうか。僕のモノはまた、さっきよりも固く膨らみ始めたのである。
「まあ要は逆レイプ……って、こいつ逆レイプだって言う前に膨らましてるじゃないか。ほら美奈!前に賭けで順番決めたろ!最初は好きに使いな。だけど絶対射精はさせちゃあだめだからね。最後のお楽しみだよ。」
「わかってるわかってる!諒姉さんは最後の用意して待ってて!」
美奈と呼ばれて返事をした声は先ほど少し会話したスタイルのいい美人のものだった。
しかも逆レイプ!むしろ僕は嬉しくなってしまった。体力的には辛いだろうけど、こんな思いがしばらく続くならそれはそれでいい。
「もし出させたらこいつのおちんちんの代わりにあんたのクリ使うからね!絶対だよ!」
「おーこわいこわい。じゃあ出さないようにがんばってねー」
そう言いながら彼女は射精しないギリギリのところで、様々な性戯を僕に試してきた……
◆
「キ、キツイです!日中の力仕事よりきつい!せめて射精させてください……!」
「ちょっと静かにしてくださらない?わたくしがどう責めようがわたくしの自由なんですから。」
もう限界だった。美奈さんから始まって6人目だ。
射精させられない程度の刺激を飽きるまで続けられるというのは案外堪えるもので、しかもだいぶ時間が過ぎた気がする。体力的にも限界だ。
「諒お姉さま?もういじめがいもないですしそろそろシメになさらない?」
「うーん、そだね。こっちの用意もできたしそろそろ私がやろっか。ところで君、もう実は勃起も限界だったりしない?」
精魂尽き果てた所に突然質問されたが、答えは明白だった。
「そうですね、もうキツイです。」
「もうおちんちんは一生分味わい尽くしたかい?とりあえず休もう。勃起止めていいよ。」
「ええ。十分堪能しましたよ。それじゃあ、お言葉に甘えて……」
どんどん僕のモノがしぼんでいく。どうやら限界は限界だったらしい。
「へえ、萎えても意外と大きいんだね。こりゃいいや。じゃあ、やっちゃって。」
僕が言葉の意味を理解する前に、急に外からの力で柔らかくなったモノが持ち上がった。
直後、鈍い痛みと鋭い圧迫感がモノの付け根あたりを襲う。
「よーく縛っとけよ!」
どうやら根本からきつく縛られているらしい。
すると意味がわからないまま諒さんの気配が近づいてきて、しぼんだ僕のモノの先端が熱い湿った肉のひだに当たるのを鈍くなった感覚で感じた。
同時に、今まで感じたことのないひやりとした冷たい感覚がモノの根本に襲ってきた!
「ひっ!?」
思わず声を上げると、冷たい感覚に体重がかけられる。はっきりと痛みを感じる。そして体重をかけて腰を上げる諒さんと共に肉のひだの感覚は遠のいてしまった。
「〜〜〜〜っ!」
声にならない叫び声しか出ない。
「目隠しクイズ!これな〜んだ?おちんちんの感覚でお応えくださーい!」
さらに意地の悪い諒さんの声がする。僕は答えられないでいる。
「出来の悪い生徒だねえ。これは工具のノミってやつ。先っぽの刃でいらないものを削り取るのが仕事の道具だよ。」
僕はいっぺんに血の気が引いた。
「ただね、これは使ったはいいけど手入れもしてないなまくらなんだ。いくら体重をかけたところで切れやしない。」
頭が状況を整理し始める。そうか、切れないなら、これは特殊なプレイに違いない。シメっていうのはそういうことだ。
心のなかでそう結論づけていると、手に何かが握らされた。木の棒の先に円筒がついている。
「じゃあこれはわかるかい?」
「き、木槌……?」
「おしい!正解は金槌でした!これとノミってどうやって組み合わせて使うかはもうわかるよな?」
僕のモノはもうすでに何かの板の上に載せられている。まな板の上のチンコといったところか。
そういう冗談が思いつくぐらいには、もうすでに混乱しきっていたし、必死で全く気づかなかったが4人に押さえつけられている。抵抗する気力もない。
「まあ安心しろって。根本は縛ってあるからあんまり痛くないはずだぜ。」
そう言いながら諒さんが鼻歌交じりにノミを根本に当て直す。確かに、もうノミが当てられた感覚すら薄かった。
金槌を振り上げる気配がした。僕は生まれてから20年来付き合ってきたモノへの別れを心のなかで告げていた。
