穴
ここはある公園の公衆トイレ。
住宅街からは離れており人気は無く、少し寂れた様な雰囲気の場所であった。
しかし、ここの公衆トイレは普通の公園のトイレと違う点が1つあった。
それは、1番奥の個室だけ男性用トイレと女性用トイレが繋がっている穴が空いているのだ。
その穴もちょうど股間近くになっており穴の大きさも男性器を通せるくらいになっている。
ここではそういった趣向を持った男女が訪れて楽しむ為の場所になっている。
一般的には男性が性器を穴を通して女性用トイレに露出させそれを女性が弄ったり舐めたりしてお互いに楽しんでいる。
お互い顔が見えないので身元がバレることもない。
相手を見る為に出てくるところを待ち伏せしたりすることはやってはいけないことだと暗黙の了解になっていた。
それは、今後もこの場で楽しむにあたってそういう事が起きてしまうとこの趣向を楽しみたい人にとっては都合が悪いからだ。
そういったこともあってこの場は、知っている人にとっては最高の穴場スポットになっていた。
しかしある時、1人の女によってこの快楽の世界が終わることになった。
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今日もある男が性的欲求を満たす為に公衆トイレへとやってきた。
いつもの様に穴に自分のペニスを通して待っていると壁の向こうに人の気配を感じた。
今か今かとドキドキしているとペニスを手で掴まれた。
それを拍子にペニスも大きくなっていくと壁の向こうから玉袋をツンツンと突かれた。
金玉も出して欲しいという意味だろう。
男は一度ペニスを引き、金玉と一緒にペニスを壁の向こうに露出された。
どんな責め方をされるんだろうとワクワクしているとキュイーーーンという工具の様な音と共にペニスが熱くなるのを感じた。
次第にその熱さは痛みに変わっていき、自分のペニスに異常がおきている事に気がついた。
穴からペニスを引き抜こうとするが何かに引っかかって抜けない。
そして無理に抜こうとすると強烈な痛みがペニスに走った。
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穴の向こう(女性側)には20代の女がいた。
その女は世間一般で言うサディストであった。
しかし、この女にはそれに加えて男性器(金玉)に対する加虐性があった。
普段はワンナイトで捕まえた男との行為の後、眠ったのを確認すると鞄に隠していたくるみ割り機で2個の金玉を粉々に砕いたりしていた。
金玉を砕かれた男は寝起きと金玉への衝撃もあり、何が起きたのか分からない状態で混乱している。
女はその隙にホテルを後にする。
そうした手口でこれまで3桁の金玉を破壊してきた。
そして、ある掲示板でこの公衆トイレの存在を知り訪れたのである。
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女は、穴から出されたペニスと金玉を確認するとまず逃げられない様にペニスを上に向けてネイルガンでペニスと壁を固定した。
この時、壁の向こうでは男がペニスの違和感に気がついている頃だ。
そうして、捕まえた男性器だが女に用があるのはこの丸々とした金玉だ。
次に鞄から取り出したナイフで玉袋の真ん中に切り込みを入れて開いていく。
壁の向こうが騒がしいので一言伝えた。
『これ以上喋るならガズバーナーでペニスを炭にするけどどうする?黙る?』
鞄からガズバーナーを取り出し火を上に向かって出した。
その音を聞くと壁の向こうは静かになった。
やっと集中出来るようになった事で女は作業を再開した。
玉袋の切り込み口から金玉を2つともブリュンッと押し出し外に露出させた。
男は今まで感じたことのない感覚に震えているのかペニスと金玉も小刻みに震えていた。
その様子が面白くて女は動画に撮ろうとした。
玉袋が邪魔だったのでナイフで完全に切り取ってしまい、ペニスの下に管でぶら下がった金玉だけが残った。
女はその様子を動画に撮りコレクションが増えたと満足していた。
そして、最後にお楽しみの金玉である。
女はバーナーで丸焼きにするか切り取って持って帰ろうか悩んだが結局潰す事にした。
潰し方だが、手は汚れて嫌なので靴で潰す事にした。
女は少し距離をとり、勢いをつけて壁からぶら下がっている金玉めがけて靴裏で壁ごと蹴りつけた。
ドンッ!!という音と共に男の金玉が2個とも弾けた。
女はトドメを刺すように踏みつけている靴裏をグリグリして完全にすり潰した。
靴を壁から離すとペニスの下からだらしなくぶら下がる管とそれに繋がっている金玉だったもの(白膜)だけが残されていた。
壁の向こうからは声も聞こえてこず、固定されたペニスからピンク色の液体がタラタラと漏れていた。
どうやら男は気を失ったみたいだ。
女は靴裏にべっとりとついた汚い金玉の中身を備え付けのトイレットペーパーで拭き取るとそのままトイレに流した。
このまま放って帰ってもいいが、死なれても面倒なのでガズバーナーで金玉の管とペニスをしっかりと焼いておいた。
これで出血死することはないだろう。
女は満足すると公衆トイレを出てその場を後にした。
その後、今回の出来事が噂で広まりこの公衆トイレを性的な目的で使う者はほとんどいなくなった。
だが、たまに好奇心に駆られてあの穴に男性器を入れる者がいる。
まだまだ楽しめそうだ。