隣の席には学年で1番可愛い女の子だ。
俺も普通に見た目は悪くもなくそれなりにモテるほうだ。
その子の事が好きとかそういう気持ちもなければ向こうも彼氏もいるし自分にも彼女がいる。まぁ、隣の席とはいえあまり話したことのない女の子だ。
「次の授業でやっと終わりだー」
そう言いながら背伸びをした瞬間に机に足がぶつかり机の上の筆箱が床に落ちた。
隣の席の女の子は名前は自分と同じ名前だった。お互いの名前は漢字は違うがヒロミだ。
そのヒロミちゃんが俺の落とした筆箱を拾うおうと上半身を下にうつむいた。俺も拾おうとした時に頭をヒロミちゃんの頭とぶつかった。
「ごめん。」「こちらこそごめんね。」
何か、感じる違和感。
俺とヒロミちゃんは頭をぶつけたとたん体が入れ替わってしまったのだ。
「えっ」お互いに何が起こったのかわからず自分の顔が隣にいる。
そのままチャイムがなり授業が始まる。
ちょっと俺!冷静に考えてみよう。
自分に言い聞かし指先を動かした。
隣の自分にも何度も確かめた。
ヒロミちゃんも同じような行動をとっている。
手紙を書き自分の体のヒロミちゃんに手渡す。
...俺達入れ替わってる?
返事が手紙で帰ってくる。
...うん。そうみたい。どうしよう。
...学校終わったらちょっと合流しよう。
返事を返した。
俺とヒロミちゃんはお互いに彼氏と彼女がいる帰りはいつも一緒に帰るのが日課になっている。
誰にもばれないようにお互いの携帯を交換しあい理由をつけ彼氏、彼女と別に帰るように連絡をした。
ヒロミちゃんに手紙を送る
...連絡先のアドレスと具合が悪いから早退して先に駅前のデパートの屋上に行ってて下さい。
携帯がなる。
...わかった。私の体でトイレはまだ行かないで。。
俺もすかさず
...わかった、鞄だけもって学校終わったらそこに向かう
返信をした。
ヒロミちゃんが
「すいません。吐き気がするので今日早退させてほしいです。」そのように伝えた。
「この授業で今日は終わりだから早退にはしないから早く帰りなさい。」優しい先生だった。
そのまま鞄を持ち教室を出ていく。
チャイムがなり学校も終わり誰とも会話することなく急いでデパートの屋上に、向かった。
ヒロミちゃんが待っていた。
最初の一言が
「ごめん。トイレに行きたくて。」だった。
実は自分も我慢していた。
お互いに簡単に話し合った結果
二人でこっそりと多目的トイレに入ってお互いの体を誘導するようにそしてお互いは目をつむるようにと約束をしそのような形で交代に用をたす。
俺は自分の体のズボンのチャックを下ろしチンポを出し手で支える。
「いいよ。出して」恥ずかしそうにヒロミちゃんはチョロチョロと出し始め終わったとたんに「拭かなくていいの?」と聞いてきた。
俺は手でチンポを揺さぶり「大丈夫」としか言えなかった。
次は俺が目をつむりヒロミちゃんに誘導される。
パンツが脱がされているのがわかる。
「絶対に見ないでねっ」そう言いそのまま便座に座らされる。
「早く出してっ」恥ずかしそうにそう言い、俺は用を足し始めた。
変な感覚が頭に浮かぶ。小便が勢いよくシーッーッ!と音をたてながら出ているのとおしりの方まで伝っているのが感覚的にわかる。女子のトイレは意外とめんどくさいんだなと実感した。
出し終わった俺はトイレットペーパーを手で探す。
「私がやるからなにもしないで。」
そう言われながら股間をティッシュで拭き取られている感覚がなんとも言えない。
「あの。言いにくいんだけど」「なによ」
「おしりの方まで濡れてるかも。。。」
そこまで綺麗に拭き取ったあとパンツを履かされた。1人づつ誰もいないのを見計らいトイレから出る。
「。。。」お互い無言。
切り出したのは俺だった。
「あのとき頭ぶつけて入れ替わったと思うんだ。だからもう一度ぶつけてみたら元に戻るかもっ」
「そうかも。。」お互いに同意し頭をぶつけてみるがただ痛いだけで何も変わらない。
「なにも変わらないね。」
「私元に戻りたい。」そう言いながら目の前の俺の体のヒロミちゃんは泣いている。
子連れの母親達がそれを見てクスクス笑っている。
フラれた男が女の子の前で泣いているようにしか見えないのだろう。
「泣いてても仕方ないしこの先を考えよう。」俺は発言しそして説得をした。
このあとは俺はバイトが入っていたが休みをもらいお互い時間限界まで一緒にいた。
21時さすがに女子高生は帰らないといけない時間だがなにも解決はしていない。
