どこの国にも、「ソレら」のようなものはいる。
例えば、貧しい家庭に生まれた。
例えば、ろくでもない家族に生まれた。
例えば、悪党どもがはびこる地域に生まれた。
そうして善良なものに触れられないまま、邪悪が良しとされる環境に晒され続けた結果。
「ソレら」もまた救いようもない邪悪なモノと化し、当然のように悪事に手を染めることとなった。
生まれのせいか。環境のせいか。
それとも、要因に関係なく元々邪悪であったのか。
ともかくソレらは幼くして、若くして数々の悪事を働いた。
窃盗、暴力、恐喝、器物損壊、未成年の飲酒や喫煙。
徒党を組んで夜闇に繰り出し、強盗、傷害、暴走、強姦、違法薬物の使用や売買。
閉ざされた薄汚い世界だけが全てで、自分たちは世界でいっとう虐げられている。
だからこそ自分たちには、世界の全てを傷つけ、思うがままにしてやる権利があるのだと。
盲目に、刹那的に、衝動的に。
薄汚い人生を送っていた「ソレら」は、気づいた時には広くて寒々しい無機質な部屋にいた。
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「ソレら」が目を覚まして周りを見てみれば、目に入るのは覚えのない場所、見知らぬ者たち……
どうしたことか、いつどうやってここに連れてこられたのか分からない。その上、そこにいるものどもは全員が一糸まとわぬ裸体であった。
共通点としては、誰もが10代半ばから後半の少年であること。
手足にそれぞれ腕輪や足輪がつけられ、壁際に鎖で繋がれていること。
そのために壁際で立ったり座ったりは出来るが、歩き回るなどの自由はほぼ奪われていること。
何人か驚いていたが、鼻から下の体毛が残さず処理されているらしいこと。
そして……全員とも、あまり素行がよろしくなさそうな雰囲気であること。
異なる点は、若いとはいえ年齢にややばらつきがあること。
人種もばらばら。アジア系が3人に白人が3人、それぞれに国や地域の違いも見られる。
人種が違えば言語も違う、価値観も違う、顔つきや身体つきの傾向も……それぞれのペニスやタマの大きさも違う。
ともかく、互いに目覚めるなり見知らぬ全裸の少年同士との対面。
言葉も通じないことから戸惑い、あるいは強がり、あるいは警戒したものの……やがて体格も性器の大きさもそれなりに差があることに気づくと、特に意味は無いものの「上」と「下」に別れた。
すなわち身体もペニスも大きめの白人少年達が、そうではないアジア系の少年達をどこか見下すような雰囲気を見せる。
言葉は通じないが態度で感じられる。
全裸で拘束された少年達が意味もなく対立し、険悪な雰囲気になっていったところで……
部屋の扉が開かれ、数人の男たちが入ってきた。
雰囲気が悪いところへの乱入者、それもソレらをこのような目に遭わせている張本人達かもしれない者たち。
少年達の悪意や怒りは、入室した男たちに向けられた。
そして、1分と経たずにクソガキどもの思い上がりは叩き潰された。
ソレらの終わりが、始まった。
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ソレらは男たちに「管理」され、時には屈辱的な「選択」を強いられながら閉ざされた場所で日々を過ごした。
しかしある時、ソレらはふと目覚めてみればまた別の場所へと身柄を移されていた。
よくわからぬ大きな台──ソレらが今までもこれからも知ることのない、分娩台と呼ばれるものに似ていた──に手足を大きく開いた状態で拘束され、仮面をつけた素性の知れない男達によって、見知らぬ施設内を道具か何かのように運ばれていく。
ソレらのうち4匹は言語は異なれど口々に汚らしく罵声を飛ばして強がっていたが、残る2匹はすっかりと精神を弱らせており、今や呆然とするか、あるいは早くも悲観的に啜り泣いていた。
やがてソレらは広々と開けた大きな場所──ソレらを見せ物とするオークション会場へと運び込まれた。
フード付きのローブや仮面で素性を覆い隠した観客たちはソレらが運び込まれてくるなり静かな歓声を上げ、仮面をつけた「スタッフ」達と彼らが運ぶ「商品」どもに期待や熱意を向けていく。
舞台の上で横一列に並べられたソレらに観客達からの好奇や欲望の眼差しが突き刺さったところで、スタッフ達はオークションの開催を宣言した。
スタッフ達は「商品」の解説をしていく。
ソレらがいわゆる非行少年、それも凶悪な犯罪を好んで繰り返してきた残虐な害獣のごときものどもであったこと。
スタッフによる「調教」は“最低限”。しかし今や全員が、「最初の選択」の結果ホモレイプを経験しており非童貞・非処女であること。
6匹のうち2匹だけは「2度目の選択」で「レイプされる」ことを選んだこと。
説明を受けた観客は静かに興奮や好奇心、欲望といったものを高め、さざめくようなざわつきが会場に広がっていく。
そうして、オークションの結果。
どの「商品」もそれなりの値段で買い手がついたようで、観客達からは競り落とした者達の歓喜と競り負けた者達の落胆の声が。
「商品」を競りにかけたスタッフ達からは、結果としてそれなりに良い値段をつけてもらえたことからか安堵の声が上がった。
「商品」どものうち4匹は自分たちをモノとして売り買いするな、とでも言うように懲りずに身を捩ったり罵声を吐いたりしていたが……
残る2匹は多くの観客から突き刺さる欲望の視線から己の運命を悲観し、わずかに身を震わせて俯いていた。
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「それでは! 競り落とされたオスイヌどものうち、「従順」な2匹の改造を始めていきましょう!」
司会役のスタッフが声を張り上げ、舞台に準備が進められていく。
「12番のオーナー様の所有となりましたイエローのオスイヌ、そして28番のオーナー様の所有となりましたホワイトのオスイヌ。
これらに対する改造内容が決定しました……
奇しくも同じ内容であります。
「この場でアナル・ペニス責めの搾精」!
