「こんにちわー」
隆は敢えて明るく答えた。
「男子も大変よね。これだけ混んでいると痴漢と間違えられる子も出てくるんじゃない?まだ、男子◯学生ななのに去勢されちゃうなんて」
「そうだよねえ。腕上げているのも疲れるしね」
光代は口を隆の目元に近づけた。
「でも、あんたは去勢されたいんだよね」
光代はそう言ってニコリと微笑む。隆はゴクリと唾を飲んだ。
「まっさかー。平まさかどー」
「あんたさ、『去勢の時間』ってヘンタイサイトに小説載せたでしょ」
な、なんで知っているんだ・・・隆は喘いだ。
「何、『巨泉の時間』?大橋巨泉?はらたいらさんに3000点?」
「何よそれ、去勢の話してるんだから」
光代はいきなり隆の股間をつかんだ。
「ここ大きくして捕まったらウケるよね」
「や、やめて」
「ねえ、去勢されたいんでしょ、このヘンタイ!」
「光代、どうしたの?」
「あ、荒川さん。この子、去勢して欲しいんだって」
「何それ。ヘンタイなのこいつ。普通に男子◯学生な顔だけど」
「ねえ、みんなでこいつを襲わない?それで痴漢されたって言うの」
いつの間にか周りは女子ばかりになってきていた。
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投稿:2017.09.01更新:2017.09.01
男子連座法(痴漢がいたら誰かを去勢)2
著者 ヒメジョオン 様 / アクセス 8058 / ♥ 0