俺はヒロミちゃんに自宅まで送ってもらい。俺の体のヒロミちゃんは携帯でマップを見ながら我が家へ向かった。
知らなかったのだが自転車で15分くらいしか離れていないところだった。
今晩携帯でやり取りをしながら考えようと話し合った。ヒロミちゃんは兄弟がいない3人家族のようだ。
俺には1つ下の妹と両親の4人家族だ。
お互いに自宅でトイレやお風呂以外はなるべく見ない触らないという約束を交わした。
そのまま別行動で互いに違う家で夜を過ごす。
携帯でその事を伝え家族にヒロと呼ばれていることも伝えた。
お互いに無駄に家族と会話することなく自分の部屋にいようと言うことに合意した。
俺家
「ヒロッ!今日はバイト早いじゃないっ」
「うん。休んじゃったの」
「なにそのしゃべり方彼女に聞かれたら笑われるよ。ごはんはーつ」
「今日はお腹すいてないからいらない」
ぎこちなくヒロミちゃんは母親と会話をしている。
携帯にそのやり取りがあったと通知が来る。
俺はそのままうまくやり取りしてと返信をし、妹がたまに話し相手になってほしいらしく部屋に来るからとも伝えた。
ヒロミちゃんは電話を切ると我慢していたトイレが限界を迎えていた。
初めての男の体でのおしっこに目を背ける。
どうしていいのかまだわからず結果、便座に座っておしっこをしている。
ヒロミ君は拭かなくてもいいって言ってたけど。。なんか変な感じ。。そう思いながらヒロミ君がやっていたよ戸惑いながらもチンポを指で掴み左右に振るヒロミちゃん。
男の子っておしっこ女の子よりしやすいかも。と素直に思っていたのだろう。
ヒロミちゃん家
ヒロミちゃんの両親は共働きで父親は海外に行ったり来たりしているらしく母親も帰りは遅い日が多いようだ。
今日もまだ両親は帰ってきていない。
これはこれで、俺的には助かる。
そして俺はこの先の不安と男心としての女の体に興味が出てきてしまった。
「絶対に必要以上見ないでねっ」ヒロミちゃんはの言葉を思い出す。
俺は脱ぎ始めた服を戻し始めながら悶々とした気持ちを堪えている。
だがオナニーが日課だった男子高校生の俺は体は女でもその気持ちは変わることはなかった。それもそのはず鏡の前には学年で1番可愛い女の子が写し出されていてそしてその子を自由にすることができるのだ。
俺はいてもたってもいられず服を脱ぎ始めた。
ごめんという気持ちと罪悪感がよぎるが男心の興味が勝ってしまった。
まだ見たことのない色白いプックリとした胸がとても軟らかい。そして下半身が見たくて仕方ない俺は鏡の前で脱ぎ始めた。
薄い陰毛。チョロチョロとある毛の下にはピッチリと閉じた女のあそこが鏡に写し出す。
自分の身体ならこの体をオカズにチンポをしごいているだろう。だが今は見るだけでそこから先の快楽は得ることができない。
ふと思い付けばこのヒロミちゃんの体でオナニーすればいいんじゃないかっ悪魔の囁きのように俺は閉じた割れ目を両手で開いてみた。
前からだとよく中が見えない。エロサイトで見たことがある程度でまじまじと目の前で本物を見るのは始めてだ。彼女ともまだその経験もしていない。
興奮し耐えられなくなった自分は化粧台に置いてあった手鏡で覗き込む。
色白い割れ目と違い中はピンク色だった。
尿道と思われる小さな穴を見つけここからおしっこが出るのかこれだと周りにおしっこが伝うのも仕方ないなと納得した。
そしてその上に皮の被ったいわゆるクリトリスを見つけた。
皮を剥き少しべたつきながらもクリトリスを触ってみた。
「んっ」思わず声が出てしまった。女のクリトリスはこんなに敏感なのかと実感した。
少し股がジトジトしていることに気付き指で触ってみる。指先に絡み付く分泌液。
そのままクリトリスまで指を移動する。ローションのようにヌルヌルした液体がクリトリスの摩擦に効果を出し俺は指を止めることができなくなった。そのまま絶頂のような感覚と同時に普段ならここで興味もなくなり終わるとこなのだが女の体はそうでないらしくそのまま続きをし続けることができた。
穴が気になる。クリトリスでこれだけ気持ちちいいのであれば穴はどうなんだろう興味心が行動に出る。
もうヒロミちゃんの、言葉を完全に忘れ無我夢中で女性器をいじり回している。
そのまま指を穴に入れた瞬間今まで経験したことない快楽が頭を抜けるっ
息を切らしながら指じゃないもっと太いものだとどうなのだろうと手頃なものを探し始めた。
そこで見つけたのは長細い円柱の形をした香水の瓶だった。
軽く女の指3本くらいの直径がある。
