こちらは続編です。
前作はこちら
「いや、何とも話づらい事なんだがな…救急車で病院に運ばれた時にな、佐々木くんのな、」
教頭は言いにくそうに、俺の方に少し目線を向けた。
俺は心の中で、『きた、佐々木のちんこのことだろ?どうなった?鬱血はどこまで進んでたんだ?』と先の展開を興奮気味に欲していた。
「陰茎はすでに壊死してたそうなんだよ」
『え、まじかよ
そんな時間経ってたのか?
発見された時…
0時回ったら交通量増えて
気付かれんじゃなかったのか?
まさかの1番エグい結果…』
田辺は瞬時に頭を回転させ
疑われないよう手を口元にやり、吐き気を催す仕草をし、教頭達から少し距離を置いた。
教頭達からも、田辺の今の行動は現実を受け止められない一教師として映っており、怪しまれる事は一切無かった。
田辺は教頭達から離れても、頭の中は佐々木のペニスの事でいっぱいである。
『壊死…
根本から?確かに輪ゴムは根本に巻いたよな…
壊死…
根本から壊死…
使い物にならない…
使えない…
切除
手術…
高校1年生のペニスを手術…
思春期のペニスだぞ!
大切な大切な…
手術で切除…
切断!!
おぉ、まぢか!
佐々木の意思に反して
ペニスは根本からない!
無くなっている!
ギンギンの巨根!
が、0センチ!!
短小ですらない!
無!!
高1にして無!
股には玉2つだけ!!
おぉ、俺のちんこが
意思に反して立ってきたw
やばいやばい』
田辺は一人でに溢れ出てるくる興奮を抑えられず、性欲の海で一人溺れていた。
「息が荒くなってますが、田辺先生大丈夫ですか?」
石村先生が宥めてくれる程、田辺の興奮は最高潮に高まっていた。しかし、周りにはあまりの出来事に整理が追いついていない一善良な体育教師に映っている様子である。
「大丈夫です。ありがとうございます。ただ、あまりにも突然で、馴染みのない出来事でしたので…」
田辺は手を口元に当てたまま、股間の膨張を悟られないように少し腰を引いた状態で教頭らと共に佐々木の病室の方へと歩いていった。腰を引いた姿でさえ、周りから見れば吐き気を催している人としては自然な姿である。
病室の前には先ほどまでいた警察官の姿はなく、両親だけが、息子の事故に放心状態で廊下の椅子に腰掛けていた。
そんな中、佐々木の母親が口を開いた。
「息子はいつも、優しい担任だ、明るいクラスだ、厳しいけどしっかり親身になってくれる顧問だ、と言っていました。なのに、なのに…」
そう言うと母親は上体を倒し膝に崩れるようにして泣き始めた。
「心中お察し致します。」
教頭はただ、廊下の床を見つめるしか出来ないようであった。
そんな母親は父親に肩を抱かれて、一旦病院の正面、駐車場の方へと消えて歩いていった。
息子は生きているのに、その喪失感を背中は語っていた。
教頭が病院の扉を開けようとした時、病室の扉には「面会謝絶」の札が下げられていた。
状態が状態なだけに、誰でも病室に入れる環境は良くないのであろう。
ただ、田辺はすぐにでも、佐々木の元へ飛んでいき、シーツをめくり、寝巻きを下着ごと下ろし、その竿というあるじを失い、コロコロとした玉が2つぶら下がっている珍しい股間を見たいという欲に駆られていた。
すると、中から先程まで廊下にいた警察官2名がキリッとした表情で、しかしどこか暗い様子を漂わせながら出てきた。
「顧問の田辺先生ですね。少しお話をお伺いしたいのですが…」
残りの二人は先程、事情を聞かれたので、後から来た田辺だけが昨日から今日にかけての足取りを聞かれた。
田辺は隣町に行っていた事、そのまま家に帰った事、隣町から家までの道中に学校はない事を説明した。
警察官の方も、特に疑う様子もなく、メモを取る。ただ、片方の警察官が口を割る。