そして「3度目の射精後にペニスおよびタマの除去」!
その後「去勢オスイヌ化」、「性器のプラスティネーション・トロフィー化」の処置を施すものとします!」
観客側からはそれなりの歓声や拍手が上がる。その中で席から立ち上がり、手を挙げるなどして応えているのは「オーナー」となった者達のようだ。
「イエローのオスイヌ」……10代半ばの日本人と見られる小柄な少年と、「ホワイトのオスイヌ」……10代後半と思わしき細身の少年が拘束台ごと舞台の中央に移動される。
ソレらの背後にある大きなスクリーンには、ソレら自身のバストアップと股間とがそれぞれ大きく映し出されていた。
真っ青な顔に絶望の色を濃くしている2匹の目の前に、それぞれの「改造」に用いられるのだろう品々が用意されていく。
除毛クリーム、カミソリ。
ローション、透明で小さな貫通型オナホール。
大きな浣腸器にそれ用と思わしき液体のボトル、おまる、大きめサイズのディルド。
長いカテーテル、ゴムバンド、メスを始めとした手術用具。
何らかの薬品にいくつかの空の円筒状の容器、などなど。
用意が終わったところでスタッフがオスイヌどもの側に寄り、観客の欲望の視線──そして舞台端に寄せられた他のオスイヌどもの視線──が集中している中で淡々と作業が開始された。
まずはに浣腸器でオスイヌどもの尻穴にたっぷりと液体が注入される。
少し時間をおいてスタッフが「合図を送る」と「イエロー」は泣きそうな惨めな顔を、「ホワイト」は哀れに歪んだ顔をしながら、盛大な音を立てておまるへと汚水や糞を放り出していく。
注入と排泄を2度行わせることで、尻穴の中をキレイにする。
おまるが片付けられた後。オスイヌどもは何やら薬品を嗅がせられ、そのペニスと尻穴にローションを塗り込められていく。
絶望ばかりが浮かんでいたオスイヌどもの顔に困惑や混乱が混じり、さらにはぼんやりと紅潮していく。
と同時にオスイヌどものペニスがあっという間に勃起していき、ローションを塗り込めるスタッフの手の中でびくん、びくん、と元気よく跳ね上がってみせる。
それから……オスイヌどもは勃起したペニスにオナホールをずぶりと被せられ、ローションを塗り込めた尻穴にディルドを一息にブチ込まれる。そのまま前後の道具を動かされ、淡々と射精へと追い立てられていく。
快楽に喘ぎ、苦痛に呻き、そして苦痛と同等以上の快楽を引き出され掘り起こされて啜り泣くような嬌声を漏らしていく。
舞台のスクリーンには2匹のオスイヌの惨めな痴態が映し出されている。呆然と、恍惚と泣きながら喘ぐそれぞれの顔。
透明なオナホールの中でローションを泡立てながら若い勃起ペニスがリズミカルに扱かれ、ディルドがごちゅごちゅぐちゅぐちゅと音を立てて尻穴に激しく出入りしている……容赦なくレイプされているにもかかわらず、苦痛よりも快楽を感じて揺れているソレらの下半身。
静かに欲望の熱気を高めていく観客達が見守る中で、2匹のオスイヌどもはスタッフの手で射精していく。
悲鳴のような喘ぎ声を上げながら腰をかくかくと突き上げ、小さなオナホールを貫いて飛び出した亀頭から勢いよく若い精液を噴き上げるのを、スタッフが何やら容器を当てて受け止める。
射精を経てもスタッフによる玩具の動きは止められることなく、ぬちゃぬちゃぐちゅぐちゅと卑猥な音が響き渡る。休みを挟むことなく無情に続けられる搾精拷問、快楽を超えて苦痛となった刺激にオスイヌどもは泣き喚いて身体や腰を揺するが、まったく意味をなさない。
オスイヌどもが絶叫し、ひどく息を荒げ、身悶えし、そしてペニスを萎えさせることを許されないままに責められ続け……潮吹きを挟みながらも3度目の射精を終えた時、ソレらはしっとりと汗ばみ、顔と股間を体液でぐちょぐちょにしていた。
肩と腰を震わせているソレらがたっぷり撒き散らした精液(潮吹き混じり)は、容器に詰められフタをされてどこかに運ばれていく。
