「佐藤さん、入りなさい。」 担任の天海先生の声でした。
いよいよ 私の順番です。
おそるおそるドアを、開けると、保健室は衝立の迷路になっていました。
「さ、下半身だけでいいから、服を脱いでね。」
そこには、天海の先生のほか、手術を準備する看護婦さんが 2人。
看護婦さんは 剃刀と消毒用ガーゼを持っていました。手術の前に患部の消毒をするの
です。
・・・いよいよ 切り取られちゃんうんだ・・・
「早くして、ぐずぐずしないのっ。」
怖気づく私に、天海先生の口調が だんだん厳しくなります
「ほら もうっ」
しびれを切らして、天海先生は強引に、私のジーンズを脱がせました。
「あら、まぁ」
・・・だから・・・いや だったんだ。こんなの・・・モウ。
「もう女の子のパンツ はいているのね。覚悟ができているじゃない。」
私の下着は、女の子のモノした。リボン柄のジュニア・ショーツでした。ちょっと不自然
にふくらんでいるけど、前に窓はありません。
・・・恥ずかしい・・・
ママに言われたのです。ブルマを宣告された以上、オペの時は女の子の下着を
つけていくのが、先生に対する礼儀だって
もう私は、「覚悟ができています」て、意思表示だって。
・・・恥ずかしいけど・・・
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現実には、ブルマになる子を、強制的に縛り付けて、手術してしまうような虐待は
ありませんでした。そのようなことをしたら、ブルマとなった子が、女性としての自分
を受け入れなくなってしまうからです。良妻賢母になるどころか、女性同性愛に走る
のでは、人口減を助長することになります。さらには、ブルマされた子が、このような
仕打ちをした国家に対する恨みをいだいて、テロ事件を引き起こした例すら、ありました
ブルマになる子には、女性としての自分を受け入れるよう、女の子になる喜びを
感じるような、暖かいカウンセリングが 手術前に実施されるのです。
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看護婦さんは、やさしく 答えてくれました。
「はじめて女の子のパンツ履いて、人に見られて 恥ずかしいのよね。」
・・・・・・・//・・・ぽっ・・・・
「あら 女の子になるのだもの。女の子の下着をつけるのが当然なのよ。
男の子のブリーフなんか 履いていたら、それこそヘンタイよ。」
・・・・・・//「そっか、ボク ヘンタイ じゃないよのね」
「ヘンタイ なんかじゃない!かわいい じゃない」
・・・・・・//「そう? ほんとにそう?」
「もちろんよ」
・・・・・・//(なんだか うれしい)
「看護婦さんねぇ、あなたのこと感心してるのよ。ブルマになる前から、ちゃんと
“かわいいもの”が分かる そのセンスに。下着だけじゃないのよ。スカートだって。
ワンピースだって。ちゃんと かわいいものを選ばなきゃね。女の子なんだもん。」
・・・・・・//(かわいいもの・・・を 選んでいいんだ )
「それに オペが終われば スッキリはけるようになるわ。こんな膨らみは消えて・・・」
・・・・・// ヤ ・ ダ
「小さい頃を思い出してね。女の子と遊んだ楽しい思い出よ。着せ替え人形で遊んで、
ファッション・ショーをして、クッキーを焼いて、みんなで食べたでしょ」
・・・・・・// 思い出・・・
「女の子の遊び 楽かったでしょ?」
・・・・・・// そう お人形 ファッション・ショー クッキー!
「でも あなただだけ 男の子」
・・・・・・// ボクだけ 男の子
「女の子の中に 一人だけ 男の子」
・・・・・・・・・・・// ボクだけ 一人だけ 男の子
「でも 女の子の遊びが大好きな 男の子」
・・・・・・// 女の子の遊びが大好きだった。お人形欲しかった。髪の毛
伸ばしたかったんだ スカート ヲ ハキタカッタ ンダ ホントハ・・・ でも
「でも 小学生になれば だんだん、男の子は男の子同士、女の子は女の子同士と
遊ぶわよね」
・・・・・//そう 女の子と遊べないんだ 遊んでくれないんだ もう
「いくら努力しても、男の子についていけない。運動はダメ、ケンカはキライな平和主義者
だもんね。あなたは。」
・・・・・// ボク ツイテイケナインダ オトコニ
「というより 心根が女の子なのよね。」
・・・・・// ソウ ナノカモ シレナイ
「男の子と遊んで うまくいくはず ないわよね」
・・・・・// ソウ ヤナンダ オトコノコ
「なんで 自分は男の子と 男の子の遊びをしなきゃならないのって?
