愛のある去勢-1
「純也さん、そろそろおちんちん切る?」
響子が尋ねてきた。
香織に目をやると、“いつでも大丈夫ですよ”という聡明な目で僕を見た。
「そうだね、香織さんも時間がない中、来てくれてるからね」
「じゃぁ純也さんのおちんちん、最後だからもう一回射精しとく?」
響子と知り合ったのは、現在も勤めている技術系の会社に、保険の営業で訪問してきた時が最初である。
薄化粧?ナチュラルメイク?というのか、派手さはないが元々整った顔立ちなので、一度会ったら印象が記憶に残る女性だった。
定期的に訪問してくるので、自然と会話にも遠慮がなくなってくる。
たまにセクシーな服装で訪れることもあり、人懐っこさもあって、男と女を意識するのも自然の成り行きだったのだろう。
「やっぱり痛いのかな?」
「気を失ってる時だったんだよね?それでも痛いんじゃない?」
港の見えるお洒落なレストランで、去勢された弁護士が話題である。
響子の紹介で今回の件に応じてくれたのが香織である。
都内の某有名な総合病院に勤務する女医で、外科が専門とのことで響子が声をかけてくれた。
先ほどは、スカートとパンティーを履いたままで、シャツをはだけ乳房を露わにした香織とセックスをした。
パンティー越しに香織の女性器にペニスを挿入し、抱き合うように唇を重ね、初対面とはいえお互い胸の奥の秘密を共有したことで身体の奥底から一体感になれた気がした。
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投稿:2020.07.11
愛のある去勢-1
挿絵あり 著者 映露美倶楽部 様 / アクセス 6392 / ♥ 1