『秀くん、お・は・よ!』
「んんん…ん?え?何で?何で俺の部屋に明美が?」
『ふふふ。驚いた?そうよね。
捨てたはずの元カノが夜中に家にいるんだもんね。
合鍵をちゃんと回収しとかないからだよ?
さ〜て、一方の元カレくんはベッドの上で仰向けに拘束されてる訳ですが…。
これから何が始まるんでしょ〜か!?』
「いっ、いつの間にこんな…!おい!明美!お前一体何考えてんだ!」
『ヒントその1。
元カノは面白い虫を持っています。
芋虫みたいなその虫は、尿道口から侵入して膀胱に潜みます。
そして次に陰嚢へと移動して睾丸をバクバクと食べて成長し、
睾丸を偽装したサナギとなって、時期がくると羽化します。』
「何を言ってるんだ?変な冗談はやめろ!」
『ヒントその2。
元カノは今、元カレのパンツをハサミで切り裂きました。
元カレのエリンギが無防備に露になっています。
元カノは虫の入った小瓶のフタを開け、ピンセットで虫を摘み上げました。』
「おっおいっ!待て!」
『ヒントその3。
元カノは元カレのことが大好きでした。
だから振られたときはとてもショックでした。
そして2週間後、呆然自失の中で元カノは元カレのブログを見たのです。
新しい彼女との楽しい日々が伝わってくるブログ。
元カノは憎しみが沸々と湧き立つのを感じました…。
ね、この芋虫ちゃん、可愛いでしょ?』
「可愛くない!やめろ!瓶に戻せ!」
『まあまあ、そう言わずに。ほいっと。』
「ひっ!」
『ほーら。芋虫ちゃんがエリンギに乗っかった。
尿道口を探してピトピト這い回ってる。
どうしたの?そんなに体を揺すっちゃって。
虫を落とそうとでもしてるのかな?ならもっと頑張らないと落ちないよ。
あはは!その気持ち悪い腰振りダンス、笑える〜。』
「取ってくれ!おいっ!明美!おい〜っ!」
『だ〜め。
あ、尿道口、見つかっちゃったね。入ってく入ってくぅ〜。』
「きっ!気持ち悪い!怖い!抜いて!抜いてぇぇ!」
『ふん。新しい彼女にでも頼んだら?
そのエリンギ、いや、シメジの方がいいかな?
今は新しい彼女に可愛がってもらってるんでしょ?」
「そんなこと言わずに!なあっ!」
『どうしよっかなぁ〜。』
「早く!取れなくなるぅ!」
『う〜ん、そうね。
確かに後から切開して除去するのは大変よね。じゃあやっぱり考え直して…。』
「ああ!頼むよっ!」
『あっ!ごめ〜ん!つついたら一気に潜り込んじゃったぁ〜。』
「こっこの鬼!悪魔!」
『あはは!どう?芋虫ちゃんに尿道を侵される気分は?』
「いっ…いやだぁぁ…。
な、なんか尿道が緩む感じがするぅぅぅ…! 」
『でも尿道、そんなに痛くないでしょ?
芋虫ちゃんはね、すんなり侵入するために、口から麻酔物質を分泌するのよ。
痛くないのが逆に気持ち悪いかもだけどね〜。』
「うううっ…!さっ最低だぁぁ…!こっこんなの、こんなのやだぁぁ…!」
『さて、芋虫ちゃんが頑張ってる間に、射精の準備、しちゃおっか。』
「へっ…!?」
『だからぁ〜。射精の準備をするのぉ〜。
芋虫ちゃんはね、射精に反応して睾丸に移動するのよ。
勝手知ったる秀くんの体、どこから責めよっかなぁ〜。』
「やっやめろっ!なあ明美!別れたこと謝るから!」
『謝ってもらってもねぇ…。
もう私の気持ちはこういうことでしか治まらないの。
…あれ?秀くん、どうして顔を背けて目を閉じてるの?
ひょっとして私が服を脱ぎ始めたから?見たら勃っちゃうかもしれないから?
でも、見なかったら見なかったで興奮しちゃわない?
今ね〜肩からブラ抜いちゃったわよ〜。それに目を閉じてると…。』
「ひゃぅっ!」
『あはは!
乳首を少し弾いただけで女の子みたいな声出しちゃって!