ソレらのペニスと尻穴から玩具が外され、股間がタオルで念入りに拭き取られる。アルコールを染み込ませたガーゼでさらに拭かれ、そして下腹部に注射が打たれる。
ソレらは注射の痛みに顔をしかめ、そして、これからいよいよ起きることを察せられて恐慌状態に陥った。
薬を嗅がされ、搾精拷問で疲労させられ、また今打たれた注射のおかげもあってかその動きはどこか力ない。だが、異なる言語で恐らく同じようなことを喚きながら泣きじゃくっていることは想像できる。
いやだ、やめて、たすけて、だれかたすけて、などと。
オスイヌどもを「助けよう」などとするものは、最初からこの場に存在しないというのに。
拘束台にオスイヌどもの頭と胴体、下腹部までががっちりと固定され、口に器具を入れられて開いたままの状態にさせられる。
ローションをまぶしたカテーテルがオスイヌどものペニスの先端に突きたてられ、ずぶずぶと埋め込まれていく。
膀胱まで深々と埋められたカテーテルから僅かな小便がちょろちょろ漏れていく。
オスイヌどものペニスとタマがまとめてゴムバンドできつく縛り上げられる。
そうされながらオスイヌどもはまさしく家畜のごとく泣き叫び、泣きじゃくった。その様は実に哀れで惨めで、観客達の嗜虐心や欲情を煽り立てるだけだというのに。
「──さあ、用意ができました。
これよりオスイヌどものペニスとタマを除去いたします!」
会場は静まり返りながらも熱気に包まれ、哀れで惨めなオスイヌどもの泣きじゃくる声、泣き叫ぶ声ばかりが聞こえるようになる。
そして、オスイヌどもの鳴き声はまもなく絶叫に変わる。
「ああああああー!! ああああ!! あああああ!! あああああーー!!」
「うあああああーー!! あおおおおおーー!! あおおおお!! あおおおおおお!!」
がちゃがちゃと拘束具の音を立てながら、惨めなオスイヌどもがオスとしての断末魔を響かせる。
白目を剥いて口の端から涎をこぼし、肘と膝の先を無意味にばたばたと振り回し、叫びと呼吸に合わせて若く細い身体が、薄い胸とお腹が激しく鼓動するかのように波打つ。
見るに堪えない、あるいはこの上なく惨めで加虐心を唆るソレらの苦悶の表情が。
ギチギチに縛り上げられて鬱血した性器の根元にメスが入れられ、ペニスとタマをまとめて切り離していく、残虐かつ倒錯的な光景が。
会場の大画面にはっきりと映し出されて、すべての観客たちは興奮を抑えながらそれを食い入るように観続ける。
「あぁぁぁぁ……! あぐぁぁぁぁ……! あぅぅぅぅぅ……!」
「おぉぉぉぉー……! おごぉぉぉぉ……! おぉぉぉー……!」
激しい苦痛のみならず、オスとしてもっとも重要な箇所をまとめて切り落とされる絶望。涙と鼻水と涎で顔をぐちゃぐちゃにしたオスイヌどもの断末魔が力なく、いっそう悲愴なものとなっていく。
そうして、ついに。
根本から完全に切り離されたペニスとタマが、オスイヌどもの身体から引き離される。血に染まり、肉が剥き出しになった股間が大画面に映される。
切り落とされた、血の滴る肉塊が持ち上げられる。激しい苦痛と喪失感に苛まれているだろうオスイヌどもの眼前に。
「あ、あああぁ……!! あああー……!! うあぁぁぁぁー……!!」
「おぉぉぉ……!! あおぉぉぉ……!! おぉぉぉ……!!」
今まで自らの股間についていたものが残酷に切り落とされ、そして自らの目の前にぶら下げられる。
さらには閉じることもできない口の中に、自らの大事なペニスだったものを戯れのように押し込まれる。
悍ましい光景に、あってはいけない出来事にオスイヌどもは身体を震わせて咽び泣き、観客たちは「素晴らしい見世物」に拍手喝采を上げた。
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苦悶の呻き声を上げている哀れな去勢オスイヌどもが拘束台ごと舞台から退場させられていく。
一連の凄惨な「改造」を目の当たりにさせられて、残る4匹のオスイヌどもは流石に当初の威勢の良さも消し飛んでいたが……、