俺はなにも考えずその瓶を手に取り膣へ押し込んだ。
きっとものすごい快楽が感じれるそう思ったのだ。
だが考えとは違い激痛が股を襲い瞬発的に瓶を抜き取った。
ヒロミちゃんは処女だったのだ。
瓶の周りに赤く血が付いておりヒロミちゃんの体である太ももには赤い血が垂れ伝わっている。
俺はここで初めて正気に戻りとんでもないことをしてしまった事に気がつく。
それと同時に電話がなる。
ヒロミちゃんからだ。出ないわけにはいかない。
「もしもし」
「あの。ヒロミです。お母さん帰ってきた??」
「あっえっとまだみたいだよ」
「そう。それならいいんだけど。それより息が荒いみたいだけど。どうしたの?」
「な、なんでもないよっ」そう言いながら全裸で股から血が流れている姿が鏡に映る。
「あのね。。」ヒロミちゃん
「なにっ?」俺は答えた。
「恥ずかしいんだけど言っておかないと明日なっちゃったら困ると思って。。」
「なに?」
「明日か明後日辺りにたぶん生理がくると思うの。そうしたらトイレにあるナプキンを付けて学校に来てほしいの。換えも持ってこないと交換できないから。。。それが伝えたくて」
「うん、わかった。」
「お母さんに生理が来たら毎月伝えることになってるのそうじゃないと彼と別れないといけない約束なの。だから今日生理になってたら伝えてもらおうと思ったの。」
「わかったよ。それとナプキンとかタンポンとか存在は知ってるけど使い方がわかんないよ。」
「タンポンは私まだ使ったことないよ。打って中に入れるものだから。。怖くてまだ、なにもしたことないし。だからナプキンあてとくだけで大丈夫よ。。」
この言葉で処女と自白している。
取り返しのつかない事をしてしまった罪悪感が襲う。
「あのさ、これからお風呂入るよ。あそこってどうしたらいいの?」苦しまみれにそんなことを聞いている。
「普通に洗ってくれたらいいのっ」恥ずかしさのわかる言い方だった。
「私もこれからお風呂にはいるからねっじゃあもう切るわよっ」そう言ってヒロミちゃんは電話を強引に切った。
鏡に映る携帯を片手に持ちながら股から血を流している全裸のヒロミちゃん。
そして、初体験が香水の瓶になってしまった罪悪感。
俺はそのままなにも考えることなく全裸のまま風呂に向かった。
廊下に出て風呂に向かう最中。母親が帰ってきていた。廊下で全裸のヒロミちゃんと顔合わせてしまった。
「ヒロミっあなた、裸でなにしてるのっ」
「おっ、お風呂に入ろうかと。。」そう答えるしかなかった。
「ヒロミ血が出てるじゃない生理来るのが早いんじゃないっ?」
「えっ?」
「えっ?て、なに?ヒロミあなたひょっとしてっ」母親はそう言い残しヒロミちゃんの部屋に急ぎ足で向かった。
「ビックリしたじゃない。彼とそういう行為したのかと思ったじゃない。」部屋に彼が来ていて初体験をしたのかと勘違いされたのだ。
間違ってはいないところもあるがヒロミちゃんの初体験は香水の瓶でありもう処女ではなくなっている。
「あなたは、高校生なんだから変なことしちゃダメよ。そして生理来たらちゃんと言いなさいっ」母親は生理と思っているみたいで一難が去った。
「わかりました。ごめんなさい。」と謝り風呂に向かう。
ヒロミは風呂に入るなり以前から気になっていた女の立ちションが出来ないものかと風呂場で試していた。
脚を開いて仁王立ちで小便するもののワレメの大陰唇のすき間からホースを指でつまんで水を出すように気持ち前側と真下にこぼれ落ちていた。
俺はそのワレメを両手で開くとおしっこはなんの障害物に当たることなく一本線で綺麗にまるで男の放尿のように放物線を描いて飛んでいた。
俺は立ちションに少し希望を持った。そう思えたのも束の間、残り少ない残尿になると綺麗な放物線は弱まり周りの小陰唇が邪魔をし、太股やお尻に垂れ流れてしまった。
やっぱり立ってすることは出来ないんだと実感をしていた。
翌日
目が覚め母親はもう仕事に行ったようで朝御飯だけ置いてある。
昨日のことが原因なのか穴が痛い。いつものヒロミちゃんなら綺麗に内股ぎみに歩くのだが足を閉じると少し痛むために気持ちがに股になってしまう。生理はまだ来ない。
朝御飯を食べ制服に着替え学校に向かう。
ヒロミちゃんはもう登校していた。
「昨日なにもなかった?お母さんともなにもなかった?」
「生理が来たら言いなさいと言われたくらい」「今日もあとでまた相談しよう」そのように返事をし一時間目が始まった。
授業が始まって10分くらいした頃だろうか?
