回数制限
僕は他の人に無い能力が備わっている。
それは下半身を見ると男女関係なく数字が見えているのだ。
1の人もいれば12000等の大きい数字の人もいる。
ただ自分の下半身を見てもその数字は目に写らず自分の数字はわからない。
現在中学3年の僕は性に対して興味がある。
彼女のいる奴もいればいない奴もいる。
むしろいる方が少ないか。。
僕の親友には可愛い彼女がいる、とても羨ましい。
その親友の下半身には2と数字が出ており彼女には2560と出ていた。
数字は見えても僕はその意味が全く解らなかった。
今日は学校の障害のある方のセミナー講習で生徒が健康について学ぶ日だ。
その方は事故による後遺症で下半身が麻痺しているみたいだ。
細かくは説明は省かれたが察すると生殖器を痛めた附随事故のようだった。
片足は義足だった。
僕にはその人の下半身には0という数字が見えていた。
この時、僕は0の人もいるんだなと思っていた。
最近学校内でグロい動画サイトが流行っていたこともあり事故や病気などの海外の内容が写し出されているのを興味で皆見ていたのだ。
僕も見たが下半身の数字が性器を失っているSM動画や事故動画等に写っている人たちは皆数字が0だった。
ここで僕はなんとなく気づき始めていたが確証がもてないし、そんなことあるか?と半信半疑で自分では簡単にとらえていた。
月曜日いつもと同じく学校に投稿すると教室に入るなり普段より明るく元気に親友が背中を叩き俺に声をかけてくる。
「おはよーっ!おいっ俺なんか変わってねーかw」嬉しそうに話す。
僕は彼を見て特に変わったところに気が付かなかったが股間の数字が昨日まで2だったのが1と変わっていた。
僕は彼に変わったことを告げる前にあっちから
「俺ついに昨日童貞卒業したんだよっ!メッチャ良かったぜ!お前も早くしろよwまぁ今日もする約束してるけどなwww」
彼は童貞を卒業したのだ。嬉しそうに俺に話しかけていると親友の彼女も投稿してきた。
彼女の数字もうろ覚えだが昨日より金曜より1つ減っている気がした。
おはようと挨拶するとその彼女は顔を赤くしながら席についた。
先生が来て授業が始まる。
僕は親友の数字が減っていることが気になっていた。
午前中ずっと考えていた。
そして昼休みの終わった5限目にハッと気がついたのだ。
あの時のセミナーの人の数字、グロ動画の下半身の怪我や事故の人の数字が0になっていたことに僕はこれは生殖器を使用できる回数なんだと気がついたのだ。
授業が終わるとすぐ親友に駆け寄り、今日は彼女としちゃダメだ!お前の数字は1だからあと1回しかできないんだよっと告げると。
彼は意味不明に自分が童貞だから焼きもち妬いてんなと逆ギレをしてきた。
それでも僕は親友を説得しようとあらゆる話をしたが信用してもらえなかった。
当然彼女にも同じように伝えたが変態のように思われ相手にもしてくれなかった。
そしてそのまま放課後二人は手を繋ぎ僕を相手することもなく街並みへ消えていった。
僕も考えすぎだなと自分に言い聞かせ気にしないようにしようと考え直した。
翌日学校に行くと親友は普通に登校していた。
僕は彼にすぐさま昨日の発言を謝り、彼女にも謝った。
何度も何度も羨ましかったんだなと言われ軽く許してくれた。
3限目体育の授業だった。
今日は体育館でバスケットボールの授業だった。
何事もなく普通にボールの詰まった鉄のカゴを出しバスケットボールをゴールに向けて投げていた。
するとボールがバスケットゴールの上に引っ掛かったことに親友は2階のカーテン越しにそのボールに近づいた。
その瞬間、手が離れたのかカーテンが切れたのかほぼ2階の高さから彼は落ちた。
その彼の落ちた下にはバスケットボールの鉄のカゴがあった。
その彼は不運にもそのカゴのかどの部分に垂直に落ちたのだ。
体操着がジワジワと真っ赤に染まり彼は股間を抑えて痛い痛いと騒いでいる。