秀くんは乳首弱いもんね。見えなかったから、弱点への不意打ち攻撃になっちゃったね。
まだ目を閉じたままなの?なら実況してあげる。
一糸まとわぬ姿の明美ちゃん。秀くんの体を跨いで、今シックスナインの体勢になりました。
おっぱいも股間も、あと少しで秀くんに密着しそうな勢いです。
着陸準備完了。これより股間を秀くんの顔面に着地させます。3、2、1、ゼロ!』
「むふっ!うううっ!」
『ふふふ。着陸完了。
続いておっぱいによるお腹周りさわさわ攻撃と、
虫ちゃんに寄生された秀くんの哀れな本丸にシコシコ攻撃をしかけます。
3、2、1、ファイヤー!』
「うあぁぁっ!」
『ふふふ。大きくなぁ〜れ大きくなぁ〜れ!我慢してないで大きくなぁ〜れ!』
「くぅぅ…!」
『あ〜、ムクムクゥ〜って動いてるよ〜?まずいんじゃないこれぇ〜?』
「くっ…くそぉ…!」
『あはは!やっぱり秀くんのココは節操なしだね!
勃っちゃった勃っちゃった!タマタマ喪失のスタート地点にも立っちゃったよ!』
「いっいやだぁぁ…!」
『では続いてペロペロ攻撃を開始します。ジュパジュパジュパ…』
「うあっ!ああ!やめへ!やめへぇ!」
『私ね、元はフェラは好きじゃなかったの。
でもね、秀くんが舐めて欲しいって言うから、いつも頑張ってしてたんだよ。』
「ごめん明美!もうしなくていい!もうしなくていいから!」
『ううん。せっかく秀くんに仕込まれたフェラだもの。堪能させてア・ゲ・ル!
ジュパジュパジュパジュパ…』
「ああっ!あああっ!ああああっ!」
『秀くんのココ、本当に節操なしね。
もうガマン汁が出てる。仕方ないなぁ。じゃあフェラは終わり。』
「助かった…。」
『何勘違いしてるの?
最後は私が馬乗りになって下のお口でパックンするの。フェラで終わったらつまらないでしょ?
さ、体勢を整えてと…。
はい、マツタケちゃん、入り口はこっちですよ〜。』
「やっやめて!いやだ!やめろぉ!」
『だ〜め。そらっ。』
「ああぁぁっ!」
『うふっ。美味しくいただいてまぁ〜す。根元の奥に虫の入ってる虫入りマツタケ。
タマタマを守りたかったら出すのを我慢なさいね。まあ無理だと思うけど。
じゃ、動くわよ。ほら、ほら、ほら、ほら、ほら!』
「くあっ!あああっ!ああああっ!」
『ふふふ。ちゃんと我慢できないと、芋虫ちゃんがゴソゴゾ、バクバクだよ?早漏の秀くんっ!』
「うううっ!くふぅ!うふぁああ!」
『あはは!敗北感まみれの情けない顔。男らしさのかけらもないわ。
やっぱり秀くんにはタマタマはいらないわ。
それにしても自分だけ楽しんじゃって。私まだ全然感じてないんだけど〜?』
「ああっ!だめ!とめて!だめっ!だめぇぇぇ!」
『もうイきそうなの?秀くんの早漏、全然直ってないね。
今回はタマタマがかかってるっていうのに、男がかかってるっていうのに、それでこの様?
そんな男、さっさとイって、虫にタマタマ食べられちゃうべきだわ!』
「ああ!イくっ!イくぅっ!
だめっ!やだぁっ!男でいたい!なのに!なのにっ!ああ!
あああ!ああああぁぁ!!」
『あはは!あははは!
イっちゃったね!イっちゃったよ!
芋虫ちゃん、睾丸を食べに動き出しちゃうね。
あ〜あ、抵抗らしい抵抗もできず、女も楽しませられず、なんて無様なの?
それでも男?こんな男の腹からはさっさと降りてと。
さ、秀くん、覚悟を決めてね。去勢の時間です。』
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…
あ!?あが!あぐがぁぁぁぁ!いっ!痛いっ!痛いっ!痛いぃぃぃぃぃ!」
『痛いでしょうね。
その芋虫ちゃん、普通は膀胱に潜みながら次に使う麻酔物質を作るんだけど、
今回はその時間が短かったから、宿主への麻酔なしでムシャムシャやってるハズよ。』
「痛いっ!痛いっ!あがぁぁ!ぎゃああぁぁぁぁぁぁ!」
『ふふふ。左の玉袋がクネクネ動いてるよぉ〜。
報告します!左タマタマ、内部から芋虫の攻撃を受けて小破!応戦、回復は不能!
宿主は激痛を伴っている模様であります!…ってとこ!?あはははは!』
「痛い痛い痛い痛い痛いぃぃぃぃぃっ!」
『そりゃ男の男たる部分を失っていってるんだもの。
あっさり痛みもなく喪失したら、それこそ実感に乏しいってもんでしょ?』
「あがぁぁぁ!くはぁぁぁぁ!ぎがぁぁぁぁっ!助けてぇぇ!」
『大丈夫よ。食事での消化活動で麻酔の分泌も増えるからすぐ痛くなくなるわ。』
「ぎぃぃぃ!いぎぃぃぃ…!はぁ、はぁ、はぁ、はぁ!」
『ほらね?
