「いらっしゃいませ〜」
ここは新規開店したオナホールバー。古今東西やオリジナルのオナホールが所狭しと並べられている。
「あっあの、これを」
「……はい。招待状を拝見しました。ドMのテスターの方ですね。」
女性バーテンダーに招待状を渡し、誰もいないカウンター席に着いた。カウンターと言っても席は二つしかないのだが。
この店のシステムはこうだ。時間帯での貸し切りを基本とし、ドリンクを楽しみながら使いたいオナホールを決めた後、カウンターの下の穴からバーテンダー姿の女性が手を伸ばしオナホールで慰めてくれる。ある種の風俗店である。
一応バーらしく、精液を絞り取ったら精液入りカクテルなどを作ってくれるサービスもあるようだ。しかし今日の俺はただの客ではない。新作ホールのテスターとしてここに来たのだ。
「本日お試しいただく商品はこちらになります。ご確認ください。」
そう言って俺の前にズシンと重い鉄の塊が置かれた。鉄の塊?
「これはドMの方向け、上の少しのスキマ意外一切変形しない超キツホールとなっております。それなりの重量がありますのでこの固定具の上で腰を振っていただければと思います。」
正直ドMの俺を満足させるホールなんてあるわけないとナメていたが、実に素晴らしい。入り口からして細いが、ゆえに俺をいたぶってくれそうな、絞りとってくれそうな形をしている。
席を立ち、重いオナホを持って固定具まで移動する。
ローションはテーブルの上から選び放題。こういう気遣いはさすが専門店である。テスト用の用紙に記入の準備をしながらこちらを凝視する女性バーテンダーのおかげで一瞬で勃起させることができ、その勢いでたっぷりローションを塗りたくって無理矢理挿入した。
実際最初は苦悶したが、気持ちがいい。こんな締め付けと鉄のひんやり感は他では味わえないだろう。
「もしよろしければ、中に入れるお塩のオプション、更に締め付けを強めるオプションがございますが……」
「お願いします」
「一応、これによって性器に何か支障が出ても責任は取れなくなりますが」
「お願いします」
即答だった。一度オナホから抜くと、バーテンダーは中に大量の塩を入れ、ローションまみれの俺の勃起したチンコにも塩をすり込んだ。
手が離れると俺はローションを足し、腰の前後を再開した。
中は塩でザラザラ。ただでさえ狭い内部のおかげでチンコには傷がつき、塩が塗り込まれる。メチャクチャ痛いが目の前の美人バーテンダーのおかげですべて許せるどころか、なお喜びが深まった。
極めつけに、バーテンはカウンターから出てくると四角い箱上のオナホールの上に屈み込んだ。同時にスキマ部分が閉じて圧力が増し、ほとんどチンコは固定された。痛みもピークであるが、あろうことか彼女はボルトで両端を止め、その体重のかかった状態で固定したのである!俺は視覚的な艶かしさも相まって絶頂に達していたが、同時に圧迫と痛みで悶々としていた。
彼女はそんな俺を見ながら用紙に何かを書き込んでいく。
しばらく紙に目を落としていたが、ふとこちらに向き直った。
「テスト終了です。ご協力ありがとうございます。」
言い終わるとバーテンダーは外に出てしまった。放置されたのを訝しんだが、チンコに鉄がくっついている上に自力では抜けないどころか立ち上がれない。萎えてもこれでは抜けないだろう。
一分ほどで知らない女性が二人入ってきた。二人は下半身を露出した俺をクスクスと笑いながら席に着く。
バーテンダーが戻ってくると同時に、彼女らは俺より早くこう言った。
「マスター、今日はこいつ?」
「ええ、ドMで同意してもらったからなんの問題もないです。筋金入りのドMはどんな反応をするのか私も楽しみです。」
そういうとバーテンダーは手元のツマミのようなものを捻った。
三人の女性はこちらを凝視している。嬉しいは嬉しいが照れくさくなって横を向きながらバーテンダーにこれはどういうことなのか、抗議しようとした。
するとふと圧迫されて感覚も鈍ったチンコに刺激が走った。言いかけたことも飲み込んでオナホからとにかく外そうと触ると……
「アチっ!?」
鉄製のオナホがやけどなどでは済まない温度になっている!これでは……
「本日の特別料理、おちんちんの塩釜焼きとなっております。どうぞご賞味あれ。」
俺には叫ぶことしかできなかった。
「静かな店の雰囲気を壊してもらうわけにはいきませんね。少し手伝ってください。」
三人がかりで目隠しと猿轡をされた上、体も動かせないように縛り付けられた。今までオナホだと思っていた鉄の塊は俺を食べようとする調理器具だった。
意識が飛びながらも永遠とも思える時を耐えると、バーテンダーの手元でキッチンアラームが鳴った。俺のチンコがもう、食材に変わり果てた合図である。
バーテンダーはミトンをすると俺のチンコを覆った調理器具を外した。中では、勃起したままの形の俺のチンコがよく焼けている。
俺の記憶はそこで途切れた。
◆◆◆◆◆◆
「「いっただっきまーす♪」」
噂を聞いて何ヶ月も前から予約したのは大正解だったようだ。まさか、本当におちんちんを食べられるなんて。
「皆様、ぜひとも繋がったまま焼けている所を噛み千切ってご賞味ください。塩味がすり込まれていますのでおいしくいただけますよ。」
「亀頭を食べる権利ははじゃんけんでいい?」
もう一人の客とは今まさに店の前で会ったばかりだが、おちんちんを食べるという一大イベントの前にすっかり意気投合してしまった。
ちゃっかり勝った私が恐る恐るおちんちんに口を近づけた。見た目はどんなに焼けていてもフェラみたいで気が引けたけど、近くによってみると美味しそうな匂いでそんなのは気にならなくなった。
亀頭にかぶりつく。
「んっ、あつっ、ん〜!」
さすがは海綿体、だけどこんなにしっかり焼いてあると皮もパリパリでとってもおいしかった!何より食べやすい!
交代でおちんちんにむしゃぶりつく。この男もきっと本望だろうな。
私たちは夢中で食べ終わった。
「男性の提供者様はドMということなので。きっと喜んでいただけたかと思います。それでは皆様。またのご利用をお待ちしておりますね。」
マスターとも仲良くなってお店を出た。マスターはこういう材料の男を呼ぶためのワナみたいなお店だけでなく、これからは出張なんかもやっていくみたい。
私も今度女子会のネタに使おうかな。
ますます食材としてのおちんちんの今後が楽しみです♪
-
投稿:2014.08.14
あるバーテンダーの企み
著者 syouneko 様 / アクセス 9280 / ♥ 4