20××年、新法「劣性遺伝子淘汰法」が施行された。
この法律は、満16歳の誕生日を迎えた男子に対し、厳しい基準を設けた。
①ペニスサイズが16cm未満
②身長が175cm未満
③経験人数なし
このいずれかに該当する場合、その少年は"劣勢男性"と認定され、陰茎を根元から切除される。
さらに、おでこには「去勢済」の刺青が刻まれ、一生の屈辱を背負うことになる。
切除されたペニスは学校の展示ケースに顔写真と共に飾られ、全校生徒に晒されるのだ。
ここでは、3人の少年がそれぞれの基準で「淘汰」され、優性男性たちに嘲笑われる運命を辿る物語を紹介しよう。
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【女好きヤンキー翔太の場合】
翔太は学校の誰もが認める「女好きのヤンキー」だった。
金髪に染めた髪、耳に光るピアス、シャツをだらしなく着崩した姿は、まさに不良の象徴。
だが、彼の真の武器はその性欲と経験人数にあった。
16歳になるまでに、翔太は20人以上の女子と関係を持っていた。
学校のトイレ、公園の茂み、時にはカラオケボックスの個室でさえ、彼にとっては「戦場」だった。
「三度の飯よりセックスが好きだぜ」と周囲に豪語し、毎晩のように女の子をナンパしては、次の朝に自慢話を仲間に聞かせるのが日課だった。
女子たちも翔太のワイルドな魅力に惹かれ、彼の取り巻きは絶えなかった。
「翔太くんのテク、ヤバいよね」と噂が広がり、教室では彼の武勇伝が語り継がれた。
翔太自身、自分のペニスに絶対の自信を持っていた。
「俺のチンポ、20cmはあるぜ。測るまでもねえよ」と笑いものにする優等生を尻目に、彼は自分が「優性男性」の頂点に君臨すると確信していた。
セックスは彼のアイデンティティそのものであり、女を喘がせるたびに彼のプライドは膨らんでいった。
しかし、運命の16歳の誕生日が訪れた。「劣性遺伝子淘汰法」の測定日だ。
翔太は意気揚々と保健室に入り、医者に向かって「さっさと測れよ。俺が優性だって証明してやる」とニヤついた。
ズボンを下ろし、自信満々に勃起させたペニスを差し出す。
医者は無表情で定規を当て、淡々と結果を告げた。
「15cm…基準未満だ」
一瞬、時間が止まったかのように感じた翔太は、「は?ふざけんな!測り直せよ!」と叫んだ。
しかし、医者の冷たい視線と、背後に控える警備員の存在が現実を突きつけた。
「15cm。間違いない。手術台に上がれ」。
翔太は暴れ、抵抗した。
「俺は女を20人以上抱いてきたんだぞ!こんな法律で俺のチンポが終わるわけねえだろ!」
と喚いたが、腕を拘束され、無理やり手術台に固定された。
麻酔なしでナイフが振り下ろされる瞬間、彼の叫び声が保健室を震わせた。
「やめろぉぉぉ!俺の人生がぁぁ!」
鋭い痛みが下腹部を貫き、血が飛び散る中、翔太の誇りだった15cmのペニスが根元から切り落とされた。
切り口から滴る血と、床に転がる肉片を見た瞬間、彼の意識は絶望に染まった。
「俺の…俺のチンポが…」。
手術後、翔太のおでこには「去勢済」の刺青が深く刻まれた。
かつての自信に満ちた顔は、涙と汗でぐしゃぐしゃになり、彼のヤンキーらしい威勢は消え失せていた。
学校に戻ったその日、展示ケースに飾られた彼の15cmのペニスと顔写真が全校生徒の目に晒された。
「翔太くんのチンポって、15cmしかないんだ…」
と囁く女生徒たちの声が耳に刺さり、かつての取り巻きたちは一斉に距離を置いた。
「え、マジで?あんなにイキってたのに粗チンだったの?キモッ」
と嘲笑が飛び交う。
優性男性たちはさらに残酷だった。
「おい翔太、20人抱いたって自慢してたよな?そのちっちゃいチンポでよく頑張ったな!」
とゲラゲラ笑いながら、展示ケースのガラスを叩く。
ある男はわざと翔太の目の前で「俺のは18cmあるからさ、お前が抱いた女、俺が全部いただくわ」と宣言し、翔太の肩をバカにするように叩いた。
翔太は反撃する気力もなく、ただうつむくしかなかった。
その夜、かつてセックスに明け暮れた公園のベンチに座り、翔太は自分の股間を呆然と見つめた。
