拓弥はディルドを傍らに置くと、いきなりカオリを押し倒し、股間に顔をうずめる。既に十分に潤っているカオリの性器を舐めて刺激する。音を立てて愛液をすすると、尖らせた舌を腟内に挿入する。慣れ親しんだ、刺激的なカオリの味がする。カオリが甘い声を上げ、拓弥の頭を両手で抱えると、自ら股間に押しつける。拓弥は舌の攻撃先を膣からクリトリスへ変更し、さらに執拗に舐め続ける。昂ぶるカオリをさらに舐めて刺激しながら、拓弥は自らの性的興奮も高まってゆくのを感じる。
拓弥は、カオリの潤んだ性器への口づけを続けながら、改めて自分のペニスから作られたディルドを手に取る。
「入れて...」
カオリがかすれた声で言い、再び膝を抱えて両足を広げたポーズを取る。
拓弥は、カオリの性器から唇を離すと、かつて自分の体の一部であったディルドを握り、カオリが両手で開いた膣口にその亀頭をあてがう。カオリの割れ目に竿を押し当てて上下させ、溢れる愛液をディルド全体になすりつける。「にちゃ、にちゃ...」という淫靡で湿った音がする。そうして拓弥は、たっぷりと愛液にまみれたディルドを、ゆっくりとカオリの膣の中に押し込んでゆく。
「あっ!ん...」
カオリはディルドが自分の中心部に沈んでゆく感触に、歓びの声を上げる。
「あっ!拓弥、拓弥の形を感じるわ!」
カオリがあえぎながら言う。
「もっと、もっとグチャグチャにして!」
拓弥は、今度は手にしたディルドをゆっくりと前後に動かし始める。
「ああん...そこ、いい!」
拓弥は、カオリの乳首を舐めながら、手に持ったディルドの動きを徐々に速める。カオリのあえぎ声が高まる。拓弥はさらに挿抜の速度を上げ、激しくカオリの膣を刺激する。そして、ディルドをグリグリと回転させる。
「あっ、イクぅ!」
カオリはビクンと体をのけぞらせると、絶頂に達する。拓弥は、カオリの膣からディルドを引き抜く。にゅるん、という感触とともに、愛液まみれのディルドが太い糸を引きながら出てくる。
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ...」
カオリの胸が大きく上下する。その白い肌は紅潮し、うっすらと汗が浮いている。全裸のカオリが乱れる姿を見て、拓弥も興奮していた。股間に屹立するペニスを感じる。
(変だ...俺にはもうチンコはないのに、何だかチンコがギンギンに勃ってる感じがする...)
実際、拓弥はカオリの性器の味と匂い、絶頂に達して乱れたその姿に刺激され、股間に熱く溢れ、みなぎるものを感じていた。切り株から突き出た銀の管から、愛液が糸を引いて流れ出る。
(何だ、これは...?俺は、気が狂っちまったのか?それとも...?)
拓弥の主観では、確かに股間に屹立するペニスがあるように思える。左手で股間に触れてみる。当然、陰嚢はあるがペニスはない。
「拓弥、あなたの手で入れてもらうの、やっぱり良かったわ!」
カオリが、ディルドを手に戸惑う拓弥の背中に抱きついてくる。カオリの熱を帯びた体温とともに、背中にギュッと押し付けられた、丸い乳房が潰れるのを感じる。
「今度は、私がやってあげる!」
カオリは、拓弥の手からディルドをもぎ取ると言う。
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この小説は、r18.novelist.jpに掲載された、三蔵法師の文章の一部を転載したものです。
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投稿:2019.01.17更新:2019.01.17
拓弥とカオリ 習作8(抜粋)
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