もう、女の子と遊べないの?って。以前のように 」
・・・・・//
「だいたい こんなモノがついているから・・・って」
・・・・・// チョンギラレテモ イイッテ オモッテタ
「なりたかったんでしょ 女の子に 正直に おっしゃい」
・・・・・// ・・・
「ワレメちゃんに しちゃいたいでしょ。夢見たのよね オチンチンをちょん切る夢」
・・・・・// そう 夢にみていた 女の子になった夢
「だから、女の子のショーツをつけても、罪悪感の裏で、微笑んでいたのよね」
・・・・・// オンナノコ ニ ナレタラ イツモコンナカンジ カナ・・・ッテ
「ふわふわのスカートをつけて。イケテルじゃんって 」
・・・・・//そう、かわいいの。女装とか恥ずかしいとか、全然感じなかった。
「試着室の鏡の前でクルリって やったはずよ スカートが ふわりって回って」
・・・・・// 試着室の鏡映る 女の子の自分 ほんとの自分・・・
「それが ほんとうのあなた なのよ。あなたは 女の子なの。」
・・・・・// ボク ハ 女の子?・・・
「なにより あなた 幸せそうな顔をしていたでしょ!幸せに なりたいでしょ!ね 」
・・・・・// 幸せ?
「そう あなたは 幸せな女の子になるの ボク じゃなくて アタシ。これからは・・・」
・・・・・// アタシ 女の子になる 幸せ ・・・
「結局 心の底に 素質があるから、ブルマとして選ばれたのよ」
・・・・・// 看護婦のお姉さん 私 幸せな女の子になる!ゼッタイ
看護婦さんは 私を抱き締めて やさしく頭をなぜてくれました。
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「じゃ、ショーツを下ろして。消毒するからね」
さっきまで 「自分は男の子なのに 女の子のパンツをはいている。」その罪悪感で
いっぱいでした。今は「自分は 女の子なのに おちんちんがある」その嫌悪感しか
ありません。
・・・はやく 切り取ってしまいたい 切り取ってしまえば・・・と
ショーツの中には、“あってはならないモノ”がありました。
厚い皮で覆われて、まるで「未熟なとうがらし」のような わたしの おちんちん。
看護婦さんは、私を立たせたまま、周囲のウブ毛を剃刀で処理し、その後 手際よく
ガーゼで消毒しました。
おちんちんのあたりが、消毒薬でスーと 爽快感に満たされます。でも、快感は
ありません。
・・・いよいよ 切り取られちゃうんだ 恐い・・・
男の子の私は 恐怖感でいっぱい。でも女の子の私は 幸福感でいっぱい。
・・・男の子と女の子の間で 揺れる私。・・・
「さぁ あのピンク色の椅子に座るのよ 足はペダルに乗せて。」
衝立の向こうに ピンク色の手術台がありました。足が震えて、前に進めません
「さぁ ぐずぐずしないの っ 」
天海先生です。
その時 手術着をまとった医師が 私の目と合いました。
・・・はっ・・・
そのとたん、催眠術にはまりました
・・・おいで、お嬢ちゃん 手術は痛くないよ すぐに終わるよ
・・・おいで・・・
私は 蛇ににらまれたカエルでした。足の振るえが止まり、夢遊病者のように
手術椅子に向かって 歩きだしました。
我を取り戻した時、手術椅子に座っていました。
・・・やっぱ いやだ 助けてー!
男の子の自分が 悲鳴を上げます でも 声を出したつもりが 声がでません
口をぱくぱく。まるで金魚のよう。
「はい おりこうさんね」看護婦さんは 手足をベルトで固定しました。
ゆっくりと背もたれが倒れます。同時に、両足はゆっくりと開脚姿勢に
なってゆきました。
・・・あああ やだ なんとかして
背もたれは、30度で止まりました。両足は開脚姿勢で固定され、手足はベルトで
拘束されています。
もう 抵抗はできません
「麻酔を打つからね。全身麻酔じゃないから、下半身がしびれるだけだよ。」
チクリという注射の感覚がして 痺れが広がりました。
「麻酔が効き始めたら、手術を始めるから それまで待って。
そうそう おちんちんに さよなら を言ってあげることね」
・・・さよなら・・・おちんちん・・・さよなら 男の子の私
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「じゃ はじめるよ これ、痛くないね 感じないね」
・・・ウソです。麻酔の効き方は完全ではなく、かすかに感じます。
なにをしているのか、想像がつくのです。
・・・!・・・
メスで焼ききる感覚 始まったんだ
・・・あ・・・タマをつまんで、・・・グイグイ引っ張らないで、
ソンナコトシタラ・・・取れちゃうヨ !
・・・そっか もぎ取ろうと? してる んだ!
