股間になにもない感覚。
それ以外見た目は男、中身の気持ちも男。
社会人になるまではなにも不便のない普通の男の子だった。
普通に女と遊んでオナニーもして、そして立ちションもなに不自由ない男性だった。
俺は高校を卒業し社会人として歩み始めた初日に就職先の先輩に初めての風俗へ連れていってもらったのだ。
なにもわからない俺は見た目で判断し指名と同時に初体験を終わらせたのだ。
翌日その時の興奮と初めての女の身体と交わった事が頭から離れないまま仕事を始める。
1週間経った頃からちんぽが少し腫れて少しの痛みが出始めた。
俺は誰にも相談できずそのまま痛みをこらえて生活をした。
生活の習慣となった夜の飲み。。社会人だと未成年も関係なく酒を飲み交わす。
酔った俺は居酒屋で隣の席の女と仲良くなりそのままホテルへ直行。一般の女性は初体験だった。連絡先を交換し、またねと手を振る。
この時の俺の股間は以前より腫れているせいかちんぽが大きくなった感じだ。痛みも前よりは増えてきている。
数日後、居酒屋の女から連絡があり会う約束をし、当日を迎えた。
呼ばれたのはラブホテルのSMルーム
そこにはその女が泣きながら強面の男数人と一緒にいた。
お前この女とやったな。こいつを見てみろ
そう言いながら女がまとっていたバスタオルを脱ぎ剥がし全裸にさせた。
そして強引に股を開かせた。
見ろっ!男にその様に言われ女の股間を凝視する。
酷い状態だった。あの夜に舐めたクリトリスもビラビラさえも無くなっており縫い跡に抜糸されていない糸があちこちにある状態だった。
お前のせいでこうなった。こいつは女として性器を失ったんだよ。お前が移した病気でな。
男はその女の痛々しいまんこを手で広げさせ膣をよく見えるよう広げた。
その中は処置したであろう生々しい傷痕が無数ある。膣の中をそっくり繰り抜き他の皮膚を移植したのだ。その男によると子宮までは感染していないらしく穴を残さなければ排泄される生理ができなくなるためだと言う。
よってこの女は性感を全て失っていたのだ。
女はずっと泣き散らかしている。
男はお前は?どうするんだ?責任どうすんだ。
その様に問い詰められる。
俺はひた謝りと自分も病気に感染しているとは知らなかったと謝る。
男が病院で治療したいかと問いかける。俺は一刻も早く病院で観てもらいたかった。
男はお前は病院に行かなくてもその病気治るからと言いながらカッターナイフを投げ渡してきた。
病気の身体の一部とここでサヨナラしろ。この女と同じようにな。
俺はパニックになりながらも許しを得る為必死に抵抗する。そのつど顔面を殴られ顔が腫れ上がる。俺はこの苦痛に耐えられなくなり解りました。切り落とします。と泣きながらカッターを手に取る。
男はなにも言わず女と見つめている。
男の象徴であるペニスを自ら切り落とさなければいけない恐怖に怯えながらカッターの刃をあてがった。
はやくしろっ!怒鳴られまた殴られると思うと刃をペニスに食い込ませるしかなかった。
大きな声で傷みと戦う叫び声を上げながら俺はノコギリのように左右に刃を動かした。
痛みで股間が緩んだのか刃が半分まで届いたときに放尿してしまった。ちんぽの先端と刃の入った切りあとからもじわっと出ている。
痛みで気を失いそうになりながらも俺は切り終えた。
ちんぽが床に転がり俺は丸い傷跡から血が流れるのを見つめながら涙をこぼす。
おいっダレガ途中から切れといったんだ?この女は全ての性感を失ったんだよ。お前もそうならなければいけないだろうよ。中に残るちんぽの付け根もくり抜け!玉も抜けっ男の性器全てをだ。
愕然と気が遠くなり痛みで閉じることのできない股は大の字で立ち尽くしていた。
その時のはやくしろっ!と声が響き他の男から股を下から蹴りあげられた。
なにかが潰れた音と共に地面に転げ回り激しい傷みが襲う。
それでもまだ自分でくり抜く事ができない俺を強引に立たせ男達が足を固定し大の字にされる。そして次の瞬間下から再度蹴りあげられる。おぇっと吐きながらのたうち回る。
男がもう一回だ。と言っている。
俺は強引に立ち上げさせられ脳裏にまた蹴りあげられると思うとやりますっ自分でくり抜きますと言っていた。
男は満足そうに女にあいつを見てろと言いながら二人で見つめてくる。