下半身に何か体から液体が出てきているような感覚におちいった。
急いでヒロミちゃんに伝える。
「生理来たのよ、ナプキンつけてきた?」
「ごめん付けてきてない。」
「今日辺りなるって言ったじゃないっ」
携帯を通じてカンカンに怒ってくる。
「どうしよう。今下着まで濡れてるような感触なんだけど。」
「ほんと最低っ持ってきてはあるんでしょっ」
「ごめん。朝慌ててたから持ってきてない。。」
俺の体のヒロミちゃんはものすごく恥ずかしい顔をしながら怒っている。
「せんせいっ!ヒロミさんが具合悪そうなので保健室連れていきます!」
先生の返事が帰ってくる前に席を立ち俺を連れて教室を出る。
椅子にはうっすら血で湿っていた。
そのままヒロミちゃんはトイレに連れていき個室に入りパンツを脱がしティッシュで拭き取り下着の中にティッシュを何重にも折り畳みあてがっている。
「私の体なんだから」涙目で訴えてくる。
俺は昨晩の事を重く思い出す。
「ごめん。」それしか言えなかった。
「後で家にいくからもう帰って」
従うしかなかった。
放課後
俺の体のヒロミちゃんは自宅に戻ってくるなり泣き崩れた。
「もういやっ!私の体に戻してっ」
俺も同じ気持ちだが何も言えずにヒロミちゃんの体で慰めるしかなかった。
不器用なりに互いになりきり1週間が過ぎようとしていた。
毎日やり取りしているヒロミちゃんと俺の中でもう戻る事が出来ないだろうと薄々思い始めていた。
ヒロミちゃんは俺になりきり家に戻ると妹が部屋で待っていた。
「最近のお兄ちゃんなんか変だよ。何て言うか女の子が無理して男の子演じてるみたい」
妹がそのように話す。追いかけるように妹が
「彼女とも連絡とってないでしょ。最近のお兄ちゃん見てると女の子になりたいのかなって思うよ」
「別にそんなことないよ。。。」めいいっぱい嘘をついているヒロミちゃん
「まぁ私も女だし別に最近理解が出てきてる性同一性障害ならお兄ちゃんに手助けするよ?」妹は察するかのようにそれだけ言い残し部屋に帰っていった。
ヒロミちゃんはその言葉に少し心を動かされたようだった。
「あの、ヒロミだけどもう私たちこのままなのかな?」ヒロミちゃんからか細い声で電話がなる。
「病院いって皆に話して楽にならない?」
そう言ってきた。
「そんなこと話しても信じてくれないだろうし、下手したら病院でモルモットみたいにされるかもしれないし、お互いにこの体で元に戻る保証もなにもないよ」
俺は必死に説得した。
「。。。確かにそうね。。。」
納得されたみたいだ。
「わたしさ女の子なんだよ。もう男の子としているのが耐えられないかも。」
意味深な事を言って電話を切る。
あれから1ヶ月がたった。
お互いの彼氏、彼女は自然消滅に近い状態。
学校では俺の体のヒロミちゃんは周りから避けられ1人でいることが多くなっている。
俺は特に変わることなく生活しているが女子友達にはヒロミ変わったねと言われるくらいになっていた。
さらに1ヶ月がたった頃
「お兄ちゃんやっぱり男の子より女の子としての方がいいと思うよ。わたしこの数ヶ月見てたけど本当は女の子になりたいんでしょ」
「うん。」ヒロミちゃんは妹の言葉にそう返した。
「お父さんとお母さんに私も協力するからその気持ち伝えなよ。まだ10代だし女の子の体にするには少しでも早い方がいいって私調べたもん」
「ありがとう。」妹の胸でヒロミちゃんは泣いた。
その夜に両親に妹が切り出しヒロミちゃんは女になりたいと告げた。当然俺はその話をまだ知らない。
父親は残念そうにしながらも唇を噛みしめ病院に行くことを進めた。
母親はあなたが考えてるなら反対はしないと応援するような感じだ。
数日後母親に連れられ性同一性障害の診断を受けに病院にやって来た。