そこには何もない。ただの平らな皮膚と、かすかに残る縫合跡だけ。
女を抱くたびに感じた快感、喘ぎ声を聞くたびに膨らんだ征服感、それら全てが永遠に失われたのだ。
通りすがりの優性男性に「おい、去勢済の粗チン野郎じゃん」と指をさされ、缶ジュースを投げつけられた時、翔太は初めて泣き崩れた。
「俺は…もう男じゃねえ…」。
数日後、学校では新たな屈辱が待っていた。
展示ケースの前で、優性男性たちが翔太を呼びつけ、「お前が抱いた女、俺らが全員試してやったぜ。15cmじゃ満足できなかったってさ」と笑いものにした。
翔太の耳に、かつてのセックスの記憶が蘇る。あの喘ぎ声、あの熱い夜。
それが今や、優性男性たちの「上書き」に使われるだけの過去に成り下がったのだ。
展示ケースのペニスを見つめる翔太の目には、涙と憎しみが混じっていたが、彼にできることは何もなかった。
かつて三度の飯よりセックスを愛し、女を食い物にしてきた翔太は、今や「去勢済の劣勢男」として、優性男性たちに踏み潰されるだけの存在となった。
15cmという、たった1cm足りなかった現実が、彼の人生を根底から破壊したのだ。
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【真面目な優等生 健一の場合】
健一は学年トップの成績を誇る優等生だった。
眼鏡をかけた端正な顔立ちに、いつも参考書を手に持つ姿は、教師からも「将来は医者になれる」と太鼓判を押されていた。
彼にとって勉強は全てであり、性経験なんてものは「下品で無意味な行為」と切り捨てていた。
クラスメイトが「彼女とヤった」と自慢するたび、健一は「そんなことに時間を費やすなんて愚かだ」と冷たく言い放ち、童貞であることをむしろ誇りにさえ思っていた。
「僕は頭脳で勝負する。肉体的な快楽に溺れるなんて低俗だ」と自分に言い聞かせ、16歳の誕生日が近づくまで、異性との接触を一切避けてきた。
しかし、「劣性遺伝子淘汰法」が正式に施行されることを知った時、健一の心に初めて暗い影が差した。
法律の基準は明確だ。
①ペニスサイズ16cm未満、②身長175cm未満、③経験人数3人未満。
このうち③に該当すれば、彼のペニスは切り落とされ、「去勢済」の烙印を押される。
健一は自分のスペックを確認した。
身長は180cm、ペニスサイズは平均的で基準はクリアしているはず。
だが、経験人数は…ゼロ。
冷や汗が背中を伝った。
「まさか…僕がこんなことで…?」。
検査日が近づくにつれ、健一の冷静さは崩れ始めた。
夜、ベッドで参考書を握り潰しながら、「もし経験人数がゼロのままだったら…」と想像すると、恐怖が胸を締め付けた。
去勢された後の屈辱的な生活、展示ケースに飾られる自分のペニス、おでこに刻まれる「去勢済」の文字。
それらが頭を支配し、眠れぬ夜が続いた。
「いや、僕には関係ない。法律なんて僕のような優等生を罰するはずがない」
と自分を励ましたが、不安は消えなかった。
検査の1か月前、健一は決意した。
「仕方ない…一度だけ経験しておけばいいんだ」
性経験を軽蔑していた彼にとって、これは屈辱的な妥協だった。
だが、生き残るためには仕方ない。意を決して、同級生の女子たちにアプローチを始めた。
最初に声をかけたのは、クラスで明るく人気者の美咲だった。
放課後、健一は震える声で
「お、お願いがあるんだけど…その、僕と…その…一回だけ付き合ってくれない?」
と切り出した。美咲は目を丸くし、
「え?健一くんがそんなこと言うなんて意外!でもごめん、私、彼氏いるから」
と笑顔で断られた。健一の顔が真っ赤になり、
「そ、そうか…」
と立ち去るしかなかった。
次に狙ったのは、おとなしい図書委員の彩花だった。
図書室で彼女に近づき、
「君なら分かってくれると思うんだ。法律のせいで…僕、困ってるんだ。一回だけでいいから…お願い」
と頭を下げた。彩花は本から顔を上げ、
「気持ち悪いよ、健一くん。そんな理由で頼まれても」
と冷たく拒絶。健一は「気持ち悪いって…僕が?」とショックを受け、逃げるようにその場を後にした。
検査の1週間前、健一は焦りからさらに大胆になった。
クラスの女子全員に片っ端からLINEを送り、
