俺の名前はユウ。
両親が作った借金のせいで人生が狂ってしまった残念な18歳だ。
あれは今からちょうど一年前のことだった。
いつものように自宅へ戻ると、黒いスーツをきたガラの悪い男たちが数人リビングのソファーに座っていた。何事かと思い、話を聞くと、父が事業に失敗し、闇金からも多額の借金をしていたとのことだった。到底、まともに働いても返せる額ではないし、自宅はすでに銀行に差し押さえられて、返済には利用できない状況だった。いくつか返済方法を提案されたが、やはりどれもまともな方法ではなく、最終的に父と自分はマグロ漁船に乗り、母と姉はソープで働くというものだった。母と姉の案と比較すると自分はまだ楽かもしれないと思ってたのは、今となっては、大きな間違いだった。
リーダー格の男が突然「兄ちゃんのその華奢な体じゃ、マグロは無理やろ。」と言った。
たしかに俺は身長160センチ、体重50キロと男では小柄で、顔立ちも中性的とよく言われ
ていて、自分でもマグロ漁船に乗って耐えられる自信はなかった。
男は「久しぶりにビデオの方やらせるか!」とニヤニヤしながら続けて言った。
男でビデオというとゲイビデオかと思っていたが、実際はそんな甘いものではなかった。
家族それぞれの処遇が決まり、皆別々の車に乗せられ、家を出ていった。
事実上の一家離散だった。
その後、自分は都内の高層マンションの一室に連れて行かれた。
セキュリティもしっかりしており、間取りはも3LDK程だろうかかなり広い。
部屋の中を見渡すとカメラや照明、いわゆる調教器具と呼ばれるアダルトグッズが無数に
置いてあった。やっぱりAVの撮影に使われるんだと思っていると、5~6人の男たちが
ゾロゾロと入ってきた。闇金の下っ端達が、「先生」とか「監督」と呼びながら、
何か打ち合わせをするように話していた。
しばらくすると闇金の連中は部屋を出ていき、監督と呼ばれる40半ばの男が自分に
話しかけてきた。「はじめまして。今日からここの現場を仕切らしてもらう野村だ。
よろしく!あと、こちらは医者の黒田先生。残りの4人は撮影兼、君のお相手をしてもらう
スタッフたちだ。後で挨拶をしとくといい。1年も一緒にやれば仲良くなるよ!
ところで、、、名前は何ていうんだっけ?」
俺は1年!?と思いながら「ユウです。」と答えた。
「ユウくんか!わからないことがあったら、何でも聞いてくれ!」と野村は言った。
そこで、俺はすかざす「俺はここで何をやるんですか?あと1年というのは?」と質問した。
野村は「何も聞いてないんだね。まあそうか、じゃあ、みんなを集めて今後のスケジュール
を含めた打ち合わせをしよう」とメンバーを集めた。
そして、各メンバーへ分厚い台本を配り始め、それは俺の手元にも配られた。
台本の表紙を見た瞬間、俺は言葉が出なかった。
「ライブ配信!18歳青年、女性化への調教記録」と書かれていたのだ。
俺が質問をする前に野村が話始めた「君はこれから一年間、女性化に向けた様々な調教を
受けてもらう。そして、その状況をリアルタイムにWeb動画で配信をする。
世界中には時間と金を持て余した変態たちがたくさん居て、その人達から閲覧料をもらって
君の借金返済に当てるんだ。マグロに比べたら楽な仕事だよ。」
俺は言っている意味が理解できないまま、野村は一日のスケジュールと年間のスケジュール
を説明し始めた。内容をざっくり要約すると一日のスケジュールはこんな感じだった。
・射精(精液量、精子数 計測)朝昼晩の計3回
・陰茎(平常時、勃起時)、睾丸のサイズ計測、身体測定
・午前:アナル調教
・午後:男優とのセックス
・夜 :企画系、視聴者参加型配信など
年間のスケジュールでは女性ホルモンの投与日などが書かれていた。
また、精子製造に有効なサプリメント服用や勃起しない時はバイアグラの服用とも
書かれていた。
その中でも一番衝撃的だったスケジュールが「睾丸摘出」だった。
それは半年後に予定されており、半年間、女性ホルモンを服用し、玉アリ状態の様子を、
残り半年は玉ナシ状態を記録するという計画だった。
これには俺は完全に思考停止してしまい、この日はこれ以上の記憶はない。
そして、2日目から地獄のような日々が始まった。
まず、朝起床すると朝立ちしているペニスの大きさをメジャーで測られ、睾丸も入念に
大きさを調べられたあと、写真を撮られ、記録された。
そして、1回目の射精をするまで、オナニーを強いられ、射精の際は専用の採取トレーに
発射させられた。精液は医者の黒田によって、検査され、精子数や量などが記録された。
もちろん、その様子もビデオに記録され、配信されていた。