根本から寸断されても、最後ぐらいは男らしく、情けなく叫んだりはしないと心に決めた。金槌が空を切る音まで聞こえる。今、振り下ろされたのだ。
「アオオオオッ!ギャアーーーッ!」
僕のモノから、赤色混じりの白濁液が飛び出した。人間のものとも思えない叫び声が上がった。
諒さんは、楽しげにからからと笑いながら言った。
「へへへ、そのまま金槌で金玉潰されるとは思ってなかっただろ!いきなりメインディッシュ切ったりするかよ!」
「諒お姉さまはいーっつもそれやるよね。本当に意地が悪いの。」
幼い風貌の女性がボウルで血の混じった白濁液を受け止めながらたしなめる。
張り詰めた僕の緊張は、覚悟していたところとは関係ない致命的な痛みで、ある意味緩んでしまった。
「おい、生きてるかい?じゃあ今度こそおちんちん切るぞ。」
痛みと驚きで固まった無褒美な体を2回目の衝撃が襲った。今度の衝撃は鋭かった。
「アギエエエエ!」
人ならざる声がまた夜の山に響き渡る。
「おー切れてる切れてる!諒姉さんはやっぱり上手いわね。」
あまりの痛みと衝撃に、逆に一瞬で意識を手放せなかった僕はモノがまだ付いているような、心地いい錯覚を覚えながらゆるやかに意識を失った。
◆
「おう起きろ。夜だぞー」
僕は詰め所の広い共用布団スペースで、多数の女性たちに見下されながら起きだした。下半身には大量の包帯が巻かれており、あの夜を思い出してしまった。
「丸一日寝てたんだよ。まああれだけ騒いじゃ無理もないけど。さすがに傷跡そのままはまずいから断面はこの美奈って医者崩れに女の子のあそこっぽく見えるように手術しておいてもらったよ。ありがたく思うんだね。」
「どうして……僕はここに……働きに……」
「ちゃんと募集要項に書いたろ?あの報酬はこっちで特別な仕事したら出すボーナスだって。うちはこうやって男を買ってるのさ。」
「肉体労働だから単純に危険な仕事への報酬だと思って応募して、サイン書いたのかもしれないけどさ。まあこういうことさ。美味い話はないってこったよ。」
僕は急に全てがどうでもよくなっていくのを感じた。男としての人生は終わった。生きていけるのかもわからない。
「ほら。飯でも食って元気出せよ。肉はあんまり手に入らないところだけど、山菜はたくさん入ってる。1日かけて煮込んだ美味しいスープだからさ。」
「ありがとうございます……」
そう言って受け取ったスープは本当に山菜が多く入った、療養には効果の有りそうなスープだった。
少し飲んでみると、ドーム状の形の天ぷらが入っていた。
「これがお肉……?」
「あっそれ当たり!」
少女然とした女性が口走った。
当たりというからには希少なお肉なんだろう。早速口に入れてみた。
「衣はちょっと不思議な味だけど、おいしい……これ、熊か何かの肉なんです?」
諒さんはいつもの通り、本当に魅力的にからからと笑った。
「そのドームのところはお前のおちんちんの亀頭だよ。衣はお前の金玉潰した時に出てきた精子混ぜてるの。」
……正直察しはついていた。こうでも思わないと、自分だけでは受け止められなかったんだと思う。
見渡せば、みんな細かくして取り分けられた僕の男の証を食べて笑い合っていた。
「僕……どうすればいいんでしょう。」
「お前身近に身内もいないって言ってたろ。ずっとここにいるってのはどうだい?お前はもう女の子だよ。」
「でも……」
「おちんちん、また食べたくないのかい?うちの奴らはみんな楽しみにしてる。お前はどう?」
◆
こうして、僕は彼女たち姉妹として今日も働いている。今は女性として、女性の中でそれなりに楽しくやっている。ここに女性ばかりいる理由もわかった気がした。
次に男のおちんちんをいじり回して、最後には食べてやるのはいつだろうか。
獲物がひっかかるのを楽しみに今日も仕事に精を出している。。
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投稿:2014.07.20更新:2014.07.20
危険な姉御と工事現場
著者 syouneko 様 / アクセス 9430 / ♥ 1