「気がついた?まだぼーっとしてるようね。」
目を醒すと、とても綺麗な白衣の女性が自分の顔を覗き込んていた。
ここはどこだろう、塾が終わって家に帰っていたはずだけど、思い出せない。
そういえば両手が動かない、両足もだ。
服は脱がされ、出産の時に座る様な椅子に全裸で拘束されていた。
「ここはどこ?」
「内緒。じゃあ、早速始めるわね。安心して、他の作家さんの様に、無麻酔で去勢するほど私は鬼じゃないから。」
「作家さん?」
「気にしないで。」
女性は金玉が入った玉袋に透明な注射を刺し始めた。注射針が刺さるたびにチクっとするが、徐々にその感覚も鈍くなってきた。麻酔って、なんのことだろう。そういえば、去勢って言った?
「陰嚢の麻酔は効いたはずよ。精索を引っ張る時は鈍い痛みはあると思うけど、麻酔を効かせ過ぎるとその後のお楽しみが減っちゃうからちょっと我慢してね。」
「待ってください、去勢するって、どういうことですか。てか、手と足のやつを外してください。」
「ごめんね、言葉の通りよ。顔立ちが良くて、将来性がありそうな男の子を去勢するのが私の趣味なの。塾帰りのあなたを見かけて、次はこの子にしよう、って決めたの。反応を楽しむのもいいけど、ちょっと動き過ぎるから、沈静かけましょうね。」
女性がそういうと、シリンジのポンプをセットし何かの薬を流し始めた。程なくして頭がぼーっとしてきた。
「お願い、やめて、、」
「ちょうどいい感じね。今からあなたの陰嚢を切開して精巣を見せてあげる。」
女性は陰嚢の真ん中にメスで切開を加え、ラジオペンチみたいな器具で切開した陰嚢を広げる。
「皮膚と、精巣を包む筋膜を剥離しているわ。ここからはガーゼで白膜まで一気に剥くね。できた。見える?あなたの精巣、精巣上体と、お腹の中につながる精索。この中に精巣を栄養する血管と、精子を送り込む精管が入っているの。」
女性は手早く精索を包む膜を開き、精巣動脈と静脈、精管を同定、剥離した。この人は何をやっているんだ?どうして俺がこんな目に遭わないといけない?
玉を引っ張られるたびに鈍い痛みが下腹部を襲う。
「まずは右の精管を切るね。ペアン2つで挟んで、その間を切る。」
女性は見える中で一番太い管を切った。お腹につながる断端を糸で縛っていく。
「次に左の精管も切るね。これが切れたら、精巣で作られたあなたの精子は、精嚢に運ばれなくなるの。セックスで子供を作ることはできなくなるわ。孕ませる性としてのオスは終了よ。」
「んんんうううう、!やめろおお!やめろ!お願い、やめて!」
抵抗も虚しく、左の精管も切断されてしまった。
「オスとしての人生、お疲れ様。続いて精巣動脈と静脈も切るわね。これで男性ホルモンも供給されなくなっちゃうわ。身体的にオスから引退ね。ホルモンそのものは補充できるから、安心してね。」
「もう、やめて。」
女性は動脈と静脈をまとめて切断してしまった。
「終わっちゃったね!君の大切なものを取り上げっちゃった笑 とりあえず、陰嚢を閉じてあげるわね。」
女性は手際良く陰嚢の切開創を縫い閉じた。
なんでこんなことになった。金玉がなくなったら、どうなっちまうんだ?今頃、家で母さんの夕食を食べて風呂に入っているはずなのに。
「君に良いニュースを教えてあげる。精巣は取っちゃったけど、君の体内にある精嚢の中には、実はまだ精液が残されているのよ。もし君が今から射精をせず、精液を凍結保存できれば、将来、体外受精で子供は作れるかもね。」
「どこか、病院に、、」
「今からあなたのおちんちんを弄って、射精しなかったら連れて行ってあげるわ。がんばってね!」
そう言って、女性は手でペニスを上下に扱く。
跪き、俺のペニスを口に含んだ。舌先が鈴口を刺激しながら、時々亀頭をグルリと舐め回す。かと思ったら、裏筋を丁寧に舐め上げる。
亀頭を舐めながら手でペニスを扱く動きが速くなる。
やばい、気持ちいい。
「出ちゃいそう、ちょっと、止めて。」
「おちんちん、立派ね。端正な顔立ちと立派なおちんちんで、これからいろんな女の子とセックスして、かわいい赤ちゃんを産ませることできたはずなのにね。出していいの?本当に精液出して良いの?オスとして終わりなの、分かってるかしら?」
射精に向けた陰部の動きはとてもじゃないが止まらなかった。
「じゃあ、終わらせてあげるわね!」
うう!もう我慢できない!
