蠢く声の御告げ 第2話 彰処置編
「去勢度★★☆☆☆」「文章の長さ★★★☆☆」「痛々しさ★★☆☆☆」
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「ん…………んん…………うぅ………」
輝也が目を覚ますとそこは一面真っ暗闇で右も左も漆黒で閉ざされていた……
「んんっ!!」(いたぁ!!!)
輝也は下腹部に違和感を感じた
「ん!ん!」
身をよじって逃げだそうとするが動かない。
腕も……足も……全く身動きが取れない…
腕や足、それに下腹部にも痛みを感じる……
「目が覚めたんだね……」
どこからともなく男の声が聞こえた
「うっ!ううぅ!!!……」
輝也は何かを言おうするが上手く喋れない
男は「苦しそうだね……外してあげようか?…」
と、少年の口に手を伸ばしかけて、
「あ……でも……楓にバレると怒られるから…静かに出来る?」
男はそう輝也に問うと輝也は上下に首を精一杯動かした。
男は輝也の口に掛かっていた猿ぐつわを外すと輝也の口から唾液がダラダラこぼれた
「こ…こは……ど…こ……?」
輝也が聞くと男は……「監禁部屋だよ。」
「か…んきん………べ………や……?」
「そう。君を生贄にする為の部屋だよ。……正確にはキミの“性器”をだけどね…」
男がそう言うと
「やっ!やだよ!!!!ぼくが何したっていうの!?」
輝也が騒ぎだすと男は「しぃーーーーーーーーー静かにして。」
人差し指を顔の前に立て輝也に……
「楓が起きちゃうから静かにして。……それとも……」
男が猿ぐつわに手をのばすと
「やめて!!!ご、ごめんなさい。。静かにするから……」
少年はそう言うと静かな声で
「お、おにいちゃんだれ……?」
「僕?……僕は彰。日野彰って言うんだ。」
(優しい声。……こんな優しい声の人がぼくを……)
輝也は彰に「ね、ねぇ……おにいちゃん……目隠し取って……くれない……?」
「何を見ても大きな声を出さない。って誓える?」
少し怯えながらも(この柔らかい声の人なら大丈夫……)と、自分に言い聞かして
「う、うん。約束します……大きな声出さないって。」
そう言いながらも腕や足、下腹部に感じる痛みに不安を感じていた。
「うっ……ううぅ……まぶしぃ……」
彰がその暖かい手でそっと目隠しを取ると……
「!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
「う……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!!!」
輝也は口が張り裂けんばかりに叫んだ。……と、ほぼ同時に
『バシっ!!!!!』
彰の拳が輝也の右頬を貫いた
「静かにして。って……言ったでしょ……?」
今までとは全く別の顔……その冷酷なまでに氷ついた瞳……
輝也は何も言葉を発する事が出来ずただただ恐怖した
輝也が大声を上げたのには理由があった…。
輝也の腕は天井から伸びた拘束具ので固定され、
足は何かをまたがるかのように宙に浮いていた。
その両足にはそれぞれ重りのような物が吊されていて
こともあろうに輝也の大事な所にも玉の形がくっきり出るくらいキツく縛られ、
その先に三角銅が取り付けられていた。
「うぅ……」
輝也が口から血を流しつつ彰を見返した
「これぐらいで叫び声上げてちゃダメだよ…………。」
「これくらいで…」その言葉の意味を考えるとゾッとした……
「なんでぼくがこんな目にあうの……ぼくが何したって言うんだ……ぼくが……」
糸が切れた操り人形のように力が抜けた輝也は何かぶつぶつと呟いている。
「僕だって好きでやってるわけじゃないんだ。でも……楓の為……だから…。」
彰はそう言うと再び輝也に猿ぐつわと目隠しを装着した…
「………………………………………………………」
楓がベッドに横になってかれこれ3時間……現場に着くなり早々、
頭痛を訴え、後の事を彰に任せると自分は倒れるようににベッドに身を預けた。
頭の中で声がする……
(………………………………)
(………………………………………………)
(……………………………………………………………変…ヮ……レ………)
「ん………………く……ぅ……………」
彰は大人しくなった輝也に目隠しと猿ぐつわを付け直す。そして……
机の上の数ある器具の中から鞭を手に取ると全裸の輝也めがけ振り下ろした。
『バチン!!!』『バチン!!!!』