「思春期の子供、特にスポーツなどで精神的に追い詰められた子たちには、自傷行為ってよく見られるもんなんですか?」「特に性に多感な時期ですので、その、自身の性器へある一定の負荷をかける事に快感を覚える子たちっていますかねぇ?」
と、面白い発言をし始めた。
『この警官、佐々木が自分自身でペニスの根元に輪ゴムをぎゅうぎゅうに巻きつけて興奮しているって言いたいん?それでたまたま事故に会って、輪ゴムが外せない状況になって、そのまま壊死したと…やばっおもろ!』
田辺は心の中で、とんでもない発言をする警察官に対して、興味が湧いてきた。
「よく、カッターナイフでリストカットをする子どもはよく聞きますが、性器への自傷行為はあんまり聞かないですね。ただ、大人でもSMプレイなどがあるように子どもの内からそういうものに目覚める子がいてもおかしくはないと思いますけどね」
田辺は当たり障りのない返答をしておいた。
警察官は、「おそらく、他の先生方から聞かれてると思いますが、自分自身で行為に及んだ可能性も0では無いと思います。ただ、真正面から、自分で輪ゴムを根元に巻きましたか?と聞いて、はいそうです。とは答えないと思うんです。先生方なら何か引き出せますか?」と尋ねてきた。
「出来るかどうかは分かりませんが、佐々木くんも、僕ら知ってる顔が見れた方が安心すると思うんですけど、入ってもいいですか?」
田辺は交渉に出た。
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警察官の許可が降り、田辺が代表として佐々木の病室へと入る事となった。
扉を開けると、狭くもなく広くもない個室に右側の壁を頭側にしてベッドがあり、その上に上半身を起こした水色の入院着姿の佐々木の姿があった。
「入るぞ…」
田辺はどう言って入るべきか悩んだ挙句、部室に生徒を呼びに来た時のように声を発した。
佐々木はこちらに目をやると、口は開かずに単純な会釈をした。こちらを向いているが佐々木の目はどこか遠くを見ているような様子が伺える。
田辺はベッドをぐるりと周り、佐々木の右側の丸椅子に腰掛けた。
「大変だったみたいだな…」
田辺は真下を向いているが、目線は佐々木の股間にロックオンの状態だ。
「せんせ…」
佐々木は声になるかならないようなか細い声で、田辺を呼んだ。
「俺、なんで………なんで…どう…したら…」
佐々木の声はか細く、震えて、まるで最悪な振られ方をした女の子のように聞こえた。
「俺も、何て声かけていいか、正直分かんねぇんだけどよ……辛かったな」
それが、俺がバレないように取り繕う為に生み出した言葉であった。
しかし、その言葉が効いたのか、佐々木は目に涙を浮かべ、話し始めた。
「俺、自分でなんかやってないんだよ……自分でする訳…ねぇだろ?な?先生……。警察の人はさ、なんか疑ってるっぽくて、『これまでも ちんこに輪ゴムを巻きつけた事はありますか?』とか聞いてくるから、こいつらには何言っても無理だってなって…」
田辺はうんうんと聞きながら、可哀想にとと思っていた。高1にしてペニスを根本から失っておきながら、警察官に自分でしたと疑われてるとは…
「佐々木、俺はお前が言ってくれた事を信じる。自分ではしていなんだな。そうなると誰かにされた事になる。お前が起きてる時に巻きつけられたら、絶対嫌がるだろ?ということは、お前が気を失ってる間に、誰かにされた事になる。」
佐々木は涙をこらえる為に、肩をひくつかせている。
「何か、昨日の帰宅時の記憶は残ってるか?」
佐々木は少し考えた後に、首を振った。
「そもそも、校庭を走ってたところで記憶が消えてるんです。気がついたら、このベッドの上で…看護師さんがお医者さんを呼んできて、俺の体の事を話して…今です。」
田辺は内心ガッツポーズを決めていた。
そうだ!事故によって事故そのものの記憶だけじゃなくて、その少し前の記憶にも影響を及ぼすと聞いたことがある。
覚えてるはずもないな!俺への疑いは0