先生からの質問、心理テストのような質問をテストのような形式で受けさせられ余日結果を聞きに母親と病院に聞きに来た。
「ハッキリ言います。性同一性障害で心と思考が女性です。このまま男性として生きるよう努力することも可能ですが本人が女性として生きていきたいのなら治療は早めに始めた方がよいと思います。」
母親とヒロミちゃんは父親に話しますといい病院を後にした。
父親は「そうか。ならヒロミの人生だ自分の好きなようにしなさい。」
それだけ言い残し話は終わった。
「おねぇちゃん(*^^*)」妹が母親から聞いたのかそのように声をかけてくる。
「やっぱり無理してたんだね?これからは姉妹として一緒に協力するね。頑張ろう」
明るく励ましてくれる。この妹がヒロミちゃんを後押ししたのだろう。
「あの、ヒロミ君、話があって」ヒロミちゃんから電話だ。
一通りのながれを説明された。
「もう戻れないだろうからって、いつ元に戻れるかわからないじゃん!それまで待とうよ」
俺は抵抗した。
「いつ戻れるか保証も無いって言ったのはヒロミ君じゃないっ!私は女の子として生きていたいのっ私の体に戻れるなら、それが1番いいのっ!でもそれまで男の子でいるのは無理なのっ」そのように返ってきた。
「俺だって男として女のままいるのは嫌だよっ」
「私は女の子の体になるからっ!」一点張りの意見だ。
「ふざけんなよっお前の体もてあそぶからなっそんなことしたらっ!」
「ふざけないでっ!もう本当に嫌なのよ。。」
「お前俺の体にケチつけるからお前の体自由にするからなっ」そう言いきって電話を切った。
ヒロミちゃんはそのあとすぐに家に来た。
「私の体もう一度見せて下さい」
そう言いながら泣きながら髪の毛を撫でる。
「今さらふざけんなっ!悪いけどお前の体隅々まで見せてもらったかんなっ」
「オナニーだって毎日してるしよっ!これが男ってもんだっ」
先程の事もありたまっていた感情が勢い余って吐き出してしまった。
「。。。」ヒロミちゃんは固まっている
「なにをしているの毎日。。。」
まだ勢いの収まらない俺は
「お前もう処女じゃねーよっ」暴露した。
「私の彼としたの??」
泣きながら聞いてくる。
「俺は男の心なんだよ男となんかできるかっ!お前の初体験はこれだよっ!」そう言いながら香水の瓶を見せつけた。
ヒロミちゃんは俺の体で
「初めての、初めての経験が好きな人じゃなくてこの瓶なの??」相当ショックがあったようで泣きながら飛び出していった。
俺は腹いせいにやったことが1人になってものすごく悪いことをした罪悪感で反省した。
この時からヒロミちゃんは俺を避け電話もでない会話もしない完全にシャットアウトされた。
俺の体のヒロミちゃんは医師の治療を受けているようで体全体が丸みを得てきて髪の毛も伸ばしている。外見は中性的な姿に変わってきている。
俺は自分の体が変わっていくのをなにも言えず見ていくしかなかった。
あれからお互いに接することがないまま高校の卒業を迎えた。
俺の体のヒロミちゃんはずいぶんと髪も長くなり男でも女でもないような中性的な見た目に変わっていた。
気持ち胸がふっくらしているようにも見える。
いったい俺の本当の体はどうなっているのか気になっていた。
卒業式当日
慣れた姿で最後の制服を身に纏い俺は卒業式に向かう。
ヒロミちゃんの体の俺は就職も決まってはいなく進路も未定のままだ。
俺の体のヒロミちゃんはどうやら進学の道を選んでいた。
そして、学校につくと机の引き出しに1通の手紙が入っていた。
ヒロミちゃんからだ。
...今日で会うのは最後だと思います。この先はお互いに違う人生をこの体で進むことになります。もう戻れないのも諦めています。
いろいろありましたが最後に話したいことがあります。式が終わったらあのときの屋上で待ってます...
