天井から下がる1本の太いロープに逆エビの形に背中に手首と足首を拘束さている少年の胸とお腹は水槽の水面に平行になるようにされて居た。
悲惨で滑稽な姿の首に優(ゆう)の唯一の財産の赤いハートの不細工な模様が沢山毛糸で織り込まれた白いマフラーが巻かれていた。
それを観させられている優は、自分が水槽の上に吊るされて居る気分にさせられていた。
「下の水槽どけて・・!」
「お漏らし2度としない!」
「好きで尻振ってじゃない!」
「演奏やめろ」
お尻を揺らし何とか最短10cm位の水面に一番近い大事な所がピラニアに齧られないように必死に体を動かしていた少年は10分ほどで疲れ動きがとうとう止まった。
それで尻振りダンスに合わせて演奏されてた軽快な音楽も止まった。
無理な姿勢で拘束されているからそれだけでも苦しいのに尻振りダンスをしたので息も切れ切れになりそう言った。
「嘘をつくなぁ!」
「奴隷の基本は何事も我慢だ」
「それが出来ないからホッチキスで封印してやった」
「水槽を退かす代わりに水面から大事な所を離してやろうか?」
「それとも水槽の水の中に其処だけ浸してほしいか?」
司会者が少年にそう言った。
「水面から離して!!」
司会者の言葉をまともに取った少年が目を煌めかせ、そう言った直後に縮み上がった物が再度司会者につままれた。
「もう一度、動かないように尻と腰を押さえてくれ」
司会者にそう言われた兵士がその指示に従った時に、やっと少年は司会者のやろうとしている事に気が付き両目の煌めきが消え三角になった。
「やめろ!」
「離さなくて良いい」
「ホッチキスで俺にまた悪さをするつもりだろう?」
「あっちに行け!!」
少年がそう怒鳴った時に司会者が細い紐をポケットから取り出し少年に見せつけた。
「生意気な奴隷だ!」
「思い知らせてやる」
「医療用ホッチキスは最後の仕上げだ」
「約束通り水面から3cm程短くし離してやる」
「この細い紐を先の方から少しずつ限界まできつく巻きつけお前の海綿体をお腹の中に押し入れ限界まで短くしてやる」
「最後に包茎の包皮の先を折りたたんで医療用ホッチキスで丁寧に縫合してやる」
「多分2度とお漏らしできないだろう」
「じ・冗談言うなぁ!」
「やめろ!」
「死ね!変態!馬鹿!」
司会者の話を聴いた少年は言葉の限りの悪態を言い始めたが5分ほどで司会者に言われた通りにされた。
「私に色々悪態をついたなぁ」
「そのお礼だ」
「長さを計測したら1.5cmしか無くなったぞ」
「包皮に包まれた小さい亀頭の部分だけが、お腹から出ている状態だ」
「余った包皮の先4cm程折りたたんで1.5cm残った所に医療用ホッチキスで縫合し止められた気分はどうだ?」
「女のクリトリスと同じだ!」
「女の子になれて嬉しいか?」
「会場の観客席の皆様にも拡大画像で良く見て貰え!」
「ワッハッハッ」
司会者が自分の渾身の作品を指先で甚振りながら少年に話した。
拡大画像を見た会場の兵士から色々な野次が飛ぶ。
「エェンーエェンーエェンー」
「も・元に戻して」
今まで悪態の限りをついていた少年がとうとう声を出し泣きだした。
「そのままの状態で木の箱に詰めて私の所に送れ」
「ただし、自殺出来ないようにしておけよ」
「それから悪さが出来ないよう両手共背中側で拘束しておけ」
「箱に詰め込む前にアナルに赤ズイキを3本ほど詰め込んで痒み地獄を配送中に体験させてやれ」
「私の所に着くころには前が腐り落ちているか楽しみだ」
「運よく腐り落ちていなければ其処をワニの餌にする」
「だから私のペットにするワニも一緒に入れておけ!」
「司会者!良いな!」
「エェンーエェンーエェンー」
「エェンーエェンーエェンー」
「エェンーエェンーエェンー」
突然今まで気配を消していた姿の見えないジョージが立て続けにそう言ったのを聴いた少年は今までの3倍の大きな声で泣き始めた。
「ジョージ様判りました」
「所でそのマフラーとさっきの色紙はなんだ?」
「確か色紙には優ちゃんがどうのこうのとかいてあった?」
「おい!柳瀬!」
「私の欲しがっている優の持ち物だろう!」
「ジョージそうだ」
「優の代わりにそれをその少年の入れられる箱に入れて置くからもう少し待ってくれ!」
「そんな物、要らない!」
「優、居るなら良く聞け」
「柳瀬が大事にしているお前と双を柳瀬の私に対する忠誠心を試すために差し出させる事にした」
「人質だから逃げ出さないように胴体だけにして最後は二人並べて飾ってやろうかと思っている」
「飾る前に私の色々な攻め具の有る自慢の地下室で毎日2人とも自分から殺してくれと叫ぶ迄拷問してやる」
「だから楽しみにして居ろ」
それを聞かされた観客席の怖がりの優(ゆう)は自分の座っていた椅子の下に潜り込んで姿を消した。
一方双(そう)は普段柳瀬に虐められているのに柳瀬に両手で抱きつき顔を、隠し頭を柳瀬に撫でられていた。
柳瀬はそれらを観て体感し二人を騙せた事にすごく満足した。
「エェンーエェンーエェンー」
一方泣き止まない少年の目の下に1匹のワニが現れた。
「いつまで泣いている!」
「箱つめにする前にワニの餌にするぞ」
「少し前に私の事を馬鹿といったな」
「だが、馬鹿はお前だ」
「ピラニアをよく見て見ろ!」
「お前が尻振りダンスをしている時どうしていた」
「ピラニアは臆病な魚だからお前の影を水中で感じ取り水槽の底に身を寄せあい100匹とも震えていたぞ」
「怖がっていたのはピラニアの方だ」
「ワッハッハッ」
「このピラニアは其処のワニの餌に今からなるけどな」
「その後でワニの口をワイヤーで縛る」
「それからお前の入れられる木箱に一緒に並べて入れてやる」
「道中仲良くしてやれよ」
司会者にそう言われた少年はすべてを諦め死んだように頭を下げ小声で泣いていた。
終わり。
あとがき
作者です。
修正するのが面倒で原作をそのままほぼ複写しました。
意味不明な点があることお詫びします。
原作はムーンライトノベルズの「収容所の少年」のサブタイトル名「四部目の生贄にされる1少年」の3話の内の最終話です。
このお話の前後に別の少年の去勢のお話があります。
万一興味のある方はムーンライトノベルズで作者名「双優」または作品名「収容所の少年」のどちらかで検索されご覧ください。
去勢の方法の一つに根元を縛り血行を止めることで腐らせる方法が動物で使われるそうです。
ですので木箱があけられた時にこの少年は去勢された事にしておきましょうか?
ワニ君もいることですし。
ここまでご覧いただけた方にお礼申し上げます。
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投稿:2020.05.22更新:2020.06.05
伸ばして押し込め折りたたんで医療用ホッチキスで縫合
著者 双優 様 / アクセス 5853 / ♥ 0