それが終わると午前中はアナル調教が待っていた。もちろんアナルセックスの経験など
ないので、入念に拡張や、前立腺刺激など様々な調教が施された。
そして、その際に2回目の射精をさせられる。午前のスケジュールが終わると、昼食の後、
男優とのセックスを中心とした午後のスケジュールが始まる。男優たちのペニスを
しゃぶったり、アナルに入れられることはもちろん、SM的なこともやったし、夜の視聴者
参加企画では視聴者の送ってきた精液を飲まされたり、アナルに注入されたこともあった。
でも、不思議なこともあった。医者の黒田からは女性ホルモンを投与するとペニスと金玉は
小さくなって、精液も少なくなるよと聞かされていたが、怪しいサプリメントやバイアグラ
の影響もあってか、サイズや量は変わることはあまりなかった。
一方、胸は少し膨らんできていたが。
年月が流れるのは早いもので、気づくと「運命の日」の前日となっていた。
前日はこれまで毎日行われていた調教はすべて休みとなり、明日に向けてしっかり
休養を取るように言われた。だが、平常心でいられるはずもなく、
その日の夜は一睡もすることはできなかった。
そして、運命の日の朝、ここでは一切、調教は行われず、射精の必要もないと言われた。
夕方までテレビを見ながら過ごしていると、野村から、場所を移動するからと言われ、
バスローブへ着替えさせられ、目隠しをされたまま、車に乗せられた。
それから、一時間ほど走った所で降ろされ、ライブハウスのようなステージの袖に連れて
行かれた。そこがまた異様な空間となっていた。
ステージの中央に産婦人科にあるようなM字に股を開いたまま固定する手術台が置かれ、
その周りにテレビ局のような大きなカメラが数台とモニターがあり、その横に自分の金玉を
取り出すであろう医療器具が並んでいた。だが、ステージから観客席を見渡してもこちらの
ステージと自分の姿しか見えなかった。しばらくして、大きな鏡が置かれていることに
気づいた。不思議に思っていたが、よくよく見ると、どうやらその鏡はマジックミラーと
なっているようで、観客席からは自分の姿は丸見えのようだった。
観客達の顔はプライバシーの関係でこちらからは見えないよう配慮されているものだと
推測がついた。なんともエゲツない連中たちだ。
そうこうしているうちに、いよいよ運命の時間となった。
監督の野村がMCを努め、「本日はユウくんの運命の日にお立ち会いいただき、
ありがとうございます。このあといよいよユウくんの睾丸を摘出します!」
すると観客席の方から、大歓声が湧き上がった。
なかには女の声も聞こえ、結構な人数がいるようであった。
「それでは、本日の主役、ユウくんに登場してもらいましょう!」この合図とともに
俺はスタッフの2人に腕を掴まれたまま、ステージの中央へ連れて行かれた。
そこでも大歓声が湧き上がり、観客の姿は見えないものの、人気ミュージシャンにでも
なったかのような錯覚に陥ったのを覚えている。
手術台の前に立つとバスローブを脱がされた。この時点で俺のペニスは
はちきれんばかりに勃起している。
まあ、車で移動のする前にバイアグラを飲まされたので当然だが。
どうやら執刀するのは黒田のようで、台の脇から、俺に台へ上がるよう促してきた。
もう抵抗することもできない俺は従い、台に上がって両手、頭、胴、M字に開いた両足を
ベルトで固定された。固定された後、周囲を見渡すと俺の局部をアップで映し出した
モニターがあり、それが世界中に配信されていることもすぐにわかった。
固定が完了すると野村が再びMCを始め、「それではいよいよ摘出!といきたいところ
ですが、その前に最後の玉アリ射精をしてもらいましょう!」とアナウンスした。
続けて「ユウくんは日頃から前立腺の調教もしており、ペニスを刺激しなくても
射精ができます!最後にそれを皆様に生でお見せしましょう!」と。
いつも調教で使っている前立腺刺激用の器具にたっぷりとローションが塗られ、
俺のアナルに挿入された。この器具はもう俺専用の形になっており、一度入れてしまえば、
ピンポイントで刺激されるため、長時間我慢することは絶対にできないのだ。
刺激が始まり、まもなくして俺は射精感に襲われてきた。
すると、黒田は紐のようなものを取り出し、ペニスの付け根辺りをそれできつく縛った。
そう、ペニスを縛られたことで、射精の感覚はあるものの、精液は出ないようになった。
この状態を30分ほど続けられ、俺は何度も射精感に襲われていた。
そして頃合いを見計らった頃に野村が「では次のタイミングで紐を外してもらい
フィニッシュしましょう!」と叫んだ。俺は最後の射精感に襲われ、出るタイミングと