そのように手紙に書いてある。
無事に式は終わり1人で例の場所へ向かう。
まだヒロミちゃんは来ていなかったがあの日の事を思い出しながら途方にくれていた。
空を見つめているとヒロミちゃんは静かに俺の後ろまで来ていた。
肩をポンポンと叩かれ振り向くと
「私は女になります。日程も決まってます。」
いきなりそう告げた。
「どういうこと??」聞き返した。
「あの最後に話した次の日から女性になるための治療をしてきました。」そう言いながら俺の手を持ち上げ俺の体のヒロミちゃんの胸にあてがった。
中学生の大きくなり始めた位の膨らみが手のひらに感触を伝える。
「ホルモン打ち続けて少しずつ大きくなったの。」
「俺の体。。。男なのに。。」
「もう目の前の私の体には戻れないのがわかるの。でも女性として生きていきたい。だから高校を卒業したら体を女性に変える事にヒロミ君のご両親は納得してくれたの。」
「そんな。。。」
「その前にヒロミ君今の私のあなたの体を見ておきたいんじゃないかと思ったの。だからついてきて。」
手をとり歩き出すヒロミちゃん。
そのまま近くのホテルへ連れてこられ二人で中に入った。
無言のまま脱ぎ始める。脱ぐ姿は女性っぽいが体は男である。
男の俺の身体は胸がふっくらしてきており身体も全体的に丸みが付いてきているように見えた。
そして下半身を覗くとヒロミちゃんが手でぺにスを隠しているとはいえ玉袋が見えない。
そんなヒロミちゃんが口を開いた。
「私の体も裸になって。」
そう言いながら俺も脱ぎ始め全部をさらけ出した。
「私たちはもうこの体で生きていかなければいけないの。そして今日で自分の体は見納めにして悔いの残らないようにしておきたいの。」
「う、うん。」
「そしてこれが最後のチャンス戻れるかもしれない唯一な方法を思い付いたの。」
息を飲み込みながら「なに?どうするの?」と聞き返した。
「私は初めてのセックスを自分の体にするとは思いもよらなかったわ。。でも試してみるのもと考えたの」
俺は戸惑いながら俺の体のヒロミちゃんの下着を脱がした。
「ごめんなさい。ホルモン治療で小さくなってしまったの。そしてね。少しでも女性に近づけるようにとヒロミ君のお父さんが先に病院に連れていってくれて、睾丸を先に取ったの。でも私の体から処女を奪ったのだからこれで、おあいこね。」
そう言いながら慣れた手付きでチンポをしごき始め勃起させる。
小さいっ。。前の時の半分位か。。
「早く横になって」強引に押し倒されヒロミちゃんは小さいちんぽを自分の体のマンコにあてがった。
「いくよ。これで体が入れ替わってもらえることを祈ります。」
グッと押し込まれ股間に異物が入ってきた感覚がある。だが普段自分で自慰行為しているときの方が大きいものを入れているせいか快楽はほとんどなく腰を振り続けるヒロミちゃんの感じる自分の顔だけが目に入った。
結果はなにも変わらなかった。お互いにそれを認識したがやっぱり戻ることは出来ないと言わずとしてわかりあった。
そのままヒロミちゃんは腰を振り始め俺は無言でそれを見つめていた。
次の瞬間あそこのなかでビクビクと痙攣のように動く元の俺のチンポの振動があそこで感じた。
「ちょっ!中に出してっ妊娠したらどうするのさ、元にだって戻らなかったし」俺は言った。
「大丈夫よ。安心して。もうたまたまは付いてないから妊娠することは絶対にないのよ。」
自然とその言葉で涙が出た。
泣きながら元の俺の体の下半身を確認するように触りまくった。今言われて先程見た男の自分の股間の違和感を感じる。そしてそこにはスッキリとした股間になっている。普段なら垂れ下がっている玉袋もスッと後ろまで無駄なく伸びきっていて垂れ下がる気配など全くなく絶頂を迎えたぺニスはしぼみ始め親指より小さいくらいまで萎んだ。
「次の月曜にこの男性器がなくなります。最後の望みだった事をしたけど戻れなかった。もう、諦めて。私も諦めてあなたの体で女性になります。」
「わかった。今までごめん。もう帰るね。」
そう言い残し俺は先にホテルを出た。
泣きながら家に向かう。
家につくと母親が遅かったわね。卒業おめでとう。と迎え入れてくれる。
「あなた進路も就職も決まってない事をどう考えてるのか知らないけど、私が縁談の話を決めてきたから来週月曜にお見合い連れていきますからね。」
ここでも衝撃な話をされわかりましたと母親にいい自分の部屋で塞ぎ込む。
月曜日
今日は俺の体が女性器に作り替えられる手術の日でもあり、縁談見合いの日でもある。
俺は複雑な気持ちのまま母に連れられ見合いに向かう。相手など誰でもどうでも良かった。こうしてる間に俺の体は。。。
見合いは俺たちを残し両親は帰宅した。
ろくに返事もしないまま全て「はい。」と答えていると縁談が成立していたらしい。
そのままその日は二人で過ごす事となり用意されていた綺麗なホテルに連れていかれる。そのまま男に抱かれる俺。。