すぐさま救急車が到着し担架に乗せる前に応急処置の為に体操着をハサミで切り裂いていく。
僕は親友ということもあり先生の手を振り払いその場に居続けた。
目に見えたのは白くプックリとした丸いものが飛び出しており彼のおちんちんは男なら解るように、考えられない方向にずれていた。
血が溢れておりどうなっているかは確認ができなかったがその部位が見えたと同時に救急隊員が止血のために真っ白な大きめなガーゼを彼の股間にあて担架で運んでいく。
その日は全校生徒その時間で帰宅となった。
翌日になり学校に行くと緊急全校集会が行われ昨日の授業の事故について校長が語るが怪我の度合いなどは説明はなかった。
彼の彼女は心配そうな顔で暗い表情だった。
すると彼女は立ち上がり僕に近づき声をかけてきた。
「あの、一昨日私と彼はエッチしちゃダメ、数字が1となってると言ってたわよね。。私、彼とあの日エッチしたの。」
やはりそうだった。あの数字は生殖器を使用できる回数だったのだ。
というより生殖器の寿命というのか?
僕は確信をした。
彼女にそれを告げると
肩を落としながら「そう。。あなたは彼の事を思って言ってくれたのね。」と小声で言いながら席に戻った。
それから10日して彼は僕の家を訪れてきた。
「お前の言ってることが本当だったよ。ごめんな素直に聞けなくて。」と謝ってきた。
僕はそんなことは気にしなくていい大丈夫か?
と返事をすると。
「誰にも言いたくはないけど、お前にだけは本当の事を言っておくよ。彼女にもまだ言えてねーんだ。」と僕に言いながらズボンを脱ぎながら
「見てくれれば1番はえーよな。ちっちゃい頃よく一緒に風呂入ったし恥ずかしくなんかねーよ」と涙を浮かべながら下半身を裸になった。
そこには痛々しく縫い糸が目に入り彼の股間にはなにもついていなかった。
「ちんぽ無くなっちったw笑えるよなw」と涙ぐみながら俺に笑いかけるように喋り出す。
「俺、もうセックスできねーんだ。しかも、立ちションもできねーんだぜ。」
彼の股間はちんぽの跡地には尿道もなく縫い跡だけが目にはいる。
きっと尿道はもっと下の方に移しかえられているのだろう。
「笑ってくれよ。もう男でもないんだぜ。」
僕は彼の言葉になにも返せなかった。
彼はズボンを履き僕の手を引き外に連れ出す。
昔の二人の秘密基地だ。
「ちっちゃい頃よくここで遊んだよな。」
僕はそうだねと返す。
「あの時、よくあの木をめがけてションベンしたよな。もっかいやろうぜ。」
彼は僕の目を見ながらそう呟く。
僕はでもと答えた。
すると彼は「でもってなんだよっ!」
と言いながらズボンを少し下ろしまるでちんぽを手に持つように立ちションをし始めた。
前から出ている気配は無くズボンの中に溢れ落ちているのがわかった。
「俺はこんな体になっちまったんだよっ」と泣きながら止まらないオシッコをしながら僕にしがみつく。
その瞬間途中まで下ろしていたズボンは足首までスルスルと落ちていき脚の付け根から音をたてながら真下にオシッコが落ちていくのが見えた。
太股はオシッコで濡れ、彼はそれを気にすることもなく僕にしがみつきながら泣きじゃくっている。
そのまま泣きやむまで僕は彼の背中をポンポンとさすっていた。
泣き止んだ彼は僕に向かって
「お前の数字は1だから気を付けろよ。」とボソッと言った。
これは彼に数字が見えているのか、
僕が女の人とセックス出来ないように妬んで言い放ったのかわからない。
今後僕は性器を失うかもしれない怖さに耐えながら童貞を守り続けていかなければならない。
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投稿:2021.10.28更新:2021.11.02
回数制限
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