精液が飛び散っている間にペニスを切断する。それは快感と痛みを両方同時に味わうことになると思うが、長年、「おちんちんを切っちゃうぞ」というトラウマの呪縛から解放されるために選んだ手段だ。
睾丸マッサージをお願いしたのはできるだけ長く射精をするためだ。
いよいよ射精している瞬間にペニスを切断する、そのときが近づいてくる。
「あっ、あっ、射精(い)きそう、、射精(い)きそう、、あーっ、射精(い)くっ、!んーっ」
僕のペニスの先から白濁した精液が噴き出した。と同時に香織がハサミに力を入れる!
「!」「んあっ!痛いっ、痛いっ、!!」思わず僕は叫んでしまった。
しごきつつける香織の左手は、僕のペニスが脈打つのを感じていた。
7~8回ほど脈動しただろうか
「はあっ、はあっ、」射精の余韻を感じてうつろになった僕の目線にハサミをもった香織の顔が写る。
しばらくして下腹部のまわりに目をやると、、、切り落とされたはずの僕のペニスがまだ勃起したままで残っていた。
香織は僕の叫び声を聞いた瞬間、おちんちんを切ることに躊躇してしまったようだ。
「純也さん、、ごめんなさい、、」
「ん、いや、大丈夫だよ」
男の人生において、おちんちんを切るということはそれこそ一生に一度だろう。
僕にとっては、この日は幼き日と合わせて2度目になるが。
いや、しかし、その2回とも未遂に終わっているので、まだ一度もおちんちんを切ったことがないという状態になるのか、、、。
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投稿:2020.08.09
愛のある去勢-4
挿絵あり 著者 映露美倶楽部 様 / アクセス 6145 / ♥ 1