頭のなかでは自分の体がどうなっているのか気になったまま目をつむった。
目をつむるとお互いに自分の体で向き合うヒロミちゃんと俺がお互いに近づくように歩きそこに立っていた。
そしてそのまま手を合わせ、来た道とは違う方向へそのまま真っ直ぐ歩き始めた。
「お姉ちゃんっ!」
妹の声がする。
お姉ちゃん目が覚めたよっー
看護師がやってくる。
「お姉ちゃん!わかる?頑張ったね。無事に手術成功したんだよ。本当の女の子になれたんだよっ」
頭がボーッとしながら理解はできていないが妹がそう言って俺はハッとした。
自分の体に戻ったんだ。。
嬉しい良かった。
安堵したのか疲れたのか悪い夢を見ていたのかそのまま眠りについた。
目が覚めたのは1カ月後だった。ここまで目が覚めない事は珍しいようでもう意識が戻らないと思われていた。
その意識の無いまま過ぎた1ヶ月で手術の傷は完治していた。
自分でも何が起きているかどこが現実なのかわからないまま時が過ぎやっと自分の体を確認することができた。
鏡に写る自分の姿に今までの出来事が夢だったかのように思えた。
現実に戻される言葉が降り注ぐ。
「明日カテーテルを抜きますからトイレのリハビリしましょうね。」そう言いながら看護師はいなくなった。
俺は現実を確かめるべく鏡の前で病院服を捲り股間を鏡に映した。
そこにはチューブだけが刺さっているなにもない股間が写っている。
うそだっ!そう言いながら股間を触り確認する俺のチンポと玉は無くなっており少し毛が生えているあそこの奥に傷口の癒えた閉じた割れ目だけがそこにあった。
割れ目の奥には作られた膣が閉じぬよう異物を差し込んであり固定されている。
夢と思っていたこの事は現実だった。
俺は急いでナースコールを押し看護師に元に「元に戻してくださいっ!俺は男なんです!」と叫んだ。
女性の看護師は慌てたように医師を呼んだ。
医師は
「今ご両親もこちらに向かってます。手術は本人とご両親の承諾を貰ってしております。しかし残念ながら切り取った男性器は元に戻すことは不可能です。」
医師と話しているうちに両親が到着し、俺が男に戻りたいとの事を説明されていた。
俺は入院服がはだけており、まるでバスローブの前を閉めていないような感じで胸も下半身も両親にさらけ出していた。
俺の変わり果てた割れている性器を母親が見るなり泣きながら「だからあれほどよく考えて、一時期の気の迷いじゃないの??って聞いたじゃない!なのにどうして今さら。。」と俺に話しかけてくる。
そんな母を横目に父親が俺のはだけたバスローブの様な入院服のボタンを一つ一つ止めてくれていた。
そして父親から1度は自分で決めた人生だ。だから最後まで貫き通せ。俺はお前を息子と思わん。気の迷いがあったとしてもお前は今女の身体になったんだ。
お前の寝ていた一月の間に性別変更の手続きも終わっている。
だから女として幸せになってくれ。
父親は歯を食い縛りうっすら涙を溢さないように必死に耐え俺にそう言ってきた。
そして俺は、、、
自分の体に戻っても女として生きていかないといけない事に俺は絶望した。
その後ヒロミちゃんは自分の体に戻っているのであろうが、あれから連絡も取れず住んでいた家もなくなっている。
ヒロミちゃんはどのような人生になっているかは不明だ。
ただ、この先俺は自分の意思とは違い女にされた体と一生向き合っていかなければならない。
それでも俺は男として生きていくことを決意しこれから先を生きていく。
その後
ヒロミちゃんは不明のまま憶測では好きでもない男と結ばれ自分の体と向き合っているだろう。
ヒロミ君は実家を逃げるように家を出て、自分の意思で女性ホルモンから男性ホルモンに切り替え、作られた膣は手入れもしないまま穴は閉じた。男として女を抱けぬまま、そして性別は女のまま、さらに座ってしなければいけないトイレを社会生活で苦に感じている。ヒロミ君は彼女ができては下半身を知る度にフラれることを繰り返し性感帯のない悶え苦しむ人生をおくっている。
2年後
見覚えのある瞳、それは忘れるわけがない一時期は自分の身体でもあったヒロミちゃんが電車の中で僕の対面の席に座っている。
ヒロミちゃんは俺にに気がついていないようだ。
俺も気づかない不利をして次の駅で降りた。
気づかれたく無かったんだ。。
それなのに改札を出ると後ろから肩をポンポンとノックする。
ヒロミちゃんだった。気がついていたのだ。そして俺を追って電車を降りたのだった。
「ヒロミ君だよね。私、、自分の身体に戻ってからヒロミ君に一言謝りたくて、、でもさっき目の前にヒロミ君がいたから、うぅん。居てくれたから一言言いたくて。」
「俺はヒロミではありませんよ。」
「そんな嘘言わなくてもわかるよ。だって自分の身体でもあったんだもの。」
「。。。」
「ごめんなさい。。。ヒロミ君の。。身体。。」
「身体がなんだよっ!」
「ごめんなさい。。。」
「謝ってるだけじゃねーかよっ身体がなんだよっ!なにしたか言ってみろよっ!!」