白く透き通った輝也の肌がみるみる内に赤く染まっていく……
「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!……ぐ、ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……」
輝也が痛みに打ちひしがれている、まさにその時である……
ひゅっ……………『ビシィ!!!!!』
「!?……う……ぁあああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
鞭の堅い先端が輝也の睾丸を直撃したのだ。
「が、があああああぁぁ…………ぁぁ………」
白目をむき、口からは泡を吹いて全身をガクガク痙攣さる輝也。
「あ……痛かった?ごめんね。つぶさない程度に手加減しなきゃなのに……」
彰はそう言うと睾丸に取り付けられた重りを外し、
「あーあ、こんなに伸びるちゃって……可哀相」
まるで人事かのような台詞を吐くと
垂れた下がった挙げ句、堅い鞭の直撃を受けた睾丸握った。
『グリグリグリ……グリグリグリ………』
「がぁ……く、うぐぅ…………ぁぁぁぁ………ふぐぅ…………。」
彰は片手で睾丸を揉みし抱くと
「うん。」
睾丸が潰れていない事を確認し、
「良かったね。まだ潰れてないみたいだ。」
「金の玉って言うだけあってなかなか頑丈だよ…」
そう言うと彰は、輝也の睾丸を握る力を強めた。
「ひぎっ……! ぐわぁぁっ、うぐぅ!!!!!!!!!!!!」
三角木馬に跨り、手足を縛られている輝也に逃げる術はない。
「ぐうううううう!がぁ………ぁ……………………。」
強く揉みすぎたのか、痛みが頂点に達したのか、
輝也はそのまま気を失った…。
どれくらいの苦痛を与えればいいのか……
彼女からは細かい事までは指示を受けてない。ただ苦痛を与えろ。
男性としての苦痛を……としか、、
そんなコトを考えながら、僕が次の準備に取りかかろうとすると……
バサッ
「……………………………………………………………。」
楓がベッドから起き上がった
ただ……どこか顔色が悪い。顔も青白く、まるで生気を失っているようだ……
楓はそのまま彰の側まで近寄って来たかと思うと、近くに置いてあったバケツを持ち…
無言で、気を失って間もない輝也少年にバケツの水を浴びせかけた。
「あ…………」
それは次の責め苦に使おうと思ってたのに……なんて楓に言える訳も無く、
僕はこれから何が始まるのか……同じ男性だからこそ分かってしまう痛みに
身震いした……。
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【彰のミニ情報】
彰は今年で29にもなるが、見た目はほとんど10代後半の青少年。
色白で目鼻立ちも整い、可愛い系…と、いうより
どちらかというと格好いい系の美男子である。
もちろん、楓以外の女性を愛せるはずも無く、
中学、高校、大学、そして現在……と
数々の女性をふっては傷付けてきた。その数なんと……28人。
もう少しで自分の年齢を追い越せるのだが、
その途中で今回の事件に巻き込まれる。
性格は世間一般では冷たい人間……と、思われているが
楓には甘甘である。楓が右向け!と言えば1秒と待たず振り向くほど。
昔から楓以外には心を開かず、その性格が災いしてか、周りからいじめを受けていた。
まだ幼い日、容姿端麗で可愛かった彰は同級生から性的ないじめを受けていた。
女子生徒が居並ぶなか、服を剥がされ、陰部の皮を無理やり剥かれ、
そこに砂や唐辛子をかけられ皮を戻し、苦しむ姿を鑑賞されたりした。
時には犬用の首輪を付けさせられ、四つん這いにさせられたかと思うと
上に跨られ、定規で尻を叩かれ…………。
などなど、当時の彰少年には想像を絶する用な酷なイジメを受けていた。
誰に相談する事も出来ず、自殺と言う言葉しか頭に浮かんで来なかった…
そんな時に幼なじみの楓が地獄から彰を救い出したのだ……。
この時彰が何を思ったかわからないが、ただ一つ、確かなのは……
今日まで、楓が居たから生きて来られたという事実。
そしてこれから……何があったとしても、楓の為に生きる事は変わらない…。
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付属小説その2【過去の悪夢】
彰「ただいまぁ〜」