・・・やー もぎとられちゃうんだ! やめてー やめてー やめてー
「右側終ったから 」
・・終ったって、終ったって・・・ソンナ
「次 左ね」
・・・ヤメテ モウ コンナコト・・・
力が抜けていきました。
そして、捉まれたり、引っ張られたり、股間でゴソゴソと手術は続きました
「我慢強い子ね 恐かったらね、大声で泣いていいの、泣くの!泣くのよ」
「赤ちゃんは生まれるとき、大声で泣くでしょ あなたは、女の子に生まれ変わるの
赤ちゃんとおんなじように、大声で泣いて いいのよ」
「思いっきり泣いて、男の子だったことを 忘れるの・・・。」
「まだ我慢して、涙をいっぱいためてるのに。ちょっと強情な子ね。
「いいわ・・・それなら」
「さあ 切り落とすところ、よーく ごらんなさい。」
「トラウマになるかもしれないけど、心に焼き付けることで、男の子に戻ろうなんて
ヘンな気、起こさなくなるから」
「あなたみたいに 強情なコにな 大切な儀式よ。」
包皮の先端にメスをいれて、ババナの皮を剥くように・・・赤紫の未熟な亀頭が
顔を出しました。その未熟な亀頭を 思いっきり引っ張りあげて おちんちんに
切断機を通します。いよいよ
「さあ お母様・・・」
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ん・・・
「お目覚めのようね、あなたが最後の一人よ、ほかのみんなは帰宅したわ」
手術のあと、細胞再生ためのパッチをあてられ、その傷口が再生するまで
数時間、保健室のベットで休眠しました。外は夜です。
バイオ技術発達したこの時代、昔のような「入院」は無用でした。
たった数時間、眠っているだけで、切り口は癒えてしまいます。
ただ、そこには もう・・・
「さ 傷口を確かめるから、起き上がりなさい!」
股間には、パットが充てられてます。スットした冷機を感じます 湿布のようです。
そこにあったはずのもの、は
「診察椅子にすわって、そう、足を広げて」
ぺ リ・リ・リ・
先生は、パッチをはがします。そこがどうなってしまったのか、もう、自分の目で
見ることはできませんでした。顔をそむけ、目を閉じました
「腫れはないわね、」
声が響きます。うまくいった?のかな
「なに目をそむけているの!ちゃんと現実を見なさい」
縦に一本の割れ目・・・女性器ではなく それは私のとって 切り取られた証に
すぎません。涙があふれてきます。
ヒック、ヒック・・・
「おめでとう、あなたはブルマになったのよ。悲しむことじゃないの」
「男の子でなくなってしまったことは、悲しいかもしれないけど、女の子には
もっともっと楽しいこと、うれしいこと、いっぱいあるんだから。
あたなには、女の子として、幸せになる権利があるの。それは、あなたがブルマ
になったから、ゲットできるのよ。」
ソウ? かなぁ・・・
「これから1年間、びっちり女の子の心得を学んで、素敵な女の子になりましょうね。
はい、これがあなたのブルマ 」
ブルマ・・・女の子にされた証。(ううん、女の子になれた 証 よ)
「サイド白線が あなたのレベルよ。1本だから3級ブルマ。」
3級?
「そう、日常生活が問題なくすごせるレベル、というイミ。ちゃんと進級検定がある
から、覚悟してね」
3級かぁ・・・
「進級検定は、すわってオシッコがちゃんとできること。周囲を汚しちゃダメなの。
バカみたいなことだけど、おっしこは毎日のことだから 重要なの」
「元学級にもどって、周囲に女の子をお友達をつくって、そのお友達が、女の子と
認めてくれたら、2級ブルマ。線が2本になるの。」
・・・え 元のクラスに 戻るの オンナノコになっちゃんだよ ボクハ・・・
「そのためには 女の子としての身だしなみ ファッションセンス、気配りとか、
ケンカのしかたとか」
ケンカ?
「そう、女の子にもケンカがあるの、手は出さないけどね。友達と友達のネットワーク
を駆使するの。そのネットを切きった、切られたが「女の子のケンカ」なの。
陰湿かもしれないけど、そういうことも知らないと、女の子として生きていけないの。」
女の子って タイヘンなんだぁ・・・
「で、生理が始って、あかちゃんが生める身体になったら、1級ブルマ。線は3本」
「最終的に・・・好きな男の子と結婚して、あかちゃんを生んだら、ブルマ卒業」
ボクも 生理に なっちゃうのかぁ・・・
「ブルマになった子は、普通の子より若干早いの。薬のせいでね。」
「みにくいアヒルの子。知ってるわよね。ブルマになった子も同じでねぇ。元男の子
だけに、女の子に混じると みにくいあひるの子なの。でも、みにくいアヒルの子が
白鳥になったように、ネイティブの子より美少女になる確率が高いの。」
「だからねぇ、10代のアイドル女優、ほとんどがブルマなのよ、知られてないけど」
「自信をもちなさい」
・・・自信なんて
「そう、そのブルマをはく前に、儀式をしなくちゃね、行きたいでしょ、おしっこ」
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投稿:2005.08.21更新:2006.06.11
ブルマ法のある国で ・・・私の場合 2
著者 Rise 様 / アクセス 5825 / ♥ 12