「。。。」
「ハッキリ言えよっ!俺の身体になにしたんだよっ!」
「。。おちんちん取っちゃって。。ごめんなさい。。だって元の身体に戻れるってわからなかったじゃないっ。。。」
「俺はこんな身体にされて性別も女に変更されてっ」
「ごめんなさい。。私、、、わたし、、、どう謝まったらいいか。。」
「ふざけんなっ!悪いと思うならお前が俺の女になれよっ!こんな身体と性別じゃ彼女もできねーんだよっ!」
「。。。わたしが彼女??そうしたら許してくれるの??」
「そーだよっ!俺だって男として女の体が好きなんだよっ!せめてその身体くらい俺に好きにさせろよっ俺の身体に比べたら安いもんだろっ」
ここでヒロミちゃんは少し考えたあげく小さく首を縦にうなずいた。
その仕草を見た俺はヒロミちゃんの手を掴みホテルに駆け込んだっ
部屋に入るなりヒロミちゃんの服を全て脱がしベッドに押し倒した。
そして男としての我慢していた発情が一気に爆発し、ヒロミちゃんの身体にむしゃぶりついた。
胸もクビレもあそこも。。。
顔を隠しながら目をつむるヒロミちゃん。
俺は快楽を求めヒロミちゃんに俺の身体を見せつけた。
ヒロミちゃんは足元から首元まで舐めるようにみる。
ヒロミちゃんは術後の身体を見るのは初めてだからだ。
そのままごめんなさい。と、小さく俺に言い、性器のあった辺りを愛撫する。
女の股間に作り替えられた俺の股を舐めるのは抵抗があっただろう。
それでも舐めつづけた。そして女としては快楽であろう膣に指を沿わせる。
ヒロミちゃんの唇は俺の胸元、そして指はまるで手マンをするような仕草で俺のワレメに指を伸ばす。
そして塞がっている俺の造られた膣を強引に指を押し込もうとしている。
「俺はやめてくれ。そんなことされても気持ちよくないし、やっと塞がった穴をこじ開けて、また女のあそこのようにしないでくれ。。」
ヒロミちゃんに声をかけた。
「ごめんなさい。でもなにをしていいかわからなくて。。」
俺はその言葉に
「男として、せめて男としてヒロミちゃんの手でチンポを握って擦るようにしてくれ。。」
ヒロミちゃんはその言葉を聞いて
「でも。。」とためらう。
俺は「付いてなくても、あるようにしごいてそして、口で咥えてくれれば良いんだよっ!」
そう叫んだ。
ヒロミちゃんは何も言わず俺の言った通りに始めた。
なにもない俺の股間の空間を手でシゴキ、口に咥えているそぶりで。。
「ひろみ。。きもちいい。。そのまま。。」
俺はヒロミに自然と声を掛けていた。
その声に更に刺激を強くするかのように激しく手を動かし舌を動かす。
「んっ!!」
俺のワレメはパックリ開いており、その中にある尿道から俺の数年ぶりの射精がヒロミちゃんの優しく握っている素振りの手のひらと指の洞窟をくぐり抜け、咥えた素振りのヒロミちゃんの口の中に透明な液体が勢いよく飛び出て口に入ったのだ。
ペニスの先端からではなく、くぼんだ凹み奥にある尿道からも勢いよくまるで潮吹きのように飛び出たのだ。
不思議と俺は無いはずのペニスで射精した感覚に以前の記憶がそうさせたのだと感じた。
それにしても俺は数年ぶりにイク事ができたのだ。
ヒロミちゃんは小さい声で
「いけたね。。」と呟いた。
俺はヒロミちゃんの胸元に顔を埋めてありがとうと言いながらおもいっきり泣いた。
胸に俺の顔をうずめながらだきしめてくれるヒロミちゃん。
そしてもう一度、俺の耳元で「ごめんね。」と小さく呟いた。
あの日から4年。
あれっきりヒロミちゃんと会っていない。連絡先も聞かず相変わらずお互いわからないままだ。
あの日と同じように独りで無いのちんぽをシゴがイクことはない。
あの日が人生最後の射精だった。
後に聞いたヒロミちゃんの話だがヒロミちゃんは四年前俺に会う前日、子宮癌と乳癌と診断されており、昨年に天から見守る存在となっていたのだそうだ。
最後まで俺の事を気にかけ治ったら会いに行くと言ってくれていたそうだ。そして彼女になる、と両親に言い続けていたのだった。
あの時の縁談の男は病気のヒロミちゃんとセックス出来ない身体となり去っていったようだった。
そのヒロミちゃんの身体は治すために子宮と乳房左右全摘出、更には膣も失っていたそうだ。
彼女は彼女で女を失う辛さで人生を生きていたのだった。人生全てを俺に捧げるつもりで。
その事をヒロミちゃんの両親から聞き俺は残りの人生、女としてヒロミちゃんの変わりに人生を生き抜こうと女として生きることを決めたのだ。
彼女と俺は二人で1つなのだから。
少しでもヒロミと長く一緒にいれるように。。
男の俺と女の俺 リメイク版 完
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投稿:2021.08.11更新:2021.08.11
男の俺と女の俺~入替りと強制性転換~ 完全版 (追加リメイク) 一気読み
著者 よーこ 様 / アクセス 6890 / ♥ 6