A子「おかえりなさい。あ・な・た・♪」
忌々しい夫婦ごっこが始まった。
A子「あなた、ごはんにします?お風呂にします?」
……………………
どうやらお約束の“それとも私に〜”はまだ知らないようだ…
彰「うーん。ごはんにするよ。」
亭主がそう答えると家内は楽しそうに夕食を差し出した。
A子「はぁ〜い。今日の献立は大根のお味噌汁と焼き魚で〜す(ハート)」
(気のせいかな。今、会話の中にハートが出てきたような…)
楓が目をごしごししていると、
A子は私の部屋に置いてあった、おままごとセット お料理できるもん!から
お味噌汁と焼き魚の玩具を食卓に見立てた簡易テーブルに乗せ
A子「どうぞ、召し上がれ(ラブラブハート)」
(ラブラブハート………)
楓は決意する。やってやる、と。
彰「パクパク…うん、おいしいよ。」
A子「それだけぇ〜?ほかには?ほかにいうことない?」
彰「ほかにって……何を言えばいいの?」
A子「もう!あ・い・し・て・る・でしょ!?愛してる!!!」
彰は横目でチラッと楓の方を確認する。そこには…
鬼がいた。
彰「ぼ、ぼくもうお風呂はいって寝なくちゃっ!!」
あわててそういうと、湯槽に浸かるしぐさをした。
A子「あなた!服を着たままお風呂に入っちゃだめでしょ!!!」
A子が彰を浴槽からひきづりだす。
彰「え?え?な、なに?……か、かえでちゃん!!!」
まるで子犬のような瞳で楓を見つめ、助けをこう。
楓「勝手にやれば。あたし医者だからここにはいないもん。」
突き放すように言い捨てると
「わん!わん!わん!わん!わん!わん!わん!わん!」
俺も忘れるな!と、ばかりにB君がしゃしゃりでる。
A子「はいはい、いい子だから大人しくしててね。」
そういうなり、おもちゃの骨をB君の目の前に置いた。
B君「わん!わん!わん!わん!わん!がぶっ!」
馬鹿なB君は犬になりきって、おもちゃの骨にむしゃぶりつく。
ヨダレが骨の横から漏れだし、あたしのおもちゃと床がヨゴレる。。
コイツもやってやる…。
すると邪魔者がいなくなったA子は、おもぐろに彰の側へ近付き
A子「はぁ〜い。お洋服は洗濯機にいれますねー」
彰の上着を無理矢理脱がすと、洗濯機と称して
あたしの机の引き出しに外遊びで汚れた彰の上着を放り込む。
(この子2回死んだわ…)
あたしは心の中で2回A子をヤッテヤッタ。
彰「え、ちょっとまって!?」
焦りながら彰は必死に抵抗したが、A子の情熱は凄まじく
彰のTシャツを剥ぎ上半身を裸にしてしまった。
彰「もう…いいよね?…」
彰が恐る恐るA子に訪ねると、
A子「だ〜め。お風呂入るのに服着たままじゃ可笑しいでしょ?。」
A子は彰の半ズボンを脱がしにかかる。
彰「ひぇ!?や、やめてよ!!お、おねがい!」
彰は必死に懇願するが聞き入れてもらえる筈もなく…
半ズボンのボタンをはずし、チャックが下ろされ、
A子の「えいっ!」という、かけ声と共に
彰の生命線である半ズボンがずり下げられる。
彰「う、う、、はずかしいよ…こっち見ないで。。」
下半身を両手で覆い隠しながら、正座姿で後ろを向いた。
A子とあたしは興味津々で彰の下半身を見つめる。
A子「まだよ…まだパンツ履いたままじゃない…」
何かに乗り移られたかのような、怖いA子がそこにいた…。
A子「これも脱がなきゃ、はい、れ、ない、、」
残り一枚のパンツに後ろから手をかけるA子。
そのちょーどパンツのゴムに手がかかった瞬間。
楓「はい、ストップ。これ以上はあたしがゆるさないわ。」
小4のわりに口調が大人顔負けな楓がいい放つ。
A子「え!?なに、ちょっと!なんで楓ちゃんが出てくるのよお!!」
A子が切れ気味に突っかかってくる。
楓「あんたらだけで時間終わっちゃうでしょう!もう4時過ぎちゃってるのよ!」
A子が壁掛け時計を確認すると、確かに時計の針は午後4時を廻っていた。
楓「あたしとイヌ……Bくんの時間も残しといてよ!!!」
楓はそう言いながら…
(お楽しみはあたしに取っておいてもらわないと…ね♪。)…と
心の中で唱えていた。
その時、彰はパンツ姿でちょこんとたたずみ
キラキラした眼差しを楓に向けていた。
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投稿:2012.06.25更新:2012.07.26
蠢く声の御告げ【彰処置編】
著者 傍観者 様 / アクセス 15196 / ♥ 0