あたしには5歳年下の小夏という弟がいる。小夏は小学校5年生になるのだがいまだにお股を閉じる癖がない。うちの中学校は制服が自由に選択できる。とは言ってもスカートを履くのは女子ばかりだが…。小夏はあたしが通ってるようにリボンとスカートにしたいと言っている。そのためにはお股を閉じて座る習慣をつけないと…。
今日はあたしのが部活が休みだったので小夏と家でゆっくりしていた。
「おねえちゃん」
「なぁに?」
「スカート履いてもいい?」
「いいわよ。線が出ちゃうからパンティに換えるのよ?」
「はーい」
しばらくして小夏が部屋から泣いて出てきた。
「どうしたの?」
「おねえちゃん…うまく履けないの」
そこには頑張ってスカートを履く小夏がいた。なんかかわいい。
「も~はしたない!おねえちゃんが教えてあげるから」
「はい。ごめんなさい」
そういうと手をスカートの下に差し入れて椅子に座るように教えた。
「ほら股閉じて」
隣で小夏に女座りを見せた。
「おねえちゃんはどうしてあれが邪魔にならないの?」
「え?」
はじめのうちはよくわからなかったがしばらくして合点がついた。
小夏の手を取りあたしの股を触らせた。一瞬驚いたようだったがわかったようだ。
「おねえちゃん…あれが付いてないの?」
「そうよ?あなたと違ってお股がぺったんこでしょ?」
「うん」
「どうせなら女になったら?」
「いやだよー」
小夏は泣きそうになってきた。
「あたしの妹になってくれると嬉しいなぁ」
ピンポーン。
いいタイミングで来客が来た。あたしは玄関に迎えに行く。
小夏はこそこそと部屋に戻っていった。
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投稿:2023.07.14更新:2023.07.15
あたしの躾
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