少し落ち着いてきたところで、
秀くんの左のタマタマが機能不全に陥っていってるとこ見せてあげる。
ほら、タマタマを持ち上げてあげたよ。
袋の中がピクピクプルプル、不自然な動きしてるの見えるでしょ?
これ、タマタマが虫に食われていってるんだよ。あーあ、男の大事な部分なのにね。
タマタマの中の組織、食いちぎられて破壊された断面とか、
もうきっと見るも無残な状態になってるね。』
「あああ…。俺のタマが…。俺の左のタマが…。
よりにもよって虫なんかの餌になるなんて、こんな、こんなことって…!」
『よかったね。左のタマタマとのサヨナラ。
肉体的苦痛と精神的苦痛の両方をきちんと心に刻むことができたね。』
「うううっ…!」
『ところで右のタマタマ袋の方は…。』
「やっやめろ!右のタマまで失くしたら俺は完全に男でなくなってしまう!
何でもする!だから明美!もう本当に許してくれ!
もう芋虫なんか入れないでくれ!頼む!頼むよ!」
『え?やだなぁ。秀くん、なにか勘違いしてる。
私は右のタマタマの袋が見たいだけ。これ以上なにかするつもりはないよ。』
「た、助かった…。」
『だって、右はもうとっくに終わってるもの。』
「…え?終わってる?」
『うん。
ヒントその4。
今日みたいなことが、秀くんの知らない夜に起こっていないと、どうして言い切れる?
ヒントその5。
芋虫ちゃんは、通常は尿道からの侵入からサナギの形成まで、宿主に一切痛みを与えません。
あれ?秀くん、顔色が悪いよ?
ちなみにサナギが羽化したら、なんかグロいのが、陰嚢とか包皮とかを破って出てくるんだって!』
「…そっ、そんな…。俺は既に玉ナシで…。おまけに寄生されてて…。」
『あ!見て見て!右のが動いている動いてる!』
「ひっ!ひいぃぃぃ!」
『竿の包皮に甲虫の体の形が浮き上がってる!気持ち悪いぃ〜!』
「いっ痛い!たっ助けて!助けてぇぇ!」
『あら?すぐに包皮を破って出てくるのかと思ったらなんかモジモジし始めたわ。』
「ぎがぁっ!あああっ!ああああっ!!
ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!」
『あはは!虫ちゃんったら竿をかじってるみたい!よっぽどお腹が空いてるのかな?
あ!包皮の一部が裂けて頭が出てきた!
うわぁぁ〜!なんかゴキブリに似てて気持ち悪い〜!!』
「あがぁ!がああああああ!!!」
『すごいわ!大きな虫さん、包皮と竿を切り裂いて全部出てきちゃった!
見れば見るほどグロい〜。こんなのが玉袋に入ってたなんてね。』
「あが…あが…」
『あっ!飛んだ!窓の隙間からお外へ飛んでっちゃった!
虫さんバイバーイ…って、あら?秀くん?
気を失っちゃってる。産みの苦しみに耐えられなかったのね。
それにしても秀くんのここ、もうグチャグチャ。
竿の破片とかがプラ〜ンってしてる。見るからにもう再起不能って感じ。
新しい彼女さん、秀くんに寄り添ってあげるのかな?
それともポイしちゃうのかな?
ふふふ。まあどっちでもいいわ。私を捨てるからこんなことになるんだよ?
あースッとした。
そうだ。今日のこと、小説にでもしてネットにアップしちゃおっと。
そして欲しがる女の人がいたらこの去勢芋虫を分けてあげるの。
きっと喜ばれるわ。
でも、閲覧する人の中には、気持ちの悪い去勢願望の男性もいたりして。
自分が去勢芋虫にタマタマ食われるの妄想して、興奮しちゃったりして。
うわ!キモッ!鳥肌立った!…けど利用価値はあるかも。
去勢芋虫を多くの女性に届けるために、成虫の養殖をしてもらえばいいんだわ。
本人の繁殖能力と引き換えってのが皮肉で笑えるぅ〜!
さ、次に知らずに宿主にされるのは誰かな?
自ら繁殖場になりたいって言うのは誰かな?
ふふふふ。あはははは!』
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投稿:2014.08.24
元カノの復讐−タマクイムシ−
著者 蛭アンドン 様 / アクセス 18329 / ♥ 0