ビュル、ビュル、ビュル!
尿道口から精液が50cmくらい噴き上がり、腹や地面に落ちた。
「濃い精液ね。同級生の女の子の中に出したら、一発で妊娠しちゃったかもしれないわね。ちょっと精液をいただくわ。」
うっ!
女性は尿道に残った精液を吸い出し、シャーレの上に吐き出した。
それを顕微鏡に置き、モニタ上に映し出した。
「見える?あなたの精液。ここ、動いてるのはあなたの精子。元気よね。動きもいいし、濃さも十分。あとどのくらい精嚢に精子が残ってるかしらね。もう一回射精しちゃったし、全部吐き出しちゃいましょうね!」
そう言って女性は、また口淫を始めた。
やばい、うますぎる。
敏感になった俺のペニスはすぐに反応し、女性の技ですぐに射精してしまった。
舌の上に出された精液を俺に見せながら、それを飲み込む。
「さっきの射精よりだいぶ薄くなったけど、まだまだ喉に引っかかって飲みにくいわ。オスとして終わっちゃったから、お尻の穴で女の子としての気持ちよさも教えてあげるわね。」
女性は手袋を嵌め、ローションを塗った後、肛門に中指を突き立てた。
痛い!が、奥をトントンと押されると、下半身に広がる不思議な感覚があった。
「あなた、素質があるわ。今触っているのは前立腺、ここを刺激すると、おちんちんに触れなくても射精できる人がいるの。あなたはトレーニングを積めば、トコロテンまでできたかも。ま、出るものも出なくしてしまったけどね。さぁ、おちんちんも擦ってあげるから、射精しちゃいなさいな。」
前立腺を刺激されながら擦られ、俺のペニスはもう2回も出したのに膨張した。同時に亀頭を吸い上げられ、快感が込み上げてくる。
うぅぅ、我慢できない。
ビュル、ビュル、、亀頭を加えたまま精液を口の中に受け入れ、その精液をまた顕微鏡で観察する。
視野の中で動き回ってる精子はほとんどいない。
「ほとんど精子は残ってなさそうね。もう何回か出したら、本当に最後のチャンスをあげるわ。」
そう言って、また手淫、口淫、前立腺刺激を駆使してさらに2回、射精をさせられた。
「あなた童貞よね。玉無し精なしだけど、同定は卒業はさせてあげる。ゴムはつけなくていいから、最後のチャンスと思って私の膣内に出していいわ。」
女性は俺にまたがって、自ら俺のペニスを膣に導いた。
膣内は温かく、うねった動きをして俺のペニスを扱き上げた。
全く知らない女性に跨られ、無理やりセックスをさせられても、体は反応してしまう。
程なくして射精に至った。会陰部分の脈動は感じるが、精液が尿道を通って射出される感覚はほとんどなかった。
「お疲れ様。ちょっとは膣内で出せたようね。妊孕性はほとんどないでしょうけどね。将来ある男子の精子がこの世から消える瞬間に立ち会えて、本当に興奮したわ。ありがとうね。言い忘れてたけど、精巣から精子を取り出す方法がまだあるけど、もういいわよね。おやすみなさい。」
女性が点滴に何かの薬を加えたと思ったら、俺の意識はそこで途切れた。
気がつくと病院のベッドに寝かされていた。
塾帰りに気を失った俺は、公園のベンチに座っていたらしい。なかなか帰らない俺を心配して家族が探しに来てくれたみたいだ。
親には言えてないが、俺の陰嚢には精巣が触れられない。
夢だと思いたかったが、去勢されてしまったことは事実らしい。
どう説明するか、でも、それどころじゃない。涙が止まらなかった。
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投稿:2025.01.02
子種を失った男子
著者 吉田 様 / アクセス 1088 / ♥ 13