入院初日
手術前検査も問題なく終わり明日が手術と確定した。
あの新人看護師が病室に現れた。
「明日の手術頑張ってください」
それだけ言っていなくなる。あの子はあの子なりに気を使ってくれてるんだな。俺はそう感じた。
医師より手術説明が話される。
「内部陰茎、睾丸摘出、尿道移設の手術となります。尿道の移設により排尿困難を避けるため陰茎を摘出した際に残る左右の皮膚と体の表面の肉で形を形成します。またこれは尿道を守るためですので本意とは背くと思いますがご了承してください。」
摘出まではわかるがその後の意味合いのイメージがわからない。
「あの?どのようになるんですか?」
「女性気の大陰唇はいろんな役割があります。尿道や膣に菌が入るのを防ぐ役目があります。イメージではその様に考えてください。」
なんとなくではあったが適切な説明だった。
今はかろうじてでも俺の性器は男性を表現できてはいる。だが術後は見た目は女性器に近い見た目になってしまうのだ。
この説明は妻は聞いていない。傷が癒えたとき俺の股間を見て妻はまだ俺は男だと言ってくれるだろうか。。
「術後は座っての排尿になります。以前のような術後のトイレのような不便が多少なくなると思います。」
医師はたんたんと説明してくるが俺の気持ちはわかってくれそうにもない。
「それでは明日に手術いたしますのでゆっくり休んでください。」そう言い残し医師は去っていった。
「明日の手術頑張ってね」妻に励まされる。
明日形成される尿道の話は言えずにいた。
完全摘出手術当日
目が覚めると包帯が下腹部に巻かれ足を動かすと皮膚を引っ張られる感覚がある。
縫ってある感覚が見なくてもわかる。
「妻にはまだこの股間を見せたくないんです。消毒するときはいないときにお願いします。」看護師にそう伝えると消毒が始まった。新人の看護師も一緒だ。
「なにもないっ」この新人は天然なのかその言葉を放った瞬間他の看護師に口を塞がれる。
俺は気にもせず鏡を見せてくださいとお願いした。
「これは生活のためですのでショックを受けないでください」そう言いながら看護師は見覚えのある姿鏡を持ってきた。
ショックだった。俺のチンポのあった少し後ろ辺りから縦に1本筋の割れ目が走っている。まるで女性器と見た目は変わらない。
立ち尽くす俺に察したのか声をかける新人看護師。
悪気はないと思うのだがショックだった「私達と同じ見たいですよ。綺麗になってます。」
「ありがとう」俺はそう答えるしかなかった。
数日経ち傷も癒えたときは縫い目も綺麗に消えかけていた。妻は頑張ったねもう苦しむことはないのよ。と優しく声をかけてくれた。
翌日に退院し家に付いた時そっと抱きしめてくれた。
夜になりシャワーを浴びるためシャワールームに入ったが前回と違って妻の姿は無い。
気を使ってくれているのがわかる。
もう男性器が完全に無いのがわかっている為性行為が出来ないのだから女の裸を見せないようにしてくれてもいるのだ。
風呂の鏡に写る自分の新しい性器が悔しく恥ずかしくなる。
それと同時に中がどうなっているのかも知りたく快楽があるのかも確かめたくなり割れ目を指で開いてみた。
肉ヒレを左右に開くと中には尿道らしき穴だけあるのがわかった。
医師が言うにはこの割れ目を形成することにより歩くとき肉が突っ張る事がなく足を開いても皮膚が避けることがないらしい。
性行為の快楽も前立腺刺激という方法を医師からも説明され、男性としてのホルモンが作れない為男性ホルモンを摂取しなくてはならないことも聞かされた。
その際性欲は衰えることがない為、前立腺を刺激し快楽を得るしか欲求を満たせないのである。
それには訓練しないと絶頂を得ることもできないとの事だった。
俺はシャワーを浴び脱衣場に出たとき妻が下着と部屋着を用意して置いてくれていた。
だがタオルで体を拭き取りそれを着ることもなく全裸で妻の前に行った。
「あなたどうして。。」
「俺のこの、体を見てくれないか」俺はそれでも男だよと言ってもらえるのを期待したが妻の発言は
「私達と同じ見たいね。綺麗になってるよ。」優しさかなんと言っていいのか迷ったのかあの新人看護師と同じ発言だった。
その言葉を聞いて俺は涙した。
妻はそんな俺にハッとしてぺニスがあった付近を舐め出した。
間違った発言に気づき男性としての快楽を前のように与えようとしてくれているのだろう。
だが妻の舌は股間に割れた肉ヒダの中を走り抜けていった。今まで感じたことのない感触だった。表面ではない体の中を舐めてもらってる感じかした。
そこに自分の股間に女性と同じような割れ目があることを妻がなめればなめるほど現実を突きつけられた。
「もういいよ。ありがとう。そこにチンポがなく、割れ目があるということがよくわかってしまうから頼むから止めてもらえないか」
それでも妻はなんとか絶頂を迎えさせようとさらに舐めまわす。
俺はそこに快楽はなかった。表面の皮膚を舐められてるい感覚しかないのだ。
「俺はもう尻の穴から女のように突っ込んで前立腺をいじるしかないんだよ。もう、それしか、もう、それしか。。。」
妻は医師に聞いていたようでU字型の女同士で義似セックスができる道具を持ち出してきた。
俺はそれを拒んだ。だが俺は笑いながらお前のまんこ舐めてでも快楽を与えるという約束を思い出した。
今後トイレも性行為も苦痛に感じながら死ぬまで付き合っていかないといけないと悔しさでいっぱいだった。
あれから数年経っても性欲に苦痛の日々を送りながら今でもその割れ目のある股間と向き合っている。
-
投稿:2020.08.27
最後のセックス 4 完全摘出
著者 よーこ 様 / アクセス 7177 / ♥ 5