これは、消滅した某有名だったサイトからの転載です。
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次のようなメイルが来ました。
<二十代・女性>
ここを、知ったのはどういうきっかけだったか忘れた。
私は一応まだ22の学生で女であるが、わたしのまわりでこういった世界があると知っている人はひとりも いないはずである。
純粋天真爛漫な平穏な生活環境のなかでなぜ、じぶんはこういう世界に興味を抱いてしまったのだろう。
なにかにいつも自分は絶望しているような気がする。そういう疲労感がぬぐえずあえいでいるときこのサイトを発見して、少しラクになった。なんかうまくいえないんだけど・・・。
破壊願望をもちつつもノーマルの仮面でいつづけるのは辛い。
しかもこういう環境ではそういった状況を変えようもない。だから求めるものがインターネットという メディアによって疑似体験できたとき少しラクになったのだろうか。
FGMは今後どのような展開をみせていくのか見守っていくつもりだ。食人がここでは ヒトの性の最終形態っぽいが、ほんとに今後どうなってゆくのかきがかりだ。
絶望、疲労感、破壊願望、、、キーワードです。
ここを訪ねる女性たちの多くが、数百人はいらっしゃいますが、 同じような気持ちなのでしょうか。
それではアメリカの博覧会レポートの翻訳です。
米国の博覧会について(10)
山高帽の老人が、カリン、ベス、マリサの裸の背中と腹に、500、1200、600とペンキで書き込みました。
妙に確信を持って三人の値段を言っていましたが、それも道理で、老人自身が値付けの責任者だったのです。
「人に限らず動物はみな、骨、筋肉、脂肪の順番で発達する。幼児期の栄養状態を悪くし、その後に過剰な栄養を与えると、短い骨格の中に多すぎる筋肉が押し込まれて、醜い体型になる。
脂肪は脂肪で、肝臓脂肪、筋間脂肪、皮下脂肪、筋内脂肪の順に付くことになつている。
いつ栄養を与えるかで、どんな体型でも作れる。もちろん遺伝的なものも影響するが」
「カリンには多くの筋内脂肪が付いている。十四、五才の頃の栄養が豊かであったということだ。
筋内脂肪というのは、日本人の大好物だ。スキヤキにする信じられないような値段の肉には、網のような筋内脂肪が入っている。
アメリカ人でも、私のような老人には、ベスのような赤身より、カリンのトロリとした肉の方が美味い」
老人が、カリンに500という小さな数字を書き込みながら、気の毒そうに説明しました。
「それでも、最初の相手の向こうの連中より、ずいぶん高くしてある」
山高帽の老人が顎で示した先から、三人の男たちが敵意に満ちた目を注いでいました。
「男性が相手なのですか」
マリサが大声を出しました。
「男性は男性でも、去勢男だ。一二回戦までは、去勢後一年以上の者たちは女性のグループに入ることになっている。一年以内の者たちは男性グループだ。三回戦以降は、男女の別はない」
「それって不公平です」
マリサがもっと大きな声を上げました。
「あの三人だって、私たちよりずっと大きいです」
三人の去勢男たちが立ち上がりました。妙に丸味を帯びた身体です。
胸に書かれた数字が見えます。100、150、200、です。
「過去の統計だと、去勢男は女性より弱い。安心しなさい。彼らは闘争心がない・・」
老人の穏やかな声が、途中でさえぎられました。
「ところが彼らは別なのよ」
近づいてきた三人の男たちの後ろから女性が現れました。
カリン、ベス、マリサが同時に、アッと声をあげました。
後のことが楽しみですこと、なんて捨てぜりふを吐いて消えたガリガリの眼鏡、ハンサムな青年の競りで、三人に負けたおばちゃんです。
「彼らはここの信者じゃない。外部の男たち。女性になりたい男性たちなの。だから女性に対する闘争心は、ふつうの男性より何倍も激しいの」
痩せて醜い顔をニヤリとさせて、おばちゃんがつづけます。
「しかも、あなた方の大切なところを買ってあげる約束をしたの。それを自分の股に移植したいのよ、彼ら」
三人娘がギャァと叫びました。
自分が肉になることについては存外簡単に理解した三人でしたが、自分の性器だけが生き残って気持ちの悪い男たちの股間に移植されることは、想像するだに受け容れがたいことのようでした。
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投稿:2020.03.05更新:2020.03.05
340話 自分の性器が男たちの股間に移植される !!
著者 甜菜てれびくん 様 / アクセス 5640 / ♥ 2