ソレらが真に恐怖や絶望を味わうのは、ここからだった。
「さあ、これよりはお待ちかね。
ここに残されている「反抗的」な4匹の改造計画をお知らせいたします」
「まずは3番のオーナー様の所有となりました、イエローのオスイヌの改造計画です。
その内容は……。
「タマの投薬改造。性機能の異常強化、それに伴う異常肥大化」。
「尿道・前立腺性感強化」。
「尿道・アナル責めによる搾精」からの「ペニスの完全除去」。「ペニス無しオスイヌ化」の処置を行います」
「次は21番のオーナー様の所有となりました、ホワイトのオスイヌの改造計画です。
その内容は……。
「タマの投薬改造。性機能の異常強化、それに伴う異常肥大化」。
「尿道責めとアナルからの電気刺激による強制射精拷問」。
「ペニスの除去・四肢部分切断」。「四肢アタッチメント接合」。「ペニス無しオスブタ化」の処置を行います」
「次は6番のオーナー様の所有となりました、ホワイトのオスイヌの改造計画です。
その内容は……。
「タマの投薬改造。性機能の異常強化、それに伴う異常肥大化」。
「尿道・前立腺性感強化」。
「アナル・尿道の同時責めによる連続搾精」。
そして……「投薬処置、のちにペニスのヴァギナ改造化・四肢完全除去」、「設置用アタッチメント接合」による「タマ付きTSオナホール、あるいはオブジェ化」の処置を行います」
「最後は19番のオーナー様の所有となりました、イエローのオスイヌの改造計画です。
その内容は……。
「ペニスおよびタマの投薬改造。性機能の異常強化、それに伴う異常肥大化」。
「尿道・アナルからの電気刺激による強制射精拷問」。
「フクロを切開しタマを露出。タマを片方ずつ・2つとも圧搾による完全破壊」。「焼灼による止血」。
「投薬による強制勃起」。「尿道の異常拡張レイプによる内部からのペニス破壊」。
最後に「ペニスの除去」、「“カント”への杭打ちピストン、およびアナルからの貫通串刺しによるレイプ処刑」が行われます」
「まずはこの場で最初の投薬改造が行われます。以降の改造および処置などに関しては、それぞれの「作業場」で各工程の撮影が行われたのち、オーナー様および希望者様に映像を提供させていただく予定です。
この「反抗的」なオスイヌどもが如何に改造され、惨めな姿へと成り果てていくのか……その末路をどうぞお楽しみいただければ、と思います」
あまりにも凄惨で理不尽な末路に対して、「反抗的」なゴミクズどもはあるいは喚き散らし、あるいは虚ろな目でうわ言をぶつぶつ吐き散らし、あるいは箍が外れたように泣きわめいて身を捩り、あるいは、真っ青な顔でガタガタ震えながら小便や糞を漏らしていた。
しかしソレらの状態などお構いなしに、注射器を手にしたスタッフ達がソレらのもとに近寄っていく。
ぶら下がっているタマをつまみ上げて押さえつけ、途端に泣き喚いたり啜り泣くソレらのタマに、無造作なほど容赦なく注射針を打ち込んでいく。特殊な薬液を注入していく。
一度だけではなく、2度、3度、4度。激烈な苦痛にゴミクズどもは喉が裂けんばかりの悲鳴を上げ、拘束具をガチャつかせて悶絶する。
特に「19番のオーナーのオスイヌ」などはペニスに対しても度重なる注射と薬液の注入が行なわれたため、その度に狂ったかのように泣き喚いた。
しかしソレらが悶え苦しむ様、醜く鳴き叫ぶ様は観客達にとって嗜虐的な興奮をそそるショーに過ぎず。
タマ(とペニス)に注射を打ち込まれ、焼き溶かされるような痛みとともに急激に、異常な大きさにまで肥大化させられていく……その狂いそうな激痛すらも、ソレらがこれから受ける苦しみとしては序の口でしかなかったのだ。
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投稿:2024.12.28
非行少年の末路
著者 ShKySk 様 / アクセス 1402 / ♥ 9