俺は傷みに恐怖しながらカッターの刃を食い込ませ袋を全て切り取った。中から半分潰れたような白い玉がポロポロと2つ飛び出ている。歯をくいしばり玉と身体が繋がっている線のような筋を切り取った。そこで俺の身体から玉とちんぽが無くなった。
おいっまだだろ中身もだ
男はその様に言ってくる。もう何をされるかわからない恐怖に俺は今からやりますと身体の中にあるペニスの一部を切り取った袋の跡地から引き抜き激痛を堪えながら引っ張り出し根本から切り落とした。
切り落とした陰茎の根本にはプクッと膨らんだ小さい物もついていた。たぶん前立腺だったんだろう。
それを見た男は満足したように女と部屋を出ていった。
残された俺は1人になり傷みとショックを受けながら救急に連絡し気を失ったのだ。
二日後、俺はベッドで寝かされていた。起きた俺に気づいた看護師は医師と共に現れなにやら説明される。
全て思い出した。もうチンポ無いんだ。。。
布団を捲り股間を見るが包帯で巻かれ1本の管だけが包帯の隙間から出ている位しか確認ができなかった。
その包帯を見るだけでわかったのが男の象徴である膨らみが無くなっておりペタっとしていた。
医者からは尿道が中から切り放されていたため人工の尿道を繋げてあると説明された。
1ヶ月し俺は自分の股間を看護師の持つ鏡で見させられた。
縫い目だけ残るなにもない股間に小さい穴だけ空いている。そして股を閉じるとまるで女の股間のように1本の筋が走っている。
看護師から尿道を守るため周りの肉で保護するために女性のような見た目になっていると聞かされた。
抜糸され看護師に小便の仕方を教わる。
苦痛だった。だが生活のために知っておかなければならない事だった。
和式トイレに座らされそのままおしっこしてくださいと扉を閉める女性の看護師。
すいません。出ません。出し方がわからないです。屈辱な感覚で看護師に問いかけると同時に扉が開き今までと同じようにしてみてくださいと言われて意識した瞬間プシュッと音をたてシッーと女性の放尿と同じ音で尿が飛び出した。その調子よ看護師は言ってくれる。
あの、お尻におしっこが流れて垂れちゃうんですけど。。女の子もそういう事はあるから安心して。俺は放尿し終わりいつもならチンポを振ってしまうのだが付いていないことを再認識しつつ無意識に腰を上下に振った。
あらあら、そんなことしてもダメよ。こうしてトイレットペーパーを取ってちゃんとに拭かないといけないのよ。と看護師が紙を丁寧に折り俺の尿道から垂れ流れたお尻まで丁寧に拭き取ってくれた。
おちんちんあったときは経験ないものね。これからはこうして綺麗にしないといけないのよこのように言われて大きく泣いた。
看護師さんが胸元でギュッと抱き締めてくれた。そこには柔らかいおっぱいに包まれてなにもないはずの股間が反応している感覚だった。
病室に戻り1人になりさっきの感覚が忘れられず携帯で女の裸を見つめた。
今までと変わらない気持ちでチンポが勃起している感覚になりオナニーしたい気持ちとなった。急いで利き手を股に立っている感覚のペニスを手に取ろうとしたが何もなかった。
ただ頭の中では反り立っている感覚、そして射精したい気持ちと快楽を求める気持ち。
俺はこのしごきたくても触れない架空のペニスに今後も悩まされるのだった。
退院後、いえに戻った俺は鏡の前に立ち股間を確認する。うっすら生えている毛の下には女性器のような、見た目の割れた股間。
トイレにいけば当然座ってするしかない。
尻まで流れしたり落ちる小便。
そして女のように拭き取らなければいけない放尿に情けなさを感じる。
会社は病気で倒れ入院していた事になっている。
俺はスーツを纏い見た目は以前と変わらないままスーツのパンツの中には女のようになっている姿で男として復帰した。
周りから心配され、そして安心される。
復帰の祝いとして相変わらずの飲み会が開かれた。
トイレに数回行っただろうか毎回同じ人間が連れションに来るが、幸い男酔う便器が1つしかなく和式トイレに入っても違和感がなかった。
このままの人生一生このまま。
今後周りの人間に自分にチンポが付いていない事がバレるのをこの時の俺はまだ知らなかった。
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投稿:2021.01.29更新:2021.01.29
強制性転換
著者 よーこ 様 / アクセス 14791 / ♥ 13