オステトウ、雄手島
女人禁制の男だけの男の楽園の島
そこそこの広さがあり、男子学校の島
農業高校、水産高校、工業高校、進学高校の要素を持つマンモス高校に
医学部、薬学部、工学部、経済学、栄養学部を持つの大学
エスカレーター式に優遇されるし、かなりの成績や社会での地位を約束されるとまで言われる
外部とのやり取りや島内の販売は卒業生が締め、1割が高校から生涯を島で終えるという入ればなかなか出て来ない不思議な島
高校や外部からの大学の受験は島外で行われ、島の関係者は皆共通のブレスレットを付け誇らしく語る
外に出た者も入島許可を待ち、許可されると急ぎ島に帰るという
ただ島にいる間、女を諦めれば、、、別名、男捨島
僕は半母子家庭で育った。
父は入島許可されると僕と母を捨て、島に入り、送金と電話くらいで顔は写真だけの思い出もない存在
高校受験になった時、ちょっと迷ったが、母が事故で死に一人になった為、島の高校を受験した。
父に会い母の式にも来なかった怒りをぶつけるために
無事合格し、島に行くため、部屋も引き払い、母のお参りもし、島に渡る船に乗り込んだ。
墓はない。お世話できないからお骨はお寺に頼み供養してもらった。
位牌と只の写真だけ持ってきた。
父に会う方法は学校の寮に入れば、時間の問題だろう。
母に謝罪なければ、正直、父を殺し、自殺しても良いくらいの気持ちだから、友達付き合いはどうでもいい。
島に到着し、ブレスレットを付けられ、寮に案内された。
寮に入ったが、個室でルームメイトはいなかった。
さっそく机の上の島の地図見つけ、寮を飛び出して役場で父の居場所を探す。
住所は簡単に判ったが、簡単に会えないらしく、2ヶ月待ちになるらしい。
親子なのに、、いゃ!こんな奴、親だなんて認めないからまぁいい。
冷静になり、改めて見ても女がいないこと以外、普通な町に見える。
「あ!見つけた!」走ってきた男に腕を捕まれ
「何やってんだ!説明も聞かずに飛び出して、俺がどれだけ探したと思ってるんだ!ほら、来い!寮に戻るぞ!」
腕を振り払い「離せ!寮くらい自分で戻る」と突き放す。
男が頭を壁にぶつけ、「いてぇ、、てめえふざけるなよ。人が親切にしてりゃ「知るか、ボケ」、、いい度胸だ。てめえなんかに説明してやるか、友達にでも聞いとけ!」
と去って行く。
悪いとは思ったが、さっきまでのイライラで、八つ当たりしてしまった。
はぁ~、やっちまった。まぁ、高校も学費の都合でそのうち辞めるかもだし、やっちまったもんはしょうがない。
寮に戻り、寮官に会いに行くとさっきの男だった。
しょうがない。
「先ほどは失礼しました。ちょっと虫の居所が悪かったので、、」
「はぁ~、反省してるんだな?」
「してます!」
「まぁいい、この島には外と違うルールがある。ちゃんと友達に聞いとけよ。まぁ、勉強頑張って最初の特別性にはなるなよ!」
「特別生?」
「この島は勉強が主体だ。だから、最初のテストで順位付けして、特別性を決める。まぁ、次から別ので一人づつ増えるからみんな頑張る。年が変わると年度末までの成績で最下位に錘が付く
で、最初から特別性になると、後もなりやすいから一番良く仕上がる。だから最終の選考でもになぁ、、まぁ最後の1人に選ばれなけりゃいいって考えもあるが、油断したらって事もあるから頑張んな!
食事は放送されるから、今度は聞いとけよ」
翌日から学校に行き、授業が始まり、、周りの奴らに驚かされる。
まぁ、みんな頑張る頑張る。
一週間後に中学までのテスト予定だが、俺はまぁ、上位だったからそこまで焦ってない。
窓の外では2年生の体育の授業のようだが、一人デブより遅い奴がいる?
デブも必死だがなんでそんなに必死なのか
遅い奴が泣きながら通りすぎると股から繋がった袋と紐?を引きずって行く。あれが錘か、災難な奴だ。
テスト当日、俺は風邪?を引いた。
まぁ微熱だし、絶対変な罰は受けたくなく出席した。
マークシートで回答欄はみんな埋めたし、大丈夫だろう。
テスト返却日
俺は恐怖した。
解答欄は埋めたが、途中からずれていた。
俺は特別性に指定された。
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投稿:2024.09.23
オステトウ1
著者 全て闇に 様 / アクセス 1310 / ♥ 0