同時に紐が外された。ペニスの先からはこれまでに見たこともない量の精液が噴出し、
下半身は精子まみれになった。それは男としての最後の余力を振り絞ったかのようだった。
観客の大歓声の中、俺は達成感、脱力感に包まれていたが、この射精は前座にしか過ぎない。
今日のメインはあくまで睾丸摘出。イベントは半分も終わっていない。
その後、小休止と水分補給をさせてもらい、メインイベントの開始となった。
まず、黒田が腰骨あたりに麻酔を行い、下半身の感覚が無くなってきたが、こんな状況の中、
ペニスは相変わらず、はちきれんばかりに勃起している状態だった。
ここからは黒田が摘出の手順などを説明しながら、摘出手術を行う流れになっていた。
俺ももう、すでに下半身の感覚はないし、固定された状態から逃げることもできないので、
自分の金玉がドアップに写っているモニターを見ながら、その作業をしずかに見守った。
メスが玉袋の真ん中あたりに入れられ、かすかに血が出ながら、切開されていっている。
次に、薄い粘膜のようなものを電気メスで焼き切りながら、金玉の本体を徐々に
露出させていった。そして、粘膜が完全に除去されると、金玉を袋の外へ完全に
引っ張り出した。モニターでみると玉袋から白い砂肝のような物体が一つ飛び出している
のが確認できる。
続けて黒田は「普通は一つずつ摘出するんですが、今日は特別に両方露出された状態
にしてみましょう!」とサービス精神たっぷりに言った。
俺は余計なことをと思いつつ、見守ることしかできなかった。
まもなく、同じようにもう一つの金玉が露出させられ、袋の外に引っ張り出された。
モニターで勃起したペニスと玉袋から出た2つの金玉が飛び出た状態を確認できた。
もういよいよ、お別れかと感慨深さを感じていると、ここで信じられないアナウンスが
聞こえてきた。
「それでは、ここで抽選に当たった観客のお二人に、ユウくんの金玉の切り離し作業を
やってもらいましょう!」と野村が言った。俺はもうなにがなんだか、わからなくなった。
呆然としている間に二人の女性が当選したようで、ステージに上ってきた。
二人とも30代くらいのようで、とても美人であった。でも、なぜそんな人達が俺の金玉を
切るためにこんなイベントに参加しているんだと、理解することができなかった。
二人には医療用の手袋とハサミが手渡され、黒田から切る部分のレクチャーを受けていた。
そして、レクチャーが済むと二人は下半身の方へ移動し、それぞれ左右の金玉と管の付け根に
ハサミをあてがい、野村からの合図を待っていた。
ついにMCの野村が「それではカウントダウンをはじめます!ユウくん、覚悟はいいですね?
皆さんご一緒に~ 5・4・3・2・1・0!」と。
その合図に合わせて美女二人はハサミで俺の金玉を切り離し、尻の下に置いていた
金属トレーに金玉が2つ転がり落ちた。本当に終わってしまった。。。
もう何も考えることはできなかった。。。
その後、黒田が切開した玉袋を縫い合わせ、このイベントは無事終了となった。
金玉が抜けてしまった玉袋はぺったんこになっており、それまで勃起していたペニスも
縮みきっていた。
イベント終了後、俺はマンションへ戻り、傷が完治した2週間後から、これまで通りの
スケジュールをこなしていた。傷が完治してから2週間程度はペニスも勃起していたが、
その後はバイアグラを飲んでも立つことはなかった。
ペニスのサイズも5センチ程度になり、ここに来る前の1/3になっていた。
肝心の精液も白濁したのもから透明に変わり、顕微鏡で見えていた精子もいなくなった。
最終的には射精というものもなくなり、カウパーが少し垂れるだけになった。
そうなってくると閲覧者の数も激減し、残りの半年間はほぼ惰性で過ごしているだけだった。
何をされても興奮することなく。
月日は流れ、ようやく約束の一年が過ぎた。
最終日に目覚めると野村や黒田、スタッフなど誰もおらず、部屋はもぬけのカラだった。
朝食を食べた後、昼過ぎに闇金の下っ端がやってきた。一年ぶりの再会だ。
俺の変貌に驚きつつも、車へ乗るのよう促し、最寄りの駅前まで送ってくれた。
そこで俺は完全に放され、借金もチャラになったことを通知された。
でも、これからどうやって生きていこう。。。
父さんや母さん、姉ちゃんは元気にしてるかな…?
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投稿:2018.07.14更新:2018.07.17
とある青年の記録
著者 cx5918 様 / アクセス 8759 / ♥ 6