逆にこれからどうしたらいいかと頼りきっている。
いいぞ!太くて大きいちんぽを失った高校生を俺がずっとそばにいて世話してやる、守ってやる!あぁ、お前の分まで俺のちんこはビンビンになってやがる。
座ってるのが救いだ。立っていたら何に興奮してるのか疑われて終了だ。
「佐々木、憎き犯人は警察に任せるとして、お前の大切な人生、俺がそばにいて守ってやる。むやみに人にバラすのは嫌だろ?困ることがあれば、全部俺に言え!」
佐々木も、涙を拭き、まだ少し元気のない返事をした。
ただ、とはいえ、男の身体の中で心臓よりも大事な器官、特に高校という多感な時期、性的なものへの興味がピークとなる大切な時期に、もう今後一切、自らのペニスに会うことが出来ない、触ることも触ってもらうことも出来ない絶望、性的興奮を味わうことの全てをシャットダウンされた佐々木にとって、今後の人生が明るいものとなる見込みはほぼゼロ。ゆえに、田辺と会話をしている時はいいが、一度でも静寂が流れれば、自然と棒一本分軽くなった自身の体に落胆し、身を震わせ、涙をこぼすのであった。
その度に田辺は、まずは味方感を醸成する為に、寄り添うような言葉を投げかけるのであった。
「そうだ、佐々木、トイレしたいとかはないのか?看護師さん呼んでこようか?」
「先生、今は股にカテーテルが繋がっていて、そこから自然と流れてるみたいです。」
「そうなのか、退院後はどうしようか。職員用のトイレ使うか?」
「お医者さんから聞いたのは、今後、尿道をたまたまの後ろに移す手術をするみたいです。そうしないと、座ってしたとしても、便器の外に飛んでいくみたいです。…………もぉ、立っておしっこも出来ないんすね…俺…」
田辺は、その手術の事を想像していた。
たまたまの後ろに移すのかぁ…
たまたまにもおしっこ飛び散るだろうな…
女子みたいにトイレットペーパーちぎって、たまたまを情けなく拭くんだろうな…
その度に自分が失ったものを分からされる
いやぁ俺じゃなくてよかったぁ!
ってかやばいな、シコる棒も無ければ、舐めてもらう竿も無いし、気持ちよくさせるムスコも無い。なのに元気な玉2つってか!
毎日、毎時、毎分、毎秒、行くあてもない精子を作りっぱなし!!
性的興奮を高めるホルモン出しっぱなし!!
家に帰って、寝る前のしこしこルーティンも出来ず、果たして寝れるのか?
究極の拷問なのでは?
高校生の頃なんて、1日3回はシコってたぞ?
休みの日には8回の日もあったっけ?
最後何も出ないんだょなww
で、もぉ1週間分の精子は出し尽くしたぁー
明日からはシコらなくて済むわぁー
って思ってたら、また次の日シコってんの!
そんな生活 中高としてたっけなぁー
高校時代の彼女にも
「昨日あんなけしたのに、まだし足りないの?」って引かれてたっけ
佐々木は、そんなやり取りすら
もぉ叶わないんだもんなぁー
いやぁーーーーーー
これからが楽しみだわぁーーーー
退院するだろ?
友達とかにいつバレるか
バレたらどんな反応されるのか
特に女子からの目線
夏には水泳の授業だってある
膨らみが無ければ、短小って思われるのかなぁ?
そこまでにバレて無ければいいんだけど
絶対離さない!!
俺の最高のおかずは
完璧な仕上がりにしてみせる!!
田辺の妄想と共に、股間も膨らみを増していた。
「先生…どうしたんですか?そんな考え込んで?」
「あ、悪い悪い、今後どうすればお前の負担がやわらぐか、シミュレーションしてたところなんだ。」
「……そうですょね……俺、これからどうなるんすかね……」
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投稿:2023.11.16更新:2023.11.16
理性と共に、失せた一本2
著者 闇夜ギロチン 様 / アクセス 3917 / ♥ 29