「お願いです、僕を助けてください。一回だけでいいんです」
と必死に懇願した。返信は「キモい」「何?急にどうしたの?」と冷ややかなものばかり。
ある女子からは「勉強しかできない童貞が調子に乗るな」と罵倒され、健一のプライドはズタズタに引き裂かれた。
かつて性経験を馬鹿にしていた自分が、今やそれを必死に求める姿に、彼は自己嫌悪で吐きそうになった。
検査前日、健一は最後の望みをかけ、クラスの地味な女子・真由に土下座した。
「真由さん、お願いだ。君でいい…いや、君しかいないんだ。一回だけでいい。僕を去勢から救ってくれ!」
と涙ながらに訴えた。真由は怯えた目で
「ごめん…私、そういうの無理」
と小声で言い、逃げ出した。教室に残された健一は床に突っ伏し、
「誰も…誰も助けてくれない…」
と嗚咽を漏らした。性経験を否定してきた彼が、最後にすがった希望さえも打ち砕かれた瞬間だった。
そして迎えた検査日。
保健室で健一は震えながら問診票を提出した。
「経験人数…0人」
医者は無表情で
「基準未満」
と宣告。
「待ってください!これは不当です!僕は優等生で、将来有望なんです!」
と叫んだが、法は容赦ない。
手術台に縛り付けられ、ナイフが振り下ろされた瞬間、鋭い痛みが彼を貫いた。
「うああああ!」と叫びながら、健一の平均的なペニスが根元から切り落とされた。
血が床に滴り、彼の意識は絶望に沈んだ。
「僕の人生が…こんなことで…」
去勢後、健一のおでこには「去勢済」の刺青が刻まれた。
学校に戻ると、かつての優等生としての威厳は消え失せていた。
展示ケースには彼のペニスと顔写真が飾られ、全校生徒に晒された。
「健一くんって童貞のまま切られたんだって」
「頭いいのに女に相手にされないとか笑える」
と囁き声が響く。
優性男性たちは「勉強しかできない去勢男」と嘲り、「お前、女に土下座してたらしいな。みっともねえ」とゲラゲラ笑った。
健一が送ったLINEのスクショは拡散され、「キモい」「童貞乞い」と書かれた落書きが彼の机に刻まれた。
ある日、展示ケースの前で優性男性に囲まれた健一は、首を掴まれ
「お前みたいな奴が医者になるつもりだったのか?去勢済の粗チン野郎が」
と罵られた。かつてのクラスメイト、美咲や彩花も遠くから冷ややかな目で見つめるだけ。
「僕が…こんな目に…」
と呟く健一の目に涙が溢れたが、誰も同情しなかった。
性経験を否定し続けた彼は、最後の抵抗すら実らず、童貞のまま全てを失ったのだ。
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【色黒マッチョ大輔の場合】
大輔は学校の体育会系の中でも抜きん出た存在だった。
日焼けした褐色の肌に、鍛え上げられた筋肉が隆々と盛り上がり、バスケ部ではエースとして活躍。
コートを駆け回る姿はまるで野生の獣のようで、女子生徒からは
「ワイルドでかっこいい」
「大輔くんと付き合えたら最高」
と熱い視線を浴びていた。
彼のペニスは20cmの極太で、シャワールームで仲間が見た時には「すげえ、デカすぎだろ!」と驚きの声が上がるほどだった。
大輔自身、その男らしさに絶対の自信を持っていた。
「俺は男の中の男だ。女もチンポも最強だぜ」
と豪語し、彼女たちとの夜を何度も楽しんできた。
16歳の誕生日が近づいても、大輔は「劣性遺伝子淘汰法」に怯えることなどなかった。
①ペニスサイズは20cmで基準を大きく超え、③経験人数も彼女やワンナイトの相手を含めて10人以上。
唯一の懸念は②身長175cm未満だったが、彼の身長は172cm。
「たった3cmだろ?筋肉と運動神経があれば関係ねえ」
と言い聞かせていた。女子たちも
「大輔くんのマッチョな体なら身長なんて気にならないよ」
と囁き、彼のプライドをさらに高めていた。
コートで汗を流し、女を抱くたびに、大輔は自分が「優性男性」の頂点にいると確信していた。
しかし、検査日が訪れた。
保健室で医者に身長を測られ、大輔は胸を張って立った。
「172cm…基準未満」
医者の無機質な声が響き、一瞬、大輔は耳を疑った。
「は?何?もう一回測れよ!」
と叫んだが、再測定でも結果は変わらず。
「法律により、お前は去勢対象だ」
大輔は
「ふざけんな!俺のチンポは20cmあるんだぞ!運動神経も女にもモテる俺が劣性なわけねえだろ!」
と暴れたが、警備員に押さえ込まれ、手術台に縛り付けられた。
ナイフが振り下ろされる瞬間、大輔の雄叫びが校舎に響いた。
「やめろぉぉ!俺のチンポがぁぁ!」
鋭い痛みが下腹部を貫き、血が飛び散る中、彼の誇りだった20cmの極太ペニスが根元から切り落とされた。
切り口から血が溢れ、床に転がった肉塊を見た瞬間、大輔の目は絶望に染まった。
「俺の…20cmが…」
鍛え上げた肉体とは裏腹に、彼の男としての象徴は無残に奪われた。
手術後、おでこに「去勢済」の刺青が刻まれ、大輔の威厳は完全に崩れ去った。
学校に戻ったその日、展示ケースに飾られた大輔の20cmのペニスと顔写真が全校生徒の目に晒された。
極太で威圧的なその姿に、最初は「すげえ…これ大輔くんの?」と驚きの声が上がったが、すぐに嘲笑に変わった。
優性男性たちは「こんなデカいチンポ持ってても172cmじゃ意味ねえな」とゲラゲラ笑い、ケースを叩きながら「お前、チビの竿無しじゃん」と罵った。
かつての彼女たちは「あんなマッチョでも去勢されちゃうんだ」と遠ざかり、「身長足りないとかダサすぎ」と冷たい目で見下した。
大輔はバスケ部の練習にも出られなくなった。
コートに立つと、チームメイトから「お前みたいな去勢男にパスなんか回さねえよ」と無視され、観客席からは「チビの竿無し!」と野次が飛んだ。
かつての運動神経抜群のエースは、今や笑いものに成り下がった。
ある日、優性男性に囲まれ、「お前の20cm、俺らが有効活用してやるよ」と嘲られながら腹を蹴られた大輔は、歯を食いしばって耐えたが、涙が溢れた。
「俺のチンポ…あんなにデカかったのに…」。
夜、ジムで一人筋トレを続ける大輔だったが、鏡に映る自分の姿に絶望しか感じなかった。
鍛えた腕、広い肩、割れた腹筋。
それらが全て無意味になった瞬間、股間には何もない。
ただ平らな皮膚と縫合跡だけが残り、彼の男らしさは永遠に失われた。
かつての彼女の一人が優性男性と腕を組んで歩く姿を見た時、大輔は
「俺の20cmがあれば…あいつより満足させられたのに」
と呟き、拳を握り潰した。
展示ケースの前では、優性男性たちが大輔を呼びつけ、「お前が抱いた女、俺らが全員試したぜ。20cmでもチビじゃ使い物にならねえってさ」と笑いものにした。
ケースに飾られた極太ペニスを見つめる大輔の目に、憎しみと無力が混じっていた。
女にモテ、運動神経抜群で、極太の武器を持っていた彼が、たった3cmの身長不足で全てを失ったのだ。
大輔は体育館の隅でうずくまり、かつての栄光を思い出した。
コートでの喝采、女の喘ぎ声、20cmを褒められた瞬間。
それらが今や、優性男性の嘲笑と「チビ竿無し」の烙印に塗り潰された。
絶望の中、彼に残されたのは、筋肉だけでは埋められない虚無感だけだった。
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劣勢遺伝子淘汰法が施行され、徐々に少子化が解消に向かう中、優性男性たちはセックスを楽しみ、子を増やし、社会の勝者として君臨した。
彼らの優越感は劣性男性を踏み潰すことでさらに強まり、学校の廊下では「竿無しどもは隅っこ歩け」と罵声が飛び交った。
一方、翔太、健一、大輔のような劣性男性は、展示ケースに飾られたペニスと共に一生の屈辱を背負い、優性男性の繁栄を横目に生きるしかなかった。
翔太はセックスの記憶にすがり、健一は失われた未来を悔やみ、大輔は無意味になった肉体を呪った。
彼らの苦悩は、優性男性が女を抱くたびに、子が生まれるたびに、永遠に続くものとなった。
社会は確かに少子化を克服しつつあったが、その裏で、劣性男性たちの人生は完全に破壊されていたのだ。
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投稿:2025.03.14更新:2025.03.14
劣勢遺伝子淘汰法
著者 拷問執行人 様 / アクセス 153 / ♥ 2